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東海地方のチリメンジャコ

2015-08-08 09:33:36 | 自然食品和みさん

ご縁があって東海地方に住むことになって三年がたとうとしています。東海地方という名前も都の東方の海・・・・・というからには、東の国とはここら辺がもともとなのでしょうね。

この地方には独特の産物が多いのですが、こちらに来て感心したことの一つ・・・・・・それは、チリメンジャコの種類が多いこと!!!チリメンジャコですからもともと小さいのですが、それでもかなり大小がある!!!。そして、生、釜揚げ、かちり・・・・・と、処理法もいろいろある!!!。品質も見た目から受ける感じから自分で選り分けられるんです。

 

チリメンジャコには思い出があります。35年も前のこと、私は三人目の子ども(長男)を未熟児ぎりぎりで生みました。赤ちゃん特有の白い細い腕が枯れ木のように茶色く見えました。母親が『自分を責める』という感情を初めて体験しました。何事も自分のせいだと・・・・・小児科のお医者さんから大事な我が子の生涯は、『ひ弱で病気がちだ』と言われました。でもまあ、それで奮起したんです。『何~~~い、藪医者め!!!、今に見ていろ!!!』って。そうして長男は無事乳歯が生える時期になりました。でも出てきた乳歯を見て、またも自分を責める事態になりました。大事な乳歯が薄茶色の弱そうな歯だったからです。それからまた、奮起せざるを得ません・・・・・今度は丈夫な永久歯を・・・・・これが目標になりました。離乳食のメニュー・・・・・チリメンジャコとキャベツのお味噌汁・・・・・これが定番になったというわけです。

平戸人はほとんどチリメンジャコなんか食べないんです?????というより、頭には大きなお魚しかない?????まあトビウオは水面から飛び跳ねますから・・・・・。それが母心のなせる業と転勤族の父のおかげで私はかなりの根無し草?????、チリメンジャコに抵抗がありませんでした。長男は、お蔭でまあ並の強さの永久歯をもったと思います。

 

それで今日書きたいのは、昨日のチリメンジャコのおいしかったこと、です。『かちり』・・・・・当地方にきて初めて知った名前『かちり』・・・・・チリメンジャコをちょっと干したものです。東海地方以外では、これがチリメンジャコでは???とも思います。この味が濃くちょっと歯ごたえのあるのがお気に入りです。昨日見つけたのが小さな『かちり』。それでさっそく例の『イキな塩水洗い』で、臭みを取ります。・・・・・それから紙などで水気をよく取って平らなバットに広げちょっと冷蔵庫で乾燥気味にします。青紫蘇を刻み、白ごまを炒ってあらずりにします。

                  これを混ぜてご飯にのせるだけ!!!!!

 

これは本当においしくて、簡単で・・・・・・最初から混ぜご飯にしてもおいしいと思いますし、それをおむすびにしてもいいのではないかと思います。チリメンジャコと青紫蘇・・・・・良い取り合わせだと思います。良かったら、お試しください。白ご飯にも、もちろん、玄米ご飯にも会います。

コメント (5)
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