とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

戦争法案反対高槻・島本全駅ターミナル行動

2015年07月31日 | 日本国憲法と立憲民主主義
今日もまた暑い一日でした。午後5時、西日のあたる高槻駅南陸橋前で、高槻市・島本町の超党派議員が、安保関連法案。いわゆる戦争法案に反対する抗議行動を行いました。

主催は「戦争させない!高槻・島本実行委員会」。題して「戦争法案反対高槻・島本全駅ターミナル行動」 ※注:画像は18日午後1時全国一斉同時刻に行った抗議行動です

超党派の議員が、ひとり3分、約1時間のリレートークを行い、6時には高槻、島本域すべての鉄道駅に市民のみなさんと一緒に立ちました。平野議員、外村議員、戸田でJR島本駅を担当しました。

憲法学者のほとんどが、安倍政権の安保関連法案は違憲と明言しました。若者が、子育て世代のお母さんが、ひとりひとり自分の意志で国会を囲んでいます。

たとえ安全保障について意見が違っていても、安倍政権の安全保障関連法案は違憲!強行採決に抗議、60日ルールを使わせない!廃案に!と行動をともにしています。これが民主主義です! 

アベ政権は「憲法解釈を判断するのは学者ではなく最高裁、学者の解釈で国は守れない」と言い出しました。憲法よりも「時代の要請」を優先するという。これは立憲主義に反します!

いかなる権力も常に100%正しいとは限らない。為政者が判断を誤らないよう、国家権力が暴走しないよう、国民が国家権力に憲法で縛りをかけるのが立憲主義。立憲主義は人類が生みだした近代の英知!

しかしまだ道半ば、地球上から戦争や紛争、独裁はなくなりません。わたしたちが歴史の駅伝ランナーです。

王様、あなたは強く、立派な方、国会を囲んでいる民衆にはこの法案のよさがわからない、と言ってくれるものだけを側においている裸の王様の国に住めば、王様、はだかですよ!と言える正しい目をもたなければなりません。

大人ぶってはいけない。子どものように素直に向き合わなければなりません。

「首相の私が言うのだから正しい」とアベ首相はいいました。なにが正しいかを決めるのは権力者で、学者や世論ではないというのです。国民を、民主主義を舐めるな!汗水流して働く者を、生活者を舐めるな!とわたしは言いたい。

自分がいう正しさから外れるものは「偏っている」という。報道にも圧力をかけました。まことに危ない考え方をもった人をわたしたちは権力者にしてしまった。先の選挙で選んだのです。だからこそ黙っていてはいけない、と思います。

9条がだめなら96条、それがだめなら閣議決定、そして強行採決。こんな政治を許してはいけません。日本は今、存立的危機事態、今が歴史のターニングポイントです。


わたしは主権者として声をあげます。それがわたしの民主主義。みなさんとともにある民主主義です。

中学生が使う教科書を決めました

2015年07月30日 | 日本国憲法と立憲民主主義
4年に1回、学校で使う教科書を選びます。今年は中学校の教科書を決める日です。生徒がどのような教科書で学ぶのか、歴史認識、憲法、原子力発電への見解、男女平等などについての記述の違いが注目されます。

7月27日、島本町教育委員会議が開かれ、北摂自治体のトップを切って来年度から使う中学校教科書の採択が行われました。傍聴しました。

まず、国語の教科書について、もっと女性の作家の文学作品が紹介されるべき、男性の作家のものが多くを占めている現状は改めるべき、改善を求めたいと委員(男性)からの発言がありました。

以下、平野かおる議員がまとめてくださったものをもとにお知らせします。

学校の先生で構成される選定委員会(会長 第一中学校長)からの意見具申があり、選定された選定教科用図書3社(地図・音楽のみ2社)について4人の教育委員と岡本教育長が、それぞれ意見を述べ、実際に使う教科書を採択しました。どの教科も全員合意の結果です。


国語・・光村図書出版
書写・・東京書籍
社会(地理)・・教育出版
社会(歴史)・・帝国書院
社会(公民)・・日本文教出版
数学・・新興出版啓林館
理科・・新興出版啓林館
英語・・三省堂  (その他の教科は省略)

