地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

南の島々の南の国

2012年09月27日 | caribbean



最終日は研修が早目に終わったので
ラムパンチ片手に
サンセットを見ながら
ビーチに寝そべる
ああ…!
仕事でこんなパラダイスに来られちゃうなんて
私の人生ラッキーすぎます

なーんて調子に乗ってたら
全身蚊に刺されたわい!

泊まってるホテルは島で一番の高級地区、観光地のRodney Bay にあって
素敵なホテルとレストランがズラリ

淡路島くらいの大きさのこの国 セントルシア
なんか平和すぎて
拍子ぬけしちゃう
ここでは 多分急ぐことのメリットはあまりなさそうで
時間がゆっくり流れてる
さほど大きな問題もなさそうで
普通すぎてなんか物足りないわー
人々の教育水準はかなり高そうで
みんな英語が母国語みたいに上手で

アメリカの色濃く
気高いけれど
すごくフレンドリー
それも媚びでも 強要でもない
人柄が滲み出るフレンドリー
道ゆく人たちにも good evening って挨拶される
階級みたいなのも感じない

How are you dear は微笑ましいけれど

How are you baby はちょっと敬遠する

フレンドリーさ以外は
ところどころふとハイチを思い出させる
植民地時代の歴史的なつながりと
その後の運命と
ハイチの悲劇を感じさせる

セントルシアは16世紀にスペインに「発見」されたあと
フランスの統治を経て
イギリスに支配権を奪われた
(今もコモンウェルス)
フランス植民地時代に話されたクレオール語を今も使っているから
驚くほどハイチのクレオールに似ていて
顔もハイチ人とよく似てる

奴隷としてアフリカから連れてこられた人々が
その後の植民地統治の仕方、
戦争や重労働、貧困、人権侵害、独立、
いろんな歴史を経て
このカリブ海の島々の国民性を形成してきたんだ

そしてハイチは…
どうしたらあの悪循環から抜け出せるのでしょうか
似たような島にいて
比べずにいられない
憂えずにいられない

さてさて
そろそろ帰りますか
彼の国に


楽園ちらり

2012年09月25日 | caribbean

羽田 ー ニューヨーク ー ポルトープランス ー パナマ ー サン・マータン ー セント・ルシア

着いたーーー!!!

な、長かった。

ニューヨーク以降は、日本人の中では地理感覚がよくわからない方も多いかと思いますが・・・

羽田空港のカウンターのスタッフは、

Port-au-Prince の読み方がわからなかったみたいで、

空港の省略名の「パップというところ」って言ってたからね。

「というところ」って。あなた。

カリブ海には小さな島がゴロゴロあるってこと、中学か高校のときの地理の授業で習って、

かろうじて「セント・クリストファー・ネイビス」とか「トリニダード・トバゴ」とかの名前を覚えたな。

遠い遠い存在に思えたカリブ海に、自分が勤務している現実。

でもハイチは、普通の人が考えるいわゆる、クルーズの到着地に選ばれそうな「カリブ海の楽園」とは全然違って、

本当のカリブ海の島には、バハマくらいしか行ったことがなかったので、

今回なんと、仕事の研修で!タダで!(笑)楽園に行けるなんて、

この仕事していて良かったー。笑

 

最終目的地のセント・ルシアに着く前に、

パナマを経て、

サン・マータン Saint Maarten でトランジット。

次のフライトまでの時間が長かったので、街をぶらぶら。

サン・マータンは、領土がオランダ領とフランス領の二つに半分に分かれていて、

最初はオランダ領の方をぶらぶら。

街はちょっと廃れた感じ。

観光客と、現地(黒人)の差がくっきり。

オランダの統治は薄いらしく、みんながアクセントの強い、流暢な英語を話し、一見アメリカの領土みたいだ。

現地語のクレオール語もちらほら、

さらにスペイン語も。

ぐちゃぐちゃや!

さらにフランス領の方にも足を伸ばしてみると、

こっちはハイチみたいなフランス語と仏語のクレオール。

中国人もかなりいるようで、お店で中国語も飛び交って、一体何カ国語が話されているんだ?!

こっちもとっさのときの「すみません」とか、何語で言うか躊躇してしまう。

フランスの一部だからかなり環境も良くって、

ボートの停留所を見ながらペリエなんか飲んでいたら心地よくなっちゃって、

大好きな promod (フランスのお洋服のブランド)の店なんかもあって、

結局サマー・ドレスを何着か買っちゃった。あちゃー。想定外の出費。

 

時間がゆっくり流れていて、

みんな優しい。

蒼い海を前に、リゾートに寝そべって、マッサージでも受けたい。

あっ、仕事なんだった。

 


いのち

2012年09月24日 | japan

この子に会うために

つかのま日本に帰っていましたが

今回は会えないかなーと腹を括っていた出国直前に

ちょっと待ったと

出てきてくれました

新生児を抱いたのって

初めてかな?

こんなに可愛い

愛おしい存在って

今まで居たかな?

姉のこんな幸せを共有できて

ほんとうに帰ってきてよかったな

 

ポルトープランスに戻り

空港にタッチして

また旅立ちました

目指すはまだ行ったことのないカリブ海のパラダイス

今夜はパナマでトランジット

さてさて・・・


Isaacの仕業

2012年09月01日 | haïti



慌しい、ちょっとぶきっちょな毎日。
PC壊れたり。
家のインターネットも調子悪く。

トロピカル・ストーム Isaacが襲った先週末は、
だいじょぶかなー 強くなりませんように~
と祈って過ごしていたんだけれど
ま、大したことない、と言いつつ、
いっぱい学校壊れてるやん!
おおおおいぃぃ
もともとがバナナの葉っぱとかだから。
そらあの強風と大雨に潰されるわ。
もともとが脆弱だから。
また脆弱なものを作り直しても、
同じことの繰り返し。
月曜日から、Isaacに襲われた地域の学校、調査に行く。
始業式まであと一ヶ月。
それまでに修復作業やテントの配布して、なんとか全部の学校開けなきゃ。
政府の役人の重たいお尻を引っ叩きながら。
時間がどんどん過ぎていく。

写真はIsaacが過ぎ去ったあと、ブルーヘルメットのPKOのエスコートで緊急会議に行く様子。
エスコートの人たち、日曜日なのにご苦労様です。
会議の場所は危険区域にある。
緊急オペレーションセンター移せばいいのに、そう簡単にはいかない。
何もかも。