とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

ゆりの礼拝堂♪懐妊の聖母に捧ぐ

2013年11月29日 | とだ*やすこの活動日記
お知らせ

島本町立第一小学校「和・なごみ」主催のコンサートのお知らせです。50代の地域住民が集まって、およそ1年かけてカタチにした、地域密着、手づくり、かつアカデミックな講演+音楽会です。収益はすべて「和・なごみ」の活動に充てられます。

12月1日(日)13:30会場 14:00開演
大阪水上隣保館・地域交流センター ゆりの礼拝堂
「懐妊の聖母に捧ぐ~アヴェマリア コンサート」
チケット1000円 定員およそ80名


ゆりの礼拝堂は、サントリー山崎蒸留所の突当り、椎尾神社の鳥居手前を右に折れ、坂道を登った先にあります(JR山崎駅から徒歩約15分)。水上隣保館「はるか学園」の乳幼児室の奥に入り口があります。さまざまな事情を抱えた子どもたちが、ここで育ち、ここから地域の小中学校に通っています。

ゆりの礼拝堂のマリア像は妊娠された姿。ルネッサンスの巨匠、ピエロ デ ラ フランチェスカ が描いたイタリアのモンテルキーという村の小さな教会のフレスコ画を、野村義照さんが政府の許可を得て模写されたものです。実物はもう教会にはなく、保存のためにイタリア政府が管理してるそうです。

その貴重な実物大模写が、縁があって島本町にあります。それは、なぜか・・・第一部の講演では、山崎で生まれ育ち、巴里に暮らして18年の加國哲二さん(洋画家)が、ゆりの礼拝堂誕生秘話をお話しされます。

第二部のコンサートでは、懐妊の聖母にちなんで「アヴェマリア」と称する幾つかのヨーロッパ伝統の曲を、島本町生まれの声楽家、藤田由紀さん(山崎在住)が歌われます。実は、たくさんあるというアヴェマリアのなかから、藤田さんが自ら選曲された素敵なプログラムです。

ピアノ伴奏は神知子さん。シンガーソングライターtomoco.Kさんとして、この礼拝堂で毎年チャリティコンサートを続けておられ、ご存じの方も多いと思います。藤田由紀さんとは同じ大学の先輩後輩、さらに島本町での子育てを通じた長年のご友人で、今回は、神知子さんとして、ピアノ伴奏を担当されます。

画像は、27日午後のリハーサルに取材に入られた京都新聞の29日朝刊。水上隣保館のこと、ゆりの礼拝堂のこと、学校を軸とした地域住民の活動のこと、今回のコンサートのこと、主催者側の思いが伝わる記事が『洛西』紙面に大きく掲載されました。当日のお席に少し余裕があるようです。ぜひ、お越しください。

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町内はじめての地区計画+条例

2013年11月26日 | とだ*やすこの町政報告
26日、総務建設水道委員会に付託された、地区計画に係る新設条例を審議しました。制限付き一般競争入札で売する町営鶴ヶ池住宅跡地(ふれあいセンターに隣接する土地)と小野薬品工業(㈱の位置する桜井3丁目北地区における地区計画を効果的にするための条例で、罰則規定を含むものです。

委員会では全員賛成で可決しました。12月10日から始まる12月会議本会議で最終決定します。今後、JR島本駅西側が開発されることになれば、市街化調整区域を市街化区域に変更すると同時に、地区計画も定めていくことになるので、その際には、適用区域として条例の別表に追加することになります。

島本町の将来的な都市計画に関係する「条例」として大きな視点で審議すると同時に、実質、町営鶴ヶ池住宅売却後のあり方を左右するものであり、どちらもしっかり押さえておかなければなりません。委員ひとりに与えられた時間は45分、質疑、答弁、討論のトータルです(議会内部の運営上の取り決めであり、権利としては時間の制限はない)。

わたしは、町における事前協議や、府の開発許可申請、建築確認申請において、地区計画がどのように関わってくるのかを確認し、高さ制限の考え方(盛土をした場合、地盤面とはどこなのか。入り口をどこに設けるかで1階の位置が変わる)、条例に定めていない既存の建築物点についての懸念を質疑しました。

