気が向いたとき感じたままに

皆さんの文章を読ませて戴くのは楽しいのですが、気が向いた時には自分でも・・・と思い

国立演芸場

2009-09-22 06:55:34 | Weblog
久し振りに友人を誘って国立演芸場へ行ってきた。出演者は私の好きな「権太楼」「紫文」など。1カ月も前から前列2番目の席を予約していたので、充分に満足できた。
この国立演芸場は1979年に東京都千代田区に完成した。“独立行政法人日本芸術文化振興会”が運営している唯一の“寄席”である。1階が演芸資料館、2階が300の客席を有するホールになっている素晴らしい建物で、今年で開場30周年を迎えた。
その30周年記念として9月定席の特別公演から新しい緞帳が披露されていた。その製法には、丹念に染めた糸を職人が手仕事によって作業する綴錦織(つづれにしきおり)と呼ばれる技法が用いられているそうだ。その緞帳を寄贈したのは三井住友カード株式会社。
この「綴錦織」の歴史は古く、天平時代の正倉院に収蔵された美術品にもこの技法は存在し、「ヨーロッパのゴブラン織り同様、日本屈指の最高級美術工芸品」といわれているそうである。
尚、従来の緞帳の絵柄は広重の「東海道五十三次」の中の「箱根」であったが、今回のものは北斎の代表作「冨嶽三十六景」に登場する「凱風快晴」:通称「赤富士」である。製作は 株式会社川島織物セルコン。

最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
好奇心 (iina)
2009-09-22 09:00:21
国立演芸場で寄席とは、格調が高いですね。
ココでは聴いたことはありませんが、ときどきBSがココでやったのを放送します。

「かあちゃん」を早速に本とDVDを予約とは、素早いです。
好奇心旺盛は、若さを保つ秘訣ですね。
返信する
こんにちは (コスモス)
2009-09-22 11:02:03
まだ昨日の
余韻が残ってらっしゃるのでは~とお察しいたします。
寄席もですが、
真新しい、素晴らしい緞帳に思わず見入っています。
緞帳と言えば
何十年も前、小学校の第一回卒業生記念で送った事、思い出しました、。
返信する
赤富士 (アコード)
2009-09-22 16:11:08
ブログ閲覧に感謝です!
もう30年になるんですね。
葛飾北斎の赤富士は的を得ていますね。
素敵な情報有難うございました。

返信する
iinaさん・コスモスさん・アコードさんへ (ippu)
2009-09-22 20:54:43
iinaさんへ
≪「かあちゃん」を早速に本とDVDを予約とは、素早いです。好奇心旺盛は、若さを保つ秘訣ですね≫
本日受け取り、本の方は読み終えました。後でゆっくりとDVDを観ます。

コスモスさんへ
≪・・・寄席もですが、真新しい、素晴らしい緞帳に思わず見入っています≫
手芸の得意なコスモスさんならばその素晴らしさはよく解ると思います。私でも感心しました。ぜひ実物をどうぞ。

アコードさんへ
≪葛飾北斎の赤富士は的を得ていますね。素敵な情報有難うございました≫
富士山の地元、“富士山の専門家”のアコードさんにもぜひ実物を見て欲しいですね。
返信する
緞帳 (勿忘草)
2009-09-22 23:06:04
画像で見る限りこれが織物とはとても思えませんね。
色といい、姿といい、北斎の赤富士が本物と見紛うほどの再現が見事です♪
返信する
fujiさんへ (ippu)
2009-09-23 08:14:53
≪・・・色といい、姿といい、北斎の赤富士が本物と見紛うほどの再現が見事です♪≫
後ろの入り口から入ったときは正に北斎の絵を見た感じです。でも目前で見て、その素晴らしさに感嘆しました。
返信する