地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

ふりかえる

2006年12月31日 | Weblog
今年はコントラストの年。

'06年前半はルワンダで怒涛の日々。
94年、高校3年時に衝撃を受け、平和構築を志した思い入れの強い地で、走り回りました。

'06年後半は、日本でのーんびり。
NPO(TICAD市民社会フォーラム、ワールド・スイム・フォー・マラリア)活動、Number等執筆活動、慶應大学体育会水泳部コーチ業、パリ留学・・・ 

今までの走り続けていた時期に比べたら、ダラダラ毎日を過ごしていたような気もするけれど、こういう時間が必要だった気がします。

30歳になるときにスタート地点に立っていたい、と常々思ってきました。
今、30歳。
スタートはもうしている気がする。
ちょっと給水地点で立ち止まっていたけれど。

これからも私は走り続けるのかもしれないけれど、立ち止まって回りの景色を見渡すことはすごく大切なこと。
身近な人たち、それから自分自身のことも。

今年1年、ほんとうに多くの方々にお世話になりました。
感謝の気持ちでいっぱいです。

私はまだまだ至らぬ点ばかりで、ご迷惑おかけしていますが・・・ 今後とも宜しくお願い致します。

皆さまにとって、2007年が素晴らしい年になりますように。

『ルワンダの涙』

2006年12月28日 | rwanda

日本に居ると、正直、現実忘れちゃいます。

どっちが現実なんだかって感じだけど、おいしいもの食べたり、飲んだり、お洋服買ったり、最近パリにも行ったから、何か洗練された気分になったり。私には、これは現実ではない気がする。

別に援助のお仕事しているからって、そういうことするのどーなの?とは思わない。自然の欲求だし、素の自分だし、もっと言えば、これがないとやってられない。

だけど、それも自分、途上国の人たちのために働くのも自分。

 

日本では1月公開の『ルワンダの涙』のマスコミ試写会に行ってきた。

原題は『Shooting Dogs』

94年のジェノサイド(大虐殺)のとき、犬が信じられないほど丸々太ってたって、ルワンダ人が教えてくれた。人の死体を食べて。

国連軍は、この犬たちを撃つことしかできなかった。殺人者たちを殺す使命は与えられていないからって、黙って見過ごした。

この映画、ルワンダにいるときにも話題になっていたけれど、見るチャンスがなかった。

開始前から、またあの虐殺のことや、ルワンダのお友達や、今も苦しんでいる人たちのことを思ってポロポロ泣いていました。

映画の中でも、何回も何回も泣いちゃった。

とても良い映画だった。

『ホテル・ルワンダ』は、何だかしっくりこなかったのです。伝えるべきメッセージが微妙に違う、という違和感があった。

撮影地がルワンダではなかったし。キャストもルワンダ人ぽくないし。これはマニアックな視点ですが

でもこちらは、しっくり来た。

私が常々思っていることが、ストレートに表現されていたっていうか。

それは、黒人ひとりの命と、白人または私たち日本人ひとりの命の重さの違い。

国連の無力さ。

命を懸けて、大切にするもの。

私がもし映画の中のジョーと同じ目に遭ったら、どうするだろうか?考えさせられた。

 

ぜひこの映画、たくさんの日本人に観ていただきたいです。

皆さんの多額の税金が、いかに無意味に使われているか、関心をもってもらいたい。

演技もすばらしいです。神父さん役のジョン・ハート、特に。

 

私は、2007年から国連機関で働くことになりました。(JPO試験に合格しました)

その前にJICAの仕事で3ヶ月シエラレオネだけど。

長かった充電期間も終わりです。

ようやくこのブログも本題に沿える日が来ました(笑)

「国連は夢ではなくて、目標でした。」(←小学校の後輩、レッドソックス松坂くんのぱくり)

国連が、または国際社会が、人間ひとりひとりの命を平等に扱って、少しでも多くの人の命を救えるよう、

国際社会の一員として、尽力します。

 

・・・と2007年の意気込みを真面目に語ったところで、

その前に家族とのお正月を楽しもう。。。(´Д`)


パリのおすすめレストラン♪

2006年12月27日 | france

何人かパリに行く方からリクエストがあったので、そんなにグルメ通というわけではないので恐縮なのですが、私が行った中で、オススメのレストランをご紹介しておきますね・・・ どこも要予約ですが、英語も通じると思います。

