女心と秋の空

~おおきくなったキミへ~
ダーとムスコとワタシのまいにち。

ゾロ目つれづれ

2018-04-20 | つれづれ

先月、まさに桜が満開のタイミングで44になった。

 

ということがもう遠い昔のようだ。

日々徒然はインスタに残しているから

Blog更新の遅さを悔やむのはもうやめよう。

 

毎日が目まぐるしく過ぎてゆく。

ダーの番組も出だし上々のようだ。

そう、

昨年の夏に番組出演のオファーがあったとき、

わたしたち家族はギリシャ旅行に飛び立つ成田空港の搭乗口にいて

誰よりも一番に「おめでとう」と言ったのは

その場にいた父だった。

 

観せたかったな。

いっしょに観たかった。

 

母は歩き出した。

万歩計を身につけ、毎日8,000〜10,000歩を目標にして。

父と共に歩んだ場所、見た景色を追い求めるのもいいけれど、

それよりも

行ったことのない国、場所を旅して、味わって、

父に報告するのだと。

 

泣いてばかりいられない。

 

次のゾロ目年に向かってゴーゴーなのだ。

 

みんな、いつもありがとう。

 

 

 

今春からスイミングスクールに通い始めた年長児のムスコ。

「おかあちゃんの なくなったおムネ、

 ◯◯くんがずっと、ずぅ〜っと憶えてるからねッ!」

 

などと突拍子もなく泣かせることを言ってくれる。

 

 

ワタシもがんばる。

 

  


雲の隙間から

2018-03-21 | つれづれ

2018板橋Cityマラソンに出場した。

人生6度目、結婚後初、産後初、術後初。

 

ダーは人生初。

 

 

 

練習といえば、レースの1週間から

園までチャリ、園から職場までRUN、を3日ほどやっただけ。

 

人生そんな甘かぁない。

 

 

ダーが「キツイ、くるしい」といえば

ワタシが「大丈夫!あとちょっと!」を繰り返し、

ワタシが「痛すぎる。どうする?もうリタイアする?」と泣き言を吐けば

ダーが「止めるわけない。ゴールする!」 

 

 

あと少しで39キロ地点に到達するかというところで

 

先行く道を封鎖するかのように

「はーい、おつかれさまでした〜

  バスはこちらでーす」と収容車に乗せられた。

 

む、無念…

 

 

だけど

空を見上げれば雲の隙間から虹が

そして

父の声援を何度も耳にした。

 

嘘かと思うやろ?

 

ホントだよ。

 

 

 

ダーが「次はきちんと練習して(あたりまえだけど) 出よう!」

へこたれず次を見据えてくれたことが

なによりも嬉しい。

もぉいい、、

ってならない人を夫に選んで良かった。

 

レース後はこんなだったけどね。笑

 

 

お父さん、ありがとう。

空から見守っていてね。

 

お母さん、ムスコよ、

寒い中 応援に来てくれてありがとう。

 

 

 


お父さん

2018-02-22 | つれづれ

2018年2月11日、

私たちの目の前で父は帰らぬ人となった。

 

71歳なんて、まだ旅立つ歳じゃない。

もっといろんな話がしたかった。

ずっと生きていてほしかった。

 

 

なんだかんだで私は父が好きだった。

あまり多くを語らない父だったけれど、

我が家は父の一言で動いていたし、

父の言葉は先の先を捉えていて、いつも的確だったし重みがあった。

 

 

 

 

11月29日に肺炎で緊急入院してから、帰りたい帰りたいと

それだけを願っていた お父さん。

 

 

2ヶ月半、毎日病院に通い続けた お母さん。

 

 

 

 

 

ギリシャの海で仙人みたいに

しわくちゃ顔で笑っていた お父さん。

 

 

 

 

 

やっと やっと 帰ってこれたんだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お父さんは私たちの誇り。

 

 

会いたいよー

会いたくてたまらないよ

お父さん。

 

 

 

この子の成長を

空から見守っていてね

 

 

 

がんばった お父さんに金メダルを。

 

 


ムスコの愛

2018-02-02 | つれづれ

おともだちに

おかあちゃんとは結婚できないと言われたと

布団に入ってからシクシク泣きだすムスコ

 

みんなに言われて  かなしい気持ちになるから

おかあちゃんと結婚するんだって

もう保育園では言わないね

と言いながら涙が止まらないムスコ

 

 

忘れたくない!

忘れないぞー!!

 


2018年

2018-01-24 | つれづれ

やばい、このままでは2月になってしまう。

という駆け込み投稿。

 

年末にムスコがかかった はやり目(アデノウィルス)が

年明けに夫婦で感染し

ワタシは幸い症状が軽く1週間程度で治ったものの

ダーは長かった、長すぎた。

個人的には、主夫がいる生活は快適そのものでしたが。

仕事から帰るとキッチンからも浴室からもいい香り!

 

そうこうしているうちに

こんどはワタシが副鼻腔炎の症状で頭痛に悩まされ耳鼻科にダッシュ!

 

 

バタバタですが

新年もよろしく!

