再びの男女同数を実現した島本町議会にはやくも取材が入りはじめています(地方議会に関わる法改正の影響か)。女性議員活躍の次なるステージに向けて各記者の方がどのような感性で取材されるのかとても楽しみです。
かつて、課題意識が女性議員らしくないから女性の支持を得にくいのでは?と男の方からご助言いただいたことがあります(確かに!←いや、こういう発想が既にジェンダーバイアス?)。
が、そもそも多様な女性の生き方や価値観を女性であるという理由ですべて代弁することなどできません(というのがわたしの感覚です)。
「自らの課題意識と自らの得意分野を活かして自分らしく活動できることが女性議員が多い議会で活動する強み」ととだ*やすこは考えています。
引き続き6月の一般質問のご紹介です。
(Ⅱ)質問でめざす災害に強いまちづくり ~JR島本駅西地区の雨水調整機能~
問
流域治水関連法の成立とともに
近年、明らかにみられる降雨量の増加により、今ある堤防やダムでは対応しきれない水害が多発しています。この度、流域治水関連法「特定都市河川浸水被害対策法等の一部を改正する法律案」の成立により、河川法など関係する法律*が改正され、自治体の権限と役割が拡大されたとのこと。まずこれについて概要説明を求めます。
*改正法律
特定都市河川浸水被害対策法、河川法、下水道法、水防法、土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律、
都市計画法、防災のための集団移転促進事業に係る国の財政上の特別措置等に関する法律、都市緑地法、建築基準法
問
JR島本駅西地区開発に伴う雨水調整機能の課題
とだ*やすこは、平成27年度第1回島本町都市計画審議会において、議員選出の委員として都市農業振興法の成立に言及し、市街地における農地の災害の被害拡大防止機能について述べ、もし当該地の農空間がもつ他の雨水浸水機能が失われた場合、それをどのように補っていくのか、町の見解を問うています。
これに対して当時の事務局は、計画降雨量だけではなく超過降雨も視野に入れて雨水調整機能や雨水浸透機能のある資材を採用するなどして、当該地区及び下流域が現状以上の防災向上になるよう十分検討する(趣旨)と発言していました。
このとき「超過降雨も視野に入れて」「現状以上の」というふたつの重要なキーワードがありました。島本駅西地区の都市計画決定には多くの意見書が提出され、さまざまな市民的議論がありましたが、今回、改めて防災機能の強化という視点から問います。
問
地下水脈を考慮した工事・計画
超過降雨を鑑みた雨水調整機能とともに必要なことは、地下水脈への配慮です。尾山遺跡における遺跡・池泉跡の発見、近年、尾山取水池から水道水が供給されていたこと、そして今、滾々と水が湧き出ている工事現場をみるにつけ、地下水脈を考慮した工事・計画が必須であることは疑う余地がない。この点について町の見解、土地区画整理組合の認識を問います。
一般質問を通告した後、複数の担当課長・参事と意見交換を重ねました。こちらが土木に関する知識をもちあわせていないため議論はかみ合わず、絵を描いたり、身近な例をあげたりの渾身の説明を受け、互いのエネルギーがぶつかり合います。
来週、23日からいよいよ6月定例会議。新型コロナ感染症対策で、山田町長二期目の施政方針や執行部からの説明は朗読したものとみなし、一方、大綱質疑・一般質問の持ち時間は削ることなく運営します。
*議事の日程と各議員の一般質問のテーマはこちらから
画像
庭に八手が自生している
お隣の立木を凌駕しつつ
瑞々しさを誇る雨季到来