フレンチ

(1) Bistrot du 7eme(ビストロ・デュ・セッチェム)7区
56 Blvd de la Tour Maubourg (Tel) 01 45 51 93 08

最寄り駅はメトロ8番のLatour Maubourg 

クオリティ高いコース料理がリーズナブルに!このクオリティで3皿(前菜、メイン、デザート)20ユーロは他にはないです ワイン揃えも豊富、店内もシックで。地球の歩き方にも載っているからか、日本人も見かけました。

(2) L'EPI DUPIN (レピ・デュパン)6区

11 Rue de Dupin (Tel)01 42 22 64 56 確か日曜日の夜と月曜日の昼はお休み
最寄り駅 Metro12: Sevres-Babylone
ミシュランに載っているお店で、かなりの人気。ランチも早めにしないと予約取れないです。前菜のスープが絶品でしたぁランチは2皿プラスワイン1杯で24ユーロくらい?3皿32ユーロくらい。夜は3皿で32ユーロくらい。スタッフで日本語勉強して片言話せる人がいます♪

(3) LE BISTROT DES VIGNES (16区、最寄り駅はメトロ9番La Muette)

1 Rue Jean Bologne (Tel) 01 45 27 76 64  毎日オープン

普通の美味しいフランス料理で、ディナーコース一人30ユーロくらいだったかな?タルタルが

(4) LE BISTROT DE MARIUS

6 Ave. George V (Tel) 01 40 70 11 76 (8区、最寄り駅はメトロ9号線のAlma Marceau)

シーフード料理のカジュアルなビストロです。魚貝が恋しいときはここへ!40ユーロくらい。

タイ料理
(5)LIVINGSTONE

106 Rue Saint Honore (Tel) 01 53 40 80 50(最寄り駅はCHATLET or LES HALLES or Louvre Rivoli)

要予約。ここは穴場です。すごくお洒落なお店。ガイドブックには載っていないので、日本人観光客はいないです。ちょっぴり辛いものが多いけれど、カレーやパッタイなど、絶品!私はカレーは英国マンチェスターのカレーマイル(Rusholme)に勝るものはないと思っていたんだけど、再考の余地あり!と思わせた。初めて飲んだ台湾赤ワインもおいしかった~

スイーツ

これはもう過去のブログ読んでいただければ・・・笑

PIERRE HERME(6区。サン・シュルピス協会近く)の何でも!マカロンも、ショコラも、イスパハンとかのケーキも。。。

天才ショコラティエ JEAN-PAUL HEVINのマカロン。この間、表参道ヒルズでも発見。

オペラ座の隣のCAFE DE LA PAIX (9区、12 blvd des Capucines) の特大ミルフィーユは食べてみる価値あり!私、運ばれてきた途端、「ぎゃっ」て大声あげてしまいました。あまりの大きさに。しかし味もかなりいけてました。。。

パンはやっぱりポワラーヌ(6区)のパンが、王道だけど美味しかったです。ポワラーヌはスーパーでも売っています。

以上!

あれ?何だかこのブログ、食に関する内容が多くなってきましたね。。。


クリスマスの謎

2006年12月26日 | Weblog

どこに行ってもカップルだらけとか、クリスチャンじゃないのにとか、いろんな不可解は無視して、久々の日本のクリスマス、新鮮でした。便乗して楽しんだ!

しかし何で、24日がお祭りムードMAXなんだっけ?

肝心の25日は、シカト?なにゆえに?

今年は25日が月曜日だからっていうのもあり得たかもしれないけれど、毎年そうですよねぇ。。。

 

東京のイルミネーションは、パリから帰ってきたばかりだからか、なんか物足りなかったです。

あれ、私、今すっごくイヤなやつ?(笑) ごめん・・・

でもほんとに綺麗だったから、写真見てくださーい

 ギャラリー・ラファイエット

 シャンゼリゼ大通り

 ノートルダム寺院

さて、来年はどこにいるのかな・・・


クリスピー・クリーム

2006年12月23日 | japan

帰国してから、JICAでの打ち合わせで新宿に行ったとき、南口のサザンテラスに長蛇の列が・・・

よく見ると・・・ Krispy Kremeだぁ!

