とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

銀杏散るマチスの色に街を染め

2020年11月24日 | 花鳥諷詠☆いまここ俳句
銀杏散る
マチスの色に街を染め  靖子


樹々
この道や阿修羅のごとく紅葉燃ゆ
色ごとに違う音あり落ち葉踏む
枯葉散る風に音符を乗せるごと

小さきもの
お砂場にままごと遊びの赤まんま
かけっこの吾子の泣きべそ猫じゃらし
コスモスに花摘む吾子の埋もれをり

醗酵
酵母とは酒の魔術師今年酒
沢庵を漬ける手際の母に似る
晩秋やウヰスキーの色濃く淡く


第四保育所跡地の認定こども園

2020年11月14日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
夏に島本町が募集していた第四保育所跡地の民間の認定こども園(幼保連携型)の整備・運営事業者は、社会福祉法人・南山城学園に決まりました。

ふたつの法人が募集に応じてくださり、社会福祉施設整備審査委員会の審査において、どちらも素晴らしい事業提案であるとの評価があったと聞き及びます。

特に保育内容については社会福祉法人南山城学園100点、社会福祉法人共生会99点と甲乙つけがたく、土地の売却価格が保育内容の評価を覆すこともなく(土地売却価格に関しては同点)、総合的に大差なく選定されたことに安堵しました。

令和2年度(2020年度)~令和3年度(2021年度)にかけて施設を整備し、遅くとも令和4年度(2022年度)4月には開園していただくことになっています(募集要項に明記されている)。


認可定員総数は150人
0歳児20人
1歳児20人
2歳児20人
3歳児30人
4歳児30人
5歳児30人

0歳児~5歳児クラスまでの各歳児定員を設けて、0歳~5歳児までを概ね同じ定員数に定め、0~2歳児に多い待機児童に備えます(最終的には町との協議により決定)。

3歳児の定員数30人については、小規模保育事業所「るりの詩保育園」(南山城学園)から2歳児7名を受け入れることを想定したものです。つまり3歳児からの新たな受入は計算上では3名ということになります。

また、次の2点についても納得していただいたうえで応募、参入していただいています。

まず、待機児童が発生している現在は、認可定員総数すべてを保育利用(2号・3号認定)とし、幼稚園利用(1号認定)の枠は設けません。

また、保育教諭等の不足により認可定員数の 受入れができない場合は、0~2歳児を優先的に受け入れられるよう保育教諭を配置することとしています。

徹底して待機児童解消をめざす内容になっています。山田町長のもと保育基盤加速化方針が示され、計画的に保育基盤整備に取り組んだことはもっと評価されてよいはずです。


応募の際に示された職員配置計画
園長に予定されている方は既存の保育園(定員60名)の園長
島本町は、特段の事情がない限り開園後3年間は変更することなく施設に常駐することができる方という条件を示しています。

園長1・副園長1
主幹保育教諭1
指導保育教諭1
保育教諭18
保育教諭(非常勤)10.1
看護士3.1
養護教諭1.9
栄養教諭1
調理員4.4
事務員1.9
※担当課に口頭で確認した際のメモによるものを確認し、上記のように公表します(11月24日)


支援保育・教育
病児病後児保育

施設内に児童発達支援事業所を併設される計画です。児童発達相談室と児童発達保育室を設置し、病児・病後児保育(対象;在園児と園外児)とともに別途出入口を設けるとのこと(そのような建築設計になってるとの担当課職員の説明)。

同法人が運営しておられる島本町ふれあいセンター内の地域福祉支援センターにおける障害児(者)相談支援センター「うぃっしゅ」との連携も可能になると思われ、 障害者福祉における長年の経験と実績を活かしていただけるのではないかと期待します。


各種研修と人材育成
法人として、人材育成、マネジメント層を対象にした複線型のキャリアステップ、乳幼児に特化した救命救急研修など多様な人材育成の充実に努めておられるとの印象です。


園庭と遊びと運動
年に数回のイベント(運動会など)のためにグランドを整備するよりも日々の身体の動かし方や遊びを重視するのがトレンドです。日常の「遊び場」、築山などでの上下移動が大切です。


阪急水無瀬駅前に送迎ステーション(予定)
UR空き店舗を活用して送迎ステーションを設け、保護者の通勤の動線を考えて利便性を担保されるあたり「今どき」「民間」を感じます。

コロナ感染症対策で施設の入り口での受け渡しが増え、これがそのまま多くの保育園で定着していくと予想しています。ひとりの母親として、町立保育園でお世話になった経験(約20年前)、密集都市・香港での乳幼児育児経験をふりかえりつつ、頭を柔軟に、これからの保育を広目多聞で考えます。


第四保育所跡地(町有地)は売却します
原則、本町の許可なく当該地の売却、贈与、交換などによって第三者に土地所有権を移転することはできません。応募に際して島本町が示した下限額は3億4100万円

法人が提示された額は3億7500万円、つまり島本町は、この金額で第四保育所跡地(公有地)を売却しました。この数字は、山田町長就任後に行われた一連の保育施設整備の町財政負担額をうわまわるものとなっています。
※確認した正確な数字を記載、19日の「島本町子ども子育て会議」を傍聴して加筆しました(11月24日)



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令和3年度保育所入所受付の時期です
育児期間中は書類に目を通すのもたいへんです

