地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

バマコでもテロ

2015年11月22日 | mali

パリの同時テロの動揺冷めやらぬ中、
突然飛び込んできた
ラディソン・ホテルの銃撃事件

ラディソンは遠いし、
一回しか行ったことない。
だから、ぞわっとした怖さはなかった。
よく行く場所だったら怖かっただろうけど。

テロリストの2人は、
ナイジェリア人だっていう噂。

噂ばかりで、何を信じればいいかわからないけれど。

ダーイッシュのことは沢山読んで調べているけれど

西アフリカのジハディストたちのことはまだまだわからないことが多い。

ナイジェリアっていうから、ボコハラムとも関係があるのだろうか。


セキュリティが厳しいと言われていたラディソンが、
簡単に破られた。

まず入り口のセキュリティ会社の人たちが撃たれて、
中のホールで乱射、
それから7階の客室階へ。
そこから4階に降りてきたときに、
マリとフランスの特別部隊によって犯人は殺されたらしい。
最終的に犠牲者20名。

そんなニュースの一片をインターネットでチェックしながら、
私たちはオフィスから出られず、
普通に仕事してた。

二つのテロリスト集団が犯行声明。
動機は確かではない。
ラディソンはアメリカ資本で、
多分、バマコ一高級なホテル。
(といってももちろんそんなに大したことない。私、1回行って、2度と行きたくないと思ったもん)

バマコがテロリストに襲われたのは、
今年3月に続いて2回目。
みんなすごく落ち着いていたけど、
やっぱり動揺。
私はその夜、お友達の家でご飯を食べていたけれど、
お友達は外国人がよく集まるホテルに住んでいるから、
ちょっと落ち着かなくて、
カーテンしめてもらったり、
窓際に座るのが怖かったり。

スリランカでもハイチでも、
似たような、もしくはもっと怖い状況にいたことあるから、
あまり怖さは感じない。
テロに遭遇する確率もまだすごく低い。

それより何よりも、
事件のニュースが広まってすぐから、
世界中の友達から連絡が来て、
それがとても嬉しくて。
ありがとう、ありがとう。

このブログにコメント下さった方も、ありがとうございます。
こんな悲しい世の中で、
優しさは強い力になるなって、
ほんとうに感じたのでした。


パリのテロに関する考察

2015年11月15日 | france


木曜日からカイ(Kayes)県の超ド田舎に出張中で
研修は土曜日の午前中で終わり
仕事以外にやることないから
ずっとテレビとネットニュースにかじりつき
(電気があるときは)
パリのテロのニュースを刻一刻と追った
11区の襲撃があったバーやバタクラン劇場の超近くに住んでいる友達二人知ってる
その二人は国外に居て不在だったけど
私の仲良しの同僚は当時バーの近くにいて…

ずっとニュースを観てて思うのは

アサド政権やダーイッシュ(イスラム国)の戦闘に加担する財源とか
武器輸出とか
本当に何とかしろ!と思うのと

もはやこれはシリアとイラクでのダーイッシュ掃討とかの戦闘の話だけじゃなくて
イラク戦争以来
欧米が繰り返してきたアラブ支配の産物で
さらに
ヨーロッパや世界中の社会構造の根本がそれを助長しているということ

どうやら今やダーイッシュの勢力は
かなり拡大されている
このくらいの襲撃が十分可能な勢力に育ってしまっている
それに私たちはやっと遅蒔きながら気づかされているという現実

もう従来の狂信的なイスラム過激派という認識は捨てなくちゃいけなくて
そうじゃなくて
イスラム教とも切り離さなければいけなくて
これはイラク戦争以来の十数年の間に引き起こした現象なんだと
そしてこれを掃討するには
10年以上とかのスパンで
過激派が生まれる構造から見直していかなければならないということ

怯えてる場合じゃなくて
本当に新たなテロとの戦いはとっくに始まってる
だけど具体的に急に中東介入をやめるわけにもいかないし
資本主義経済体制変えるなんてできるわけないし…
とりあえず日本を含む欧米社会は
中東政策は根本的に見直して
貧困格差解消と
社会福祉制度を充実させるしかないのではないだろうか
特に若者に対して

とド田舎で考えてみる週末

学校再開

2015年11月09日 | mali

(c) UNICEF/Mali/Disko/2015

やだもう。
晩酌で泣けてきちゃう。
とっておきのワインとチーズで、乾杯。
飲みすぎてる。
久々にウクレレも出てきた。笑

だって今日、10月の新学期以来、
166校もの学校が再開したってデータが入ってきて。
セキュリティ等もろもろの理由で、
去年は454校閉まってたのが、
今は288になったというだけの話だけど。
まだまだチャレンジが続くけど。

こんなボートで学校に通ってるの。

がんばれ!

Because It's 2015

2015年11月05日 | mali

新しく就任したカナダの首相がすごいんだ

女性の大臣を50%起用
LGBTの人も障害者の人も入ってる
なぜそうしたのですか?と聞かれ…

「だって2015年だから」

と答えてみせた

そうだよ!!!!

Meanwhile in Mali, West Africa...
(そのとき西アフリカのマリでは…)

来年の計画策定やってますが…



オトコばっか!

教育省とNGOから70人くらい居て
女性は私たちユニセフチームから4人除いたら
あと3人くらい…

この国の現状。
泣きたい。


ツケマツゲ

2015年11月05日 | mali

マリに帰ってきてまだ3日
長かった…
帰ってきてから怒涛の仕事が待ち受けていて
全然寝てないよ…

年度末作業のはじまりはじまり
ドナー様への報告書
政府と一緒に来年の計画づくり
残りの予算の執行
きゃぁぁぁ

最初のうちは休み明けで
さらに寝てないから
むっちゃ効率が悪くて
今日あたりからノッてきたけど
低~いテンションで
微量のアドレナリンが出てて
あとはコーヒーに助けてもらっている感じ
すごく眠たい筈なのに
背筋曲がった感じでモソモソと仕事こなして
フラフラと生活して
ゾンビみたい

でもなんだか
ロンドンで良い気分転換ができたみたいで
ストレスと毒が抜けて
良い感じです

ロンドン最後の日
ぷちハロウィン
人生はじめてのツケマツゲ!


わーかわいい!
仮装としてはもはや生ぬるいどころか
不合格でしょうが…

ああ あの頃(3日前)が恋しい