奞 シュン・スイ 大部
解字 「大(おおきく)+隹(とり)」の会意。隹がつばさを大きくひろげ飛び立つこと。
意味 はばたく。羽を張る。
イメージ
「とびたつ」 (奮・奪)
音の変化 フン:奮 ダツ:奪
とびたつ
奮 フン・ふるう 大部
解字 「田(た)+奞シュン(とびたつ)」の会意。隹(とり)が田からつばさをひろげ飛び立つこと。はばたく・とびたつ意。また、人に移して、勇み立つ・ふるいたつ意となる。部首は大部になっているので注意。
意味 (1)はばたく。とぶ。「奮飛フンヒ」(強くはばたいて飛ぶ)(2)ふるう(奮う)。ふるいたつ。いさむ。勇み立つ。「奮闘フントウ」「奮起フンキ」(気力を奮い起こす)「興奮コウフン」(感情がたかまる)
奪 ダツ・うばう 大部
解字 「寸(て)+奞シュン(とびたつ)」の会意。羽をひろげて飛び立とうとする隹(とり)を寸(て)でつかむこと。隹をうばう意となる。部首は大部になっているので注意。
意味 うばう(奪う)。うばいとる。「奪取ダッシュ」(奪い取る)「争奪ソウダツ」(奪い争う)「奪回ダッカイ」(奪いかえす)「奪胎ダッタイ」(胎児[おなかの子]を奪って育てる。転じて、①詩文を作るのに,先人の作品の語句や形式を換えて、独自の意味内容を付与すること。②他人の作品を作りかえて、自分の作品のように見せかける。=換骨奪胎カンコツダッタイ)
<紫色は常用漢字>
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音符「雋シュン」と「儁シュン」「鐫セン」
雋 シュン・セン・すぐれる
解字 金文は隹(とり)が脚を出して飛翔するさま。(しかし隹が飛翔するときは脚を後ろにまっすぐ伸ばすので、脚を出すのは着地の準備をしている形である。)。篆文は隹の下が弓を下向きにした形に変化したので、[説文解字]は「肥肉也(なり)。弓に従う、所以(だから)隹を射る」と解釈して「弓で隹(鳥)を射た肥肉(肥えた肉)」とする。現代字は雋となり、俊シュンに通じ、すぐれる意味で用いられる。
意味 (1)鳥の肥肉。鳥の肉が肥えてうまいさま。「雋永センエイ」(①肥えてうまい肉。②詩文が味わい深いさま) (2)すぐれる(雋れる)。「雋朗シュンロウ」(才知にすぐれ明敏なさま)「雋乂シュンガイ」(=俊乂シュンガイ。すぐれた人。「乂」は賢い意 )(3)姓のひとつ。
イメージ
「すぐれる」(雋・儁)
「形声字」(鐫)
すぐれる
儁 シュン シュン・すぐれる イ部
解字 「イ(ひと)+雋(シュン)」の形声。シュンは俊シュンに通じて、すぐれる意があり、イ(ひと)がついた儁シュンはすぐれた人の意。
意味 (1)すぐれた人。「儁傑シュンケツ」(儁も傑も、すぐれる意)「儁異シュンイ」(才知がすぐれていて普通の人と異なる人)(2)すぐれる(儁れる)。まさる。「儁逸シュンイツ」(とりわけすぐれていること。=俊逸)「儁秀シュンシュウ」(=俊秀)
形声字
鐫 セン・のみ・ほる 金部
解字 「金(金属)+雋(シュン⇒セン)」の形声。[説文解字]は「木を穿(うが)つ鐫セン也(なり)」とし金属製の鐫(のみ)をいう。また、「金に従い雋センの聲(声)。一に曰く石を琢(たた)く也(なり)」と石を加工する工具ともする。
(1)のみ(鐫)。穴をあける工具。(2)ほる(鐫る)。える。ほりつける。うがつ。「鐫刻センコク」(3)ひき下げる。しりぞける。「鐫黜センチュツ」(しりぞけられる。黜はしりぞける意)(4)いましめる。忠告を与える。「鐫喩センユ」(深く教えさとす)
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解字 「大(おおきく)+隹(とり)」の会意。隹がつばさを大きくひろげ飛び立つこと。