いつの間に?!

軽く、興奮しちゃった。

とうとう日本に来たのね!しかも、牛丼再開?と思わせるような大行列。

アメリカ留学中、Krispy Kremeは東部にしか展開してなかったため、遠征先で見つけたらチームメイトと焼きたての時間を待って並びました。

焼きたてだと、ドーナッツが口の中でとろけるの。これマジです。

 

↑焼きたてのときはこの看板がこうやって光ってるの。9年前の私(笑)

 いつも使ってたマグ。

 

JICAに行く度に見てみるけれど、相変わらず凄い行列・・・

行列がなくなってきたら、懐かしの味を噛みしめに行こう


冬来たりなば、春遠からじ。

2006年12月22日 | swimming

久々に競泳の取材。3月のメルボルン世界選手権の合同合宿にお邪魔しました。

選手やコーチたちに久しぶりに会えて嬉しい(>_<)

それにしても競泳の冬場は地味でストイックです。プールの底だけを眺めて、ひたすら泳ぎ込む。特に長距離の選手はね。春に笑うことだけを思って・・・。

食い入るように泳ぎ見てたら、「いもっさん、ちゃんと仕事してる?コメント聞いてないじゃん!」って選手に言われた(笑)。だってみんな惚れ惚れするほど良い泳ぎだし、一番の取材だもの。。。

代表チームを見るのも久しぶりでしたが、新しい顔が増えて、

今日の練習だけを見ると、その新人とベテランの調子の良さが目立っていたような。

中堅はちょっと疲れてる?

でも気持ちがフレッシュな新人はもちろんのこと、山本貴司や中村真衣ちゃんの泳ぎ、良かったな。28歳、27歳で、まだまだ元気。貴司は完全復活近いし、真衣もいい泳ぎしてた。本当に頼もしいし、尊敬します。

この二人の存在って、今のチームにとって大きいんじゃないかしら。

ずっと知っているから贔屓目に見ちゃっているのかも?

 

JSSでチームメイトだった真衣と竹村コーチにとっては、何回目?の世界への挑戦。

94年ローマ、96年アトランタ、98年パース、00年シドニー、01年福岡、03年バルセロナ、そして今回。

世界は厳しい、50mは難しいことを嫌というほど知っている二人。

親子みたいな二人のコンビに注目です

真衣のblog  竹村コーチのblog

 

イトマンの後輩、小学生のときから知っているパパ・貴司は、28歳にして初の高地トレーニングに挑みます。これは密かに結果が楽しみ・・・ 高地はむずかしいけれど、成功しますように。

 

遠いアフリカの地から、精一杯応援しています。


パリのミュゼ

2006年12月21日 | france

こちらもリクエストがあったので、パリの美術館について・・・

沢山美術館に行って、普段あんまりアートの人ではないのに、何だか開眼しちゃいました。

お菓子の世界にも足を踏み入れちゃったから、パリで2つ世界が広がった感じ?

まぁ 帰国してからソッコーその熱も冷めてしまったけれど・・・

 

一番のお気に入りは『マルモッタン美術館』(モネ美術館)と『ピカソ美術館』

モネとか、印象派は昔から好きです。

マルモッタンはこれでもかーーーーっていうくらい、モネの世界に浸ることができました。心が洗われる感じ。

有名な『睡蓮』も沢山あって、それも色合いとか、ひとつひとつ微妙に表情が違うのだけど、オルセー美術館にあったいくつかの『睡蓮』よりも、マルモッタンの方が好きでした。オルセーはやっぱり観光客や子どもの社会科見学みたいのが多くて騒がしいし。

これがオルセーにある『睡蓮』

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他にもいろいろあって、モネは人気のフロア。

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images ゴッホも好きです。

 

あと今回その世界に魅了されてしまったのは、『ピカソ美術館』

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ピカソって奇人っていうイメージで、ぜったい理解できない芸術だと思っていたけど、作品の中で半分くらいは好きだった。特に、紙とかボロきれとか、糸とか、いろんなもの使ってぺたぺた創作しているものが気に入ってしまいました。そのバランスとか、色合いとか、すっごくセンスあると思った。この人天才なんだなぁと思った。

