桜の季節にまた

マニラから４時間で成田に着いた。

普段は休暇に入る飛行機で残りの仕事を終わらせるのだけど、

４時間じゃとても足りない。

 

ずーっと仕事のことばかり考えていて、

バッゲージクレイムでも携帯で仕事メール読んでいたら、

「イモトナオコさま～」

と呼ばれる。

「はい、私です」

「あっ、お客様、お手荷物の免税品を機内でお忘れになりませんでしたか」

「あっ、そうだ。ありがとうございます！でもなんで私の物ってわかったんですか？」

「バッグの中のレシートにイモトアヤコ様と書いてありましたので」

 

アヤコちゃうよ！

 

まいいか。。。

 

リムジンバスの列。

結構長いと思ったのに、

するするーっと進む。

 

コンビニも。

商品をレジで打った手がマッハのスピードでビニール袋に流れる。

「袋要りません」という暇を与えてもらえなかった。

と思ったらもうお釣りの手が伸びてきた。

何でそんなに急いでいるんですか？と客のこちらが聞きたくなる。

それでいて、そのマシーンの手つきのおねえさん、顔にはしっかり微笑が。

 

いつも思うけど、すごいな、この国は・・・。

 

タクロバンの戦闘態勢が、

じわ～っと溶けていく気がする。

バババーっと頭回転させて話さなくても良いし、

キリッとするよりは、

ほんわか、おしとやかにしていなくちゃいけないような気もする。

しっかり寝て、ゆっくりお風呂に入って、美味しいもの食べて、桜に癒されたい。

ただいま～。

 

キャラまちがえ。

この間、朝日新聞に載せていただきました。わーい。

でもこの取材の前、マニラ行く前にどたばたで記者さんと空港で待ち合わせして、

空港の前の休憩所みたいなところで取材受けて、

写真撮られると思っていなくて、

汗だくでほぼスッピンで、

それも気にする暇もなく。。。

涙

なんかもっとこう、可愛らしい感じのふんわりキャラになりたいわ。

って今さら何を。

でも反響が大きくて嬉しいです。

ありがとうございました～。

 

日曜日の日課。

日曜日は、公共のバスに乗って、
ロビンソンへ買い出し。
途中で鶏抱えた人が乗ってきたりする。
隣でクルックルッと鳴いてる。
私はいつも一番前に座るから、
乗客が運賃(8ペソ、約18円)を払うのを、
運転手に橋渡しする役目になり、
見知らぬ乗客との一体感が味わえる。

10分ほどでロビンソン到着。
ダンボールと人とカートにまみれる。
このグチャグチャ長蛇の列…
並んでるのに次々人が横切って…
誰がどこの列に並んでるのか
押し合いへし合いの
カオス！
あーマネジメント手伝ってあげたい。。。
大手スーパーなのにノウハウないのか⁈

私は大したもの買ってないのに
ここに彼此30分並んでる価値があるのかと考えながら順番待ち。
烏龍茶と豆乳とシリアルがお目当て。
梨も見つけたから試してみる。
石鍋とコムタンの韓国カップラーメンも。
ちょっとしか買わないのに、
ないとヤなのね。
餃子の皮などもあったけど、
ガッツリ自炊する気はなぜかまだあまり起きず、
チャッチャと作れるビーフォンの具材を買ったけど、
冷凍シーフードが見つからない。
出汁はお醤油で代用かな…

私のホワイトデー

気がついたら 3.11 が過ぎていて、
もうホワイトデーやないか。
ホワイトデーって。
何の日やっちゅー話で。
今日は一日、
仮設住宅の子どもが入居後、
学校に行っていないのをモニタリングに行って、
タクロバン市の海沿いの地域が立ち退きになるから、
学校どうするのかを町長らと議論し、
保育士さんのお給料を町が払えないから、
すべての保育園が閉鎖になっちゃってることの対策を議論し、
隣の隣のパナイ島で今度やるワークショップの準備ができていないから慌て、
明日欠席する会議の資料を作成して送り、
来週から始まる調査の準備に追われた。
パタンとコンピューター閉じて、
明日任期終える同僚の送別ディナー、
さらにサルサを踊りに行き、
帰りに夜中まで空いてるお気に入りのティーショップで、
タピオカ入りのアイスミルクティ飲んで、
ひと息ついたら、
ホワイトデーを思い出したんだ。
お化粧落とすのも億劫なほどの
(だったらしなきゃいいんだろうけど、それをやめると本当に落武者のようになる恐怖心があって)
今の生活と、
ホワイトデーとの、
その甘ったるーい、間の抜けた国民的イベントとのギャップが妙に可笑しくて、
ティーショップで苦笑した。

もうちょっとゆとりを持って、
スタイリッシュでお茶目な感覚で毎日を生きたいわ。
楽しい想像したり、
お洒落な写真撮ったり、
運動したり、
dvd観たり、
お料理したりしたい。
髪の毛ちゃんと乾かしてから出勤したり、
そろそろ下着も手洗いしなくちゃ。。。
あれ、路線が。。。

どうしたらそうなれるかを真剣に考えよう。
でも帰ってテレビ付けたら、
中国語のチャンネルで「おしん」やってて、
そうそう、踏ん張らなあかん、と、
お洒落で余裕のある生活はどうでもよくなった。