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礼とは何か

2019-04-26 12:29:47 | 父の背負子2(最終章・これを知るために)

以前買って読み込めなかった司馬遷の史記・・・・・その時は読みやすいかなと思って買ったのですが、その編集がなんとなく途切れ途切れ・・・・・読みはしたものの、それほどの得るところのなかったものでした。今回福岡でテレビもなくインターネットも通じない環境に身を置く時間をもつことになり、思うところがあって読み返しています。

古代中国の人々の言動を繰り返し読んでいるうちに、『周礼』として現代に伝わっている『礼』について考えさせられました。『礼』の本質というものについて、分かってきて言葉化することが出来たと思います。『礼』とは・・・・・・それは、『他』と対峙した時に『自』の立場の明らかにすること・・・・・・『天帝』に対する『天子』の『礼』、『天子』に対する『諸侯』の『礼』、『諸侯』に対する『家臣』の『礼』、『父』に対する『子』の『礼』・・・・・これが、いつの間にか『礼儀』という取り決めとなって固定化し形骸化することが多くなったのだと思いました。しかしながら、だとすれば『礼』というものの重要性はますます際立ってきます。『礼』なくして『己』は無いということになるからです。

現代に生きる私達も『他人』に対する『自分』の『礼』・・・・・自分の立場を考えるとき、『礼』の表明形である『儀』ばかりを気にするのではなく、『礼』の本質を自分に問いながら生きていきたいものだと思いました。そうすれば、究極的に『自分』に対する『礼』というもの、自分の本質に近づくことが出来るような気がします。自分の本質・・・・・自分とは何か!!!!!・・・・・以前認識作用から見た『自分』というものについて解答用紙を提出しましたが、それとは別に存在という観点から見た『自分』とは何か?????これについては、改めて記事にしたいと思います。

 

今日はブログを始めてから5001日・・・・・スマホで見ると、そういう表示があります。ちょっとした節目の記念日(?)のような気分です。

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