勝ち馬に乗る

今回の民主党の代表選では、50名近くの１年生議員が態度を表明していないという。
勝ち馬に乗りたいとの気持ちがあるのは理解できなくもないが、それでは政治家として情けない。先日、そうした議員の１人がテレビでその理由を説明していたが、納得できるものではなかった。
彼の説によれば、「自分は有権者から選ばれたわけであるから、その人たちの意見を取り入れなければいけない。そこで地元の支援者に対しアンケートを実行したが、決果は一つに纏まらず困っている」とのことであった。従って投票間際まで態度を表明しないことを示唆していた。
しかし彼の行動は、どちらが有利かを見定めている言い訳としか思えない。有権者の付託を受けて議員になった以上、自分の信念に基づいて行動し、有権者を納得させられるようでなくては議員としては失格である。
このように信念を持たず、“保身優先”の議員の集まりと考えると、選挙結果がどのように決まろうと、またまた期待は持てないような気がする。