地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

世界にふたつだけの指

2006年07月30日 | Weblog
昨日「世界にひとつ」って書いちゃったけど
指圧は親指2本だから
「ふたつだけ」ということにした


「あの先生」というのは堀内政亜希先生

ひと昔前の競泳日本代表チームのトレーナーで
国際大会の際
ことごとく私たち選手の痛みや疲れを
魔法のようにほぐしてくださるものだから
そのとき流行っていたマジシャンのMr. マリックとかけて
私たちは「ホリック」と呼んでいた


私もそのあと いろんなトレーナーを経験したけど
なんかこう しっくりこなかった

そして今回 先生の新しい診療所
YOURシアツセンター銀座店に行って
10年ぶりくらいにホリックの指圧を受けたんだけど
最初っから
そうそう コレ!この指よ

ってくらい もう感激の快感でした

ちゃんと身体がホリックの指を覚えてた

今まで10年間 これを求めていました
っていうくらい
しっくり来て 
身体が喜びの反応をしているのがわかりました

ああ ホリック 万歳


それどころかホリックは進化し続けていたのです
「スポーツ指圧」だけじゃなく
「ビューティ指圧」「マタニティ指圧」と
新しい指圧をどんどん生み出していたの

もちろんビューティ指圧をやってもらったんだけど
これは痩せたい部分を徹底的に施術して
むくみをとったり
筋肉を活性化させて
細くしてくれるのです

現に私の足も 「ビフォー・アフター」ばりに細くなったもの 
まじだってば

でも先生
「ほぉ~ら さっきまでみたいな足首だったのが 全然違うだろう」
って誇らしげにいうのやめてください


そして先生はちゃんと後進を育てていらして
その昔 先生の診療所で修行していた小沢さんは
今は北島康介のトレーナーで
日本代表チームのトレーナーでもある

先生の息子さんも
代表チームのトレーナーで
松田丈志選手のトレーナーだそう

ホリック・ワールドがちゃんと受け継がれているのでした


現役を引退してから
マッサージにお金かけるのなんてもったいないと思ってたけど
60分充実のマッサージで
身も心も生まれ変わっちゃうくらい本当に気持ちい~ので
これはもうヤメラレマセン


身体疲れている人、凝っている人は是非行ってみて下さい
銀座・三越のお隣です
クーポンもあるらしい

YOURシアツセンター
中央区銀座4-6-17
シルクビル9F
TEL:03-3561-5305
定休日: 無休
最寄駅:
地下鉄各線 銀座駅徒歩1分・JR各線 有楽町駅徒歩4分

世界にひとつだけの指 その1

2006年07月29日 | Weblog
ちょっと前の話になるけど
しばらくずっと右の肩甲骨のある部分がずっと痛んでて
なかなかそれがとれなかった

その痛みは突然やってきた

ルワンダを去るちょっと前のある日
「もうあまり日がない」ということで
集中的に休みの日に水泳を教えていたのだ

といっても二日間くらいだけどさ
あまりに時間なくって

その二日目に約束の時間にルワンダ人の選手を待っていたのに
なかなか来なくって
ちょっと待ってから連絡したら
「ごめんなさい 今日は行けません 本当にごめんなさい」っていう返事で
おいっ
って感じだったんだけど
せっかくだからひと泳ぎしてから帰ろうと
ばしゃーんとプールに飛び込んだら

ピッキーーーンヽ(゜▽ ゜)ノ

肩甲骨と背骨の間の筋肉がつったのです

で、そのあとプールサイドでお友達とビール飲んでたんだけど
なんかマジで普通にしていられないくらい痛くって
「ご、ごめん。マジ耐えられない。ちょっとマッサージ行ってきていい?」
と サシで飲んでいるくせに
そのままそのプールがあるホテルのマッサージに行きました
(ルワンダにもマッサージとかエステとかネイルサロンがあるんだよーん)

