ここに挙げた2字は、いずれも一字音符すなわち音符が自分自身の発音しかない漢字である。このうち、瓦は部首として活躍している。しかし、了は部首にもならず音符にもならない孤独な字である。
瓦 ガ <かわら>
瓦 ガ・かわら 瓦部
解字 平瓦と丸瓦とを交互に組み合わせて並べる屋根の葺き方を描いた象形。中の点は、両方の瓦がつながっている印。この葺き方は本瓦葺きといい古来からの伝統的な葺き方である。瓦は部首となり、土器・陶器類に関する文字に用いられるが、音符にはならない。
平瓦と丸瓦を組み合わせる本瓦葺きの工事。手前の丸瓦は軒丸瓦。(検索サイトから)
意味 (1)かわら(瓦)。かわらけ。粘土を板状や半筒形にして焼いたもの。主に屋根をふくのに用いる。「瓦解ガカイ」(一部の瓦が落ちると、その勢いで残りの瓦も崩れ落ちる意)「瓦礫ガレキ」(かわらと小石、価値のないもの) (2)グラム。重さの単位。(重さの単位のグラム(gram)に瓦蘭姆を用いたことから)
参考 瓦は部首「瓦かわら」になる。漢字の下部や左右の辺に付き、瓦や素焼きの土器の意味を表す。常用漢字は部首の瓦と瓶ビン(瓦+音符「并ヘイ」)の2字。その他の主な字は以下の通り。
甑ソウ・こしき(瓦+音符「曽ソウ」)、甕オウ・かめ(瓦+音符「雍ヨウ」)、甍ボウ・いらか(瓦+夢の略体、の会意)
了 リョウ <糸の端をむすぶ>
了 リョウ・おわる 亅部はねぼう
解字 糸の端を結んだ形の象形[字統]。そこから終了・終結の意となる。諒リョウに通じて「さとる・理解する」、瞭リョウに通じて、「あきらか」の意味も表す。了は、部首にもならず音符もない天涯孤独の字である。※亨コウの下部と形が同じだが、これは子の変形であり成り立ちが異なる。
意味 (1)おわる(了る)。すむ。「終了シュウリョウ」「読了ドクリョウ」「投了トウリョウ」(囲碁・将棋などで一方が負けを認めて碁石や駒を投げ出すこと) (2)さとる。理解する。「了解リョウカイ」 (3)あきらか。「了然リョウゼン」
瓦 ガ <かわら>
瓦 ガ・かわら 瓦部
解字 平瓦と丸瓦とを交互に組み合わせて並べる屋根の葺き方を描いた象形。中の点は、両方の瓦がつながっている印。この葺き方は本瓦葺きといい古来からの伝統的な葺き方である。瓦は部首となり、土器・陶器類に関する文字に用いられるが、音符にはならない。
平瓦と丸瓦を組み合わせる本瓦葺きの工事。手前の丸瓦は軒丸瓦。(検索サイトから)
意味 (1)かわら(瓦)。かわらけ。粘土を板状や半筒形にして焼いたもの。主に屋根をふくのに用いる。「瓦解ガカイ」(一部の瓦が落ちると、その勢いで残りの瓦も崩れ落ちる意)「瓦礫ガレキ」(かわらと小石、価値のないもの) (2)グラム。重さの単位。(重さの単位のグラム(gram)に瓦蘭姆を用いたことから)
参考 瓦は部首「瓦かわら」になる。漢字の下部や左右の辺に付き、瓦や素焼きの土器の意味を表す。常用漢字は部首の瓦と瓶ビン(瓦+音符「并ヘイ」)の2字。その他の主な字は以下の通り。
甑ソウ・こしき(瓦+音符「曽ソウ」)、甕オウ・かめ(瓦+音符「雍ヨウ」)、甍ボウ・いらか(瓦+夢の略体、の会意)
了 リョウ <糸の端をむすぶ>
了 リョウ・おわる 亅部はねぼう
解字 糸の端を結んだ形の象形[字統]。そこから終了・終結の意となる。諒リョウに通じて「さとる・理解する」、瞭リョウに通じて、「あきらか」の意味も表す。了は、部首にもならず音符もない天涯孤独の字である。※亨コウの下部と形が同じだが、これは子の変形であり成り立ちが異なる。
意味 (1)おわる(了る)。すむ。「終了シュウリョウ」「読了ドクリョウ」「投了トウリョウ」(囲碁・将棋などで一方が負けを認めて碁石や駒を投げ出すこと) (2)さとる。理解する。「了解リョウカイ」 (3)あきらか。「了然リョウゼン」