社会歴史・公民教科書について、育鵬社・自由社のものは選定教科用図書にはあがらず、採用されませんでした。(ここまで平野議員のまとめより)


安倍首相が「採択で大きな成功をおさめるよう一緒に頑張りましょう」と述べたことがある育鵬社のものは、憲法に関する記述が自民党改憲草案に似通っていて、なおかつ安倍首相の写真が多数掲載されているそうです(「明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)HPより)。

傍聴者17名の内、議員は4名(戸田・平野・外村・佐藤議員)。市民3名(町外含む)。その他のビジネスマンはすべて業者の方と思われます。生徒の数だけ教科書が売れるのですから、採択されれば島本町のような規模の自治体でも相当数の販売が見込めるからです。

寄せられた市民意見(教科書展示期間中の22件)は資料として提供され、ほとんど育鵬社・自由社の教科書を採択しないでくださいという内容。市民団体などからの要望・申し入れは9件、すべて育鵬社・自由社の教科書を採択しないでくださいという主旨でした。

実は、平野議員を含めて6件の市民意見が資料に含まれていなかったそうです。平野議員が教育委員会教育推進課に確認されたところ6件が漏れていた、とのことでした。小学校の教科書採択の昨年も同様のことがあり、戸田の意見が含まれていませんでした。

今年は絶対にそのようなことがないようにすると断言していたとのこと。しかしまた同じことの繰り返しです。追加分を資料として教育委員に渡して対応するとのことですが、このようなことが繰り返されると恣意的に資料から抜いたか!と疑われても仕方がない。改めていただきたいと思います。


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ユーモア造形作家・江口宏の
インターナショナル福助




子ども・子育て会議の委員を募集中!

2015年07月22日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
島本町は現在、「島本町子ども・子育て会議」の委員を募集しています。

「島本町子ども・子育て会議」の委員として、「島本町子ども・育て支援事業計画 」の実施状況の調査や、子育て支援に関する施策の審議に参画していただきます。

任期は2年間。年に1~3回程度の会議に出席していただく予定で、委員報酬は日額7,500円。

町内在住で本年4月1日現在18歳以下の児童を養育しておられる方で、子育て支援に関心のある方、どなたでも応募していただけます。

公募委員応募申込書に作文「子育て支援について 」(800 字程度を添えて、7月31日までに子育て支援課に持参、または郵送してください。

申込書は役場1階の情報コーナーならびに子育て支援課で入手していただくか、島本町のHPからダウンロードしてください。

島本町子ども・子育て支援事業計画子ども子育て会議・これまでの会議録に目を通し、島本町の施策にご自身の経験と感性を活かしてください。

子育てを通した問題意識は社会を変えていける力があると思います。たくさんの応募をお待ちしています!


画像は
ユーモア造形作家・江口宏さんの「ふくすう福助展」
十人十福 ~人それぞれの幸せ~

阪急水無瀬駅前・長谷川書店で準備&開催中

学校教科書を決める教育委員会

2015年07月22日 | とだ*やすこの活動日記
教育委員会開催のお知らせ


平成27年7月27日(月曜日)
午前9時30分から
島本町役場 3階 委員会室

中学校で使う教科書を選びます。生徒児童が、どのような教科書で学ぶのか、歴史認識、原子力発電への見解、性的少数者に関する記述などの違いが注目されます。

どのような市民意見が出され、それがどのように受け止められ、どう判断されて採択されるのか、市民の目、チェックが必要です。


議案
・平成28年度使用中学校教科用図書の採択について
・平成28年度使用小学校教科用図書の採択について
・島本町英語教育推進事業に係る教育課程特例校制度の申請について
・島本町スポーツ推進委員の委嘱について

報告
・平成27年度夏季休業日中における児童生徒の指導について
・懲戒免職処分取消請求事件に係る証拠説明書等について
※人権文化センターに配置されていた職員の懲戒免職処分について、当該職員から取消請求がされています。
それに関する裁判で教育子ども部部長が証人喚問に立ちました。その報告がされます。

傍聴は原則10人
傍聴の受付開始時に傍聴の希望者が傍聴定員を超えたときには、抽選により傍聴者が決められます。


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消防署に隣接する調整池
17日午後からの大雨の翌日
7月18日午前9時過ぎの様子

土砂の沈殿により
許容量は大雨毎に低下しているはずです
埋立開発計画(凍結中)には断固反対!


