地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

大事にしたいこと

2011年12月30日 | haïti

今日で仕事納め!

オフィスはがら~んと、だら~んとしているし、疲れ溜まり過ぎて全然仕事にならず、結局オフィスのお掃除して、長いランチしてただけ(笑)

今年最後のシーフードサラダは今日もぷりっとしていて、小さな幸せをくれる。

めずらしくノースリーブのワンピースを着たけれど、

陽射しが腕に当たってじりじりする、カリブ海で3回目の年の暮れ。

 

1年のニュースを勝手に振り返ってくれるテレビもないので、自分の頭の中でリプレイを試みる今日この頃。

達成感はない。チーン

当たり前、以下。

でも今年1年、公私ともに周りの人たちからたくさん刺激を受けて、もがきながら、自分の中でちょっとだけ成長したような。

今年前半の私は、今振り返ると、多分すごく余裕がなかった。

それは仕事のプレッシャーだけじゃなくて、生活や足の制限(車の身動きがとれなくて)や、地震や、他のことがあったのかも知れない。

自分を閉ざしていて、周りを受け入れて、自分を受け止めてもらう余裕がなかったのかも知れない。

いや、本当はいつもとさほど変わりなかったかも知れない。

でも少しずつ、友達から刺激を受けて、いつもの自分を取り戻していく感覚は覚えている。

感化されたこと、あまり他人とシェアすることでもないかとも思うんだけれど、忘れないように書き留めておく。

自分と向き合うこと。

友達と共有すること。

支え合うこと。

多くの人と知り合うこと。

クールな会話を求めること。

スタイリッシュな感覚をキープすること。

たまに羽目を外して遊ぶこと。

仕事でも、目の前のやらなければいけないことに忙殺されず、ポイントに的を絞って、そこをぐっと動かすこと。

現状に甘んじて、受け身にならないこと。

攻めること。

周りを動かすこと。

パッションを大事にすること。

常に前向きでいること。

変革を信じること。

 

心から、友に感謝。

来年はどんな年になるんだろう。


師走らずとも、我走る!

2011年12月25日 | haïti

Do they know it's Christmas time at all?

Sure they do!

ちゃんと知ってますよ、ハイチの子どもたち。

今日も鼻たらして走り回っていますが、joyeux noel ! というと、嬉しそうに同じ言葉が返ってくる。

 

今年もあと1週間か。わー わー

私なりに、今年の個人反省会を日々行っております。

反省会という言い方は日本っぽくて面白い。

なんで反省せねばならないのだ。

今年の自分を讃える会と言った方が正しい。と思う自分はますます日本社会から逸脱しているだろうか。

讃えるというか、何がうまくいって、いかなかったかを述懐しているところです。

ちなみに忘年会、も面白い。

忘れなきゃいけないことなんてひとつもない。

 

今年一年、自分の中での拙いスキルアップには少し満足。

でも、もっともっと。

みんながだら~っと仕事しているこの時期に、出来なかった分をあと1週間で、少しでも胸を張れるように、焦りながらラストスパートで走り切っちゃう私っていうのは、最近の恒例になりつつある。

休暇に入るボスをつかまえて、「鬼の居ぬ間の1週間にやること」をだだーっと話したら、ちょっと呆れていた。

同僚たちは、私が「ぬおー インターネットが遅い!!!」と叫んでいたら、

「ナオコが速すぎるんだよ」

「Tu as trop d'energie」(エネルギーありすぎ)

と若干迷惑そう(笑)

 

そりゃそうですよ。こんなところで足踏みしてられますか。

今年はまだ終わっちゃいません。

あと1週間ダイエットしよう。

はい。今さらです。


Haitian Rhapsody

2011年12月24日 | haïti

Ah it's X'mas !

2回目になるハイチでのクリスマス。

上の写真はきっとこの国で一番か二番目にゴージャスなツリー。

豪華ホテルのロビーにて。

もうひとつの候補は多分大手スーパーマーケットの。

この程度なんだけど、ちょっとすごいって驚いた。

だって全然他にクリスマスの雰囲気ないんだもの。

ラジオから WHAM! やマライア・キャリーが流れてきたりもしない。

ああ、山下達郎が聴きたくなってきた。

 

外国人はここ1週間ほどでウキウキ、さささーっと、いなくなり、

朝は車の量がごそっと減り、

素のハイチが戻ってきた感覚。

 

今日街を走っていても、

 

ほら、

 

 

 

ふつー。。。

 

イヴも普通に果物や野菜を売る人々。

今日少しでも儲けられたら、食卓にはお肉がのるかね。

 

他人とクリスマスを共有する経済的余裕もない。

でも敬虔なクリスチャンが多いこの国では、今日、明日はみんな教会に行ってお祈りを捧げるの。

 

子どもたちはプレゼントをもらえるのかしら。

私のところには、「クリスマスに子どもたちに学用品を!」という懇願メールや電話が今月もいっぱい来た。

 

夕方になると、ペチョンビルの町の身悶える渋滞で、

みんないそいそと買い物しているんだなあと間接的に感じる。

クリスマスは強盗が増えるとも聞いた。

 

私は今年もお留守番。

去年は隣国ドミニカ共和国に週末脱出したけれど、

今年はポルトープランスで連夜パーティ。

昨夜行った RAM のコンサート、めっちゃくちゃ良かったー。

 

