とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

春、新たな気持ちで令和6年度へ

2024年03月28日 | とだ*やすこの議会報告
3月26日、島本町議会は令和6年2月定例会を終えました。令和6年度の各会計予算、新たな教育長の任命同意など、町長サイドから提出された議案がすべて可決されました。

とだ*やすこは、令和6年度の一般会計案(当初予算)に、会派・人びとの新しい歩みを代表して、賛成の立場から討論を行いました(今回は戸田がその担当)。


他にも国民健康保険、介護保険事業ほか条例改正に係る賛成討論を会派を代表して行いました。追ってお知らせしたいと思いますが、しばらくは「いまここ*島本」の紙面づくり、原稿の執筆に注力します。


さて、会派内で賛否が分かれた教育委員会教育長の任命については、同意する討論を準備していたものの、結果として討論を行うことができませんでした。

新たな教育長の任命について、中田議員、永山議員は保留、賛否は表明しないこととして中田議員が代表して討論を行い、理由を述べて退席されました。

とだ*やすこは、新たな教育長をお迎えすることについて疑義はなく、賛成の立場で、本任命案件に同意しました。

会派で意見を異にしたことから、本来ならば、同意する理由を述べるのが筋ですが、不覚にも挙手のタイミングを外してしまいました。

強いて理由をあげるとすれば、他の方の討論を聞いてから挙手しようという思いから一拍おいたことで、会議の流れに乗りそびれました。魔が差したという感じです。

傍聴席には普段より多くの方がおられ、なぜ?と不信に思われたことでしょう。会議録に残すこともできず、「討論による賛否の説明責任」を重要視してきた者として、痛恨の極みでした。

が、一方では、前夜から自宅のプリンターの通信フリーズ(データ取得中のまま、消去ジョブも作動しない)。当日の朝もなお討論のための原稿が印字できずに、会議開始の間際に議会事務局で印字した、という経緯もあり、この不思議な現象を冷静に受け止めています。


第53号議案
教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて
令和6年3月26日提出  島本町長 山田紘平

氏名   横山寛(よこやまひろし)
住所   高槻市
生年月日 昭和35年

教育長は、地方公共団体の長が議会の同意を得て任命するものです(地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項)。提案理由は、現教育長の「任期満了」によるものです。


生徒指導に係る学校現場の対応に端を発した教育長をめぐる一連の出来事に、とだ*やすこは長く、深く心を痛めて参りましたが、これについては既に司法に委ねられており、本議案とは分けて考えるべきものと判断しました。

また、任命権者はあくまでも首長であり、その権限が一局に偏らないよう議会の同意を経るものです。議会側から他の誰かを求める、他の誰かと比べて判断するものではないととだ*やすこは考えます。


▷以下、とだ*やすこが新たな教育長の任命に同意した理由・考えを記します。

一般的に、多くは、お会いする機会のなかった方ついて、議案資料として付された略歴(最終学歴・職歴)のみで同意か否かを判断する人事案件は常に難しく悩ましいものです。

加えて、本件は、当日の朝に開かれた議会運営委員会において提出されたものです。本来ならば問題視されて然るべき議会対応です。ただし、一部の議員には知らせて、一部の議員には知らせないという過去の議会対応とは質を異にしている、と考えてよいと思います。

今回の議案の事前説明(全議員対象・1月29日3月14日)、会派代表者等への説明(2月25日3月25日)などを経て思うことは、さまざまな状況を考慮して、町長執行部としては慎重かつ丁寧、苦渋の対応ではなかったか、ということです。
*上記、日程につき3月30日0:00過ぎに訂正しました。

ここでいうさまざまな状況とは、中村教育長が在任期間中に島本町を訴えられていること。3月19日に訴状が届いています。まもなく議会に内容が示される予定、現在は伏せるべき個人情報などを精査中と説明を受けています。

また、議決前、すなわち、その段階では私人である新教育長の名前が、SNS等で拡散される可能性が否定できないのではないか、という懸念もあります。☚あくまでも、とだ*やすこの感覚で述べています。


