地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

ハケットは泳ぐのか

2007年03月30日 | swimming

迷っているみたいです。ハケット選手、1500m出場・・・

400mではまさかの3番。

1994年の世界水泳以降守ってきたオーストラリアの牙城を、韓国のパク・テファンに明け渡し、

800mでは7位・・・ みじめ・・・

かなり傷心

こんなハケットにオーストラリア中がざわめいています

2年前に肩の手術をして、100%万全の状態ではないとはいえ、去年はうまくトレーニングができなかったとはいえ、

「ハケットはもう終わりなのか???」

スージー・オニールとか、ダンカン・アームストロングとか、みんながハケットは欠場するべきだって。1500mは1996年の五輪選考会から無敗。この記録を北京五輪前に明け渡すくらいなら、今回は泳がない方がいいって。

でも苦悩の王者は、昨日までの時点では泳ぐって言っていた。

しかし今日の記者会見では、ちょっと曇り模様です。

「800mの結果はすごくがっかりした。調子は良くない。800mの予選みたいな泳ぎをしたら、1500mでは決勝にさえ残れないかもしれない。明日は難しい決断をしなくちゃいけない。今はもう無敗記録は気にしていない。ただいい泳ぎをしたいだけ。自分自身に勝つだけ」

出てきても、きっと勝てないだろうと思う。

パク・テファンとか、チュニジアのメルリとか、今の勢いでは負けるでしょう。(確かにこの二人の勝負も見物だけど。)

わざわざ出る必要があるのか?

ライバルたちを勇気付けてしまうだけじゃないのか?

それでも王者は逃げないのか?

 

明日の朝、水の感覚を確かめてみてから出場を決めるそうです。

明日もし出てきてくれたら、その雄姿をじっくり見たい。

出ても出なくても、来年はきっと北京に強いハケットが帰ってきてくれると思う。

4月14日に結婚するそうです。歌手と。

ハッピーになって、またチャレンジしてね。


便秘解消

2007年03月28日 | swimming

いやー 昨日は浣腸したみたいに世界記録出てきました。

今まで糞ヅマリみたいだったから。

汚いって?

だってそのくらいボロボロ出たんだもん!

 

男子200m自由形、女子100m背泳ぎ、男子100m背泳ぎ、女子200m自由形、すべてが驚きのレコードでした。

女子100バックのときは、日本人が銅メダル取るかどうかに気をとられていて、ナタリー・コーグリンのWRに気がつかなかった。実況アナに出すのが遅れてしまいました・・・ 私のせいでもあります。ごめんなさい。

一度にいろんなことが起こるから、実況もむずかしい。

200m自由形のフェルプスも、まさか1分43秒なんて。ソープ越え。

「44秒中盤くらいで泳いでいると思った。タイムを見て驚いた。オーストラリアでソープの記録を破れたことは大きい。アップのとき、1掻きめで何か特別なことが起こる気がしたんだ」ですって。

今日の200バタでも、かなりの確立で世界記録更新しそう・・・

柴田隆一くんは隣だから、焦らず落ち着いて、自分のレースしなくちゃです。

 

100m背泳ぎのアーロン・ピアソルも驚いた。調子悪いと思ったのに。

「WRを更新できるかどうかわからなかった。ライバルも沢山いた。タンコックもロクテも準決勝でとても速かった。でも不安はマイケル(フェルプス)、妹のヘイリー(1500mフリー)、ナタリーの泳ぎを見て吹っ飛んだ。今年のトレーニングは今までで最高だった。もう大体達成したい目標は全部叶えちゃったよ」

そして200m自由形のペレグリーニ(イタリア)!

伏兵だったのに、一気にタイム伸ばしたのは、コーチを変えて、ストロークも変えたからですって。今までストレートアームだったのを、肘を曲げる泳ぎにしたんですって。

でも彼女が決勝でも勝つには、マナドゥを倒さないとね。

これは必見です。

200フリーはめちゃくちゃレベル上がってて、1分58秒台が一人だけ、あとはみんな56秒と57秒なんてね!こわー。

 

康介選手、今夜の50m平泳ぎは楽しそうです。リラックスしているみたいです。

昨日、準決勝のレース後、水からあがって帰ってくるとき、のっしのっし歩いてて、やたら楽しそうだった!彼自身が興奮してるみたいだった。

やっぱりハンセンの隣は奮い立っちゃうのかなぁ。

二人の関係、ほんとにスペシャルで、かっこいいです。

 

今日の実況は進藤アナです。

今、後ろで緊張しながら準備中です。大丈夫、大丈夫。。。

 

さて、仕事、仕事・・・

時差ボケは取れてきたけれど、眠い


コリアンスター誕生の夜

2007年03月25日 | swimming
いやーーーー、初日から盛り上がってます、メルボルン!

