地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

コレラの次は

2010年10月31日 | haïti
この国は本当に呪われているのかも知れない

コレラの次は

ハリケーン

48時間くらいに迫っている

2008年に500人くらいの死者を出したやつくらいを想定
大洪水
作物も道路も橋も破壊されるって・・・

今日の非常事態対応の会議で
もうずっと寝ていないみんなの顔 青っ

野球だ水泳だと先のブログに書いたけれど
今は
「あしたのジョー」の主人公になって
ぼこぼこにやられている自分を想像してみる

直撃するのは南部だから
明日から物資をガンガン運ぶ

こうなるとコレラどころではないというから
これもすごい話だ

今日だけは寝よう
明日から次の戦争だからということになった
私はせっかく楽しくなってきた水処理と手洗い励行を泣く泣く置き去りにし
水やテントやビニールシート、医療物資を運ぶトラックの中に
どうやって学校用のテントと教材をドサクサにまぎれこませてもらおうか画策中。。。

体力と気力との勝負である

畑違い

2010年10月29日 | haïti
ずっとプールの中に居た私は
「塩素」というものにものすごく慣れていたのだけれど
慣れていたのは体に染みついてお風呂に入ってもとれなかった匂いだけで
中身のことを何も知らなかった
しまったー
何リットルのプールにどのくらい塩素を入れなければいけないのかとか
知っておいたら
今こんなに苦労しなかったかも知れない

この一週間塩素の話ばかりしている
子ども何人に
水どのくらいと塩素どのくらいと石けんどのくらいが必要なのかとか
計算している
教育の専門なのに
学校の水施設のケアは
私がコーディネートしなければいけないらしい
えええ
教育クラスターが学校の水・衛生環境を管理するのはいいけれど
コレラには対応し得ない
野球の試合に
水泳選手が戦いに挑むようなものである
とにかく次元が違います
そしてこんなときに限って
スーパーマンの私の上司は休暇中

それにしても
緊急支援はパニックになる人がぼこぼこと続出する
ずっと叫びつづけている人を制さなきゃいけない場面とか
普段はお目にかかれない一面を垣間みる
夜9時から11時までの会議とかあって
テレビ局みたいだけれど
違うのは
夜中の3時に六本木で焼き肉を食べたりはしないし
毎朝5時半に起きなくちゃいけない

こうなると
誰が一番落ち着いているかを競っているようなものである
一番大事なのは
冷静さと
笑いと

睡眠!

そしてコレラ来る

2010年10月22日 | haïti
また来た。。。

ひとつ落ち着けばまたひとつ。。。

BBCニューストップを飾る
衝撃のコレラのニュース 
昨日48人
今現在で135人死亡
うなぎのぼり

この国はどうしてこんなに不運なんだろう?

コレラはハイチでは前代未聞で
現地のお医者さんたちは
対処法がわからなくて右往左往しているらしい

我が家の同居人の水・衛生チーム3名は
夜11時近くになってもアリのように黙々と働いています
こういうときのアドレナリンはすごい
ずっと睡眠不足なのに。。。

私は3人に美味しいご飯を作ってあげて
もう寝ます
明日はまた戦争だ


写真はある日のポルトープランスの空
天災ばかり
まったく奇妙な国だ


禅 ZEN の心得

2010年10月12日 | haïti
今日は 
市長さんのオフィスに着くまで1時間
ミーティング始まるまで1時間待ち
ミーティングは2時間市長さんの独壇場で
そのあと2時間渋滞にはまり
お昼ご飯を4時半に食べて
ようやく席についたら5時
6時にシャトルバス出発で帰りました

やらなきゃいけないこと
何一つできなかった

でもいつも「禅 ZEN」を装う同僚に前にコツを聞いたら

「私は自分がストレスを抱えることを認めない」

と言っていたので
私も認めない

この写真見て ↑↓ ストレス解消~



メレンゲに身をまかせ

2010年10月06日 | caribbean

もう少し サント・ドミンゴの余韻。。。

アメリカ大陸で一番最初に建てられたカテドラル


コロンブスの弟の家だったミュージアム

植民地政策は肯定出来ないけれど
文明の発展を語る上では非常に意義があると
ハイチとドミニカ共和国を比べると改めて思う


Hotel Palacio
- 17世紀の建物 アンティーク 肌にしっくりくるツボ~な空間!