横山寛氏におかれましては、高槻市の中学校教諭、教頭、校長を務められ、高槻市教育委員会事務局にも席を置き、府内の養護学校教諭も経験されています。この3月に学校法人浪商学園を退職、と議案資料に記されています。

これまでの多岐にわたる職歴、長く教育行政に携わっておられるご経験をもとに、本町の教育行政と教育委員会の組織運営にご尽力していただけるのではないか、と考えました。

中村教育長が力を注いでこられた「みづまろキッズプラン」、学校プール統合を含めた新体育館の基本的構想と計画策定、文化財行政の発展をはじめ、多くの課題、同時に次世代への希望を抱える島本町の教育行政です。横山氏には、各課の職員が最大限の力を発揮できるよう組織運営にご尽力いただきたいと願っております。



卒園、卒業の季節、近年になく桜の開花が遅いです。4月、島本町は13名の新規採用職員を迎えます。退職される方にとっても新しい春。とだ*やすこも気持ちを切り替えて令和6年度の議会活動を頑張ってまいります。


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尾山遺跡・鎌倉時代の泉跡復元工事
*桜井せせらぎ公園 3月24日

雨に濡れると石の色が緑色に
3月中に工事が完了する予定 *29日工事終了
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そんなに島本町、ダメですか?

2024年03月18日 | とだ*やすこの町政報告
山田町長、2期目、最終年度の令和6年度の一般会計は、総務建設水道・民生教育消防常任委員会において、すべての議員が賛成しました。

3月26日に開かれる本会議にて、討論、採択が行われます。今回は、とだ*やすこが会派「人びとの新しい歩み」を代表して討論を行う予定です。

山田町政は、町長就任以来、特に子育て支援、教育の充実に力を注いできましたが、そのことがさらにわかる予算編成になっています。各会派の意向がそれぞれに反映されているという印象です(偶然?意図的?)。



議員の党派や期数にこだわらず(忖度なく)「議会」に向きあう山田町長の政治姿勢が、各部長のもと、各部で純粋に政策課題に向き合える風通しののよさとなり、結果として、島本町政をよりよき方向に進めている、ととだ*やすこは考えています。

第一・第二小学校の体育館の大規模改修工事や、第二保育所の床、トイレ、空調の改修工事に多額の予算を計上。学校教育現場における統合型校務支援システムの本格導入(教師の働き方改革への一助)など、積み残しの課題を先送りしないという気概も感じます。

以下、令和6年度の施策について、その概要(のほんの一部)を記します。*民生教育消防常任委員会でのとだ*やすこの賛成討論から。

子ども医療費助成、高校生までに
すでに府内多くの市町村が18歳到達年度末までとしています。医師会を同じくする高槻市との格差も課題になっていました。本制度は子どもの健全な成長と子育て世帯の経済的負担を軽減するためのものであり、住む地域によって助成内容に格差があることは望ましくありません。

国による全国的な統一が望まれるところです。適切な受診により、過度に医療に依存することなく、自然治癒力や免疫力を大切にした成長であってほしいととだ*やすこは願っています。

「こども家庭センター」令和6年度中開設(予定)
こどもまんなか、国においては「こども家庭庁」ができています。これまで町が培ってきた子育て世代包括支援センターの母子保健機能と、子ども家庭支援拠点の児童福祉機能が、より一体的な運営となり、島本のこどもたちの成長を支えていこうとするものです。

みづまろキッズプランで未来に向かう力を
「自己を表現する力」「課題を探究する力」「社会に参画する力」いわゆる「見えない学力」(非認知能力)は、小学校中学年以降の学びと成長によい影響を及ぼすのではないかと期待しています。

「非認知能力」を大阪府は「未来に向かう力」と呼んでいます。

子どもの主体性、権利擁護の視点を大人がいかに理解できているかが問われています。みずまろキッズプランもその延長線上にある取組みといえます。子ども自身が尊重されてこそ、子どもたちに人権意識が芽生えます。

