替 タイ・かえる・かわる 曰部
解字 金文は、二人の立った人の形で、二人が話をしているさまと思われる。篆文は「立立+曰(言う)」の会意。立った二人の人が会話をしている形。二人が引き継ぎをして役割を交替するさまから「かわる」意味をもつ。交替が済んだ方は役割からはずれるので、おとろえる意となる。現代字は、篆文の立立⇒夫夫(おとこ)に、曰⇒日に変化した替になった。立った人から夫(おとこ)に変わっただけで意味は同じである。
意味 (1)かわる(替わる)。かえる(替える)。「交替コウタイ」「両替リョウがえ」「為替かわせ」(とりかわす。ひきかえ。交換) (2)[国]かえ。身代わり。「替え玉かえだま」 (3)すたれる(替れる)。おとろえる。「隆替リュウタイ」(盛んになることと衰えること)「興替コウタイ」(さかえ、おとろえる)「替廃タイハイ」(すたれる)
同体異字
潜[潛] セン・ひそむ・もぐる・くぐる 氵部
解字 旧字は潛で 「氵(水)+朁セン(=兓シン。はいりこむ)」 の会意形声。水にはいりこむ、即ち、もぐる意。新字体は旧字の兓 ⇒ 夫夫に変化した潜になった。右辺の替は、替タイ(かえる)と字形が同じであるが別字である。 音符「朁セン」を参照。
意味 (1)もぐる(潜る)。水にもぐる。くぐる(潜る)。「潜水センスイ」「潜航センコウ」「潜り戸くぐりど」 (2)ひそむ(潜む)。かくれる。ひそかに。「潜入センニュウ」「潜在センザイ」
<紫色は常用漢字>
解字 金文は、二人の立った人の形で、二人が話をしているさまと思われる。篆文は「立立+曰(言う)」の会意。立った二人の人が会話をしている形。二人が引き継ぎをして役割を交替するさまから「かわる」意味をもつ。交替が済んだ方は役割からはずれるので、おとろえる意となる。現代字は、篆文の立立⇒夫夫(おとこ)に、曰⇒日に変化した替になった。立った人から夫(おとこ)に変わっただけで意味は同じである。
意味 (1)かわる(替わる)。かえる(替える)。「交替コウタイ」「両替リョウがえ」「為替かわせ」(とりかわす。ひきかえ。交換) (2)[国]かえ。身代わり。「替え玉かえだま」 (3)すたれる(替れる)。おとろえる。「隆替リュウタイ」(盛んになることと衰えること)「興替コウタイ」(さかえ、おとろえる)「替廃タイハイ」(すたれる)
同体異字
潜[潛] セン・ひそむ・もぐる・くぐる 氵部
解字 旧字は潛で 「氵(水)+朁セン(=兓シン。はいりこむ)」 の会意形声。水にはいりこむ、即ち、もぐる意。新字体は旧字の兓 ⇒ 夫夫に変化した潜になった。右辺の替は、替タイ(かえる)と字形が同じであるが別字である。 音符「朁セン」を参照。
意味 (1)もぐる(潜る)。水にもぐる。くぐる(潜る)。「潜水センスイ」「潜航センコウ」「潜り戸くぐりど」 (2)ひそむ(潜む)。かくれる。ひそかに。「潜入センニュウ」「潜在センザイ」
<紫色は常用漢字>