地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

難民危機の実態

2017年08月31日 | greece
一泊出張でレスボス島へ。
ここはトルコからボートでやってきた5000人くらいの難民が滞在中。

やっと、最悪の環境と言われるモリア・キャンプへ。
来るのに一年も経ってしまった。
どうして私は今まで平然と無視してきたんだろうと、行く前から自戒。

外から見ると、有刺鉄線で何重にも覆われて、かなり物騒な雰囲気。
刑務所みたい…。
キャンプには思ったよりスッと入れた。
IDの提示も普通は聞かれるのに。
簡単に入れちゃった。
人身売買の売人だって簡単に入れちゃうのか。

中は人でごった返した感じだった。
色んな人が行き来していた。
所狭しとコンテナの住居が並ぶ。
その中で長い列を待つ人。
病院の列、現金配布の列、昼食の列、弁護士との面会を待つ列。

雰囲気が最悪だった。
1500人の定員なのに、倍以上に膨れ上がっているから、
テントがぎっしりと並べられている。まるで罪人みたいな扱いの環境。
しかもいろんな人種のるつぼ。
これが怖い。
言語もバラッバラだから、統制が取れない。
みんな顔に酷い疲労を浮かべてる。
レイプだって頻発らしい。

その中でウロチョロとしている子どもたち。

ここにいる何百人もの子どもたちには、
教育の機会がない。
ここでずっと働いているNGOの肩を持つと、
キャンプは今年の初めまでは単身の男性のみのキャンプになっていたのだけれど、
最近ボートで着いた人々が膨れ上がって、
収容する場所がなくてこうなったらしい。
でも着いたばかりの人や家族もいるし、
もう一年以上ここにいて動けない人もいる。

子どもは、ここ数ヶ月間に着いた家族ばかりの筈。
それにしても子どものいる環境ではない。

こんなキャンプに入れられるとわかっていたら、
これからもどうなるかわからない、
トルコに送還されるかも知れないとわかっていたら、
そもそも国を出てきたのだろうか?

ある unaccompanied minor に会った。
保護者なしで1人で海を渡ってきた子どものことだ。
彼らはこの欧州難民危機の関心の約半分くらいを占める。
大半は15歳以上の男子。

ガーナの首都アクラから来たという。
私も14年前にアクラに住んでいたことを思い出して、
乗り合いバスの客引きが叫ぶフレーズを真似して、くすくす笑った。

彼はゲイではないけれど、
お金が必要で男性に体を売ったら、
反ホモセクシュアルの団体に殺されそうになって、
逃げてきたのだと言う。

アフリカにはホモセクシュアルは有罪な国もまだ沢山あって、
死刑になる国もある。

それで難民申請したけれど、
ガーナは紛争下にないからとの理由で、
申請は却下されたのだという。

これからどうなるの?と聞いたら、
トルコに返される、そうしたら刑務所に入れられる、と言う。

テレビで見るような話。

他に集まってきた3人の子たちも、理由は聞かなかったけれど、
似たような感じなのだろう。
みんな泣きそうな顔してる。
そりゃそうだ。
結局は、子どもなのだから。
今までも、ここに辿り着くまでに物凄い壮絶な旅を繰り返してきたのだろうけれど、
多分目的はヨーロッパに辿り着いて、
何とか仕事を見つける根拠なき目算で、
必死にやってきたのだろう。

それが今、一寸先は闇。

どんな気持ちで毎晩眠りについて、
どんな気持ちで朝目覚めるのか。

せめて教育の機会しか、私は与えられないんだけど、と前置きして、
貴方たちが何とかこの先役に立つスキルを学べるように、
何か目標を見つけられるように、
ちょっと頑張ってみるからね、と言っても、
精神的に不安定過ぎて、そういう気になれない、と言う。

気持ちはわかるんだけど。

こりゃいかん。
一番厄介な子どもたち。

でも子どもは子ども。

ギリシャのお土産

2017年08月31日 | greece
ザキントス、ケファロニアの島を満喫し
いくつかの難関ロジも何とか乗り切り
体の弱い父もしんどいながらも
気分は多少アゲアゲになり(今思えばちょっと頑張りすぎたか)
さぁあとは残すところ
アテネに帰って
お土産と
アクロポリス攻略だー

暑さは1週間前と比べてだいぶ落ち着いたので(といってもまだ35度くらいにはなる)
プラカのお土産通りと
エルムー通りを十分ウロウロできました

母と姉はオリーブの石鹸やら
オリーブオイルやら
オリーブペーストやら
自分へのお土産やら
まー日本人って大変

コレスコレスと騒いで
結局KORRESは空港で買ったみたい

私もコレスは好きで
シャンプー、コンディショナー、フェースローション、クリーム、ボディミルクと
超愛用しているけれど
…実はO・LIVEというブランドの商品の方が好きだと言うことは
今回は言わないでおいた笑

ギリシャにはオリーブ入りの化粧品、シャンプー類
ゴマンとあり
もちろんコレスは日本人の間でも超有名だけれど
私の中では
香りといい
肌触りといい
O・LIVEが一番オススメです
あまり売っている場所がなくて…

でも通ってるジムのスパと
あとレスボスの空港でしか売ってるの見たことないんだけれど
あとはどこで手に入るんだろう?
と探してみたが
ウェブサイトもギリシャ語から英語に行くのに
ギリシャ語わからなかったら行きづらいんじゃ…
というような…
大丈夫かな… もうちょっとマーケティングがんばれ
だけど多分ちゃんと厳選して売っているような
そんな戦略ありそうな気配のブランドです?
そんなことどーでもいいって話

今度帰るときに買って
試してもらおうと思います


そして念願のアクロポリス!
父もなんとか階段上りきりました~!
やった~!



