漢字の音符

漢字の字形には発音を表す部分が含まれています。それが漢字音符です。漢字音符および漢字に関する本を取り上げます。

音符「复フク」と「復フク」「腹フク」「複フク」「覆フク」「履リ」

2014年10月30日 | 漢字の音符
 フク  夂部

解字 甲骨文の上部は、中央の四角の上下に小さな四角が付いた形。この字形について、いろいろな解釈があり原義は不明である。私は、复の音符イメージである、「もどる」「向きを返る」「かさなる」の三つを満たすため、表玄関と広間それに奥部屋のついた邸宅と考えてみた。すると复は、「邸宅+夂(下向きの足)」の会意となる。夂は、足が下を向いた形であり、もどる(復路)意味がある。复は、①訪れた人が邸宅の玄関から「もどる」。②もどるときは入った方向と「向きを返る」。③入って奧の部屋に行き、戻ると行き来が「かさなる」。この三つの意味となる。金文以降、夂を除いて形が変化し、現代字の复となった。三つの意味の、①「もどる」意は「復」が、②「向きを返る」意は「覆」が、③「かさなる」意は「複」が分担する。
意味 かえる。

イメージ 
 「もどる」
(復)
 「向きを返る」(覆)
 「かさなる」(複)
 「形声字」(腹・鰒・蝮・馥)
 「その他」(履)
音の変化  フク:復・覆・複・腹・鰒・蝮・馥  リ:履

もどる
 フク・かえる・また  彳部
解字 「彳(ゆく)+复(もどる)」の会意形声。向きをかえて戻ること。また、行き戻りをくりかえす意としても使われる。
意味 (1)かえる(復る)。もどる。行った道をかえる。「復路フクロ」「往復オウフク」(行きと帰り) (2)かえす。もどす。「復活フッカツ」 (3)くりかえす。ふたたび。また(復)。「復習フクシュウ」「反復ハンプク

向きを返る
 フク・おおう・くつがえす・くつがえる  覀部
解字 篆文は、「襾(ふたの形)+復(向きを返る)」の会意形声。おおったふたをひっくり返すこと。ふたをおおう意と、ひっくり返す意と二つの意味になる。現代字は篆文上部の、襾(ふた)⇒ 覀に変化した。
意味 (1)くつがえす(覆す)。くつがえる(覆る)。ひっくり返す。「覆水フクスイ」(入れ物からひっくり返した水)「覆水盆に返らず」(盆[容器]をひっくり返してこぼれた水は元に戻らない)「転覆テンプク」(船などがひっくりかえること) (2)おおう(覆う)。かぶせる。「覆面フクメン」「覆土フクド

かさなる
 フク  衣部
解字 「衤(ころも)+复(かさなる)」の会意形声。着物を重ね着すること。着物に限らず、かさなる・かさねる意となる。
意味 (1)かさねる。かさなる。二つ以上ある。「複式フクシキ」「複数フクスウ」「複写フクシャ」「複製フクセイ」 (2)込み入る。「複雑フクザツ

形声字
 フク・はら  月部にく
解字 「月(からだ)+复(フク)」の形声。フクは畐フク(ふくらみのある器)に通じ、ふくらんだ身体の部分、おなかを表わす。
意味 (1)はら(腹)。おなか。「腹筋フッキン」「腹掛(はらが)け」 (2)こころ。心のなか。考え。「腹案フクアン」 (3)物の中央部分。「山腹サンプク」「船腹センプク」「中腹チュウフク
 フク・ふぐ・あわび  魚部
解字 「魚(さかな)+复(フク)」の形声。フクは畐フク(ふくらみのある)に通じ、身体をふくらませる魚をいう。
意味 (1)ふぐ(鰒)、河豚とも書く。フグ科の海魚。外敵に襲われると腹を著しく膨張させる。 (2)あわび(鰒)。鮑ホウとも書く。
 フク・まむし  虫部
解字 「虫(へび)+复(フク)」の形声。フクは畐フク(ふくらみのある)に通じ、頭部がふくらんでいるまむしをいう。
意味 まむし(蝮)。くちばみ。スプーンのように膨らんだ頭部をもつ毒蛇。「蝮酒まむしざけ」(蝮を漬けた焼酎)「蝮蛇フクダ」(まむし)
 フク・かんばしい  香部
解字 「香(かおり)+复(フク)」の形声。フクは畐フク(ふくらみのある)に通じ、香りがふくらむこと。香りがたちこめてかんばしいこと。
意味 かんばしい(馥しい)。香ばしい。かおる。かおり。「馥郁フクイク」(良い香りのたちこめるさま)「馥馥フクフク」(香りがたちこめる)

