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青森県の『ヒバ』枕

2013-05-18 08:11:27 | Weblog
もともと肩凝りだったせいもあって、枕についてはかなり試行錯誤を繰り返してきました。これまでに買った枕は数え切れません???平戸で開業医の裏方生活だった頃は、デパートの外商員にとって、私は枕に関しては売上数に数えてよい『カモ』だったろうと思います。

相似象の宇野先生も枕に言及しておられますが、残念ながら私は先生の具体的なお考えを知りません。ただ『マ・ク・ラ』という音にその手掛かりを追求して工夫するだけでした。それがこのところ夫が当直室に自分用の枕を持って行きたいと言い出したのです。当直室での仮眠が辛いと言いだしたのです。

これまで『病院には夜でも走って行けるところに住居を構え』開業医の毎日当直は当然自宅待機ですから、還暦を過ぎてから勤務医の当直への激変に直面して辛いのだろうと思います。それでも吉祥寺では夫の『走って行けるところ』という希望を考慮して道路一つ離れたところに社宅を借り上げてもらってましたので、夜中も神出鬼没(?)、自宅にこっそり戻っては本を持っていったり・・・・・・気が紛れたのだと思います。それが一宮でそうはいかなくなりました。

夫が『枕』を探しに買い物に行くなんて・・・・・という事態に陥りました。でも『枕』というものはそう簡単ではありません。私は数十年も探しているのです・・・・・・。究極のところ、値段も関係ありません。私の記憶の中では、『母のもみ殻まくら』が一番です。穫り入れが終わった後に作る『もみ殻』のお日様のにおい・・・・・それに年齢にもよります。


夫に『アアでもない・コウでもない』と手伝いながら、ついでに自分の枕も色々と試してみました。そして思いがけず、肩凝りが解消しそうなのです。最近は枕に関しても科学的メスが入って睡眠に対する研究がなされています。それで《首を支える》枕だとか、《首のアーチに沿った》枕だとか、色々と発売されています。でもそれは覚醒している時はうまく機能して、良質の枕になります。問題は眠ってしまってからなんです。枕は動いてしまう(いいえ、頭が動く)んです。

私が今回行きついた枕の構成は、『カモ』になった枕の一つ、《首のアーチに沿った》枕に青森県の『ヒバ』枕を重ねました。すると二つの枕は眠っている間に相互に干渉して動き、その『ヒバ』枕は頭と肩の間にうまく形を変えてなじみ込んで、私の肩を凝りから解放しそうなのです。朝『肩がこわっている・・・・・』という感触を忘れそうなのです。その『ヒバ』枕は吉祥寺の東急で催された『東北物産展』で2個買いました。長男が眠れないと言うので送りましたところ、安眠できるようになったと言っていました。『ヒバ』の香りも要因の一つだろうと思います。

新しいうちはヒバの木片(?)がざわついて耳障りと言えなくもなかったのですが、適当につぶれて今が最もなじんでいるのだろうと思います。昔『もみ殻』枕を毎年秋に新調していたのと同じで、今年の秋には山の土に返さなければならないかもしれませんね。もうしばらくは大丈夫だろうと希望もまじえて思っています。枕も『好み』の対象ですから、自分で見つけるほかはありませんが、この『ヒバ』枕の自由さ(?)には驚きました。『マ・ク・ラ』とはそういうものかもしれません。




それでは今日も:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!
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