また、規定への違反が故意によるものかで罰則に差があるが、故意か過失かどうかをどのように判断するのか問いました。設計者・工事施工者との協議、確認、審査の過程においてのやりとりが要、この地区計画をもって町がいかに関わり、関係機関と調整できるかが重要です。建築基準法に違反していなければなんでもOKでは困ります。

「美観を損なわない」という記述があるものの、なにを基準に誰が「美観」を判断するのでしょうか。現在、島本町には景観計画、景観条例がありません。府の景観計画において、大阪府の景観計画により20㍍を超えるもの、2,000㎡を超えるものとして、当該地区に新設される建物は、府への事前届が必要で、一定の制限はあるとの答弁。

確かに、国道171号沿道区域・北摂山系区域・大阪府域の歴史的街道(西国街道)として、島本町の広く全域が対象区域になっています。ただ、JR島本駅西側のトッパン・フォームズの本社機能移設による増築で、北摂の山並みが分断されてしまったというのがわたし自身の正直な印象・・・

『北摂の豊かなみどりの山並みに配慮したみどり多い景観づくりを行うとともに、まちなみの調和やまとまりに配慮した景観づくりを行う。』とする大阪府の景観計画は必ずしも効力を発揮していません。島本町独自の景観計画を確かなものとして策定する必要があると、再度、要望しました。

戸田が使った時間は45分中、43分でした。他市の条例のコピー&ペーストにせず、町の政策、まちづくりに則して定められていることが質疑答弁から理解でき、このことを評価し、土木・建築に明るい人材のサポート体制の必要性を述べて賛成しました。懸念している土壌汚染調査や土地鑑定書の信頼性などは別途別の機会に問いたいと考えています。

この日、国政においては、衆議院において国家安全保障委員会、本会議で特定秘密保護法案の採決強行、議会制民主主義を踏みにじる暴挙です。午後6時からJR高槻駅南陸橋で、急きょ作成された抗議のチラシを配布し、「変えたらあかん!平和憲法。高槻・島本の会」の抗議行動に参加、リレートークしました。

突然の決定にも関わらず参加者13名。用意してくださったチラシは500枚、すべて手渡せました。12月6日の会期末まで引き続き街頭アピールを行います。


画像は、京都文化博物館で行われている展覧会
大好きな秋野不矩さんの「深山の春」1992年 京都府蔵
12月1日まで
無・理・か・も・し・れ・な・い
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どこが問題?特定秘密保護法案!Ⅳ

2013年11月24日 | 日本国憲法と立憲民主主義
晴れているのにどんより、山際がぼんやりしている、建物の輪郭がはっきりしない、こういう日はPM2.5が飛散しています。大気汚染物質監視システム「そらまめ君」をチェックしてみると、近隣の国道171号線の測定地で、国の環境基準で定められている一日平均値を上まわる数値が記録されていました。

なんとなく目や顔がクシャクシャするのを我慢しながら、今日は「大山崎おもてなしウィーク」最終日、島本町歴史文化資料館「兼成作・兼俊作、水無瀬駒の実物展示」、島本町ふれあいセンター「将棋体験ひろば」に、それぞれ少しずつお邪魔しました。

島本町内には、中将棋を指せる子、強い子が既に少なからずいるようです。帰路、階段のところで「30日の教室も行こな!」「また、中将棋の教室ででな!」と可愛い声で約束しあう小学生がいました。家では「紙で駒と将棋を作って」指しているそうです。スゴイ!

