石原都知事が尖閣諸島の問題に現状打開策を打ち出しました。
そもそも領土問題は拉致問題と根が同じだと思います。領土と国民は同じであり、国境は国民の家の境界です。つまり国民の命の保証境界です。安全が守らなければなりません。
違いがあるとすれば、国民と国民個人の間にある時間の単位だけです。つまり拉致被害者と分類されている同胞とその家族には人生の時間に限度があるということです。だから歴史上同胞が拉致されればその数に倍する以上の人数を送って取り戻したし、あるいはまた当方の拉致者(?)、つまり捕虜と交換をした・・・・・領土と国民は分けることが出来ないものです。
私達に国家観と国境感覚がないから、拉致問題を解決できないのだと思います。私達はユートピアではない現実社会に生きています。国家観と国境感覚が無いから、目の前にいない同胞の苦しみとその家族の苦しみを分かち合うことが出来ないのだと思います。
子供時代に読んだ『クオレ』を覚えていますか?『最後の授業』を覚えていますか?ドイツに占領されたフランス領に住んでいる人たちが、明日から『フランス万歳』と言えなくなる日の子供たちの学校の授業の最後に『フランス万歳!』と叫ぶお話ですよね。あの先生は何をしたかったのでしょうか。占領を容認して時間を過ごすことが無いように、子供達の心に『フランス』を刻みたかったんですよね。
私達は拉致された同胞を取り戻さなければならないし、国境を脅かされてはいけないのだと思います。そして北の北方領土も何とかして決着をつけなければなりません。目と鼻の先を占領された状態を放置して、どうして国民の命と生活の安全を保証できるでしょうか。
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アルザスで話されている言葉も、ドイツ語を基本にフランス語の単語が混じったドイツ語方言であるアルザス語です。
つまり、あの先生もフランス領アルザス(そこはドイツ語方言を話す地方)にフランス語の母国語である「フランス語」を押しつけに来たに過ぎない
…という見方も可能です。
集落や地方はともかく、「国」ともなると住民の帰属意識というのも、また曖昧になってくるのかもしれません。
領土と民族感情は難しいと思います。でも何かを探さなければ・・・・・と思っています。
ありがとうございました。