ああ、達成感
私がギリシャに赴任にならなければ
ここには来ていなかっただろうね
ギリシャに来させてくれた今の機関に
また改めて感謝!

そんなギリシャ家族旅行でした

世界一好きなビーチ

2017年08月29日 | greece
ケファロニア2日めは
今回の旅のお目当ての目玉の一つ
大好きな大好きなミルトス・ビーチへ!







この色…
波も小さいし
ビーチにも小さなバーが一つあるだけで
音楽も一切ないし
こんなに綺麗で有名なのに
落ち着いてて最高です

翌日もまた行ったのですが
風がいきなり強くなって
すっごい波
まったく別人のビーチ!



またこれも楽しかったけどね

強風のミルトスは少し株下げたかな
ハイチのココイエがやっぱり私の中の一番かな~

ケファロニアを満喫して
少しは涼しくなったアテネへ



来てくれて本当にありがとう

ザキントスからのケファロニア!

2017年08月28日 | greece
ザキントス島の美しいビーチと
プール付きヴィラ満喫し
北にフェリーで移動
ザキントスからケファロニアのフェリーは私も初めてなので
本当にちゃんと乗れるのか
少しドキドキ…
これさえクリアすれば
大移動のロジはあとはもう
延長戦の時間帯
老人と子ども引き連れて移動するのは
気が張る

フェリーOK!


一時間くらいの乗船で
大好きなケファロニア島に着いた
しかしここでトラブル…
ケファロニアの港ペサダには
ある筈のタクシーがほとんどなく
レンタカーを借りる空港までやっとこさ辿り着いたら
予約しておいた車がなかった…
一時間以上経過したので
もう別の客に貸し出しちゃったんだって
そんなのある?!
なんで電話しないの?!
そういうルールなんですって

あんたの会社今後絶対使いませんっ!といい放ち
怒りを抑えて
年老いた体の弱い父と義兄を待たせて
近くのレンタカー屋さんに駆け込む
母、姉、甥っ子は灼熱の港で待ちぼうけ
ようやく2件めで車借りられた…
ほっ…

気を取り直して
いざ目的地のアソスへ!







なんかね
去年初めて来た素朴で美しいこの町が
妙に落ち着くんだよね

ザキントスの蒼

2017年08月26日 | greece


猛暑のアテネから
まず向かったのは
ザキントス島

この島のお目当ては
何といってもシップレックビーチ

ジブリ映画「紅の豚」の
マルコの基地のモデルとしても知られているけれど
とにかくこのビーチの蒼と言ったら…


世界中旅してるけど
この蒼はないわ
一回行ってるけど
是非このビーチに家族を連れていこうと思い
この島に決めたのでした

ボートの時間長いけど
一生に一度
それだけの価値あるビーチです!

世界中からの観光客だらけだし
日陰もあまりないなので
冥土の土産に一回行けばいーや笑
でもたまに他の観光客が気にならないくらいに減る穴場の時間帯もある

でもザキントスはシップレックビーチ以外にも
普通に綺麗








↑ おかしな日本人母娘

お宿もお手頃な眺めも素晴らしいプールつきのヴィラ見つかって


皆ルンルン気分でギリシャの最初の島を満喫したのでした

はじめての猛暑!

2017年08月21日 | greece


家族が到着したとき
ちょうどヨーロッパに熱波到来で
40度近い日が続いて
外を歩けるような状態じゃなかった
家族もみんな
ものすごい量の水分を補給し
こんな暑いの経験したことないって
私はマリ経験してるから
結構へっちゃらなんだけど

甥っ子はアイスクリームをねだり
何とか凌いでくれた

なかなか外を歩けない中
どうやってアテネを楽しんでもらうかに苦戦したけれど
まずは時差と気温調整で
ゆっくり、ゆっくり…
島が本番だからと言い聞かせ…

といいつつ
いきなり中央市場(バルバキオス市場)行ったけどね

そして暑いときと雨の日はやはりココ

アクロポリス・ミュージアム
クーラー効いた涼しい室内から見るアクロポリスは
爽快なんだよね

東京オリンピックのときの猛暑が大変だって
大慌てしてるという記事を読んだけれど
2004年のアテネ五輪の暑さは尋常じゃなかった
それでも何とかなるんだから
アテネよりは暑くない東京の夏なんて
何とかなるよーと思う私

夜だけは何とかかんとかそろりそろりと移動
アクロポリスに両親が感動してくれ
明日は登るぞ!と意気込んでみたものの
その道は遠かったのだった…

御一行様来ギリ

2017年08月11日 | greece


人生に一度しかない
4歳の夏休み
お父ちゃんとお母ちゃんと
じいじとばあばを引き連れて
ギリシャに遊びに来てくれました

初めての海外
いつもの熱海とは違うよ
君の目にはどうやって映ってるんだろう

自然に触れて
外国人に触れて
少しはたくましくなったかなぁ
今日も君を喜ばせるためにおばちゃん考えるよ

来てくれてありがとう