さて、問題の特定秘密保護法案、修正案が迷走しています。原則30年以内の秘密指定期間が、修正により最長60年と原案の倍になったり、首相が第三者的立場から特定秘密について監督することになったり、「悪い冗談」かと思えるような修正内容になっています。

いずれも報道による情報ですが、野党が野党として機能していません。すなわち、国政において重要な決断がくだされるとき、民主主義の時代においても、必ずしも調整機能が健全に働かないということを示しています。

アジア最後の植民地といわれる香港(実際にはマカオの方が後)で中国への返還(中国側からすれば帰還)を現地で経験したわたしは、〇月○日、突然、歴史が変わるわけではない、という当たり前のことに気がつきました。歴史は、ゆっくりと、しかし着実に動いています。

「あっ、戦争もこういうふうに起こる・・・」と、香港が中華人民共和国香港特別行政区となるその日、わたしはそう思いました。今、わたしの生まれ育った母国で、再び日本と日本人が当事者になることが起こり得る状況に、徐々に駒が進められています。政治家の存在の軽さが危ぶまれます。

特定秘密法案に反対する理由を、引き続き述べます。


「著しく不当な方法」とはなに?!
わたしは、この文言が恐ろしい。社会観念上「著しく不当な方法」での取材が処罰の対象になれば、機密の内容や行政側の違法行為よりも、取材の方法に着眼される危険性があります。

これは、実に恐ろしい。「社会観念上認められないような方法」「著しく不当」と、極めて曖昧な基準で、情報入手の手法が恣意的に問題視される可能性があります。絶対にあります。そして世論が動かされる。そもそも誰がどこで、その不当性を決定するのでしょうか。曖昧なままです。

誰もが「運命の人」になる可能性が・・・
沖縄返還に伴う日米政府の密約情報を入手して逮捕された、元毎日新聞の西山太吉さん、現在82歳、この法案を強く否定されています。山崎豊子さんの小説「運命の人」のモデルになった方です。わたしはこれを文芸春秋連載時に読み、震撼しました。

俳優、本木雅弘さん主演ドラマでご存知の方も多いと思います。権力側が取材の手法を「著しく不当」と判断すれば「世論もまた脅威になる」。そして、報道の自由、言論の自由が脅かされ、国民の知る権利に基づく国民主権が奪われます。

ジャーナリズムがさらなる危機を迎えます
権力の不正や腐敗に関する情報は、基本的に外部から得ることできません。正義の内部告発者がいて、はじめて明らかになるものです。特定秘密法案は、心ある、勇気ある公務員の良心を委縮させます。

なにが秘密かわからない状況で秘密と知らずに情報をひきだそうとした記者も「教唆」の罪に問われるなら、「著しく不当な方法」の曖昧さと相成って、とんでもないことになりかねない。

ニューヨークタイムズも社説で懸念を表明したといいます(下品な法と表現)。完ぺきに正しい法はないかもしれない。しかし、悪法は悪法。特定秘密保護法案は成立させてはいけません。


画像は、大山崎おもてなしウィークで訪ねた「大山崎グリーンハイツ」

「とらやま大山崎店」
「長谷川書店でもわもわ井戸端店」
「Yumi`s flowers」
+消しゴムはんこ雑貨 みのりや

水無瀬駅周辺のお店が大山崎でお洒落に!
小さなお子さん連れのママが「わぁ!」と
歓声をあげるほどに素敵な空間


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どこが問題?特定秘密保護法案Ⅲ

2013年11月23日 | 日本国憲法と立憲民主主義
21日(木)、島本町議会11月会議、本会議では、町政鶴ヶ池住宅跡地の売却に関連して提案された議案を審議しました。週明け26日(火)には、総務建設水道委員会で、その周辺の地区計画に関する新規条例について審議します。所属委員として心して臨みます。

22日(金)夜は、第一小学校PTA主催で、講演会「アラブで出会った風景と人々」(お話:第一小学校水口校長)を拝聴しました。わたしにとっては2回目ですが、日本人学校の教員としてサウジアラビアで経験された現地の人々との交流、イスラム理解など、素晴らしいお話と見事なお写真でした。

世界は広く多様です。一般に日本人が「国際的」と使う場合、いったいどこまで世界を理解して国際的としているのか、実に疑問に思います。アメリカ、西欧、東アジア・・・だけではない。どの国にもそれぞれ深く豊かな歴史文化があり、めざす方向のベクトルもさまざまです。