 

 

(インスタに浮気しとります)

 


ムスコ、七五三の年に

2017-12-30 | つれづれ

何という年だったのだろう、と振り返ってみる

 

2人に1人が がん になる時代に

がん になった

 

 

乳がん においては

早期の人ほど選択肢があって

ずいぶん迷わされた

 

目に映るすべてのものが 変化し 

命 について考えた

家族 のことを想った

 

友人らの励ましと支えに

感謝せずにいられなかった

 

 

退院して1週間後に

こんどは父が入院した

生命維持治療について問われ、妹が緊急帰国した

 

父の闘いは いまもまだ続いている

 

 

 

ムスコの存在が

ワタシを生かしてくれた

 

だからワタシは

命をかけて 全身全霊で ムスコを守る

 

そしてダーには

生涯をかけて恩を返していかねばならないと誓った 

 

 

ワタシの人生において

かけがえのない宝物の1年になった

 
 

Santa Claus 2017

2017-12-26 | びぼうろく

いつのまにか字が書けるようになった5歳児。

自ら窓に貼り付けしたサンタさんへのお手紙の中に
しばらく白熱していたアニメ「ワンピース」の文字がなく。

ブームは去ってしまったのだろうか。

 

 


「Mr. インクレディブル」のレゴ(サンタさんチョイス)

 


「くらべる図鑑」(親好み)
「Mr. インクレディブル」(本人リクエスト)の本

 


マグネットオセロ と UNO(親好み)

 


ブレードボード/リップスティック ネオ(本人リクエスト)

 


レゴ ジュニア(カーズ)おじいちゃんおばあちゃんサンタから

 

一人で説明書見ながらあっという間に組み立ててしまった

 

「おっかしいな〜 ◯◯くん、
ニンテンドースイッチとアームズ おねがいしたんだけどな〜
サンタさん、どうしたのかな〜」

 

しきりに首を傾げてつぶやいていた2017年のクリスマス

 

 

 


子供は風の子

2017-12-24 | つれづれ

元気な子。

 

 

彼の「諦めない」姿勢に

母ちゃんは刺激受けまくりです

 

もーかえろーよー と安易に言えない

けど寒い

 

 


術後1ヶ月

2017-12-18 | がん

今日で手術から1ヶ月。

 

昨日の術後1ヶ月診察では、
切り取った部位と
スライスした鮮明な写真を母とムスコと拝見し、
病理検査結果の報告を受けた。

 

術前診断同様、

 非浸潤性乳管癌
 ステージ:0
 腫瘍の大きさ:5.6cm×2cm
 センチネルリンパ節生検:陰性

 

乳房全摘出したことによって
転移再発の心配もなく
今後のホルモン治療も放射線治療もなく「完治」
という希望の言葉を担当医から頂いた。

 

今後は、
半年後に触診
1年後にMRI検査
健側(もうひとつ)の乳房については、
通常の女性より新しい癌が生まれるリスクが高いため
毎年検査を行っていく。

 

傷の収縮による痺れや痛みは、だいぶ治まってきている。
あとはリハビリという名の
とにかく躊躇せず 動かす!伸ばす!こと。
傷がピリピリと痛む感覚は、これから先もずっと続くのだそうだ。
寒い日や雨の日にちょっと違和感を感じる、みたいなのかな。 

 

 

なんだったのかな。
なんか、あっけなかったな。 
 

ここんとこ、
私よりも家族の方がバタバタしてて
それどころじゃないというのにも正直助けられていたりする。

 

ムスコが
「おムネがなくなった」1ヶ月のお祝いしようと提案してくれて、
夕食のグラタンにキャンドルを立てた夜。

 

 

 

みんな、ありがとう。

心配かけちゃって ほんとゴメン。

 

私は元気です!

 

 

( キキか!ってツッコミよろしく )

 

 


術後10日目

2017-12-06 | がん

備忘録。

 

◎術後9日目【11月27日(mon)】
 出勤
 同僚らの「おかえりなさい!」がムネに響く
 ムスコお迎え後に QB HOUSEへ/6mmボウズに
 夕食は大好物の福包餃子

◎術後10日目【11月28日(tue)】
 ムスコと入浴はまだできずにいる
 鏡のくもりが助かる
 目が極度に悪いというのにも助けられている

 

 2、3日前から傷の収縮が激しい
 それによる ひきつれ感、痺れのようなものもあり
 身体が治ろうとしているからなのだろうけど
 ここでリハビリしなきゃならないのだろうけど
 気持ちがね

 

 *

 

 早期発見で
 超初期で
 ほんとうによかったね
 と誰もが言う

 まぁ
 それくらいしか かける言葉が見つからないし
 他にどんな言葉をかけてほしいんだと問われても
 何も 出てこない

 

 癌になっていいわけなんかない
 おっぱいが線になっちゃっていいわけがない

 どんどん卑屈になっていき
 話すことも嫌になっていき

 でも日々の着替えや入浴でハダカになるたび
 生々しい傷は そこに存在してるわけで

 シクシクと傷が痛むわけで

 

 じゃあ 全摘でなくて温存にしたら よかったんじゃないの
 同時再建したら 見た目のショックも 和らぐんじゃないの

 気休めに自問自答してみる


 きっと同じだと思う

 

 癌とは身体だけでなく
 心まで持っていっちゃう病なのだと

 

 *

 

 これから先 わたしにできることはなんだろう

 みんな〜 健診に行ってね!
 早期発見早期治療だよ!!(ピンクリボン運動ともいう)に精を出すか

 担当医からの説明をダーに伝える手話通訳を
 癌患者自身でやったのも
 今後何かに役立つだろうか

 

 何かしたい

 それが何か

 

 ムネの傷と真正面から向き合わねばならない

 

 わたしにできることはなんだろう

 

  
心のヨリドコロだった入院病棟のデイルームにて