育まちカフェ、終わりがはじまり

2015年07月20日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
去る7月4日、水無瀬川緑地公園集会所で、育まち*七夕フェスタを開催しました(主催:育児×まちづくりカフェ)。2年前の7月7日、天王山の麓ではじめたワークショップ。

あれから2年、さまざまな出会いがまちを舞台に、網目のようにひろがりました。まち=大山崎町&島本町、ひと=ふたつの町の人々。

たくさんの出会い&学びに感謝して、育まち*七夕フェスタをもって育児×まちづくりワークショップを閉じることとしました。メンバーはみな卒業です。

育児休暇を終えて仕事に復帰したひと、第2子を授かったひと、仲間とともにサークルを立ち上げたひと、まちのイベントに参加するひと。。。赤ちゃんだった子どもたちも、自分で歩いて、お話しています。

最終日、この日のゲストスピーカーは、映画「家路 On The Way Home」の折小野和広監督(島本町在住)と主役の中村佳太さん(大山崎町在住)。監督の本気度と主役のセンスが光る、しみじみとしたライブトークでした。

映画は、18日に行われた「大山崎ツムグハグ祭り」にあわせて本編予告編が完成しています。まず、ご覧下さい。



ふれあいセンターの4階が病院になっていたり、見慣れた駅が幻想的に映っていたり、地元住民は不思議な感動を味わえますが、制作の意図は完全に「外向き」です。作品としての完成度をめざされました。

劇中の音楽は、島本町在中、新進気鋭のソングライター、中村 佳穂さんが担当。10代、20代、30代、40代のみなさんが、それぞれに生まれ育ったまち、住みはじめたまちとどのように関わっていくか。そこが基礎自治体の未来の明暗を分けるとわたしは考えています。

「育まちカフェ」は、「手づくり市」や「ひとはこ箱古本市」のように、さまざまなまちの名前を冠に、自由勝手にひろがっていくといいな、と思います。

わたしたちの「育まちカフェ」は、育児×まちのことを発信できる「ひろば」として、素敵なロゴマーク!とともにFacebookをのこします(現在、管理人4名)。そこから、また、なにかがはじまる予感がします。

台風11号、災害復旧対策必要

2015年07月18日 | 防災・減災=災害に強いまちづくり
台風11号の影響で、土砂災害などを警戒して、町内三つの避難所に、およそ30人の住民が避難されました。桂川・水無瀬川の水位も上昇、次々に届く「おおさか防災情報メール」に不安な夜を過ごされたと思います。

幸い大きな被害はなかったと認識していますが、今日は気になる箇所を可能な限り目視しました。わたしは、災害復旧対策には予備費を使うのではなく、実績、すなわち過去数年の決算額に基づき、明確に災害の復旧費として予算計上しておく必要があるのではないかと決算審議の委員会で発言、主張しました。

結果、災害の復旧費は増額されています。主張した者として税金の使い道の妥当性をチェックすること、そのために災害直後の現場を確認しておきたいと思いました。朝、9時過ぎ、若山台にあるふたつの調整地を目視。

若山台調整池の埋め立て開発計画にわたしとしては精一杯、必死で反対してきました。現在、計画は事実上の凍結です。ただし、あくまでも凍結ですから、売却益を充てにしてなにが起こるか、油断はできません。

尺代5号線では、大量の土砂が流れ込んでいるのを確認しました(約10トンと聞き及びます)。想像以上の惨事でした。議員になって間もなくの予算審議で、こわたしはこの事業に賛成の意思表示をしています。

示された実施設計、山肌を大きく削っての工事、地盤による工事の難航、事業者の瑕疵による改修工事、そして今回の大量土砂流入。極めて複雑な心境です。

作業にあたる職員は、徹夜の災害対策に早朝からの現場作業。今朝から配置予定の職員が、交通事情で登庁できないという状況があるようでした。長居をせずに現場を立ち去りました。

