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春爛漫

2006-04-18 09:04:28 | Weblog
春は植物界のエネルギーに圧倒されます.今日と明日はすっかり違っています.既に草の勢いは増して一日で倍くらいに伸びています.緑の輝きに目を見張っていたら、さつきは満開になってきましたし、藤の花も孫の記念植樹の大手毬もきれいに咲き始めました.

振り返って自分の身なりを見ると、まだまだ冬の名残の衣服に身を包んでいます.変わった(?)のは色の感覚くらいです.我が家の猫もやっと毛の抜け変わりのようです.動物界というのは植物界に先導されるのですね.初めに植物ありきというのが実感できます.動物は植物なしには生きていけません.自分の命は、植物の生まれ変わりですね.毎日の食というものが、その生まれ変わりを現実にする行動なのですから、私達は自分の命の親である植物、農作物にどんなに感謝しても足りませんね.

肉食の動物もいますが、草食動物を餌にしているし、何よりも肺で食べている酸素は、植物の力なしにはこんなに存在しないのですから.マクロビオティックは宗教ではありませんが、マクロビオティックは禅宗のような宗教の自力で本願を達する手段と相通じるものですから、マクロビオティックを実践していると自然に宇宙の真理が分かってきます.宗教が神や仏のありがたさにただ感謝する心を説いたものが多い中で、桜沢先生が禅宗とマクロビオティックを重ねられたのは当然のことです.しかし行き着いてみれば同じこと、ただ感謝するしかありません.善男善女の幸せは、日本の環境の柔らかさの賜物でしょう.春爛漫の季節です!

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