水口校長のメッセージは、同時期にトルコ共和国への理解とトルコの人々との交流を通じてイスラム世界を垣間見たわたしにとって、とても共感できるものでした。狭い島本町にいると見失いがちな視点を呼び起こされ、夜道を元気に帰宅しました。

さて、新聞もTVも、報道では特定秘密保護法案がたくさんの問題がある悪法であることを、繰り返し告げています。わたしもこの法案と、それを今国会で拙速に通そうとする政府の姿勢には断固反対!その理由を引き続き述べます。

プライバシー保護の観点から
「特定秘密」を取り扱う人のプライバシーを調査し、管理するという「適性評価制度」。調査項目は、外国への渡航歴や、ローンなどの返済状況、精神疾患、その通院歴など、多岐に渡るそうです。秘密を取り扱う国家公務員だけではなく、地方公務員、政府と契約関係にある民間事業者、大学などで働く人も含まれるといいます。

調査は、本人の家族や同居人にも及ぶこととなり、広い範囲の人の個人情報が収集・管理されることになります。「行政手続における特定の個人を識別するための番号」いわゆるマイナンバー導入によって、これらの情報はいとも簡単に収集できるようになります。

秘密を指定できる主体は?
政府の案では、すべての省庁が秘密を指定できます。5年間秘密指定がない場合指定権限を失うとの附則を追加したそうです。今まで秘密指定がなかった農林水産省や消費者庁など7行政機関も、権限を失わないように、「それでは」と秘密を指定するのは明白です。

「経済対策」「雇用安定」と連呼して選挙に臨んだ現政権が着々と進めている一連の政策は、戦争ができる状況を整えること。戦争とまではいかなくとも、モノを言いにくい社会に向かうことは確実で、このことがまた戦争への道を安易にしていきます。ここが最大の問題であり、これこそが政府の狙いです。


画像は、大山崎おもてなしウィーク
JR山崎駅前 アトリエRoseにて
インナーチャイルドカードのリーディング体験

わたしが示したテーマは「家族」
1枚目:「ギフト」を受け取る時期、キーワードは「感謝」
2枚目:もっと自由に解き放たれて仕事に向きあえるはず
3枚目:心に鎧を着ているよ・・・自分自身の意識の問題

視点を変えて
「さかさま」になってみれば(ジャックと豆の木)
要らないものはポケットから零れ落ちる(断捨離ですね)
なんのために自分は町議になったのか
過去の積み上げ、これからのこと
ノートに書くように、今一度、問い直してみて・・・

カードを介して、さまざまな気づきを与えてくれるKさん
そっと遠くから見守ってくれている人がいることに感謝
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どこが問題?特定秘密保護法案Ⅱ

2013年11月20日 | 日本国憲法と立憲民主主義

本日、ふれあいセンター・ケリヤホールで行われた功労表彰式典に参列、町議会議員として表彰を受けました。一期を終えた時点での表彰には正直驚き、疑問はありました。3期を務めた段階に変えて行くなど改革が必要と考えつつ、自らは、今後益々精進することとし、受賞させていただきました。

議場での審議、採択において市民の代表として重い役割を担っている議員ですが、日々思うことがあります。行政側が情報の公平な公開を避けることで、行政側の都合のよい流れをつくることができています。すると、それを利用して自らの立ち位置を権力側に近づけようとするものが必ず出てくる。

政治は妥協の産物といわれます。協議を重ね、真摯に着地点を見出すことを否定するものではありませんが、単にそれを「手柄にして満足」、それが「政治と錯覚」していることが問題、危険信号です。

国における「特定秘密保護法案」の審議は、まったくもって赤信号。世論の反発は強いが、野党も賛成しているという流れが、衆議院国家安全保障特別委員会の審議の外で着々と進められています。修正協議、合意とりつけ、手柄に躍起になって、国会審議が置き去りになっています。

