地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

まったくフランス人って・・・!!

2011年11月30日 | haïti

なんでこう、こっちが一生懸命フランス語で書いたり話したりしているのに、

周りの人もみんなフランス語圏だから努力してそうしているのに、

私が上達したいからフランス語でいつも話しているの知っているくせに、

・・・英語で返したりするんだ?

意味は通じているんだったらフランス語で返す優しさが欲しいのですが。

自分の英語の方が上手だとでも思っているんだろうか!

ふーんだ!

 


お醤油の国の人だから。

2011年11月27日 | haïti

最近「ここハイチじゃない」ってくらいスーパーお洒落なお家に移ったんだけれど

お醤油がないから、家に人を呼べないってあたふたしていた

写真はまさかの手羽先屋さんtake away!(美味しいんだけどね)

お醤油は重要よね

日本食は出汁が基本っていうけれど

出汁よりも

醤油でごまかす派のインチキ・ジャパニーズ・ビストロ

 

でも渋々近くのスーパーでKIKKOMANを買ったら

結構いけるでないの!

っていうかまったく変わんないって!

この10年間何をしていたんでしょう

ということで醤油常備して

今は新居に人を呼びまくっています

 

日本だと

「お醤油切れたからお隣さんに借りに行く」って言うでしょ

もはやコンビニが24時間営業してて隣人文化が希薄な現代社会ではあり得ない話かもしれないけど

英語だったら「お塩切れたらお隣さんに借りに」って言うの

塩かい!

ま お料理には重要ですけれどね

その比喩に笑っちゃうでしょ

 

話逸れましたが

お醤油はいつも日本から持ってきていたんだけれど

もうちょっとグローバル社会を信用しなさいってことに気がつきました

海外のKIKKOMANもかなりレベル高いんですねー

 

ってことで KOKKOMANに自信を得て

MITSUKAN の酢も買っちゃった!

ま 外国人にはバレない味だわ

 

まだMIRIN や WASABIは使ったことがないけれど・・・

 

今週末は立て続けに新居に人を招いていたのですが

無性に餃子が食べたくって

皮を作ろうと思ったら

日本から持ってきた強力粉が切れた

餃子の皮は強力粉と薄力粉を絶妙な割合で混ぜなくてはいけない

仕方なく市販の小麦粉を多種類買ってきて

コネコネコネコネ

いろいろと実験・・・

とうとう絶妙バランスに出会え

かなりの至福感

 

ハイチでも ”Bistro Naoko” メニュー展開しはじめました~

 


ビキニの話の続き。

2011年11月25日 | haïti

前に、銀座でビキニを買ったっていう話をしましたけれど。

実はその水着を買った後、デパートの抽選くじを引いたら6千円当たったっていう、

棚から牡丹餅みたいな話。

「そんなところで運を使っていいのか」と知り合いに笑われましたが。

 

ところで先日そのビキニで颯爽とカリブ海デビューしたところ、

大変なことに気がついた。

すこーしでもクロールで泳ぐと、およよ、胸の部分がぐるっとひっくり返ってしまうという、あり得ない水着。

平泳ぎはまだ持ちこたえているんだけれど。

背泳ぎも○

つまり、クロールの選手にクロールを泳がせないっていう、水着でした。

ビーチで寝そべるか、見せびらかすか(それだけのモノがある人はね)、水の中はちゃぽちゃぽと浸かるだけっていう。

ま、私に言わせると、水着とは言えませんね。

TPPで競争できるという下りは却下!怒

 


仕事に必要な人間力。

2011年11月21日 | haïti

同僚が「週末、エチオピアのポストの電話面接があった」と伝えてきた。

私たちの仕事は1−2年の契約ごとに次のポストに応募して、勝ち得ないといけない。

今週もひとりがニューヨークに、もう一人の友達がワシントンD.C.に面接に発った。

面接をされたり、したりしているので、みんな面接のプロもいいところだ。

 

でもその同僚は、インタビューアー4人が全員、我が機関の「コアバリュー」「コアコンピタンシー」の質問しかせず、仕事の技術的なことに関しては何も聞いてこなかった、とがっかりしていた。

世界中100カ国以上に事務所を持つ我がマンモス機関は、入るのには競争が激しくて、世界中の国から集まる人たちで、価値観もバラバラ。

できるだけ公平性、普遍性を保つため、こういう人事のスケールとか、枠組みが、かなりしっかりしている。

技術的なことよりも、人物を見ようとする面接も結構多い。

インタビューで結構聞かれるのが、「大変だった経験をひとつ挙げ、それをどうやって処理したかを述べよ。」

 