その他
 リ・はく・くつ  尸部

解字 篆文は、「尸(ひと)+彳(ゆく)+舟(舟型のくつ)+夂(あし)」の会意。人があしを舟型のくつに入れて行くこと。はきもの、及び、ふむ・ふみおこなう意となる。現代字は、「尸+復」の形に変化した。
 正倉院展の履
意味 (1)ふむ(履む)。ふみおこなう。実行する。「履行リコウ」「履歴リレキ」(現在までの学業・職業などの経歴)「履歴書リレキショ」「履修リシュウ届け」「履霜リソウの戒め」(霜を履む時季になれば、やがて氷が張る季節になる。小さな前兆を見て、やがてくる大きな災難に備えて用心せよという戒め) (2)はきもの。はく(履く)。くつ(履)。「履物はきもの」「草履ゾウリ
覚え方  この(コノ=尸)ふく()路にいた物は私の歴書リレキショ
<紫色は常用漢字>

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音符 「倝カン」 <吹き流しがはためく旗棹> と 「乾カン」 「幹カン」

2014年10月20日 | 漢字の音符
 カン  人部

解字 金文は旗ざおに吹き流しのはためく形[字統]。上に枝のような飾りのついた旗棹に吹き流しがつき、その下の日のかたちは丸い玉飾りを表す。篆文は吹き流しの部分が右側に分かれ、現代字は、倝の形になった。音符として用いられるとき、右辺の「人」は上部へ移動し、𠂉や𠆢に変形する。音符イメージは「旗・旗ざお」、旗の吹き流しが「ひるがえる」となる。
意味 はた。はためく。

イメージ 
 「旗・旗ざお」
(乾・幹・韓・斡・戟)
  旗の吹き流しが「ひるがえる」(翰)
音の変化  カン:乾・幹・韓・翰  <会意> ゲキ:戟  アツ:斡  
 
旗・旗ざお
 カン・ケン・かわく・かわかす  乙部

解字 「乙(まがる)+倝(旗ざお)」の会意形声。旗ざおの吹き流しがひるがえるさまを、乙(まがる)を付けて強調した字[字統]。篆文(六書通)は、乙が吹き流しとともにひるがえるさまをうまく表現している。しかし、乾の主要な意味はすべて同音代替と仮借カシャ(当て字)である。旱カン(ひでり)・暵カン(ひでり)に通じ、かわく意となる他、易の八卦のひとつで、天・北西などの意をしめす卦に当てられたので、天や北西の意味がある。
意味 (1)かわく(乾く)。かわかす(乾かす)。ほす(乾す)。「乾燥カンソウ」「乾杯カンパイ」「乾電池カンデンチ」 (2)天。そら。あめ。「乾坤ケンコン」(天と地。対になる二つのもの。易の二つの卦)「乾坤一擲ケンコンイッテキ」(天地をかけた大ばくち)「乾元ケンゲン」(天の原理) (3)いぬい(乾)。北西の方向。「乾門いぬいモン」 (4)易の八卦、六十四卦の一つ。
 カン・みき  干部   

解字 篆文は、「木(樹木)+倝(はたざお)」の会意形声。旗ざおのように高く、かつ太い樹木をいう。転じて、物事の中心となる重要な人やものを言う。現代字は、木⇒干に変化した。干カンは発音を強調するため入れかえたと思われる。
意味 (1)みき(幹)。木の太い部分。物事の主要な部分。もと。「幹線カンセン」「幹部カンブ」「幹事カンジ」 (2)はたらき。わざ。うでまえ。「幹才カンサイ
 カン  韋部

篆文は 「韋(=圍。かこい・領域)+倝(はた)」の会意形声。旗がひるがえる領域。現代字は倝から人が略された。
意味 (1)中国・戦国時代の国名。 (2)朝鮮半島南部の古称。「三韓さんかん」 (3)大韓民国。「韓国かんこく
 アツ・ワツ・ワチ・めぐる  斗部
解字 「斗(ひしゃく=北斗七星)+倝(はたざお⇒軸)」の会意。斗(ひしゃく)のかたちをした北斗七星が、旗ざお⇒軸(北極星)を中心にして、回転すること。発音は、watu・wati だったが、w がとれたatuになった。
意味 めぐる(斡る)。めぐらす。まわる。まわす。「斡旋アッセン」(①めぐり歩く。②人と人との間をとりもつ)「斡流アツリュウ」(めぐり流れる)
 ゲキ・ほこ  戈部
 

