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『忘れられし王妃』

2013-09-12 12:26:08 | Weblog
NHKの再放送で、イランの王妃に関する番組を見ました。そのフィルムを作ったのも、同じイランの女性で、同じように祖国を追われてスェーデンに亡命している・・・・・王妃はイラン革命により、その女性は革命を起こした側でありながら、その後の真実を追う活動により・・・・・という対立した理由で同じ現在の『亡命者』という立場を生きています。その女性記者(?)は自分達が追った王妃に会いたいと思ったのだそうです。イラン国民が忘れた自分達の王妃を知りたいと思ったのだそうです。

20世紀まで2000年以上続いている王国は、イランとエチオピア、そして私達の日本しか残されていませんでした。そしてイラン革命とパーレヴィ国王の亡命をニュースで見ました。エチオピアのハイレセラシュ皇帝の廃位劇を見ました。イランもエチオピアも専制君主国でしたので、時代は王制に理由を見つけたかったのだと思います。それで国王一家は逃亡しなければならないことになり、貧困に苦しめられていた人々は革命家になりました。それでもその女性が言うには依然として貧困はあり、大した理由もなくその女性の弟さんは処刑されてしまった・・・・・・その女性は真実を知りたかったのだと思います。自分達が求めたものが何だったのか・・・・・それはどういうことで手に入れられるものだったのか・・・・・

最後に王妃とその女性は、『何でも言えること』・・・・・これが『イラン王国』にあればよかった・・・・・と同意していました。でも今もその自由はありませんし、その女性は今も模索し続けています。王権の後のイランは宗教とその組織が統治しています。そしてこれもまた興味深いことに、世界で最も大きな勢力であるキリスト教とイランをはじめとする中東のマホメット教の衝突が世界の争いの本となっています。

私が『日本とは何か』を求め続けたのも、こうした世界情勢の中で、問題も意味も違ってはいるけれど、心の追及のようなものだったと思います。この女性に、同感するものを感じます。そして私は自分が行きついた解答をブログ記事の『随想古事記』として発表しました。世界中の人々の、少なくとも、心の平穏を、全ての人が祈っているに違いありません。それでも世界というものは、『波風の立ち騒ぐ』ところらしい・・・・・




それでも今日も:

     私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!
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