もういっこ ホテル Sofitel Nicolas de Ovando
すごく良かったけれど
「ゴージャス」よりも私はPalacioの古い温もりが落ち着くのだ
でも朝食は最高






なぜかドミニカ人カップルの結婚式に侵入することに。笑

サルサとドミニカ発祥のメレンゲ
この二つの音楽に尽きる
私はまったくステップが追いつかないー



花嫁さんも ブライズメイズもみーんな圧巻のスタイル!



すっぴんで不意打ちの乱入。。。


同じ島なのになんでこんなに違うんだろう?
ドミニカ人に聞くと
自分たちはハイチ人とつながっているとまったく思わないそう
その昔は一つの国だったのに
でも
ドミニカ人はスペイン系 ムラト(黒人と白人の混血)が多いのに対して
ハイチ人はピュア・アフリカンだと
別の大陸に来たみたいな感覚

私はハイチを好きになれるのだろうか


新学期。

2010年10月05日 | haïti
戻ってきた。
そして
ついにこの日が来てしまった。

学校が始まったー。
始まっちゃったー。
あわわ。

でも
かわいい
嬉しい
とびっきりの笑顔は
私の生き甲斐

かわいこちゃんたちの写真はまた今度

ところで今日行った学校で
17歳のハイチ人女子高校生たちと電話番号を交換したのですが
(頼まれたので断れなかった)
さっきから電話がジャンジャン鳴って大変
残業している大人を解放してくれ。。。


ここでお知らせです

今発売中のDomani の知花くららさんのスリランカ特集に
私めが載っているらしい
しかも彼女とツーショットで
私はさておき
スリランカの壮大な自然と世界遺産の中で
エルメスを着こなすくららさん特集は必見ですよー

とっっっても美しくて
艶やかで
さらに聡明で
性格も良くって
本当に本当に素敵な方でした
前からファンだったけれど
さらにファンになりました
もっといろいろとお話ししたかった
くららさん
早くハイチに来てくださいねー


写真はサント・ドミンゴの旧市街
うっとり


ドミニカン・ホリデー

2010年10月03日 | caribbean

しばらく竜宮城に行っていて
すっかり充電してきました

潜ったのはサント・ドミンゴから2時間弱くらいの Bayahibe という海岸で
東の Punta Cana という有名なビーチよりも
まだ荒らされていない
珊瑚が死んでいないというスポット

この世のものとは思えない綺麗な魚と
見ていてもっとあきないものすごく醜い魚と
ぎっしりの珊瑚に
癒された

途中からペア(バディ)を変えられ
その子はとても海の中でウルサい子で
どういうことかというと
インストラクターを差し置いて
自分がグループを支配しているかのように振る舞う方で
いつもほぼ無言 「自分の世界」の私がちょうどいいと判断したようで
相手をさせられるはめに

案の定1分置きくらいに「OK?」のサインの応酬で
水中の酸素摂取量の低さにおいては右に出る者がいないと言われている私(誰に?)の
酸素の残量をいちいち確認しまくってましたが
彼女をマスクの視界に入れておきつつ
だいたいのサインを無視


陸に上がってきて
浦島太郎になるんじゃなくって
逆に現実に戻ってきた感じ


お友達に
「今のこの時期は自分を向上させる」
って言われて
ほんとにそうだと頷く

挑戦を与えられていることに
この上なく
幸せを感じます

とカリブ海を眺めながら思うのでした



ところで
話は変わりますが
母が電話で


「海賊いるのん?」って・・・


へ?海賊?なんで?



「だってカリブの・・・」





そ、そうきたか!