そんなこと今までの人生でなかったので
「運動不足かも・・・いや、昨日も泳いでるからそんなことはない。ストレッチ不足かもしれない。でも今日はかなり入念にストレッチしたぞぅ」
と自分のアスリートとしてのプライドを保ってみたり、分析したりしながら
とにかくショックで
「ボランティアで教えているのにすっぽかされて、挙句の果てにこの始末!」と疎ましく思いながら
「選手がちゃんと来てたらこんなことにはならなかったかもしれない!」
などと目茶苦茶な仮定法過去完了を作ってしまったり
かなりブルーだったのです

もっとブルーだったのは
「3日くらいで治るな」と考えていたのに

甘ーい!

1週間経っても
日本に帰ってきても治らない

こりゃいかん

そのうち何だか知らないけど水泳の雑誌の取材なんかも入っちゃって
「プール入ったときに泳げなかったらやばい」
っちゅーことで
マッサージに行くことにした


この痛みをとってくれるのは
あの先生しかいない


・・・と前置きだけでゴッツイ長くなっちゃったんで
この続きは次回・・・

マダム・サダコ

2006年07月25日 | rwanda
緒方貞子JICA理事長のルワンダ訪問が終わりました
写真

2ヶ月前にかの地を離れた私は
この貴重なオポチュニティにあやかれなかったことが
リトル残念(←きっこのブログ風)

理事長は 私が立ち上げた除隊兵士のプロジェクトを
「興味深~く」視察されたそうだ

「それ、イモトというヤツが立ち上げたんですよ!」
と心の中で叫んでみたり。。。(-ε-;)


あーー お会いしたかった!

マダム・サダコを歓迎するルワンダにいたかった

ルワンダは 理事長にとっても思い入れが深い国だという
国連高等難民弁務官時代
94年のジェノサイド直後には難民が歴史上最多200万人溢れたコンゴ民(当時はザイール)のゴマに行かれたし
そのあとも何回かルワンダへ足を運んでいる


ルワンダ人でマダム・サダコを知らない人はいない
みんな親しみを込めて 
ルワンダが一番苦しい時期に愛溢れる援助をしてくれたUNHCRの長の話をする
日本人以上に緒方理事長を愛しているのではないかと思う


理事長がUNHCR時代
ある村を訪れたときに
村人たちが支援の御礼に牛を理事長にプレゼントしたという

牛というのは 農村にとって何にも勝る「宝」
娘を嫁に出すときも 代わりに「牛」を婿の家から授かるのだけど(これをダウリといいます)
牛を出せるのはよほど裕福な家だけだ
緒方理事長に それぐらいの敬意と謝意を表したということ

でも理事長はまさかジュネーブまで牛を持ってかえれないので
「申し訳ないけれど」とそれをお返ししたんだと思う 確か
そしてその牛がサダコと名づけられたというのは
私たちの間に伝えられるサダコ伝説だ


今回 理事長がある貧しい集落を再訪した際
住民たちが心から理事長を歓迎して
手作りの冠を頭に乗せたとき
みんな感激して
理事長もちょっと涙ぐんでいたかもしれないと
同僚が教えてくれた


そういう風に
全然スポットが当たっていない
地球の裏側の農村地域でも
感謝され
愛される

サウイウモノニ ワタシハナリタイ

チャリティはもういらない。

2006年07月25日 | africa
いるのは仕事だ!

・・・という記事が。World News

国連の貿易開発会議で
先進国の「援助漬け」と「貿易政策」が
発展途上国の成長を脆弱にしているって

後進国に本当に必要なのは
「雇用創出」と「資源の有効利用」だって


思わず膝を打ったよ

そりゃあ教育も大事 保健サービスも大事

だけど一番必要なものって 「雇用」だよね

仕事があって人はようやくいろんなことが可能になる
教育受けられても 健康でも
仕事ない人がアフリカには何億人もいる

そうじゃないとアフリカは一生現状から脱出できないよ

さぁて どう対応するか


・・・え?まずは自分の仕事を探せ? 

