晴れているのにどんより、山際がぼんやりしている、建物の輪郭がはっきりしない、こういう日はPM2.5が飛散しています。大気汚染物質監視システム「そらまめ君」をチェックしてみると、近隣の国道171号線の測定地で、国の環境基準で定められている一日平均値を上まわる数値が記録されていました。
なんとなく目や顔がクシャクシャするのを我慢しながら、今日は「大山崎おもてなしウィーク」最終日、島本町歴史文化資料館「兼成作・兼俊作、水無瀬駒の実物展示」、島本町ふれあいセンター「将棋体験ひろば」に、それぞれ少しずつお邪魔しました。
島本町内には、中将棋を指せる子、強い子が既に少なからずいるようです。帰路、階段のところで「30日の教室も行こな!」「また、中将棋の教室ででな!」と可愛い声で約束しあう小学生がいました。家では「紙で駒と将棋を作って」指しているそうです。スゴイ!
さて、問題の特定秘密保護法案、修正案が迷走しています。原則30年以内の秘密指定期間が、修正により最長60年と原案の倍になったり、首相が第三者的立場から特定秘密について監督することになったり、「悪い冗談」かと思えるような修正内容になっています。
いずれも報道による情報ですが、野党が野党として機能していません。すなわち、国政において重要な決断がくだされるとき、民主主義の時代においても、必ずしも調整機能が健全に働かないということを示しています。
アジア最後の植民地といわれる香港(実際にはマカオの方が後)で中国への返還(中国側からすれば帰還)を現地で経験したわたしは、〇月○日、突然、歴史が変わるわけではない、という当たり前のことに気がつきました。歴史は、ゆっくりと、しかし着実に動いています。
「あっ、戦争もこういうふうに起こる・・・」と、香港が中華人民共和国香港特別行政区となるその日、わたしはそう思いました。今、わたしの生まれ育った母国で、再び日本と日本人が当事者になることが起こり得る状況に、徐々に駒が進められています。政治家の存在の軽さが危ぶまれます。
特定秘密法案に反対する理由を、引き続き述べます。
「著しく不当な方法」とはなに?!
わたしは、この文言が恐ろしい。社会観念上「著しく不当な方法」での取材が処罰の対象になれば、機密の内容や行政側の違法行為よりも、取材の方法に着眼される危険性があります。
これは、実に恐ろしい。「社会観念上認められないような方法」「著しく不当」と、極めて曖昧な基準で、情報入手の手法が恣意的に問題視される可能性があります。絶対にあります。そして世論が動かされる。そもそも誰がどこで、その不当性を決定するのでしょうか。曖昧なままです。
誰もが「運命の人」になる可能性が・・・
沖縄返還に伴う日米政府の密約情報を入手して逮捕された、元毎日新聞の西山太吉さん、現在82歳、この法案を強く否定されています。山崎豊子さんの小説「運命の人」のモデルになった方です。わたしはこれを文芸春秋連載時に読み、震撼しました。
俳優、本木雅弘さん主演ドラマでご存知の方も多いと思います。権力側が取材の手法を「著しく不当」と判断すれば「世論もまた脅威になる」。そして、報道の自由、言論の自由が脅かされ、国民の知る権利に基づく国民主権が奪われます。
ジャーナリズムがさらなる危機を迎えます
権力の不正や腐敗に関する情報は、基本的に外部から得ることできません。正義の内部告発者がいて、はじめて明らかになるものです。特定秘密法案は、心ある、勇気ある公務員の良心を委縮させます。
なにが秘密かわからない状況で秘密と知らずに情報をひきだそうとした記者も「教唆」の罪に問われるなら、「著しく不当な方法」の曖昧さと相成って、とんでもないことになりかねない。
ニューヨークタイムズも社説で懸念を表明したといいます(下品な法と表現)。完ぺきに正しい法はないかもしれない。しかし、悪法は悪法。特定秘密保護法案は成立させてはいけません。
画像は、大山崎おもてなしウィークで訪ねた「大山崎グリーンハイツ」
「とらやま大山崎店」
「長谷川書店でもわもわ井戸端店」
「Yumi`s flowers」
+消しゴムはんこ雑貨 みのりや
水無瀬駅周辺のお店が大山崎でお洒落に!