「コアバリュー core values 」というのは、3つ。

コミュニケーション能力、チームワーク、あと、結果を追求する意欲、だったっけ。

「コア・コンピタンシー core competancies 」は結構たくさんあるけれど、これも似たような、一般的なもの。

リーダーシップとか。判断、分析能力とか。

 

もちろん技術的な知識や経験ってすごく大事。

それを目指して私も日々勉強しながら仕事しているし、知識や経験が役に立つ。

でも、そもそも人間として、というところも、やっぱりすごく大事。

私は日本の企業などで働いた経験があまりないけれど、

バランスのとれた「まともな人」ってこの世界、そんなにいない気がする。

いや、いるところにはいますよ。すごい人が。私の上司とか。

 

よくいるのが、絶対に自分の非を認めないで、いつもガードしている人。

謝る人ってほとんどいない。

だから日本に帰ると、「大変申し訳ございません」って頻繁に出てくるのでとても新鮮。

明らかに自分が悪いのにしらばっくれて逆ギレ、なんて日常茶飯事。

 

プライドの固まりで、「位」にしがみついている人もたまにいる。

いわゆる私が言うところの国連のカースト制度(笑)。

自然に私が上、あなた下、みたいな。

この人とは愛想よく話すけれど、この人とは話しても無駄、みたいな。

ちなみに私の分析は、アジア人にはこの手のタイプはほとんどいない。

カースト制度に関係なく、誇り高くて偉そうな人もハイチ人には結構いる。

私は、心の中でむっとしても、とりあえず下に下に出るように努力する。

日本人ってこういうことが簡単にできるから得!

 

あまり人とシェアせず、自分の範疇で仕事する人もいっぱいいる。

他の人や部と協調するのが面倒なのか、自分のボスに自分がやっていることをアピールさえすれば良いのか。

そういう人のところには私は足繁く通うようにしている。

社内メールだけでは×。

 

問題を解決するときの対応で、結構地が出る。

我関せず、の人。

あきらめる人。

非難する人。

ほじくり返す人。

チクる人。

自分がうまくやれるように政治ばかり考える人。

合理的に、あまり問題には触れず、次の段取りだけ考えて話す人。

私も日本人だからなのか、うまく問題をごまかして、結構次の手段を読んで提示する人だ。

 

難題を、インフォーマルな会話で、さりげなくしれ~っと進められる人を尊敬する。

 

周りの人を生かそうとする人、蹴落とそうとする人。

何にもしないのに、全部自分の手柄にしたい人。

 

いろんな人が居る。

 

仕事の味方にも、敵にもなり得る。

 

だからやっぱり、人事がポストのための技術力よりも「コアバリュー」をすごく重んじるのは、私は大事だと思うのだ。

問題は、それを30分くらいのインタビューでは計り得ないことだ。

だからやっぱり、「この人知ってる」が勝ってしまうのだ。

問題は、「この人知ってる、いい」と伝える人の質だ。

 

ぐちぐちと愚痴っているみたいだけれど、多国籍でバックグラウンドもバラバラな人たちの集まりなこの環境が、実は大好きなんです。

そして仕事以外でも話して楽しい友人とは、仕事もうまく運べる。

前のオフィスで一番好きだったのは、超キレキレで、人も温かいコンゴ人。

今の超キレキレで生まれながらのリーダーのセネガル人上司。

私のことを温かく見守ってくれるマダガスカル人。

いつもプライベートの話を真剣に聞いてくれる、ちょっと抱擁が温かすぎるスペイン人。

余計なお世話なんだけどヨガと精神カウンセリングを真剣に勧めてくれるフランス人の元ハウスメイト。

仕事の速さがいつも私を奮い立たせてくれるアメリカ人。

一緒の通勤車で朝夕他愛ない笑いをもたらしてくれるカメルーン人とモザンビーク人。

愚痴とブラックジョークを言い始めたら終わらなくなっちゃうイタリア人。

いつ部屋を訪れてもピシャリと的を得た回答を返してくれるイラク人。

そして、ジョークをいいながら、シャープに仕事をこなすハイチ人のチームメイトたち。

この仕事の醍醐味。

 

そして思う。

人間の真の価値(コアバリュー)と言うのは、やはり国際的にも普遍なのだ。


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2011年11月13日 | haïti

ビニールに包まれたままのカウボーイハットを3つ頭に重ねたまま、

当たり前のように飛行機のシートに座っている人がいる。

心の中でツッコミながら、その普通すぎる光景に一人ニンマリ。

 