そして誰も責任をとろうとしない・・・

既に報道などで充分ご存じと思いますが、特定秘密保護法案の問題点を、引き続き記します。

不当、不適切な秘密化を法的に許すことになる
なにが秘密か、それは秘密。秘密法案を拡大解釈して適用することで、知らせたくない情報を政権が自分たちに都合の良いように秘密化することができてしまいます。

秘密と判断したことに正当性があるのか、誤りがなかったかはどこで誰が判断するのか、不明なまま。
第3者機関の設置については「検討する」という段階での法案提出、ここは非常に問題です。秘密を決める側には罰則もありません。

なにが秘密か、それは秘密
一定期間においては、秘密の存在を知られないことも重要、これは理解できます。しかし、「特定秘密」を犯したとして逮捕されても、理由がわからないという点で非常に恐るべきものです。

特定秘密法ができれば、拡大解釈して、権力が隠したい情報を隠し、権力側が弱めたい勢力を委縮させる、あるいは恣意的に逮捕に持ち込むことができてしまいます。権力には本質的に、そういうところがあります。

報道の本質が失われかねない
ジャーナリズムの本質である権力監視が弱められると、新聞やニュース番組が単なる情報産業に陥ってしまいます、今よりさらに規格化、サービス化、娯楽化してしまうのではないかと危惧します。国民はほんとうのことを知ることができません。

それによって国民主権が奪われます。ほんとうのことを知らされずに、公的な決定、政策決定の過程に参画することはできません。政府の決定が妥当なものかどうか、判断のしようもありません。恣意的な報道で誤った世論が形成されます。

識者の指摘や強い反対、国会審議をよそに、修正や合議によって「政治」を行っていると錯覚している政治家によって、法律が制定されようとしていることに、怒りと危機感でいっぱいです。


画像は、かつて島本町歴史文化資料館に展示された水無瀬駒のレプリカ

明日23日(土)と24日(日)
水無瀬兼成の孫にあたる兼俊の駒(実物)が初めて展示されます
島本町歴史文化資料館 10:00~16:00

ふれあいセンター3階では「将棋体験ひろば」と称して
水無瀬駒ストラップ作りや将棋・中将棋を体験できます

 
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どこが問題?特定秘密保護法!

2013年11月19日 | 日本国憲法と立憲民主主義
19日、冷え込む街頭、JR高槻駅の陸橋で街頭アピールに立ちました。マスコミなどでご存意の方が増えてきて、「変えたらあかん!平和憲法 高槻・島本」手づくりのチラシ&マンガを受け取ってくださる方も多くなったように思います。リレートークで、わたしは次のような訴えをしています。

2010年、沖縄の尖閣諸島付近で中国船が海上保安庁の巡視船に激突した映像が海上保安官によって動画投稿サイトにUPされました。特定秘密保護法案が国会に提出されたのはこういったことが背景になっているとのことですが、そもそも、あの情報は国民にとって隠されるべき重要な秘密情報だったでしょうか。

国民の側からすれば、知る必要も権利もあった貴重な情報でした。
正しい情報によって真実を知ったうえで、判断しなければならないことが、わたしたち市民にはたくさんあります。
国家のための国民ではありません。国民のための国家であり、国の情報は、基本的に、わたしたち市民のものです。

今の日本で必要なことは、国民を重要な情報から遠ざけ、疎外する秘密保護法をつくることではなく、情報の公開を進めること、情報管理を適正化することです。記録がなかったり破棄されたりしている現状は国民サイドからすれば大問題。

基本的に、行政にとって都合の悪い情報は公開されません。存在すべき文書が適切に管理されずに廃棄、あるいは紛失されている(故意、過失、いずれにしても)ことが問題です。このことは議員活動のなかで自らが日々感じていることです。

沖縄返還に関する密約の問題でも、アメリカで公開された文書が日本で未だに非公開。そういう国に、わたしたちは暮らしています。伏せたままの国家機密が多いなか、さらに国内統制を強化することで、アメリカから重要な軍事機密を入手することができると考えているとしたら、それは少しオメデタイのでは?とわたしは思います。