意味 はばたく。羽を張る。
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「とびたつ」 (奮・奪)
音の変化 フン:奮 ダツ:奪
とびたつ
奮 フン・ふるう 大部
解字 「田(た)+奞シュン(とびたつ)」の会意。隹(とり)が田からつばさをひろげ飛び立つこと。はばたく・とびたつ意。また、人に移して、勇み立つ・ふるいたつ意となる。部首は大部になっているので注意。
意味 (1)はばたく。とぶ。「奮飛フンヒ」(強くはばたいて飛ぶ)(2)ふるう(奮う)。ふるいたつ。いさむ。勇み立つ。「奮闘フントウ」「奮起フンキ」(気力を奮い起こす)「興奮コウフン」(感情がたかまる)
奪 ダツ・うばう 大部
解字 「寸(て)+奞シュン(とびたつ)」の会意。羽をひろげて飛び立とうとする隹(とり)を寸(て)でつかむこと。隹をうばう意となる。部首は大部になっているので注意。
意味 うばう(奪う)。うばいとる。「奪取ダッシュ」(奪い取る)「争奪ソウダツ」(奪い争う)「奪回ダッカイ」(奪いかえす)「奪胎ダッタイ」(胎児[おなかの子]を奪って育てる。転じて、①詩文を作るのに,先人の作品の語句や形式を換えて、独自の意味内容を付与すること。②他人の作品を作りかえて、自分の作品のように見せかける。=換骨奪胎カンコツダッタイ)
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雋 シュン・セン・すぐれる
解字 金文は隹(とり)が脚を出して飛翔するさま。(しかし隹が飛翔するときは脚を後ろにまっすぐ伸ばすので、脚を出すのは着地の準備をしている形である。)。篆文は隹の下が弓を下向きにした形に変化したので、[説文解字]は「肥肉也(なり)。弓に従う、所以(だから)隹を射る」と解釈して「弓で隹(鳥)を射た肥肉(肥えた肉)」とする。現代字は雋となり、俊シュンに通じ、すぐれる意味で用いられる。
意味 (1)鳥の肥肉。鳥の肉が肥えてうまいさま。「雋永センエイ」(①肥えてうまい肉。②詩文が味わい深いさま) (2)すぐれる(雋れる)。「雋朗シュンロウ」(才知にすぐれ明敏なさま)「雋乂シュンガイ」(=俊乂シュンガイ。すぐれた人。「乂」は賢い意 )(3)姓のひとつ。
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「すぐれる」(雋・儁)
「形声字」(鐫)
すぐれる
儁 シュン シュン・すぐれる イ部
解字 「イ(ひと)+雋(シュン)」の形声。シュンは俊シュンに通じて、すぐれる意があり、イ(ひと)がついた儁シュンはすぐれた人の意。
意味 (1)すぐれた人。「儁傑シュンケツ」(儁も傑も、すぐれる意)「儁異シュンイ」(才知がすぐれていて普通の人と異なる人)(2)すぐれる(儁れる)。まさる。「儁逸シュンイツ」(とりわけすぐれていること。=俊逸)「儁秀シュンシュウ」(=俊秀)
形声字
鐫 セン・のみ・ほる 金部
解字 「金(金属)+雋(シュン⇒セン)」の形声。[説文解字]は「木を穿(うが)つ鐫セン也(なり)」とし金属製の鐫(のみ)をいう。また、「金に従い雋センの聲(声)。一に曰く石を琢(たた)く也(なり)」と石を加工する工具ともする。
(1)のみ(鐫)。穴をあける工具。(2)ほる(鐫る)。える。ほりつける。うがつ。「鐫刻センコク」(3)ひき下げる。しりぞける。「鐫黜センチュツ」(しりぞけられる。黜はしりぞける意)(4)いましめる。忠告を与える。「鐫喩センユ」(深く教えさとす)
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