解字 金文・篆文は「戈(ほこ)+倝(はたざお)」の会意。旗ざおのように柄の長く先に槍のような穂先がついた矛に、戈(横刃のあるほこ)が組み合わさったものをいう。現代字は倝の人が略された。
意味 ほこ(戟)。枝刃のあるほこ。「剣戟ケンゲキ」(剣と戟)「交戟コウゲキ」(戟を交える。たたかう)「刺戟シゲキ」(戟ほこで刺す)

ひるがえる
 カン  羽部
解字 篆文は 「羽(はね)+倝(ひるがえる)」の会意。倝は旗ざおの吹き流しがひるがえる意。それに羽のついた翰は、鳥の羽がひるがえる形から、高く飛ぶ意。また、長く丈夫な鳥の羽から、羽の筆・手紙・文士の意となる。
意味 (1)鳥の名。やまどり。また、鳥の羽。 (2)高く飛ぶ。「翰飛カンヒ」 (3)ふで(翰)。「翰墨カンボク」(ふでとすみ) (4)手紙。ふみ。また、文士。「書翰ショカン」(=書簡。手紙)「返翰ヘンカン」(返事の手紙=返簡)「翰林カンリン」(学者・文士の仲間)
<紫色は常用漢字>

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  漢字音符学習会

2014年10月15日 | 漢字の音符
漢字は究極の絵文字
 このブログを始めて1年10カ月経ちました。掲載した音符も600字を超え、収録漢字の総数は3000字を超えました。目標の4000字まであと一歩です。4000字というのは、日常生活で目にしたり使用する漢字が約4000字だからです。このブログを見ていただく方も少しづつ増えてきて嬉しく思っております。

 私は事あるごとに高校や大学の同級生、趣味の会であう人に、このブログを宣伝するのですが、彼らの反応は、「よくわからん」というのが一番多く、次に「古い漢字から説明してるんですね」というもの。これは、いきなり古代文字が出てくるので、とっつきにくいという事を婉曲に言ったもの。「すばらしい」と言ってくれるのは、ごく一部の人だけです。

 「よくわからん」は別にして、「古い漢字から入るので、とっつきにくい」という意見は、理解できます。しかし、私は「漢字は究極の絵文字」と考えていますので、古代文字から入らざるを得ないのです。けれども、いきなり古代文字を見せられた人は、下に説明が書いてあるとはいえ、分かりにくい文字は多いと思います。それに、手(又)や足(止)といった字はしょっちゅう出てくるので、説明を省略していますから、なおさらです。

 そこで、音符になっている漢字の古代文字(甲骨文・金文・篆文)を中心に解説し、そこから導かれる音符イメージを説明させていただく「漢字音符学習会」を企画しました。会場は私の家のすぐ近くにある市立の施設の小さな会議室です。土曜日の午前が空いている時が多いので、当面、月1回で1月までの3回を確保しました。

 ここで、音符を、「自然」「動物」「植物」「人」などの分野ごとにまとめたテキストを使って説明させていただきます。受講料は無料ですが、テキスト代(300円)のみいただきます。興味のある方はお越しください。

会 場
茨木市市民総合センター(クリエイトセンター) 会議室 201号室
 場所 大阪府茨木市駅前4丁目6-16   

開催日 (月1回)
第1回  2014年11月22日(土) 午前10時~12時
第2回  2014年12月13日(土) 午前10時~12時   
第3回  2015年 1月24日(土) 午前10時~12時
   
費 用   無 料。 ただし、テキスト代300円必要です。
      テキストは各冊、30P前後です。

問合せ先   漢字音符学習会   石沢誠司
   567-0888大阪府茨木市駅前1丁目5-8
    電話 072-627-0271
    メール seijiishizawa@yahoo.co.jp

※漢字音符学習会は、以上の3回で終了しました。


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音符 「恵ケイ」 <めぐむ> と 「穂スイ」

2014年10月15日 | 漢字の音符
[惠] ケイ・エ・めぐむ  心部

解字 金文から旧字まで「心(こころ)+叀セン(紡錘車)」の会意。叀センは糸をつむぐ道具で円盤に棒をさした紡錘車の形。これをくるくる回しながら糸を縒るのが専[專]センで、糸が常にひとつの中心をまわるので、もっぱらの意がある。叀センは専センと同じ意味と考えられ、これに心のついた惠ケイは、心をもっぱら相手にむけること。自分でなく相手にもっぱら心をつくすことから、めぐむ意となる。新字体は旧字の惠⇒恵に変化する。
意味 (1)めぐむ(恵む)。なさけをかける。いつくしむ。「恩恵オンケイ」(恩も恵も、めぐむ意) (2)めぐみ(恵)。ほどこす。「恵贈ケイゾウ」(人から物を贈っていただく)「恵方エホウ」(その年の恵のある方角) (3)かしこい。さとい。「智恵チエ」 (4)「恵存ケイソン・ケイゾン」とは、人にもの(本など)を贈るとき宛名の下に添える語。とっておいてくださいの意)