国家機密の存在そのものをわたしは否定しません。情報の適切ではない漏えいは問題です。守秘義務を守らずに公開することは、当然、許されません。しかし、時期的に公開できない情報も一定の期間が経てば公にされる必要があり、それによって歴史的検証が可能になります。

原則30年以内の期間決定を内閣承認で延長可能としていることも問題と考えます。市民に、そして未来の国民に、証拠を示す覚悟がなくて政治が務まるはずがありません。「特定秘密保護法案」は問題がありすぎます。イデオロギー、政治的立ち位置の壁を越えて、国民はこの法案の問題点に向き合う必要があると考えています。


明後日は11月会議を開きます(通年議会試行中:以前の臨時議会に値する)。

ふれあいセンターに隣接する町政鶴ヶ池住宅跡地の売却に先駆け、調査により小野薬品工業株式会社・水無瀬研究所と島本町で土地が数か所入り組んでいたことが判明。その整理を行うため双方で土地を売買します。歳入歳出の補正予算が計上されています。売買を行うを行う過程で必要なプロセスと考えています。

また、当該地に地区計画を定めるため、「島本町地区計画の区域内における建築物等の制限に関する条例の制定について」の議案が提出されています。これについては26日の総務建設水道委員会に付託されます。従って、明日「人びとの新しい歩み」からは平野議員が大綱的な質疑を行い、委員会において戸田が引き継いで審議します。


画像は、南仏の美術館にて
2012春、家族が撮影
あそらくピカソ美術館


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水無瀬川、農業、林業、そして平和憲法

2013年11月18日 | とだ*やすこの活動日記
週末、17日日曜日は毎年恒例の農林業祭。農業委員長が冒頭の挨拶で、島本町の農地面積では約1400人の農産物しか生産できていないと述べられました。就農希望の若者が増えている、小規模多品目農業、都市近郊農業には可能性があります。農地を守ることは今とても大事なことです。

農林業祭で、わたしは農業委員として野菜の販売ブースを担当、今年で3年目です。土にこだわり、丹精込めて育てた野菜を自らの手で、消費者に届けることができる、自分で価格を決まることができる、そういうしくみを創りたい。農業委員になって、そのことを思い続けています。

農林業祭終了後は、島本町歴史文化資料館コンサートで熊澤由美子さんのソプラノを聴かせていただきました。美しい歌声、西洋クラシックの魅力に身近に触れることができ、素敵なひとときを過ごすことができました。西洋のオペラと日本の能楽は伝統歌舞劇として楽しみの共通点がありそうです。

週が明けて、18日、月曜日の朝には水無瀬川河川敷、東大寺公園ローラースケート広場で行われた「アドプト・リバー水無瀬川」の設立に伴う認定証交付式に参列。住民有志でつくる「水無瀬川を愛する会」が水無瀬川を美化する活動(毎月18日の清掃活動:参加歓迎)をはじめられます。

「アドプト」は「養子にする」という意味で、大阪府が地元の団体を認定、美化のために有用な道具など物的な支援を行なう制度です。水無瀬川のせせらぎの美しさと周辺景観は都心の河川としてたいへん貴重なもので、わが町のまちの誇りです。

夕刻には、阪急水無瀬駅前で、市民のみなさんとともに(9人)、特定秘密保護法案に反対する街頭アピール行動を行いました。現在、衆議院国家安全保障特別委員会で審議されている特定秘密保護法案には、日本弁護士連合会、日本ペンクラブなど多くのが団体や、著名ジャーナリスト、識者の多くが問題点を指摘されています。

既に、報道などでみなさんご存じだとは思います。わたしが、大きく危惧しているのは「特定秘密保護法案」を「国家安全保障会議(日本版NSC)設置法案」(7日に衆議院を通過)とセットで成立させて、憲法を変えなくても「集団的自衛権」が行使できる体制、すなわち、アメリカと一緒に戦争ができる体制をつくることを目指そうとしていることです。

