地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

開発援助ワーカーの憂鬱

2007年05月31日 | development

ずっと使ってきた鞄がハゲてきたので、新しい鞄が欲しくてここ何ヶ月も探している私。

欲しい鞄がなくて・・・ やっと見つけたのは高級ブランドのモノでした

良い鞄は10万円はくだらない。

でも果たしてそれは必要か?

どうせ日本でしか使わないのに。

悩んで、同じく開発援助ワーカーのN国に滞在中の友達に相談した。

A子「買っちゃいなよ!」

私「ん~ でもさ~」

A子「それいくらすんの?」

私「○万円」

A子「げぇぇぇぇぇ!!!

私「そうなんだよねぇ

A子「N国ではランチ1000回分だね・・・

私「でもさー いつも贅沢してないしね。日本にいればランチだ、ディナーだ、飲みだ、洋服だ、娯楽だっていつもお金使ってるのに私たちは全然使ってないんだからさ」

A子「そうだよ!」

私「それに今は考えられない額だけど、日本にいると感覚麻痺しちゃうっていうか、どっちが異常なのかわかんないけど・・・」

A子「こっちにいるときはどーでもいいんだけど、日本にいると欲しくなっちゃうんだよねぇ、不思議なことに。ねー、買っちゃいなよ!」

私「今度買おうと思ってたドレスやめたから、お金浮いた気分だしね!」

A子「あー じゃあなおさらじゃん!ちょっと違うけど。私なら買うね。この間日本で○万円のランチ食べたし。至福を味わったよ」

私「そうだけどさ。もーなんでこんなことで悩まなきゃいけないんだー」

A子「でもさ、それ買ったからって実際にはこっち側の現状はそんな変わらないじゃん。それだったらそれ買って、満足して、さらに現場でがんばって仕事すればいいじゃん」

私「でも私たちは実際に自腹でワクチン買って届けられるけどね

A子「そんなひっかかるなら、妥当なのにしといたら?もうちょっとお手ごろな値段の」

私「いっぱい見たけどイマイチないんだよねぇ、気に入ったのが」

A子「じゃー買いなよ!援助の仕事してるからって良い物持っちゃいけないなんてことないよ!欲しいものは欲しい!欲求は満たさないと」

私「でもさ、その鞄持ってたら、『この鞄のために命何個・・・』って考えて暗くなっちゃうよ。鞄が重たいよ」

A子「背負いすぎだよ」

 

・・・さて私はどうするでしょうか?!


また結婚式

2007年05月28日 | Weblog

大学の後輩のJPの結婚式がありました。

JPと奥さまの人柄の良さが滲み出る、温かい結婚式だったなぁ。。。

images 

結婚式はひとつひとつ、味があって、家族やお友達の愛が感じられて、ほんとに好き。 

しかし今週末は飲みすぎました。

禁酒とか言っていましたが、最初からそんな気サラサラありませんでした(笑)

 

先日は雅美たんと、元チームメイトの石丸さんとご飯。

一緒に泳いでいた石丸さんは今やTBSの名プロデューサーさんで、今は編成マンです。

「世界の中心で愛を叫ぶ」、「白夜行」、「セーラー服と機関銃」、そして最近は「華麗なる一族」。私と2歳しか違わないのに、大ヒットドラマメーカーです。私はひとつも見たことありませんが(笑)。ごめんなさい。だって日本にいないんだもの。今度DVD借りてきまーす。

石丸さんとは現役のときからすごくウマが合って、議論好きな彼とよく「朝まで討論会」しました

その時のテーマのひとつで覚えているのが、「オリンピックはお国のために戦うのか、否か」(笑)

アツイ・・・

ほんとに気が合うし、話してて面白いし、この間は中村真衣ちゃんの記事のことでアドヴァイスくれたり、うるさいけれど(笑)、人間の深みのある人です。私の昔の赤裸々話ばかりネタにするのはやめて欲しいけど!!!