私、冬を避けて生きている人だから。

日本に帰ったばかりだし、お休みが来るのが2週間後だから、無理に今有給休暇をとらないで、待つ。

家族と過ごしている同僚や友達をちょっぴりうらやましく思いながら、

ペチョンビルのストリートマーケットの渋滞の中で、

2011年を振り返って、

家族や大切な友達のことを思う。

そんな今年の素朴なクリスマス。

さ、パーティ行こう。

 


地方出張のブルー。

2011年12月16日 | haïti

ちょー久々の地方出張。

ゴミゴミぐちゃぐちゃ、大渋滞、道ボコボコの首都ポルトープランスにも辟易するけれど、

田舎の何にもない風景を見ながら、

ロゴ入りのTシャツ来て次々から次へと学校を回って視察する運転手さんとの二人旅に、

なぜかあまりパリッとしない気分の最近の私。

まだ20代の駆け出しの頃は、

地方で人々の本物の暮らしに触れるたび、

ワクワクドキドキしてたのにね。

今でも現場にいるときが一番好きだけれど、

しとしと雨が降って肌寒いのに、シャワーキャップのない裸シャワーから冷たいお水しかでなかったり、

夕方からずっと停電だったり、

部屋の中まで響く音量で嫌いなコンパ(地元の音楽)がガンガンかかってたり、

朝ご飯のコーヒーもパンもオムレツも口にできない不味さだったりすると、

そこに飾ってある造花まで腹立たしい。

その造花はそこに正位置を確保してぴったりと収まっていて、

その感じがいまいましい。

現場主義フィールド・ワーカーのプライドを、美味しいコーヒーとか、ホットココアとか、ネイルサロンとか、美味しいワインとかの妄想が、リトル・マーメイドの中のウースラみたいに次々と襲ってくる感じ。

たった3泊なのに。

たまたま虫の居所が悪いのか(現に蚊が多すぎ)、

もうこの歳になると我慢が利かなくなっているのか、

そもそも、このキャリアにおける自分の方向性さえ真剣に考えなければならないような気がしてくる。

 

ええ、明らかに虫の居所が悪いようです(笑)。

 

気を取り直し。

学校へ。

途中の教育委員会で拾った案内人が、

朝から随分酔っぱらっているみたいで、

臭っ!

思わず運転手さんと顔を見合わせ、二人で窓のレバーを猛スピードで回す。(←古い車なのです)

 

今回モニタリングをしたのは、マーテリー大統領のイニシアチブで全国で展開されている未就学児対応の教室。

行ってみたら、

 

木の下教室でした・・・。

 

がーん。。。

 

ま、でも、こんな環境でも、いきいきと学んでいる子どもたちの図は、微笑ましいのです。

ちゃんと学べるよう、

雨が降っても学べるよう、

サポートせなあかん。

現実に直面して、自分の意気込みを充電するために、出張に来たようなものだ。

 

子どもの写真撮ったら、

アバターみたくなっちゃった。

 


ハイチ女子会

2011年12月11日 | haïti

巷で「女子会」ってよく聞くけれど

今までと同じことしていても

名前がついて大衆化しただけで

揺らがぬ市民権を得て

王道化して

何となく頻度も増えているのかしら?

 

前回があまりに楽しすぎたため

あまり日が経っていないのに

我が家にて女子会開催

ウチ一人暮らしだから集まりやすいのよね

 

前回は時間があったので

ばばばーっとお料理しましたけれど

今回は私も直前まで予定があって

みんなでキッチンに立ってお好み焼き~

いやー 日本人女性はすごいよね

まだ飲み物も開けないうちから

みんなてきぱき動くからね

この痒いところを皆が気づいて進んでやる分担作業の呼吸が素晴らしくて

私は今回はサラダだけであとは飲み専門

楽ち~ん

 

今回なぜか殿方も紛れ込んでいたんだけれど

ハイチ在住日本人女子代表は

国連職員4名とNGO職員1名と大使館職員の奥様

 

ちなみにこの奥様がさっすが専業主婦だけあって

チーズケーキとかお魚のマリネとかカシスとか

すっごく気が利くものを持ってきてくださって

さらにちゃちゃちゃっとお皿洗ったりしてくださって

素敵です!

 

やっぱり議題は恋のこと、仕事のこと、結婚のこと

異色な環境に置かれている私たち

みんなちょっと普通じゃない内容なのに共通しすぎていて話と笑いが尽きない

普段日本語話していない人も多いからか

若干マシンガントークになっているのは気のせいか

優先順位ははっきりしているのに

なかなかうまくいかなーい


教育を受ける権利、か。

2011年12月01日 | haïti

教材配る支援なんて

教育支援としてはあまりにも単純すぎて

少々小馬鹿にしていましたが

・・・

学ぶのに、必要最低限のノートと鉛筆と教科書は大事で

彼らにはそれさえ買うお金がない

 

学費を払うことができない家庭の子が行く学校では

先生は無償で働いている

どうやって生きているの?

でも見捨てられないという

思わず

運営もままならないのにどういうつもりで学校始めたのか

と聞いてしまった

そういう学校がそこらじゅうにぼこぼこ

みんな助け合って今日を生きている

 

キャンプの中

半分くらいの子どもは学校に行っていない

その中の学校に支援が入っていたとしても

いつまでもそこに存在しているわけにはいかない

持続性のない支援は私たちの誰もがしたがらないし

今はできる支援もいずれはなくなる

そうしたら誰が彼らに教育のチャンスを与えるの?

誰も学費を払えない

 

最貧国で歳入がないこの国で

明日を担う子どもたちの教育費を

誰が賄うの?

 

この人・・・ 

元ポップ歌手の大統領

年末に教育費集めるためにチャリティーライブやるらしい