こちらはポンピドゥーセンター(近代美術館)のピカソ

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でもやたらとモデルが裸なんですね。それもすっごい露骨なのもある。それはちょっと、ゴメン、って感じでそそくさとその場を離れました。でもこの↑の絵は好き。名前忘れちゃったけど、有名なんですよね、確か・・・。微妙に違うのがたっくさんあって、どれもかわいー。

 

ルーヴル美術館も、作品数が多すぎて”お腹いっぱい”になった。

モナリザとか、有名なものにはめちゃくちゃ観光客が集まっていて、でも他のフロアは静かでした。

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ずっといたから疲れちゃったけど、『ハンムラビ法典』だけはみないと・・・って這うようにして行きました。

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なぜかって、高校のときの世界史の先生が『ハンムラビ法典』の話ばかりしてて、その発音がおかしくって、あだ名は『ハンムラビ』。そんな楽しい高校時代を思い出して、立ち尽くしていました。

長くなってしまったけど、こんな”非日常”の世界がパリにはあちらこちらにあって、お気に入りの過ごし方でした~。


南仏の思ひ出

2006年12月19日 | france

リクエストに応えて 南仏プロヴァンス&コートダジュールの写真 もうちょっとお見せしま~す

長く滞在していたHyeres(イエール)は、とっても可愛らしい街でした

フェリーで島にも行ったり・・・

のんびりと暖かい時間の中 半袖で歩きました

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ニースもプロムナード・デ・ザングレは広々として爽快

コート・ダジュールの名のとおり 海が果てしなく碧かった

ジョギングしたかったけど時間がなかった

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そして旅の締めくくりは・・・ モナコ公国

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何だか不思議な感じでした

ずーっと行きたかった場所なのに、行ってみたら悲しくなった

 

なんでこんな国があるの???

なんでこんなに豊かな人たちがいるの???

なんで世界はこんなに不平等なの???

 

アフリカの子どもたちの顔が浮かんで、すごく悲しくなっちゃった

自分でも驚きのリアクションでした・・・

私がこんなにナイーヴだったとは・・・笑

でもそのくらい豪華すぎた

地球の天国と地獄と両方見ちゃったような・・・

哀しいくらいに綺麗だったけど

ちっとも心に響かなかった

トボトボと帰路についた私でした


オトコが寄ってこないワケ?!

2006年12月17日 | Weblog

お昼寝ガマン(>_<)したから 時差ボケが治りつつあります

昨日は つきぢ田村で母とランチ♪

ひょんなことから三代目と知り合い

そのときに女性として(?)大切なことを教わりました

お料理の話してて

「ほんだし使ってっからオトコが寄ってこねえんだ そういうのを男は感じ取るんだ」

 

・・・そ、そうだったのか・・・(笑)

 

私「でもほんだしもめんつゆもおいしいですよ・・・」

「それは本当のだしの美味しさをわかってねぇんだ」

そして三代目は昆布や鰹のおだしからできるお料理法を伝授してくださいました

そうか お料理の基本は 良いおだしから来るのか!

 

それからというもの・・・ 

まだほんだしを使っている私

          ・・・あかんやん!

 

昨日も ひとつひとつおだしが効いて 丁寧に作り上げられたお料理を堪能して帰るところ

三代目が厨房から出てきてくださって

前から約束していた本をプレゼントしていただいた

「アフリカにも持っていきます」と言ったのはいいけれど

あんま和食の食材がないんだよなぁ・・・ アフリカには 

大根とか白菜とか 良いお魚とかないんです 

でも今度のミッションでは 

ほんだしじゃなくて昆布とかつおぶしを詰めていこうっと 


マルセイユ、なかなか。

2006年12月16日 | france

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フランス滞在中に、1週間南仏プロヴァンスとコートダジュールを旅しました。

ずーっと前から行きたかったの。

TGV(電車)に乗って、パリからマルセイユまで4時間くらいで速かった。

 

特に気に入ったのは、港町・マルセイユ。

港と言えば、ヴェネツィアが抜群にお気に入りだけど、夕陽に包まれたマルセイユ港も感動的な美しさだった。

中田浩二もいた、サッカーの街。

田舎街だけど、活気がありました。人もパリより温かいみたい。

バジリコ大聖堂から眺めると、赤いレンガの家並みがぎっしりで、情緒深い。

変な時間に行ったので、ブイヤベースを食べ損ねた。