石丸さんの会社の上司とかも合流して、また「朝まで討論会」になってしまいましたが、彼らと話していて「人生アツク生きなくちゃなぁ。」と思わされました。

アツイのイヤだなぁと思っていたけど、アツイとかじゃなくて、一生懸命になる気持ちを、若い後輩たちに伝えたいなぁと思いました。

手ぇ抜いてる場合じゃない。

スマートになんて生きなくていいよねっ。


無念

2007年05月25日 | sports

昨夜(というか今朝)のUEFAチャンピオンズリーグの決勝、3AMからのライブ中継はスカパー!の購読チャンネルの関係で見れなかったので(払うのケチった)、今夜10時半からの違うチャンネルの再放送までは一切の情報から離れようと心に決めていました。

結果を知ってから観るサッカーほどつまらないものはない。

サッカー好きの友達にも「私に結果言わないでね!」と念を押し、気合い十分の一日。

今朝起きてから、テレビも見ないし、新聞も(まだ載っていないと思いつつ)読まない。

PCも開かない。

今日一日は、俗世間から離れよう。

修行僧のように・・・

ぽく ぽく ぽく ぽく ぽーん ひらめいた!!

 

などと思いながら、駅のキヨスクを通りかかった時、ちらりと目に入った夕刊の見出し広告。

    「ミランV」

            ・・・

   くうぅぅぅぅぅぅぅぅっ  

 

見てしまったぁぁぁーーーーーー

悔しさのあまり、行きゆく人々の間で一人、頭を垂れて地面を見つめる私。

 

キヨスクのばかやろーーーーー

 

 

しかし、2年前程の感動はやっぱあり得ないね

imagesマンチェ大学院留学時代の太った私


びっくり

2007年05月23日 | swimming
今、バタフライの先生をしていることが今朝のスポーツ紙に出ちゃいました☆

日刊スポーツ

「見どころは『やっぱり長沢さんのバタフライ』」


プ、プレッシャー~(汗)

でもすでにすごく上手になってます
すごぉーく筋がいいです

本番が楽しみ(>_<)

30歳までに。

2007年05月23日 | Weblog

最近のマイ・ブームは『お掃除』なのですが、ずっと溜めていた分、出てきます、出てきます、色んなものが。

その中で見つけた面白いもの。

『30歳までの30の抱負』

26歳の大学院生のときに、友人と二人で書いたもの。

堂々第1位に書かれていたことが、「結婚する」でした。笑笑笑

初っ端から出鼻をくじかれました。ウワアアアアン (つД`。)゜。 

 

以下・・・ ちょっとお笑いです。

2)ニース、モナコへ行く。(去年行った!)

3)○○ちゃんの結婚式へ行く。(かなり他力本願な抱負。しかもその子は結婚しましたが、お式は挙げていない。)

4)○○ちゃんと○○くんの結婚式に行く。(またもや他力本願。二人は結婚せずに別れました。)

5)10kg痩せる。(その時の体重が書いていないのでわかりませんが、間違いなく10kgは痩せていない)

6)○○ちゃんと仲直りする。(なんだこの抱負は?!小学生か?!)

7)国連職員になる。(なります~ 今年!やっと美しい抱負が出てきた)

8)家族にヨーロッパ旅行をプレゼントする。(両親に島根旅行ならプレゼントしましたが。もうそれでいいでしょう。)

9)サーフィン!(全然してない)

10)SCUBA!(去年3回潜った

11)DIVING  (意味不明。スキューバが上にあるのに?まさか、飛び込み?!)

12)魚をおろせるようになる。(なりました

13)車(ミニ・クーパー)買う。(ミニは買っていないけどRAV4買って売った)

14)ゴルフ 100切り (もってのほか)

15)フランス語ぺらぺら (毎週通ってはいますが・・・

16)イタリア語ぺらぺら (グラーッツェ!)

17) 内緒

18)「好き」って言う (なんだ、この少女みたいな抱負は 照。)

19)○○に会いたい (恥ずかしいので内緒)

20)彼と旅行する (照。)

21)地中海旅行 (アテネには仕事で行きましたー あ、南仏にも行った)

22)ギャンブルやって「もう2度とやらない」と誓う (カジノ行ったけど、楽しかったー。また絶対行きます)

23)セーターを編む (書いただけ)

24)博士号取得 (書いただけ。よく修士のときにこんなこと言えたなーっ)

25)株を買う (まだ!買いたい!)

