函 カン・はこ 凵部

解字 甲骨文および金文は、矢が入っている矢筒のかたち。篆文から字形が変わり、現代字はさらに変化した函となった。意味は矢を収納することから、各種のはこ・いれる意。のち、よろいを収納する箱にもなったことから、よろいの意もある。
意味 (1)矢筒。「矢函シカン」 (2)はこ(函)。各種の収納箱。物を入れる蓋付きの容器。「剣函ケンカン」(剣をいれる箱)「函使カンシ」(手紙を入れた函を届ける使い)「函封カンプウ」(函に入れて封をする) (3)いれる。「函丈カンジョウ」(一丈の間を入れる。師と弟子の間に一丈の余地をおいて座る意。師への書状の宛名に添える語) (4)よろい。「函人カンジン」(よろいを作る職人) (5)地名。「函館はこだて」(北海道南端の港湾都市)「函谷関カンコクカン」(中国河南省北西部の交通の隘路。戦略上、重要な地であった)
イメージ 「はこ」(函・涵)
音の変化 カン:函・涵
はこ
涵 カン・うるおす・ひたす 氵部
解字 「氵(みず)+函(はこ)」の会意形成。はこに水をいれる意で、水でうるおす・ひたす意となる。
意味 うるおす(涵す)。ひたす(涵す)。「涵養カンヨウ」(自然に水がしみこむように養い育てること)「涵育カンイク」(うるおし育てる)「涵碧カンペキ」(水面や空の青々としたさま)
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。

解字 甲骨文および金文は、矢が入っている矢筒のかたち。篆文から字形が変わり、現代字はさらに変化した函となった。意味は矢を収納することから、各種のはこ・いれる意。のち、よろいを収納する箱にもなったことから、よろいの意もある。
意味 (1)矢筒。「矢函シカン」 (2)はこ(函)。各種の収納箱。物を入れる蓋付きの容器。「剣函ケンカン」(剣をいれる箱)「函使カンシ」(手紙を入れた函を届ける使い)「函封カンプウ」(函に入れて封をする) (3)いれる。「函丈カンジョウ」(一丈の間を入れる。師と弟子の間に一丈の余地をおいて座る意。師への書状の宛名に添える語) (4)よろい。「函人カンジン」(よろいを作る職人) (5)地名。「函館はこだて」(北海道南端の港湾都市)「函谷関カンコクカン」(中国河南省北西部の交通の隘路。戦略上、重要な地であった)
イメージ 「はこ」(函・涵)
音の変化 カン:函・涵
はこ
涵 カン・うるおす・ひたす 氵部
解字 「氵(みず)+函(はこ)」の会意形成。はこに水をいれる意で、水でうるおす・ひたす意となる。
意味 うるおす(涵す)。ひたす(涵す)。「涵養カンヨウ」(自然に水がしみこむように養い育てること)「涵育カンイク」(うるおし育てる)「涵碧カンペキ」(水面や空の青々としたさま)
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