地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

オーシャンの乗客

2009年07月31日 | sri lanka

最近 オーシャン(わが愛車)がピックアップして通勤する同僚が増えた

ひとりはブランカ 前述のはちゃめちゃメキシコ人

彼女の塗りたてメイク顔は 爽やかな朝には少々きつすぎる

宝塚みたいな顔で 「オラー!ブエノス・ディアース!!」

 

もう一人はブランカと同じアパートに住むアイスランド人

毎朝「オハヨー!」とかわいい笑顔で乗り込んでくる

アイスランド人に会ったのは初めて

歌手のビョークと経済破綻のイメージしかなかったけれど

彼女は普通のかわいい女の子

まったくアイスランドっぽくない顔だ

かなり英語がうまいのに驚いた

めずらしい国が好きな私は さっそく質問攻め

たぶん彼女は皆に同じ質問をされてうんざりしているだろうけれど

気にしない

人口30万人というから 

今支援している国内避難民キャンプの規模と同じ

そうか あのくらいが国なのか

寒い日のニューヨークよりあったかいと聞いて 

いいことを聞いたと思った

アイスランドは氷でできていると思っていたから・・・

 

もう一人は途中のアパートに住む イラク人

イラク人には会ったことはあるけれど ちゃんと話すのは初めて

でもまだいろいろと聞きたいこと聞けていない・・・

彼女はとっても無口

毎朝「グッモーニング・・・」 とまたバクダッド市内で爆発があったのかと思わせるような雰囲気が漂っている

しかし働き者で 結構遅くまでオフィスに居るのをよく見かける

今日一緒にご飯を食べていて

彼女も辛いのが嫌いと知ったので

今度食事に誘って

喉まで出かかっている聞きたいこと とことん聞いちゃおっと

 

小さなオーシャンは 異国から集まったちぐはぐな4人の娘を乗せて

コロンボのクレイジーな渋滞をひゅるりひゅるりと交わして走る

運転席の日本人は運転が少し乱暴で 

朝から他の車に対して口が悪いけれど 


告知!

2009年07月24日 | development
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【ユニセフ現地報告会】
内戦終結後のスリランカ~国内避難民キャンプでのユニセフの教育支援~
ユニセフスリランカ事務所教育担当官 井本直歩子氏の報告

25年もの長期にわたって続けられた、スリランカ政府軍と反政府組織「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)の内戦が、今年5月に終結しました。この内戦は25万人を超える国内避難民を生み出し、今もなお地道な人道支援活動が続けられています。

Newsweek誌が「世界が尊敬する日本人100人」(2009/7/8日号)に選んだ、アトランタ・オリンピック水泳日本代表選手という国連職員としては特異な経歴を持つ、ユニセフ スリランカ事務所の日本人スタッフ井本直歩子氏が、これまでのご自身の経験や、スリランカの子どもたちの現状と、ユニセフの支援についてご報告します。

スリランカの子どもたちの状況、ユニセフの支援活動にご関心のある方はもちろん、開発とスポーツの分野に興味のある方もお気軽にご参加ください。


日時: 8月6日(木)14:00~15:30
会場: ユニセフハウス (〒108-8607東京都港区高輪4-6-12)
参加費: 無料
報告者: 井本直歩子(いもと なおこ)ユニセフスリランカ事務所教育担当官



井本氏略歴:
東京都出身。3歳から水泳を始める。
1996年アトランタ五輪800mリレー4位。1994年アジア大会50m自由形優勝。元日本記録保持者。
アトランタ五輪後渡米、1999年サザンメソジスト大学(テキサス州ダラス)卒業。
シドニー五輪選考会後現役引退。慶應義塾大学に復学中、執筆活動を開始。
スポーツジャーナリストとして雑誌Number等で活躍。
2001年 慶應義塾大学総合政策学部卒業
2003年12月 マンチェスター大学大学院卒業
2003~2004年 国際協力機構(JICA)インターンとしてガーナ共和国に派遣。
2004~2005年 JICAシエラレオネ企画調査員
2005~2006年 JICAルワンダ企画調査員
2007年10月より、ユニセフ・スリランカ事務所で教育分野の支援を担当し、現在に至る。


お申し込みなどの詳細につきましては、こちらをご覧下さい。

child soldiersのその後。

2009年07月23日 | sri lanka
マラソン出張中で、今はポロンナルワという何となく大阪弁のような名前の町に泊まっています。
この町には世界遺産の巨大な仏像があることで有名で、まだ行っていないから行きたいのだけど、今晩着いて明日6時出発なので無理

昨日はトリンコマレーの国内避難民キャンプへ。

ワウニヤやジャフナと一緒で、相変わらず悲惨な気分になった。

会う人会う人、みんな家族の誰かを探している。
家族の行方がわからないって、これより苦しいことってあるのかな?