26)内緒

27)高校時代の親友たちと6人で旅行 (旅行っていうか大阪でただ集まりましたが。みんな行動力ないので。)

28)○○の結婚式に行く (また出た、他力本願。行った!けどその子は離婚しはりました~ 残念)

29)ナンバーの特集記事を書く。(書いた!2004年に!しかしコレ書いたときにもすでに書いたことあったな)

30)内緒

 

――というわけで、30個中、31歳の今、実現していたのは10個でした 26歳の時に思い描いた30歳の『わたし』像は、3分の1、達成してるのかな?

しっかし、くだらない抱負ばかりでした。

「結婚する」と1番目にはっきり書ききったかと思えば、「好きって言う」とか。どれだけピュアなんですか、26歳の私!

他人の結婚式に行くって、抱負でしょうか?

仕事のこととかほとんどありませんでした。圧倒的に趣味の世界ばかりでした。まー、私の人生充実させるのは趣味ってことでしょーか。

これから『35歳までの35の抱負』を書こうかな。


執筆後記

2007年05月22日 | swimming

5/10に発売されたNumberの中村真衣ちゃんの記事について、沢山反響頂きました。

読んでくださって本当にありがとうございます

書いていて、最後の方は集中力がなくなってしまい、自分で何度読み返しても何が何だかわからなくなってしまっていたので、正直読んでくださる人が仕上がりについてどんな反応をして下さるか、まったく想像がつきませんでした。

今回の記事で難しかったのは、被写体(中村真衣)をあまりに知りすぎていて、書きたいエピソードが沢山あって、絞るのが難しかったこと、それから彼女が信じられないくらい複雑で繊細な性格の持ち主だったことです。

94年から同じチームで泳ぎ、その後もずっと彼女を近くで見続けてきた私にさえ、口には出さないで隠していた部分もあって、もちろんメディアには話さないし、そんな彼女に気づきながらも、本音を吐露させようと少し攻撃的な質問をして、泣かせてしまったことさえありました。

真衣が誰にも言わずにひた隠しにしてきた部分を、私が原稿にしてしまってもいいものか?と悩みましたが、それが彼女の凄さだと感じていた部分だったので、「ひょっとしたら真衣はこの記事を読んだら怒るかもしれない」と思いながら書いていました。

私が伝えたかったこと。

それは、真衣のこだわり。

どこまでも負けず嫌いである強さ。

最後の最後まで自分に対して負けなかったところ。たとえ相手に負けたとしても。

ひたむきさ。真面目さ。

こう思って地道に頑張る人は他にもいるかも知れないけれど、多分伸びなくなってあきらめるでしょう。限界を感じるでしょう。精神的にも一線を保って、自分と戦いながら毎日毎日トレーニングするのは相当辛いことです。

でも真衣は記録を伸ばし続けた。

その才能と努力。

本当はもっとうまい文章が書ければよかったのですが、、、

特に、彼女の必死でもがいているような部分が全体的に出て来過ぎてしまって、本当はサラブレットみたいに凄い人なのに、本当にその維持のレベルの高いところ、ずっと記録を伸ばし続ける難しさ、みたいなところをちゃんと書ききれなかったのは残念でした。

 

でも竹村コーチや彼女を良く知る周りの人たちだけでなく、誰よりも真衣自身が喜んでくれたとき、ようやくホッとしました。

そして竹村コーチが読後の感想メールを下さいました。

「幸せな我々にまた乾杯しましょう」

そう、真衣という素晴らしいスイマーに出会えたことが、とても嬉しいのです。

真衣を応援することが幸せでした。

真衣、ありがとう!