今日の私のベスト・レースは何と言っても、韓流ワンダーボーイ・朴くん!!!

すっげー、すっげー、すっげーーーー

今日の400m自由形のレースに惚れました。

イチコロでした。

今大会、朴泰桓(パク・テファン)の世界水泳になる予感。

なんて無駄のない、柔らかいストローク。

なんてかっこいいレース。

なんて素晴らしいラストの追い込み。

どこにあんなスタミナ残ってるのだ???

一番素晴らしいのは、あの度胸。

今回、色んなプレッシャーがあったと思います。

きっと超人のようなハートの持ち主なんだと思う。

あれでまだ17歳っていうんだから、信じられない。


あーーーーーー、すごいね。アジア人として誇りに思う。

初めて韓国人のこと、こんなに凄いと思ったかも。

あ、日韓ワールドカップサッカーのときの韓国チーム以来か。

とにかくすげえ!!!

さすが推定3億8000万円 SPEEDO契約。(17歳で。)

200mが楽しみです。フェルプスにもファンデンホーヘンバンドにも、勝っちゃったりして???

褒めすぎ?はしゃぎすぎ???


もちろん、柴田亜衣ちゃんも凄い。偉い。強い。

康介も楽しみです。

森下アナの実況も惚れ惚れです。


ではおやすみなさーい

レーサーの精神

2007年03月25日 | swimming
昨日のアメリカチームの記者会見(コーグリン、ホフ、ハンセン、フェルプス)を見ていて

マイケル・フェルプスという選手は本当に「競泳」が好きだと思った

がちんこ勝負の対決が好きなのだ

ファンデンホーヘンバンドのことも、韓国の新税・パクくんのことも、「レースするのが楽しみ!」と言っていた

2003年も2004年も「ソープとの対決が楽しみ!」としきりに言っていた

きっとそういう場面になると、アドレナリンがどばーっと出るんだと思う

強いわけだ

競るのが、負かすのが、好きなんだもん

フェルプスに限らず、アメリカやオーストラリアにはそういう選手が多い気がする

コーグリンもだし、ピアソル、かつてのアマンダ・ビアードとか。

競泳というのは「勝つ」ためのスポーツなのだと、改めて感じさせられる。


日本ではそういう考えは少ないような気がする。

今の日本チームで「レースすること」が根っから好きなのは、

きっと北島康介、森田智巳、山本貴司

私に思い浮かぶのはこの3人


日本の教育も最近は運動会でも競わせない方針だとか

弱肉強食の何がいけないのだ


無論自分の現役時代などは、「レース嫌い。レース中隣に人が見えたら嫌だ。自分の世界で泳ぐ」

これじゃあ競ったら負ける筈だ

現役時代にフェルプスみたいな考え方ができていたら、違ってたなぁ


今大会もレースが楽しみだ

メルボルンからの便り

2007年03月24日 | swimming
昨日メルボルンに着きましたが、全然寝てなかったのでフラフラで、夜は爆睡しときました

メルボルンは朝晩冷えます
夜中たくさん雨が降りました

13歳のときにイトマンの遠征で来た以来、17年ぶり!
何も覚えていません。。。
プールの印象はあるけれど。
あと当時中学1年生で、習いたての英語をホームスティ先で一生懸命使ってた。
その時はまだ"can"を習ってなくて、遠征直後に学校で習って、あー、これを知ってればもっと会話できたのにーって思ってたの覚えてます。。。

今回の世界選手権のプールは、全豪テニスの会場(オリンピック公園)内で、
とても良い雰囲気です

日本選手はみーんな調子いいって。頼もしい。

でもこれって大会前はありがちのことなので、
蓋を開けてみないとわからない。

確信できるのは、日本の選手は世界で戦うメンタリティになっている、ということです。

数年前みたいに、うわべだけの自信じゃなくて、ホンモノの自信。

各国からも一目おかれている。
アメリカからも、オーストラリアからも。

あー、楽しみ!