小さなお子さん連れのママが「わぁ!」と
歓声をあげるほどに素敵な空間
なんとなく目や顔がクシャクシャするのを我慢しながら、今日は「大山崎おもてなしウィーク」最終日、島本町歴史文化資料館「兼成作・兼俊作、水無瀬駒の実物展示」、島本町ふれあいセンター「将棋体験ひろば」に、それぞれ少しずつお邪魔しました。
島本町内には、中将棋を指せる子、強い子が既に少なからずいるようです。帰路、階段のところで「30日の教室も行こな!」「また、中将棋の教室ででな!」と可愛い声で約束しあう小学生がいました。家では「紙で駒と将棋を作って」指しているそうです。スゴイ!
さて、問題の特定秘密保護法案、修正案が迷走しています。原則30年以内の秘密指定期間が、修正により最長60年と原案の倍になったり、首相が第三者的立場から特定秘密について監督することになったり、「悪い冗談」かと思えるような修正内容になっています。
いずれも報道による情報ですが、野党が野党として機能していません。すなわち、国政において重要な決断がくだされるとき、民主主義の時代においても、必ずしも調整機能が健全に働かないということを示しています。
アジア最後の植民地といわれる香港(実際にはマカオの方が後)で中国への返還(中国側からすれば帰還)を現地で経験したわたしは、〇月○日、突然、歴史が変わるわけではない、という当たり前のことに気がつきました。歴史は、ゆっくりと、しかし着実に動いています。
「あっ、戦争もこういうふうに起こる・・・」と、香港が中華人民共和国香港特別行政区となるその日、わたしはそう思いました。今、わたしの生まれ育った母国で、再び日本と日本人が当事者になることが起こり得る状況に、徐々に駒が進められています。政治家の存在の軽さが危ぶまれます。
特定秘密法案に反対する理由を、引き続き述べます。
「著しく不当な方法」とはなに?!
わたしは、この文言が恐ろしい。社会観念上「著しく不当な方法」での取材が処罰の対象になれば、機密の内容や行政側の違法行為よりも、取材の方法に着眼される危険性があります。
これは、実に恐ろしい。「社会観念上認められないような方法」「著しく不当」と、極めて曖昧な基準で、情報入手の手法が恣意的に問題視される可能性があります。絶対にあります。そして世論が動かされる。そもそも誰がどこで、その不当性を決定するのでしょうか。曖昧なままです。
誰もが「運命の人」になる可能性が・・・
沖縄返還に伴う日米政府の密約情報を入手して逮捕された、元毎日新聞の西山太吉さん、現在82歳、この法案を強く否定されています。山崎豊子さんの小説「運命の人」のモデルになった方です。わたしはこれを文芸春秋連載時に読み、震撼しました。
俳優、本木雅弘さん主演ドラマでご存知の方も多いと思います。権力側が取材の手法を「著しく不当」と判断すれば「世論もまた脅威になる」。そして、報道の自由、言論の自由が脅かされ、国民の知る権利に基づく国民主権が奪われます。
ジャーナリズムがさらなる危機を迎えます
権力の不正や腐敗に関する情報は、基本的に外部から得ることできません。正義の内部告発者がいて、はじめて明らかになるものです。特定秘密法案は、心ある、勇気ある公務員の良心を委縮させます。
なにが秘密かわからない状況で秘密と知らずに情報をひきだそうとした記者も「教唆」の罪に問われるなら、「著しく不当な方法」の曖昧さと相成って、とんでもないことになりかねない。
ニューヨークタイムズも社説で懸念を表明したといいます(下品な法と表現)。完ぺきに正しい法はないかもしれない。しかし、悪法は悪法。特定秘密保護法案は成立させてはいけません。
画像は、大山崎おもてなしウィークで訪ねた「大山崎グリーンハイツ」
「とらやま大山崎店」
「長谷川書店でもわもわ井戸端店」
「Yumi`s flowers」
+消しゴムはんこ雑貨 みのりや
水無瀬駅周辺のお店が大山崎でお洒落に!
小さなお子さん連れのママが「わぁ!」と
歓声をあげるほどに素敵な空間