2週間ほどの休暇を終え、マイアミからハイチを飛んでいるときの不思議な空間。

これから世俗離れした全く別のワンダーランドへ飛んでいっているみたい。

カリブ海のある島の半分を占めるその国は、

人口わずか1000万人ほどしかいないのに、

世界中の猛者たちが(私を含む。笑)どれだけ必死になってとりかかっても、

何千億円をつぎこんでも、

まったく歯がたたない、

魔物が棲む国。

気が休まらない治安。

スリ、ひったくり、強盗、誘拐。

蔓延するコレラ。外から帰ってくると反射的にまず石鹸で満遍なく手を洗う。

トイレットペーパーはつまるから便器ではなく、となりの汚物入れに。忘れないように。

車が少しでも停まると、子どもたちが窓ガラスに吸い付いて手を出してくる。

 

機内で税関の申告書が配られた。

前回は印刷機の故障で記入しなくても通れた。

今回は入国カードがないんだって。

 

飛行機がだんだん下降する。

隣の席のアメリカ在住のハイチ人が窓から外を眺める私の背後からつぶやく。

「Ca a l'air le plus miserable...」

すごく悲惨な光景。

私はこの2週間ほとんど考えなかった仕事のことを考え始める。

スイッチ切り替え。

今後2ヶ月、年内にすべきこと。

もう少し長期的に向かうべき方向。

私のあり方。

なぜ私はここにいるのか。

 

空港に着くと、baggage claim の相変わらずのカオス。

人と荷物が入り乱れ、必死で自分のを探す。(↓写真)

 

空港を出ると、視界のすべてが映画みたいに映る、この感覚が好き。

2重の世界を行ったり来たりしている自分が見える。

まるで70年代のベトナム戦争か、90年代のダイヤモンド戦争のシエラレオネに降り立った気分。

 

ここでは、新商品のキャラメルなんとかラテを試そうとか、

トールサイズ、それともグランデ、とか、

クライマックスシリーズの勝敗の行方とか、

秋色の新色とか、

新しいデパートとか、

パンプスにしようかブーツにしようかとか、

そういうオプションは存在しない。

 

人々は日々を生きる。

今日骨折って得たお金でご飯を食べて、

明日また食べられるように祈る。

 

2つの世界を行き来しながらも、

私が心地よく感じることを失わないようにしようと思う。

忙しさにかこつけて、雑に生きないように。

たとえば、いつの間にか省略してした、日本の女の子たちの繊細なお洒落。

アイラインをまつげの間に念入りに引いて、

アイホールにパール入りのアイシャドウを目立たないように塗って、

3色のグラデーションにして。

髪の毛をカールさせたり。

埃っぽい40度の灼熱のコンテナ村でも、

そんな細かい気配りを忘れないようにしながら、

ハイチの魔物と戦うのだ。

 


タイプスリップ

2011年11月08日 | japan

いつも日本での休暇中はバタバタと走り回っている私が、

今回はのーんびり。

 

着いた翌日からいきなり弾丸北海道バスの旅!

母は初めての北海道。

 知床半島

 旭山動物園

「ぎょっ」

 

ちょっと疲れていたけれど、

バスガイドさんがずっと喋っているのには少し辟易したけれど、

温泉に浸かって、

美味しいものを食べて、

寝るっていう贅沢な旅を満喫。

ありがとう!

 

その後も、姪っ子たちと過ごしたり。

法事に行ったり。

昔からのお友達に会って、タイムスリップした気分になったり。

だってみんな分身がウヨウヨ増えているんだもん!笑

ひと昔前に水泳界を賑わせた人たち(とその分身)

みんなに合わせてくれた344さん、ありがとう!

 

ちなみに今回のお店は中華街の「酔仙酒家

元スイマーの知り合いのお店で、

ほんっとに美味しい!

行ってみてください。

 

そして、行きたいなー 行けるかなーと思っていたカラオケも。笑

やばい、久しぶりすぎて曲がわからない!

何を歌えば!

と思っていたら、

心配ご無用でした。

周りも超懐メロで、笑えた。。。

 

 個性豊かな同期たちと銀座の街角で。。。

 

何十年経っても、ずっと会っていなくても、変わらず、温かいお友達。

青春時代を共に過ごした友っていうのはね、

何にも代え難いね。

お腹も胸もいっぱい。

久々に会えるのは嬉しいけど、もっと一人一人とゆっくり話す時間が欲しいー。

 

と思っても時間切れ。

そしてまたハイチが私を待っているのです。

 


日本の逸品

2011年11月01日 | japan

帰国直後に「満たされているから欲しいものはないの」などと姉に言い放っておきながら、

私の秋は2週間しかないし、結構我慢しているつもりだけれど、

日本の逸品には、ついつい手が出てしまう。

かわいいアクセサリーとか、

和食器とか。(←食器に目がない人。職業を間違った気がする。どうやって運ぶのだ!)