エチオピア!

2006年07月24日 | ethiopia
エチオピア出張が近づき
ウキウキしているイモトです

何の出張かは長くなるので端折りますが
最近お仲間に入れていただいた(入れられた?)
TICAD市民フォーラムのお仕事


実はずっと行きたかったの エチオピア

コーヒーの国

カフェイン中毒の私にはたまらない!


アフリカ唯一の独立国

そのせいでみんな誇り高いという
ルワンダのツチ族もエチオピアが出身という
顔が似てるから親近感湧きそう


外交官がアフリカ一多い国

首都アジスアベバはとても発展している
一方で日本人にとっては飢餓で有名かも
貧富の差が激しいんだろうなぁ。。。


世界で3番目に標高が高い首都

アジスアベバは 標高約2300m
日本が一番暑い時期に
気温20度前後で涼んでいられるのは優越感
今日の気温は15℃だって!


ああ インジェラも食べたい!


そして マラソンの国

アトランタ五輪での ファトゥマ・ロバと有森裕子さんの戦い 
みなさん覚えているでしょう?

標高2300mのアジスは
めちゃくちゃ高地トレーニングに最適!
朝からみんな走っているんだそう

その人たちに紛れて
私も走るの
ランニングシューズ持っていこう

今からトレーニングも開始しなくちゃ!


ちなみに途中で
調査のためにルワンダにも入ります

ええっ、またルワンダ?!

そう 私もびっくりだけど

ルワンダの友人たちには
「まじで?!」
「まだ傷が癒えていないのでは?」
などと言われています

「病気だね!」とも。。。

楽しみな夏なのだ

★The Refugee All Stars★

2006年07月21日 | sierra leone
驚いた

難民映画上映会が昨日から始まったのだけど
怒涛の観客で
会場に入れない人が出るほどだった
(スウェーデン大使館の会場も狭かったのだけど)

日本人でも 難民に興味ある人 探せばけっこういるんだ

現場を知ってもらうには
こういう映画はいい
特にドキュメンタリー形式は
過剰なストーリー展開などがなくていい

昨日観に行った訳は
その映画が
私がアフリカの中でももっとも愛しいと思う国
シエラレオネの話だったから

ザ・レフュージー・オールスターズ
西アフリカの小国・シエラレオネで11年間の内戦の経験した難民が
隣国ギニアの難民キャンプでバンドを結成した話
 
大いに楽しんだ

もっとも現地に半年携わった私の楽しみ方はちょっと違う
フィルムはギニアの難民キャンプや周りの風景、フリータウン(シエラレオネの首都)の街を映していて
きっと一般の人には
「ほぇー こういうものなんだ」
と思わせるかもしれないけど
私は 風景にこの上ない懐かしさを感じたり
現地語「クリオ」の独特のノリに
にんまりしたり
懐かしくて懐かしくて
涙出そうになったり
嬉しくなった

この映画は シエラレオネ内戦の残酷なところを軽いタッチで描いていて
最低限触れているけども
決して落ち込むような暗さではない

実際 シエラ難民たちはこんな感じなのだ

拭い切れない暗い過去はみんなあるけれど
一生懸命忘れようと努力して
明るく生きている


思いがけず 音楽も良かった
レゲエな感じ
西アフリカ人は特にボブ・マーリーが好きだから
彼らも影響を受けているんだと勝手に想像する
フィルムの最初の頃(フィルムは3年間実生活を撮り続けたもの)は
ボーカルも酷かったが
だんだん上達していた

そして彼らは言うの

「僕ら難民はみんな辛い過去を持っている
そのトラウマを音楽で癒そう」

The Refugee All Starsのツアーは
ギニアの難民キャンプから 全米に移動した
今度日本でもフジ・ロック・フェスティバルで演奏する

そんなスターになった彼らをみたら
私 彼らと全然面識ないないけど
お母さんみたいな気持ちになって
きっと泣いちゃうだろう


注)写真は'04年シエラレオネでの私と道端の子どもたち 
アフリカの中でも、シエラレオネの子どもはほんとにかわいい!!

