ISLAND日記

点在する日々のつぶやき…

浮世絵師 歌川国芳展(前編)

2015-05-21 13:02:02 | アート
先週の土曜日(5/16)に札幌芸術の森美術館で開催中の『浮世絵師 歌川国芳展/前編』を観に行ってきました。
今まであちこちの企画展で他の絵画と一緒に歌川国芳の作品は観て来ていたけれど、今回はその大回顧展!
調べてみたら2011年に「没後150年歌川国芳展」として福島・東京・静岡・滋賀・大阪をまわったのが最初で、その後も名前を変えて巡回しているようです・・やっと北海道に来たんだ。
前編後編共に100点ずつの総入れ替えは実に豪華。

◎歌川国芳(画号/一勇斎・朝桜楼など)
 寛政9年11月15日(1798年1月1日)-文久元年3月5日(1861年4月14日) 65歳没


 会期:前編 2015年4月25日(土)~5月26日(火)
    後編 2015年5月30日(土)~6月28日(土)
   会期中無休(ただし、5月27日~29日は出品作品総入れ替えのため休館)
 開館時間:午前9時45分~午後5時00分(入館は閉館の30分前まで)
 観覧料: 前後編セット1400円〈前売り期間中限定、一般のみ対象〉
     一般1000円、高校・大学生600円、中学生400円、小学生以下無料〈保護者同伴〉

会場は大混雑、列をなす人々・・こんなに混んでる芸術の森美術館て私は初めて。
絵の横についている解説(絵解き)板がユニークで判りやすい、これは学芸員さんが頑張った?
けどそれと見比べながら絵を指差しながら間近に貼り付いて観てる人が多くて動かない。
なので行ったり来たりしつつ自分流に観て回りました。

国芳さんの浮世絵で描かれる対象は様々。
役者絵・美人画・風景画・戯画・風刺画・妖怪画..etc
それらを巻の一から巻の六に分けた判りやすい展示になっています。

中でも評判で他の浮世絵展で必ず選ばれているのが「猫と美人シリーズ」
展示では「艶姿女終日/あですがたおんなのひねもす」と題し20点ある美人画の中に猫と一緒のおなじみの絵が何点も。
チラシから紹介すると・・

誇張された顔の美人画に生き生きとした描線の猫が配されどこか庶民的な風合いを与えているような。


こちらは「可笑生類真面目擬/おかしみしょうりうまじめなぞらえ」の巻で「猫のすずみ」の団扇絵。
着物の柄まで凝っていますが、他の人物画でも国芳独自の意匠、今で言うデザインがみられるのも面白いことの1つです。

◎80秒でわかる歌川国芳【公式サイトより】

展覧会公式ホームページ

大盛況の国芳展、物販も売り切れが多く特に(欲しかった)ここ芸術の森だけでの販売のオリジナルマスキングテープの猫の金魚も雀も完売!?
図録も売れ切れの為予約販売になっていました、刷り上がり次第順次発送とのこと。
美術館側の読みが甘かったというか思わぬ人気?
取りあえず国芳の縞猫判子が手に入ったからヨシとします。

後編も楽しみです
コメント (4)
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