キャンプの中には、元々教育局のトップだった人も居て、「じゃあその人に教育向上のお手伝いしてもらったら・・・」と思ったのだけど、「彼は戦闘で奥さんも子どももみんな亡くしたから、まったく何もする気がない。教育の話はしないでくれと言われる」とのこと。

唯一希望をくれるのは、子どもたち。
元気に走り回っている。
終業のベルがなったら、サリー姿の私の周りにみんな集まってきて、にこにこ笑ってきた。

学校に来ていない子どもの中には、元子ども兵だった女の子たち二人がいて、髪の毛が短くて、すぐに元兵士とわかるから、なかなか外に出てこない。
学校ももう2-3年は通っていないから、今さら年下の子たちと同じクラスで勉強する気がない。
元子ども兵たちは、もうすぐしたら違う場所に移されると軍隊に言われていたけれど、結婚すれば行かなくていいから、つい最近二人ともキャンプの中で誰かと結婚したらしい。

16歳と、17歳。

私の半分の年。

14歳くらいで連れ去られ、兵士になり、きっと恐ろしい経験をしてきて、戦争が終わっても、学校には戻れなくて、国内避難民キャンプの中で結婚。

彼女たちはこれから、何を希望に生きていけばいいんだろう。

なんでこんな道を歩まないといけないんだろう。

何の罪もない子たちなのに。

日進月歩

2009年07月19日 | sri lanka
日々がどんどん過ぎていく。

どなたか、効率を改善するのに何か良い方法があれば教えてください。

この間読んだ雑誌に、毎日ひとつ何か目標を見つけるといいと書いてあったので、そうしようと思う。

と、思ったら、一つに絞れない。

前に進みたいのに、目先のことでいっぱいいっぱいで、それも中途半端で、毎日が過ぎ去って行く。

一歩引いてみてみると、結局何も達成できていない気がして仕方ない。

結局は、他人にとって都合よく働いているような。

自分の仕事をきっちりやること。その分野で己を向上させること。が目下の目標。


と、口で言うのは簡単だ。



とりあえず今から東部に出張なので、少しは落ち着けますように。

といいつつ、1週間で東の3都市回る。

走りながら、ひとつひとつの仕事をしっかりやらないと。

確実に、着実に、一歩一歩。



ミーティング用のサリー数着と、フィールド視察用のTシャツを鞄につめて、行ってきます。

この1週間でまた成長できますように。

5Sの真相

2009年07月15日 | Weblog

整理(せいり、Seiri) - いるものといらないものを分けて、いらないものを捨てること。
整頓(せいとん、Seiton) - 決められたものを、決められた場所に置き、いつでも取り出せる状態にしておくこと。
清掃(せいそう、Seisou) - 常に掃除をして、職場をキレイな状態に保つこと。
清潔(せいけつ、Seiketsu) - 上の3S(整理、整頓、清掃)を維持すること。
躾(しつけ、Shitsuke) - 決められたルール・手順を正しく守る習慣をつけること


日本の5S 

JICAの学校運営プロジェクトの影響で 
スリランカのあちこちの小学校で徹底されています

スリランカ人はほんとうに5Sが好き

業務の効率化につながるということで
私自身の恐ろしい非効率さを改善させるために
明日から改心しよ。。。

外国人同僚の言葉。

「5Sって一体何?!

わかった。

スシ、サシミ、サケ、シアツ、スズキ、、、」


惜しい。笑

Child Friendly School

2009年07月14日 | Weblog
ジャフナで訪れた小学校。

チャイルド・フレンドリー・スクールというプログラムでは

こうやって子どもにとって過ごしやすい環境を支援しています。

たくさん教室にデコレーションがしてあって

学校の先生も生徒に優しい授業をするようにトレーニングしています。

まだまだ発展途上だけど。

国内避難民の学校とは雲泥の差。。。

同じ国の子どもなのにね。

オンナの子の公欠

2009年07月13日 | sri lanka
今回驚いた話。

学校の出欠状況をチェックしていたら、ある女の子が2週間ほど休んでいる。
理由を先生に聞くと、
初潮を迎えたから休んでいるとのこと。

驚いたので何度も聞き返して、
さらにその辺にいた女の子たちに聞いてみたけれど、
皆に当たり前のような顔をされる。
行ってはいけないということではないけれど、文化的なもので、普通は来ない慣習なんだそう。
なぜかは誰も知らなかったけれど。
学校に来ないで何をしているの?と聞くと、
特に何もしていないけれど、みんなにお祝いされて、ご馳走が沢山出てきたりするらしい。

そんな理由で休んだらみんなにバレるではないか。
私の少女時代は、というか日本では、恥ずかしくて誰にも言えないものなのに、、、
多分恥ずかしいことではないんだろう。
おめでたいことなんだろう。

しかし。

なんで学校を休まなあかんのや。

resilience

2009年07月13日 | sri lanka
日曜日の夜。
明日のワークショップの準備がまったくはかどらぬ。
こういうときはブログの更新です。。。

出張はスリランカの最北端のジャフナでした。
飛行機乗って行ってきました。
2月以来だったのですが、まだ国内避難民がやっとこさ出てきたばかりの当時よりもかなり環境が変わって、
今は1万1千人くらいの人々が居て、
3000人の子どもに学校の支援をしています。

ワウニヤと比べると、かなり環境が良い。
学校はキャンプの外にあるのです。
それだけで精神的な安定度が違います。
外に出られるというだけで。

先生たちはそれでもかなり参っている話を聞くのがとても辛かったけれど、
子どもは、強い。
Resilient という言葉が思い浮かぶ。
弾力性のある、回復力がある、という意味だけれど、
脆いけれど、バネはあるというか、強い。