そして今秋は
新型コロナウイルス感染症対策拡大防止で
原則、郵送による受付となっています

書類を書くのは母親?父親?祖父母?
そのほかの保護者?
記入者アンケートをとってみるとよいかもしれない

夫が家事をするかがいまも話題になりますが
このことばかりに気をとられ、大事なことが
みえなくなってしまっていると思えてならない


こんにちは!とだ*やすこです

2020年11月11日 | こんにちは!とだ*やすこです
とだやすこ(戸田靖子)
1961年生 京都市立紫野高校・京都産業大学卒
市田株式会社(人事部配属)日本トルコ文化協会(株式会社タカラブネより出向)での勤務を経て、1992年~1999年夫の海外駐在に同行して香港で暮らしました。

2009年より島本町議会議員(現在3期目)
民生教育消防常任委員会副委員長、議会運営委員会副委員長
現在は総務建設水道常任委員会委員に所属
農業委員、総合計画審議会委員、都市計画審議会委員などを歴任

家族は夫と息子
山崎1丁目在住

好きな言葉
松樹千年翠 目立たない小さな変化を繰り返し、風雪に耐えて翠を保つ松の強さ。自らもそうありたいと願います。

趣味&興味
器 着物 俳句 

これからは
能楽・上方舞・文楽・落語
生まれ故郷の京都、そして滋賀、奈良など日本をもっと愉しみます 

政治スタイル  
自分で考え自ら行動します 
「ひとり」を政治につなげます
調査研究、傾聴を大切にします
活動報告、情報発信に努めます
過去に学び、未来のための仕事をします

原子力発電に頼らない社会をめざします
立憲主義を守り日本国憲法を活かします

2019年・令和元年度の評価点

2020年11月03日 | とだ*やすこの町政報告
秋晴れの文化の日。暦ははや11月です。1日には「大阪市廃止・特別区設置住民投票」が行われました。反対多数の結果に安堵。日本・大阪維新の会が一丁目一番地とこの10年固執した「大阪都構想騒ぎ」に一定の終止符が打たれました。

すべての政策にはさまざまな意見や考え方があります。が、ひとつの自治体を、しかも政令指定都市という大都市をなくしてしまうという選択を、YESかNOかで市民に迫る政治には、相当の違和感と反発がありました。

賛成すれば、まるで大阪が「都」になるかのような発信。住民にアンケート調査(これには周知する、市民が主体的にかかわるという効果がある)や意見募集、公聴会などが行われた記憶もありません。

多くの市民が印象、雰囲気、感情で判断せざるをえない状況であるのに、法的拘束力がある、しかも後戻りできない住民投票というのですから、賛成反対以前に一種の恐怖を感じました。

バブル期の行き過ぎた投資を二重行政と呼ぶ手法。国政選挙の選挙区に対立候補を立てると言わんばかりに公明党の協力を得たという報道、交わされた協定の暴露など、日々不信と不快感が募るばかりでした。

住民サービスは「近いのがよい」(near is best)と特別区に分割するというのならば、島本町が島本町として住民に近い存在であるのが望ましいということになるはずですが、橋下徹氏の時代から島本町は一方的に合併、合併といわれてきたのです。

壊すことでの前進は、行政の仕事としても政治的な判断としても、おおよそ改革とは呼べないものです。が、ここはノーサイド、分断の溝を埋めることが重要です。

さて、島本町議会は令和元年度の決算を賛成少数で不認定としました。先の記事でお知らせしたように庁舎問題を理由にわたしも反対しましたが、事業評価としては評価する点が実は多くありました。

令和元年度、とだ*やすこが所属している総務建設水道総務委員会の所管分では、第5次総合計画、地域防災計画、災害廃棄物処理計画骨子案、一般廃棄物処理計画、空き家等対策計画などの策定が行われました。

第5次総合計画については、策定プロセスで公募委員を交えて活発な議論が展開され、そこには課題もありましたが、山田町長のもと住民参画が進められていることは紛れもない事実として評価に値するものです。

公募型公益活動支援事業補助金制度の創設、保育所のマネジメント体制を強化した副所長の人事配置、会計年度任用職員の制度設計とその過程における協議の姿勢、感染症対策としての時差出勤の導入。農地アンケートの実施。

大山崎町との広域連携によるフォレストサポーター養成、JR島本駅西まちづくり委員会の設置、消費者啓発講座の新たな試み、生物多様性保全・創出ガイドラインの策定なども評価するものです。

特に春の統一地方選挙(府議)、突然の府知事選、夏の参議院選挙を限られた人数での執行、高槻市への譲渡(広域行政)に向けての衛生化学処理場の解体撤去工事完了への尽力を評価、感謝します。

委員会質疑では、男女共同参画と防災にかかわることに多くの時間を費やしました。これからも、平時からの備え、意思決定の過程に女性の参画を!と訴えていきます。
※『いまここ*島本』38号(作成中)をご覧ください

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大阪市廃止に反対の投票を訴え
ののうえ愛府議会議員(立憲)と
街宣車で市内をアナウンス(10月25日)

道行く人びとから応援をもらい
あべのキューズモール前で
辻元清美衆議院議員(立憲)や
北摂の女性市議のみなさんと合流

ここで離脱してひとりハルカスへ
路面電車が走る雰囲気が香港に似て
遠く旅に出た気分で島本に戻りました