 

中でも特に、これは、と思うものがいっぱいある。 

TPPに参加したら海外でかなりの売れ行きが期待される日本が誇る品々。

私は以前から日本のサランラップとマヨネーズを海外に持って行く人。

今回、初めて購入したのが、噂に聞いていたユニクロのヒートテック。

1枚目を来た時、

「洋服に暖房がついている」

と言ったもんね。

こりゃ、すごい。

さすが、繊維業界の革命!

もともとババシャツというものはこんなにあったかいものだったのか?

それをユニクロが少し若者向けにマーケティングしただけなのか?

いずれにしても、1着990円の革命を起こしちゃうユニクロ、hat off !

ヒートテック、パジャマにもしてます。

 

さらに今日は水着も買った。

インド洋とカリブ海に囲まれた国にいて、

ビキニはユニフォーム。(笑)

4年前くらいに買ったものがかなりのびのびになってしまったからだ。

ないかなぁと思っていたけれど、驚くことに、銀座のINZの地下にはごっそり売っていた。

何店舗も入っていて、

どこの店舗でもかならず店員に、

「ご旅行ですかー?」とまず聞かれる。

きっと「そうなんです、ハワイに・・・」とかいう会話のキャッチボールを想定しているのだろうけれど、

私の場合、

私「いえ、海外に住んでいるんです」

店員「えー、どちらですかぁ?」(きっと北米とかヨーロッパとかいう回答を期待している)

私「ハイチです」

店員「・・・・・・。」(どこだったっけ、と考え中。たぶんタヒチと勘違いした人もいた筈)

私「貧しいんですけれど、海は綺麗なんですよ」(会話の救済措置適用)

店員「え~、うらやましいですねぇ」

 

本当のハイチを知っている人からは、

うらやましいなんていう言葉はまさか出てこないのですが。

それにしても、日本の水着は凄いわ。

寄せて上げるブラジャーがそのまま水着になった感じ。

海外には、ありません。

ていうか、必要性がないからね。

余談ですが、カリブ海の巨乳度は、これまた半端ないんです。

世界屈指の巨乳大国だと思う。

そんなところに貧乳大国からの人が行ってもね、

戦えませんからね。

ま、勝負にはならないのですが、海に行く頻度が月に何回もなので、

奮発して1万円以上もする水着を買いました。というか安くてもこのくらいしちゃうのね。

ビキニの上はさすがに日本の技術のおかげで何とか普通に見えるものが見つかったのだけれど、

下はワンサイズしかなくてお尻がはみ出る。

これの救済法はあまりないようで、

ニッポンの水着業界はまだ未熟やわ!もっとがんばってもらわなくちゃ。

ビキニの下もサイズ展開して自由に選べるようにしてほしい。

(日本人女子のお尻が小さいという議論は置いておいて)

その間、私はお尻が入るようにダイエットしようっと。

しかし、日本のビキニも日本がTPPに参加したら、貧乳のアジアでは売れると思う。韓国とか、タイなどで。

ちなみに、別に私がTPP推進派というわけではないですよ。

 

パスポートとコンピューターと一緒に盗まれてしまった、デジカメも買いました。

ええ、今回の盗難、高くついてます。

もうこれ以上お金を使いたくないので、

安めにした。1万6000円。

一眼レフあるしね。

でも大きいから、こちらは持ち運び用ということで。

私のハイチの携帯電話にはカメラとかついていないので。

ところが・・・

日本のデジカメ商戦は大変。

デジカメ業界やケータイ業界の人じゃなくてよかった。

もう、説明されても、何が何だかわからないというか、どーでも良いの域。

「サクサクと」瞬時に何枚も撮れるとか、

室内でも綺麗に写るとか、

顔色が綺麗に写るとか、

指で画面を触ってシャッターを切れるタッチパネルとか、

もはや画素数、安い、軽い、薄い、デザインが良い、などのわかりやすい差ではない。

その説明が耳にすっと入らなくなっている。

まだ30代でテクノロジーの最先端にいるべきなのに、

完全に老人の感覚だ。

結局、安い、タッチパネルのにしました。

がんばって撮るのは一眼レフに残しておいて、

こちらは遊び感覚で。

カメラももっと勉強しよっと。

休暇中は多方面に意欲が湧きます。