八重山商工、甲子園一番乗り

2006年07月17日 | sports
私が石垣島でお世話になっていた知人(通称チョコボールさん)
石垣市の中心にある
春のセンバツ沖縄代表校・八重山商工野球部の
フィジカル・トレーナーをしていまして
私の滞在中も那覇に県予選でいそいそと出かけていたのですが

この度


八重山商工、甲子園一番乗り=日本最南端の高校が春夏連続-高校野球

第88回全国高校野球選手権沖縄大会決勝が16日、沖縄市野球場で行われ、八重山商工が中部商を7-3で破って夏の甲子園初出場を決め、代表一番乗りとなった。同校は沖縄県石垣島にある日本最南端の高校。今春の選抜大会にも初出場し、春夏連続出場を果たした。
<時事通信>


めでたいのだ。


春のセンバツ出場は 沖縄代表としては 離島から初の快挙
そして実力で今回も出場を決めた

すっごいきっつい練習を課している とはチョコボールさん談

今夜はすでにかなり出来上がっている私だが
石垣で買ってきた泡盛で乾杯したくなった・・・


これが終わりではないので
甲子園で是非とも勝負して欲しいですよ チョコボールさん


注)写真は今回見れなかったマンタ 次回は見るぞ!

たんぽぽ水泳指導

2006年07月13日 | japan
石垣島では 知人に頼まれ 
小学校で水泳指導を引き受けることに

灼熱の炎天下で3時間入水

焦げました・・・ 
この歳で まじで命とりの黒さ 
       ブツブツブツブツブツ…  ぎゃあああああああΣ( ̄ロ ̄lll)

痛かったし・・・


小さな島だから どこからともなく噂が広がるようで
地元新聞にもけっこう大きく載ってしまった

八重山毎日新聞

取材もまったくせずに
ウェブサイトをパクッただけで 誤報が出ていたのには閉口しますが・・・
(ウェブをきちんと管理せよとの声もあるがそれはまた別の話)



海に囲まれた島なのに
水泳は全然盛んじゃなくて
泳力はすごく低い

海ではあまり泳がないらしい
昔は迷信があって
長男は海で泳がせてもらえなかったという
プールのある学校は極少ない

それにしても 今日行った学校にはプールがあるのに
6年生になっても25m泳げない子が半分いるっていうのはちょっと悲しい

もちろんオリンピックなどは
冥王星くらい遠い世界のようで

何しろ バタフライを見たことがないという子がほとんどでしたから

そんな子どもたちに指導できるというのは
まさに my pleasure でした~


さて 今まで古今東西 老若男女に水泳を教えてきましたが
今回初挑戦の「障害者」

数十分しかできなかったけど
      む、むずかしい・・・


子どもに教えるのはいつも難しいですが
だいたいは 
泳ぎを見せて
基礎から手取り足取りやれば
短時間で何とかなる

でも障害者は
口で説明するのが難しい上に
可能性が未知数

たとえば
今回の子は脳性麻痺で両足がすごく弱くて 歩けないんだけど
水の中では少し動くかもしれないでしょう?

こういう子たちは とにかく水に慣れて
水の中で遊んで
体得してもらうしかないと思う

だけど 本当に本当に根気よくやれば
いつかはちゃんと泳げるようになると思うし
スペシャル・オリンピクスとかもあるし!

しかし 時間はかかる
気の遠くなるような時間が

私が数十分で泳げるようにするなんてもってのほかだ

周りの根気と大らかさが必要ですね


終わってからたんぽぽ学級と給食食べました

本日のおかずは
沖縄らしく 「ゴーヤチャンプル~」