イメージ 
 「めぐみ」
(恵・穂)
 「形声字」(蟪)
音の変化  ケイ:恵・蟪  スイ:穂

めぐみ
 スイ・ほ  禾部
解字 旧字は穗スイで「禾(いね)+惠(めぐみ)」の会意。稲のなかで太陽の恵みを受けて稔った穂。新字体は、穗⇒穂に変化。
 なお穗スイは、同音の穟スイから変化した字。 穟スイは「 禾(いね)+遂スイ(とげる)」で、稔りを成し遂げた禾(いね)の穂の意。穗スイは穟スイの遂⇒惠に入れ替えてスイの発音とした会意字。
意味 (1)ほ(穂)。穀物の穂。稲や麦などの花軸の先に実が密集して付いたもの。「初穂はつほ」「穂先ほさき」「出穂期シュッスイキ」「稲穂いなほ」「麦穂バクスイ」(むぎのほ) (2)ほ(穂)。槍の先・筆の先など。「槍の穂先」

形声字
 ケイ  虫部
解字 「虫(むし)+惠(ケイ)」の形声。ケイという名の蝉(せみ)をいう。
意味 「蟪蛄ケイコ」に用いられる字。「蟪蛄ケイコ」とは、夏蝉なつぜみをいう。短命のたとえ。「蟪蛄は春秋を知らず」(『荘子』逍遙遊篇一)
<紫色は常用漢字>

<関連音符>
専[專] セン・もっぱら  寸部
解字 「寸(手)+叀(紡錘車)」の会意形声。音符「専セン」を参照。

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音符 「乎コ」  <鳴子板>  と 「呼コ」

2014年10月15日 | 漢字の音符
 コ・か・や・かな  ノ部

解字 鳴子板の象形。柄のある板の上に数本の舌を紐でつなぎ、これを振って鳴らす。もと神事において神をよぶとき用いられたと思われる[字統]。よぶ意味をもつ。しかし、本来の意味とはなれ、語調を強める助字に用いられる。
意味 (1)状態を表わす語につけて語調を強める助字。「確乎カッコ」(たしかなさま)「断乎ダンコ」(きっぱりと) (2)か・や・かな  (3)に・ろ・よい

イメージ  (神を)「よぶ」(乎・呼)
音の変化  コ:乎・呼

 コ・よぶ  口部
解字 「口(くち)+乎(よぶ)」 の会意形声。口で声をだして呼ぶこと。
意味 (1)よぶ(呼ぶ)。よびかける。大声を出す。「呼応コオウ」「歓呼カンコ」(歓喜して声をあげる)「指呼シコ」(指さして呼ぶ)「指呼の間」(指さして呼ぶほどの近い距離) (2)名づける。となえる。「呼称コシュウ」(呼び名) (3)息をはく。「呼吸コキュウ」「呼気コキ」 (4)ああ。鳴く声。「鳴呼ああ
<紫色は常用漢字>

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音符 「罙シン」 <穴の奥をさぐる> と 「深シン」

2014年10月11日 | 漢字の音符
 シン  冖部  

解字 篆文は、「穴(あな)+又(て)+火(ひ)」 の会意。穴の奥を手で持つ火で照らし、さぐる形。奥をさがす・さぐる意となる。現代字は、ウ冠 ⇒ワ冠に、「又+火」⇒木に変化した。ほとんど原形をとどめない字で、何も考えずに暗記で覚えるしかない。

イメージ  「奥をさぐる」 (深・探)
音の変化  シン:深  タン:探  

奧をさぐる
 シン・ふかい・ふかまる・ふかめる  氵部
解字 「氵(水)+罙(奥をさぐる)」 の会意形声。水の奧をさぐる意で、水深をはかるのが原義。ふかい・ふかさの意となる。
意味 (1)ふかい(深い)。ふかさ。「水深スイシン」「深慮シンリョ」 (2)はなはだしい。「深刻シンコク」 (3)夜がふける。「深夜シンヤ
 タン・さぐる・さがす  扌部
解字 「扌(手)+罙(奥をさぐる)」 の会意形声。奥を手さぐりすること。
意味 (1)さぐる(探る)。さがす(探す)「探検タンケン」「探求タンキュウ」「探幽タンユウ」(物事の奥深い所をさぐる) (2)たずねる。「探友タンユウ

           <漢字音符学習会のご案内>   

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