2001年からやっているテレビ朝日の水泳のお仕事は
自分の居場所があるみたいであったかいです

仕事のメインは、実況アナウンサーさんたちにたくさん情報を詰め込んで、安心して実況してもらうことです。
あと外国人選手のインタビューとか。

期間中の仕事はきついけど、アドレナリンでるから大丈夫!

質の高い番組のために、私も精一杯やります

タッチ・アン・ゴー

2007年03月22日 | Weblog

今日はうちの学生さんたちは追いコンですって。

その響きに「うらやましい。」と感じてしまった私はおばさんでしょうか。

 

ともあれ、

4年生諸君、卒業おめでとう

 

私はこれからまた飛行機に乗るのがゆーうつです。

肌カパカパ 目の下にはクマ

「シワが増えていく感じ」を実感するのって、オゾマシイ体験です。

何だか鏡を見ると、歳とったなー。って。

いかん、いかん!

 

さ、たわ言はこの辺にして、メルボルンへ行ってきます。

頭をシエラレオネから水泳に切り替えなければ。

今回、テレ朝とNumberの仕事です。

水泳の情報屋さんのクセに、今回の世界選手権に関して素人並みの知識だけど大丈夫か。。。


浦島太郎だす。

2007年03月22日 | japan

今朝、自己新記録となる「朝食に納豆3パック」を食べたイモトです。

久しぶりだからって、いくら何でも食べ過ぎです。

ま、いーよね。

ネギも卵も入れて、朝から栄養価高い、高い。

 

しかし、東京、ペース速い。

2ヶ月しか空けてないのに、変化してる。

はりきって5000円のパスネット買ったのに、何だか「IC乗車券」?パスコ?パデコ?

全然違うって?

イコカ?そりゃ、大阪だ。イコカでイコカ~。(←時差ボケなの)

それにしても、導入がマッハのスピードですね。

みんなすでにピッピピッピ通してる。

こういうときだからこそ、昔は駅ごとに切符切りのはさみの切り口が違ったこととか、思い出しませんか。

どこかで切符なくしちゃって、もう一回払わされちゃったりね。

東京で切符ってもうここしばらく見たことないような・・・。

 

おい。2ヶ月前にさかのぼる予定が、さかのぼりすぎだっちゅーの。

 

あと駅前に吉野家できてるし。

2ヶ月前は写真屋さんだったのに。

もう毎日前通る度に、おばちゃんに「試験ジョ行かれますか~。書き換えでしたらどうぞ~」って言われないのも、それはそれで淋しい気がする。

(あ、駅がバレましたかね?)

ところでいつの間にかもう牛丼は完全復活したのか?

何かうちの駅、吉野家のお陰でぐっと庶民度増したような。

ちょっと哀しかったです。最近人気上昇していたっぽかったのに。

 

シエラは2年間経っても大して変わってなかったのにね。

何か恋しいですね。

あのテンポが。

   選挙投票者登録。女性も国政参加に積極的?

 農村では女性の裸はなんともない。おばあちゃんとか、年頃の子でもね!

 あっち向いてホイ

 

さ、報告書。

明日からメルボルン行くんだから、早く仕上げるんだってば!!!


この国の未来は。

2007年03月18日 | sierra leone

大好きなシエラレオネの海を見下ろしながら、お別れを告げました。

また来るかな?

きっと戻ってくるよってみんな言うけど・・・

 

シエラレオネ好きですかって良く聞かれるけれど、躊躇なしに好きって言えるものでもない。

海は大好き。シエラの友達も大好き。

でも仕事すると、嫌い。

今回2回目の訪問で、仕事は前よりしんどかったかも。

発展の見込みがない。希望が持てない。

時々思います。シエラ人は誰もこの国を本気で発展させようと思ってないんじゃないかって。

私利私欲しか考えない人たちばっかり。

もうね、10年くらいみんなこの国から引き上げて、ボロボロになった時に、自分たちで何とかしようって思わないとだめかも。

 

そんなこんな考えて落ち込み半分、呆れ半分、3時間ほどでガーナに着きました。

 

  ・・・いや~、都会だね、ガーナは。

と思っている自分にウケます。

空港でかいし、綺麗だし。(もちろん大した大きさではない)

空港の税関にコンピューター置いてあるし。

カートとか、やたら綺麗だし。

 

と思ってたら、荷物待ちのときに、ベルトコンベアーが止まったのです。

停電だ。

周りの人は「OH, ガーナ」って呆れ顔でクスッと笑っているんだけど、

このときの私のリアクション。

すごい!ガーナには電気があるから停電になるんだ!