午後4時頃には、サントリー山崎蒸溜所の奥にある「エンマ沈砂池」の現況を確認しました。蒸溜所の受付・警備室あたりから椎尾神社まで土砂を取り除いた形跡がありました。朝からの作業で椎尾神社前までの道をきれいにして今日中の復旧をめざし、見学者に対応されたとのことです。

「エンマ沈砂池」は予想通り満杯でした。次の雨に備えて急ぎ浚渫を行う必要があります。また数百万円規模の税金がこれに使われます(おそらくは町の単独財源)。市民が国政に望むのは、災害対策に適切に税金が費やされる政治です。

帰路、JRの車両が蒸溜所前の西谷踏切の傍で完全停止。地盤の緩み、歪みを確認しながら最徐行しているとのこと。貨物列車は昨夜から停止したままで、これらは実にレアな光景なんです!と鉄道少年が開設してくれました。

あかずの踏切に張りつくJRの若き社員の眼差しが鉄道少年に優しく、閉ざされた踏切に戸惑う車や観光客にも誠実そのものでした。組織のなかで、ひとりひとりはそれぞれに頑張っているのに、なぜ機能不全が起こるのか、組織のなかで埋もれてしまう個人力が残念です。


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山崎地区のエンマ沈砂池
毎年、豪雨のたびに一夜にして満杯になります

一部地域に土砂災害避難勧告

2015年07月17日 | 防災・減災=災害に強いまちづくり
現在、島本町に
大雨警報【土砂災害】、土砂災害警戒情報が発令されています。
午後9時に災害対策本部が設置されました。

午後9時15分、土砂災害の恐れがある地域に
避難勧告が出されました。
以下、議会事務局からの情報を記します。

尺代
大沢
桜井2~5
桜井台
山崎4~5
大字東大寺
東大寺2~3
若山台
大字広瀬などの一部地域に、避難勧告が出されました

避難所として、既にふれあいセンターが開設され利用されています。
新たに2小、3小の体育館にも避難所が開設されました。

また、新川が警戒水位に達している模様です。
職員は昨夜から配備態勢をとり、順次、町内の危険個所を巡回しています。


とり急ぎ、以上、お知らせします

アベ政治を許さないアクション

2015年07月17日 | 日本国憲法と立憲民主主義
本日17日午後5時、JR高槻駅前に超党派の議員が参集し、その後、高槻市・島本町域の各鉄道駅で、安全保障関連法案、いわゆる戦争法案の衆院通過、強行採決に市民による抗議のターミナル大行動を行う計画(戦争させない!高槻・島本実行委員会)でしたが、大雨警報で中止となりました。

特別委員会での強行採決、この日、NHKテレビ報道はありませんでした。まさかと疑うNHKの報道姿勢に、今、起こっていることの深刻さを思います。本会議の可決後、国会周辺にも梅田のヨドバシカメラ周辺にも多くの市民、特に若者が集まりましたが(インターネット情報)各TV局の報道は短く、浅いものでした。

安倍政権は、国民のみなさんに丁寧に説明するいいながら、内容のない抽象的な言葉を繰り返してきました。憲法に違反する法案を、国民が理解することはありません。

アメリカの議会で先に公言し、日本国のあり方を大きく変える重要な10法案を一括質疑採決するなど姑息な手法をとり、なおかつ時間で審議を区切るという無茶な議会運営。そして強行採決、議会人としていいようのない憤りを感じます。


■アベ政治を許さない

澤地久枝さんの呼びかけに答えて、明日7月18日13:00、書を掲げる全国一斉行動が行われます。島本町でも行動します!

7月18日(土)午後1時~1時30分
大阪北生協島本店前 (三島郡島本町青葉1-2-10)
変えたらアカン!平和憲法in高槻・島本

政治の暴走をとめるは、 私たちの義務であり、権利でもあります(澤地久枝)。マイクは使わず、ただ、立ちます。他にも、自宅の前に掲げる、車に貼る、庭に置くなど各自で自由に掲げてアピールできるものです

掲げる書(A4サイズの原稿)
A3に拡大コピーしてお使いください

憲法破れば国滅ぶ

2015年07月17日 | 日本国憲法と立憲民主主義
7月14日フランス革命の日、「安全保障関連法案に反対する緊急シンポジウム」(於:京都大学)に、およそ600人に市民が駆けつけました。老若男女、浴衣姿の若者もいました。わたしも会場にいて、静粛な熱気に包まれました。