宗教や民族の問題が複雑に絡んだ大規模な戦争に加担せざるを得なくなって、日本と日本人が戦争の当事者となること、これほどに国益を損なうことはないと、わたしは考えています。
戦後70年近く、平和憲法のもと、わたしたち日本人が戦争で一人も人を殺めてはいません。このことが、アジアで(少なくともわたしが暮らした香港で)日本人が国際的に信頼を得られていることに、どれほどつながっているか、わたしは肌で知っていると自負しています。

1992年~1999年、国際都市・香港で、東アジア、東南アジアの人々と日々暮らし、戦争の禍根を超えて、ようやく民間人の交流(主に経済活動)と意識の変革(忘れないが、許すという努力)によって、新たな展開の入り口に立てたばかりです。国民は選挙ですべてを自民党に任せたわけではありません。今国会で急ぎ制定しようとしてる特定秘密保護法案には問題がありすぎます。少なくとも継続審議にして国民的熟議を経るべきと、わたしは考えます。


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平和憲法をもつ日本で

2013年11月14日 | とだ*やすこの活動日記
今日、ふれあいセンター・ケリヤホールで行われた「戦没者追悼式」に参列しました。戦没者追悼式に対するわたしの印象や考えは、大きく変わりました。今までは、大きく立派な祭壇、参列者にお茶の葉が配られる、ご遺族よりも来賓(議員も)の献花が先・・・違和感ばかりが先行していました。

けれども、命日もわからず、遺骨もなく、ご遺族の方は一年に一度だけこの追悼式で亡き人と向きあわれています。告別式を経て、多くの方に送られて、その人の人生をみつめて弔うことができる今と、国が起こした戦争で人生を閉じられた方を比べることはできません。

多くの戦争犠牲者が、我が息子とそんなに年齢の変わらない若者や、幼い子どものいるお父さんだったと思うと、さらに深い怒りと悲しみが襲ってきました。残された女性も、子どもも傷痍軍人の方も、たいへんなご苦労だったと思います。

幼い頃には、初詣や両親につれられていくお祭りで、必ず白い服を着た軍人さんが地面に伏しておられました。わたしはそれが怖かった。その姿には底のみえない哀しみがありました。もっと怖かったのは、多くの大人が、目もくれず、賑やかに行き交うこと。今でもあの白い姿を忘れることができません。

一度戦争をすれば、ましてそれが近隣諸国ならば、少なくとも100年は禍根がのこって当然ではないでしょうか。近隣諸国と領土問題、民族問題で揉めていない国はむしろ少ないと思います。そのことばかりに焦点をあてて、国が右傾化していくとしたら、失うものの方が大きい。

国の行き過ぎた、誤った右傾化は、なんとしてでも止めなければならない。流されてはいけない。


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育児と自分とまちをつなげる

2013年11月11日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
寒い一日でした。午後、公平委員会、口頭審理を傍聴。夕方、JR高槻市駅南で「変えたらあかん!平和憲法in高槻・島本」で「特定秘密保護法案」の問題点を訴えるアピール行動に参加しました。マイクで交代でアピールしながらチラシを手渡しました。

この法案には断固として反対!

子育て真っ最中のお母さんが、「フェイスブックで情報を知ってパブリックコメントを出しました」とさらっと言ったのを耳にして、とても頼もしいことだと思いました。日常会話のなかから生まれる政治への関心、参画がとても重要です。

さて、11月10日、育児×まちづくりカフェワークショプⅡ、グループワークを行いました。わたしたちの「育まちカフェ&マルシェ(仮称)チームの議論は、行ったり来たりの繰り返しですが、実は非常に重要なプロセスを踏んでいます。

財源と収支の考え方、助成金申請、会場の安全性と衛生など、課題を抽出しながら丁寧に進めています。重い課題が多く、これを乗り越えるためには時間がかかります。思いを出し合い、共有し、事業を絞り込み、実現に向けて行動する・・・簡単ではないけれど価値があります。