感動!

 

・・・シエラレオネには停電ありませんから。いつも電気ないから。

ジェネレーターをつけるか消すかだもの。

 

このまま日本行っていたらちょっと危なかったね。

ガーナでワンクッション置いてよかった。

街灯ついているだけで感激してるから。明るい!

スーパーマーケットで、そのスーパーの名前の印刷されたビニール袋に商品いれてくれただけでちょっと感激しちゃったから。

といってもガーナですけどね。

 

久しぶりのガーナでは、ガーナ事務所の人たちとTemaの焼肉やに行って、

そのあとRyan's Irish Pubで苦いギネスビールとともにSt. Patricks Dayをお祝いし、

今日はゴルチュー(Golden Tulip Hotel)のプールで水泳レッスンしてから、

日本に帰ります。

といっても2日間だけね。

 

ほなまた!


Kissy Madness

2007年03月13日 | sierra leone

はー あとちょっとで離任です 

もうこの「あり得ない~連発の国とお別れするのは淋しいです

ひとつひとつ 「あり得ない」をご紹介したかったんだけど

またあんまりできなかったなぁ

もうね 日常のことになりつつあるので、いちいち驚かないんだけど

でもやっぱり呆れるより 笑ってしまうこと いっぱい

 

たとえば、この週末のビーチからの帰り道の渋滞模様をお伝えしますとね、

最初はKissy周辺のあまりの渋滞にぶーたれていたのですが、オモロイことになっていきました

途中から何故か対向車線が、我々と同じ方向へ。。。

そのうち全4車線が同じ方向へ。。。

と思いきや、

同じ車線の向こうから車が。。。!!!

はい、もう、めちゃめちゃです。

 

努力はしているみたいだが、もはやどうにもできないポリスマン

ま、この国こんな感じなんですわ。

 

他にもね、道のどまんなかに巨大なゴミの山があったりとかね、

道端の水道管が壊されて、水を盗んだのはいいが、塞がないからそのまま出っ放しとかなんて日常茶飯事だしね、

何年もかけてようやく水力発電ダムができたと思ったら、

配線が何百キロも全部盗まれたとかね、

(そしてそれは売り払われて鍋になったらしい)

もーめちゃめちゃ。

私のアフリカ経験の中でも、「あり得ない」度、高い。

 

それでも何だか、好きなんだよなぁ。この国が。

何ででしょうね。

 

さあ、ラストスパートだー。


昔懐かしプルタブの秘密

2007年03月07日 | sierra leone

更新が滞っておりますが。。。 元気です!

ちょっと慌しいですけど。やっぱこの時期。年度末。みなさんもでしょ?

お金の処理と、出張者多数、新オフィスへの引越しも迫ってきたし。。。

私の離任まであと10日ですし。

 

写真は今日のランチです。

30円のサンドウィッチ。

あまり周りにレストランもないんで、道端で買います。腸チフスとか怖いけどね


中に、缶詰の豆とか、ゆで卵とか、きゅうりとか、オイルサーディン(いわしの油漬け?)とか、レタスのかけらとか、ケチャップ、マヨネーズ、と何せ沢山の具が申し訳なさげにちょこっとずつ入っているのね。

そのハーモニーがまたね、かなりチグハグでして。ええ。

慣れてしまえばこれが美味しく感じるから不思議です。

人間の習性というものは恐ろしいものです。

あと最初は新鮮に思えた、今は亡き、缶ジュースの「プルタブ」(写真参照)も、まったく珍しくもなんともなくなっているから不思議。

最初は「おお!!!プルタブだよ!!!今どき!!!」と若干必要以上のリアクションをしてしまったのですが。

昔のストックの売れ残りがここにまだあるのか?と思って、

友人のコカコーラ・シエラレオネ支社の社長にこのプルタブについて聞いてみたところ、

そうじゃなくて、エジプトの工場から来ているんだけど、そこにはまだ現代的な開け口(缶を開けてもプルタブが離れないでくっついたままになるやつ)の製造マシンがないだけとのこと。

ふーん。

ま、どーでも良い知識ですが。

というわけでこういうくだらない話を、あと10日間でできるだけお伝えしたいと思いますが、何せドタバタの今日この頃です。