教育センターをふれあいセンターへ移転します。
新庁舎建設がはじまり、残る体育館、教育センター、歴史文化資料館などの公共施設未耐震という問題を、どのように解決していくのか。教育センターは移転という選択をしました。現在の教育センターは売却の方向性が示されています。

*教育センター(広瀬)売却方針に戸田は反対の立場。文化財、史料の保管庫が必要と考えているからです。

体育館は学校プールとの統合などを含めて水無瀬川緑地公園内に新築移転する方向で検討に着手します。歴史文化資料館は、にぎわい創造という視点からの民間活用を視野に入れて検討していくことになります。文化・スポーツ行政の後退につながることがないよう、注視してまいります。

2期8年目、もはや若すぎることも経験不足でもない山田町長。若く、経験は浅くともクリーンでしがらみのない若き町長を市民の力で誕生させた島本町です。予定調和ではない首長の誕生、その舵取りは慎重かつ慎重でしたが、加えて斬新さも求められ、配慮と熱量なくしては一筋縄ではいかないものなのかもしれません。

町政課題は多種多様。行政は常に複数の課題を抱えています。町政課題に向けてどのように活動できるかが各議員に問われています。令和6年度も、とだ*やすこは、しなやかに粘り強く活動してまいります。引き続き町政に関心を寄せてください。



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新庁舎建設中 3月14日撮影
令和7年の初夏を目途に引越します
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令和6年度の予算案審議の常任委員会

2024年03月12日 | とだ*やすこの町政報告
令和6年度は、山田町長2期8年目、今期最終年度になります。令和6年度の「施政方針」

予算規模は過去最大となっています。財政事情や小規模自治体であることなどを理由(言訳?)に先送りにしがちであった課題を、ここできっちりと解決しておこうという気概がみてとれる予算編成です。


島本町議会は総務建設常任委員会所管分の予算案を全員賛成で可決。昨日からは民生教育消防常任委員会がはじまりました。初日の昨日は3・11。午後2時46分、来朝者のご協力のもと、職員、議員、来庁者が一分間の黙祷を捧げました。

とだ*やすこは民生教育消防常任委員会に所属していますので、消防、福祉(高齢者・障害者、母子、ひとり親など)、教育、文化に関連した質疑を行います。

常任委員会は3日間の予定ですが、審議は概ね本日中に終わるのではないかと予測します。*傍聴可能、出入自由

とだ*やすこの質疑のテーマ
☆彡健康福祉部
高齢者福祉

高齢者の居場所づくり
認知症当事者の主体性
高齢者への補聴器購入助成
ケアマネージャーの人材確保と資質向上
訪問介護サービスの基本報酬引き下げについて

障害者福祉
避難行動要支援者の個別避難計画 
相談事業と地域移行について
一般就労への移行と就労支援施策

福祉推進
ひとり親家庭・女性支援員
18歳まで拡充の医療費補助

母子保健福祉
こども家庭センターの創設

住民課窓口業務
住民票・印鑑登録証明書のコンビニ交付導入

☆彡教育こども部
学校教育

みずまろキッズプラン
通級指導教室
島本町在日外国人基本方針
防災教育とカリキュラム
JR島本駅西地区開発(第3小学校区)と教育環境

未就学児・学童保育
第二保育所内部床材等改修工事
保育所給食業務委託
子ども・子育て支援事業計画策定
地域子育て支援拠点整備(JR島本駅西地区)
学童保育室の保育料
家庭児童相談スーパーバイザー

歴史文化
島本町歴史文化資料館の耐震診断
国の登録有形文化財の民間活用
学芸員・文化財保護専門技術者の研修

☆彡消防本部
消防職員の育児休暇と定数条例
高槻市島本町消防指令センターの整備事業

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尾山遺跡鎌倉時代の泉跡復元工事
*桜井せせらぎ公園 3月11日

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