議論のなかに、島本町ではこう、大山崎町ではこう、と異なる点や共通点が多々出てきます。大阪と京都、府県にまたがることで超えられない行政区の壁はありますが、人と人との交流に壁はありません。あったとしても、最近引っ越してきた人、20代、30代の若者には先入観がありません。

天下分け目の天王山の麓、互いの強みを生かし、弱みを補い合えたら、両町民にとってよりよいなにかが生まれるでしょう。

なにより、このワークショップで子育て世代と接する機会を得て思うこと。男女雇用機会均等法からやがて四半世紀。職業をもつひとも、もたないひとも、わたしたちの世代とは、男女ともにコミュニケーションスキルも、プロジェクトに向きあうスキルも格段に優れています。少なくともわたしはそう思う。

若い力をまちづくりに活かすこと、若い人たちにまちづくりの当事者になってもらうこと、そのきっかけづくりが、このワークショップの課題。府域を超えた市民が出会い、交流し、JR山崎駅から徒歩15分圏にある社会的資源(公共施設、店舗や空き店舗、里山、竹林、市民活動、人)を活用して、これからなにができるでしょうか・・・今がスタート。まだまだ、これからです。


画像は、JR山崎駅構内、おおやまざき・まちまび
大山崎COFFEE ROASTERSさんが試飲・即売
「大山崎」「天王山」というオリジナルブレンドがある
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ぜひ傍聴をお願いします

2013年11月10日 | とだ*やすこの活動日記
町政に関する重要な案件に関するお知らせです。傍聴をお願いします。

1)明日、11月11日(月)午後2時~ 公平委員会 島本町役場3階 委員会室 

人権文化センター配置の教育委員会職員の出勤簿虚偽記述による無断欠勤について、懲戒免職処分となった当該職員より不服申し立てが行われていますが、これについて下記のように口頭審理が行われます。証人は教育委員会・生涯学習課の職員(2名)です。

処分者側証人尋問  島本町側の弁護士によるもの
申立人側反対尋問  元教育委員会職員側の弁護士によるもの
申立人当時者尋問  処分を受けた元教育委員会職員に対するもの

傍聴者は、傍聴希望者受付名簿にあらかじめ氏名・住所等を記入し委員長の許可を受けます。30分前から受付開始、先着順に受付られますが、開始時に傍聴定員20名を超えた場合は抽選により傍聴者が決定されます。戸田は前回に続き傍聴します


2)議員全員協議会 11月15日(金)午前10時~11時 島本町役場3階 委員会室

若山台調整池雨水調整機能検証業務委託の結果概要について

わたしは、若山台雨水調整池の保存活用を訴えています。すなわち町の売却、埋め立て、土地活用の方針には反対。わたしは、断固としてこれは譲ることができません。

9月15日、16日の台風18号の際も、ふたつの調整池は一夜にしてほぼ満杯でした。若山台集合住宅は、かつて山間部の棚田(地元の長老は「山田」と表現されました)だったところを開発、造成してできたものです。

流域の下水道整備が完了するまで暫定的に雨水を調整するものとして設置されたものですが、周辺の地形を考慮して設置されているはずで、山間部の雨水を一旦貯水して少量ずつ流域に流す役目を果たしています。このことにより下水道管の許容量を超えて下流に一気に雨水が流れないようになっています。

実際に大雨で満杯になる池の姿をみると素人の目にもこの池が重要であることは明白です。

かつて戸田が大阪府の担当部局にヒアリングした際、担当職員は「できることなら残して欲しいというのが正直な気持ち」と明言されました。しかし法的には規制できないとおっしゃる声は「祈るように」という表現がふさわしいかったです。

雨水調整機能の検証が、売却、埋め立てを正当化する(=責任逃避)アリバイ作りになっていないか。繰り返し反対してきましたが、町(町長+執行部)の姿勢は変わりません。情報公開請求して入手した報告書には、住民への説明資料と思われるものも含まれていました。ぜひ傍聴をお願いします。

これらの画像は、台風18号が過ぎた翌朝9月17日の調整池AB







こちらの画像は、10月8日の調整池AB 通常の調整池の様子といえます









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