同シンポジウムは、関西の学生らでつくる「SEALD'Sシールズ関西」と同法案に反対する学者の会が主催されました。平和主義の明記は近代憲法のスタンダードであると憲法学者はいいます。

日本だけが特別であるとの思い込みが、護憲派にも、改憲派にもあり、それにもまして右だ、左だと表層的にラベリングして、対話の文化がもてなかったことが、結果的に安倍政権を生むことになったとわたしは思います。

だからこそ今、護憲派も改憲派も包括する若者のSEALDsシールズ関西、あるいは若手弁護士のみなさんの「あすわか」に多大な期待が寄せられています。素晴らしいとエールを送りながら、若者への過度な期待によって責任を押しつけてはいけないと感じています。

今こそ、大人が素直にこの問題に向き合わなければ!と思うのです。憲法を守って国が滅ぶことはなく、戦争をすれば国が滅ぶのであって「憲法を破れば国が滅ぶ」(君島東彦立命館大学教授)のです。学びながら、主体として行動するしかありません。


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京都新聞7月15日朝刊一面トップ


昭和の名建築・聴竹居を訪ねて

2015年07月13日 | とだ*やすこのまなびとひろば


第12回 とだ*やすこのまなびとひろば
天王山の麓に暮らした偉人たち
~昭和の名建築・聴竹居を訪ねて~


先週の土曜日、午後、JR山崎駅前集合に集合して大山崎町の聴竹居を見学。聴竹居倶楽部・管理ボランティアスタッフのTさんの素晴らしい解説で、建築家・藤井厚二の研究の成果と宮大工の緻密な仕事を細部にわたり知ることができました。

天王山の麓には、昭和を生きた偉人の夢と情熱が刻まれています。サントリー山崎蒸溜所の創設者・鳥井信次郎氏、マッサンと呼ばれた初代工場長・竹鶴政孝氏、大山崎山荘(現アサヒビール山荘美術館)を建てた加賀正太郎氏。

そして建築家・藤井厚二氏(1888~1938年)です。「聴竹居」は、サントリー山崎蒸溜所とアサヒビール大山崎山荘美術館の中間に位置しています。お互いに交流があったと想像できます。

「聴竹居」は、「真に日本の気候、風土にあった日本人の身体に適した住宅」を生涯追い求めた藤井氏の研究の集大成といわれ、創建時と変わらぬ姿で今に伝えられています。

「聴竹居倶楽部」(有志の任意団体)のみなさんの維持、管理、特別公開などの地道な活動の成果もあって、内外の専門家(建築・環境工学など)からたいへん注目されているそうです。

先人の足跡をのこし、活かし、感動とともに伝えていく地域力、大山崎町の底力に感銘しました。地域の人にさえその存在が知られていなかった私邸は、いまや世界から注目される日本住宅建築。天皇・皇后両陛下が訪問されたことでも話題になりました。

身近にある隠れた歴史文化遺産の魅力と、すぐそこにある「むかし」を知る「まなびの半日まち歩き」。終了後は、島本町・大山崎町から参加してくださった住民の「まちのこし座談会」。 話題は尽きることがありません。

ひとがつながり、語りあって生まれる「都市間共創」。参加された方から山崎1Q28という、実に興味深いプロジェクトの紹介もありました。1928年、藤井厚二氏が聴竹居を建てた年です。

1928年、昭和3年、この年から、この場所からみる山崎、日本、そして世界。山崎1Q28は、山崎という場所の魅力を掘り起こすロマンあふれる作業。。。とわたしは理解しました。

参加してくださった方、ありがとうございました。参加がかなわなかった方、お知らせできなかった方(聴竹居の見学定員20名)お許しください。

これからも、学び、ひと、語らいのひろば、ゆるやかなつながりを大切にして活動します。


『聴竹居 藤井厚二の木造モダニズム建築』(平凡社コロナブックス)
聴竹居見学時(要申込み)に購入可能
阪急水無瀬駅前の長谷川書店でも購入できます