真衣・中学生、私・高校生(私、かなりヤバイ) 手前は雅美ちんです


b-day

2007年05月21日 | Weblog

沢山お祝いしてもらい、幸せでした(>_<) 

日本でのお誕生日は久しぶりでした

去年はモザンビークのビーチにいて、その前はケニアのバーにいました

いつも以上に人の温かさを感じます

ありがとう ありがとう

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あり・ガトー(gateau) (←31歳になり、知的な親父ギャグに磨きをかけようかと思いますがいかが?イケてない・・・

注)コレ全部食べたわけではありませんよー! 「またケーキ食べてる」と思っているそこのあなた!今日からまたダイエット再開


自然食

2007年05月19日 | japan

バースデーウィークです。

歳を重ねるのが億劫ですが、年に一度なので騒いじゃえ。

ダイエット中の私を考慮してか?、オーガニックのお店に連れていってもらいました。私と同じ、1976年生まれのこのお店。

MOMINOKI HOUSE

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オーガニックのワイン、ひじきパスタ、オーガニックのケーキ(バナナケーキで、上に乗っているのはにんじん!バースデーのスペルが違うところがまた味がある)・・・

聞こえは”味しない”感じですが、この自然食の味が、本当に美味しいのです。

明日は絶対に快調です。ディトックスできた感じ。

一緒に行った人のうち、tagataさんはカメラマン。さて、上の写真のうち、どれがtagata氏のものでしょう???

私のしょぼいデジカメで撮ったっていうから驚きです。今度、写真教えてもらいます♪

みなさん ありがとう~~(>_<)


二本松デビュー☆

2007年05月14日 | japan
智恵子は東京に空が無いといふ、
本当の空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしはうすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に毎日出ている青い空が智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。

――「あどけない話」 高村光太郎 『智恵子抄』より


行ってきました、”ほんとの空”を観に。

どれか安達太良山かはわかりませんでしたが、安達太良山は「乳首(ちちくび)山」と呼ばれるそうです。
由来は知りません。
私の友人は「あだたら山は”乳頭”山と呼ばれているんだぞ!」という間違った知識を事前に与えてくれました。
違いますから。勝手に名前を変えないように。

すみません、下ネタでした。


さて、知る人ぞ知る、福島県は二本松。
青年海外協力隊の”訓練所”は、秘密基地か、はたまた隔離病棟か、山のてっぺんにひっそりとそびえたっていました。

私がそこへ行ったのは、これから2年間の任務へ旅立つ協力隊のみなさんに、ルワンダという国を説明するためです。
私は隊員経験者ではないのですが、2005年12月に隊員事業が再開されたルワンダは、まだその”一期生”が現地にいるため、ルワンダに8ヶ月滞在した私に「任国事情説明」のお鉢が回ってきました。

これから2年間、あちこちへ旅立つ皆さん。

ご苦労さまです。

青年海外協力隊は、途上国の条件の悪いところでせっせと活動する、『日本の顔』です。
アフリカの色んな国で協力隊の話を聞いていると、その生活が凄まじいです。
「雨でシャンプー」とかね。「マーガリン食べてる」とかね。
ほんとうに、敬意を払わずにはいられません。
これから旅立つみなさんの顔は、キラキラ輝いていました。
健康第一で、楽しい活動をされてくださいね!

さて、岳温泉でゆったりとくつろぐ前に、二本松でちょっと乗り継ぎの時間があった私は、町を探索してみました。
情緒溢れる町で、やたらと新鮮でした。

こんな昭和っぽいタバコ自販機、今どきありません。
問題は、本当に買えるのだろうか?
もし買えたら、さぞかし味のあるタバコでしょう・・・
吸ってたら石原裕次郎とかが「ちょっと火を分けてくれねぇか」と現れてきそうです。

その自販機の目の前にある、『洗濯屋』。
何をしてくれるところなのか、火を見るより明らかですが、なぜこんなにも新鮮な響きなのでしょう。

最後に・・・ 私の意表をついたお店。
見えますか? 『ファンシーショップ 女の子』
何売ってるんでしょうか??? とにかくすごいネーミングです。ドギマギしながら写真を撮ってしまいました。店の奥には絶対に何かがあるような・・・

さて、二本松のお土産はこちら↓
 
二本松銘菓 玉羊羹と『ままどおる』

まいう~。