日曜日(8/12)芸術の森美術館に『ブリューゲル展』を観に行ってきました。
公式サイト〜http://www.ntv.co.jp/brueghel/
巡回展で、東京:東京都美術館、愛知:豊田市美術館、そして現在札幌:芸術の森美術館で9月24日まで開催中です。
この後10月から広島県立美術館で、翌年1月からは郡山市美術館にて開催予定。
大きな美術展が回って来てくれるのはとても嬉しい。
特に今回はブリューゲル一族4世代の作品と当時関わりのあった他の画家の作品等、興味深いラインナップということで.来るのが待ち遠しかったのです。
向かって右から4世代が並んでいます。
さてブリューゲルと聞いてまず浮かぶのはピーテル・ブリューゲル(1世)だと思います。
「バベルの塔」やヒエロニムス・ボスの影響が見られるような版画下絵(エッチング)等で有名です。
「最後の審判」 ピーテル・ブリューゲル1世[下絵]/ピーテル・ファン・ヘイデン[彫版]
今回の展覧会ではこの手の作品はあまりなかったです。
題材の違う作品で1世の別の面が色々が見られたことが良かった。
こちらもピーテル1世とヘイデンのコンビのもの。
「春」
次はその息子1ピーテル・ブリューゲル2世ですが、この人は「農民の画家」とも言われた1世の作品を模写し広めて行った功績が大きいようです。
模写的な作品にも色遣いや人物の表情等に個性が見られます。
でも5歳の時に父親を亡くしているだけに、その画業を追いかけるように模写し続けたことになんといえないものを感じます。
この展覧会のパンフレットの表紙になっているのはピーテル・ブリューゲル2世の「野外での婚礼の踊りで、展覧会の入り口の看板(トップ写真)にも使われていますが、やはり父1世のを真似たものです。
ピーテル1世のもう一人の息子ヤン・ブリューゲル1世。
こちらは『ビロ−ドのブリューゲル/花のブリューゲル』といわれているそうで、静物画や風景画で独特のスタイルを築き成功したそうです。
ヤン・ブリューゲルの息子たち、ピーテル・ブリューゲルの孫はヤン・ブリューゲル2世とアンブロシウス・ブリューゲル・・系図を見ると母親が違います。
ヤン・ブリューゲル2世はやはり父親の作品の模倣からはじめたのでそのスタイルは似たものになっています。
ヤン・ブリューゲル1世と2世の共作「机上の花瓶に入ったチューリップと薔薇」
ヤン2世のは「寓意シリーズ(愛・嗅覚・聴覚・平和)」がなかなか良かったです。
その中の「聴覚の寓意」のポストカード、買っちゃいました。
鳥と楽器がたくさん♪
こちらはアンブロシウス・ブリューゲル「四大元素〜大地」
大地・水・大気・火 の四連作。「大地」に描かれているのは豊穣の神デニメル。
そしてひ孫の時代へと・・
ヤン・ピーテル・ブリューゲルとアブラハム・ブリューゲル。
どちらも静物画を好んで描いていたようです、果物や花が美しい。
筆致に時代の波も感じられたり。( 写真は無いですが^^;)
もう一人のひ孫、こちらはヤン2世の妹の息子ヤン・ファン・ケッセル1世。
なんと大理石に描かれた昆虫!たまりません!(笑)
博物画とも言えそうな精緻な絵。
名前がみんな似ていて混乱しそうになりますが、今回は作品プレートにその続柄が明記されていてとても判りやすかったです。
人もそれほど多くなく、静かな館内をゆっくり見て回れて楽しかった。
観覧後、青空の下でちょっとのびのびした午後でした。
美味しいベルギーワッフルと紅茶とともに。
公式サイト〜http://www.ntv.co.jp/brueghel/
巡回展で、東京:東京都美術館、愛知:豊田市美術館、そして現在札幌:芸術の森美術館で9月24日まで開催中です。
この後10月から広島県立美術館で、翌年1月からは郡山市美術館にて開催予定。
大きな美術展が回って来てくれるのはとても嬉しい。
特に今回はブリューゲル一族4世代の作品と当時関わりのあった他の画家の作品等、興味深いラインナップということで.来るのが待ち遠しかったのです。
向かって右から4世代が並んでいます。
さてブリューゲルと聞いてまず浮かぶのはピーテル・ブリューゲル(1世)だと思います。
「バベルの塔」やヒエロニムス・ボスの影響が見られるような版画下絵(エッチング)等で有名です。
「最後の審判」 ピーテル・ブリューゲル1世[下絵]/ピーテル・ファン・ヘイデン[彫版]
今回の展覧会ではこの手の作品はあまりなかったです。
題材の違う作品で1世の別の面が色々が見られたことが良かった。
こちらもピーテル1世とヘイデンのコンビのもの。
「春」
次はその息子1ピーテル・ブリューゲル2世ですが、この人は「農民の画家」とも言われた1世の作品を模写し広めて行った功績が大きいようです。
模写的な作品にも色遣いや人物の表情等に個性が見られます。
でも5歳の時に父親を亡くしているだけに、その画業を追いかけるように模写し続けたことになんといえないものを感じます。
この展覧会のパンフレットの表紙になっているのはピーテル・ブリューゲル2世の「野外での婚礼の踊りで、展覧会の入り口の看板(トップ写真)にも使われていますが、やはり父1世のを真似たものです。
ピーテル1世のもう一人の息子ヤン・ブリューゲル1世。
こちらは『ビロ−ドのブリューゲル/花のブリューゲル』といわれているそうで、静物画や風景画で独特のスタイルを築き成功したそうです。
ヤン・ブリューゲルの息子たち、ピーテル・ブリューゲルの孫はヤン・ブリューゲル2世とアンブロシウス・ブリューゲル・・系図を見ると母親が違います。
ヤン・ブリューゲル2世はやはり父親の作品の模倣からはじめたのでそのスタイルは似たものになっています。
ヤン・ブリューゲル1世と2世の共作「机上の花瓶に入ったチューリップと薔薇」
ヤン2世のは「寓意シリーズ(愛・嗅覚・聴覚・平和)」がなかなか良かったです。
その中の「聴覚の寓意」のポストカード、買っちゃいました。
鳥と楽器がたくさん♪
こちらはアンブロシウス・ブリューゲル「四大元素〜大地」
大地・水・大気・火 の四連作。「大地」に描かれているのは豊穣の神デニメル。
そしてひ孫の時代へと・・
ヤン・ピーテル・ブリューゲルとアブラハム・ブリューゲル。
どちらも静物画を好んで描いていたようです、果物や花が美しい。
筆致に時代の波も感じられたり。( 写真は無いですが^^;)
もう一人のひ孫、こちらはヤン2世の妹の息子ヤン・ファン・ケッセル1世。
なんと大理石に描かれた昆虫!たまりません!(笑)
博物画とも言えそうな精緻な絵。
名前がみんな似ていて混乱しそうになりますが、今回は作品プレートにその続柄が明記されていてとても判りやすかったです。
人もそれほど多くなく、静かな館内をゆっくり見て回れて楽しかった。
観覧後、青空の下でちょっとのびのびした午後でした。
美味しいベルギーワッフルと紅茶とともに。
大阪でなくても神戸でも京都でも奈良でも観に行くのに〜〜