とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

黄金週間

2012年04月30日 | とだ*やすこの活動日記
黄金週間です。27日金曜日には、農業委員会、議員全員協議会、議会改革特別委員会、議会だより編集委員会と午前10時から夕方まで会議続きでした。議会改革委特別委員会、議会だより、いづれも議会内の会議ですが、毎回、実に疲れます。自分が間違っているのかな?と思うことしばしばですが、町外での学びの機会を増やしてみると、やはり島本町議会に課題があるとわかります。

さて、週末は、見ないふりをして誤魔化していた家の掃除に着手。30日には、第2名神高速道路の工事の影響で鳥獣被害が増したと聞いた高槻市・原の農地を見に行きました。その後、天王山ファーム&フードマーケットを訪れ、その盛況ぶりに改めて感動しました。

11月の「まなびとひろば」の講師にお迎えした森かおるさん(このマーケットの実行委員・プロデューサー)から、今回、島本町からの参加が多かったとお声をかけていただきました。「フランスに負けをとらないセンス」と、山崎十日市、天王山ファーム&フードマーケットを絶賛、「まなびとひろば」に参加してくださった島本町在住の方(パリ在住約20年)とも出会い、立ち話をしました。

今では巷にあふれるほどある市、その多くが消えていくなか、ここ大山崎駅前の十日市(毎月)、天王山ファーム&フードマーケット(年2回)が成功しているのは、やはり森さんの存在が大きいと、ある出店者の方から詳しくお話を聴くこともできました。

出会い、語り合うマーケット!
乙訓地域からつながる、農家と食の作り手が集う青空マーケット!

実は、天王山ファーム&フードマーケットに毎回出店されるUNIRという珈琲店(長岡京市)があります。京都新聞に「珈琲のバリスタ」として海外で賞をもらっておられるスタッフが紹介されていて、注目していました。いつも長蛇の列で諦めていましたが、今回、はじめてカプチーノ(カフェラテだったかも)を飲むことができました。

絶句・・・珈琲の印象を根底から覆す美味しさでした。わたしは、自宅でかなり美味しい珈琲を飲んでいる自信があります(オーガニック豆を毎回挽き、最近フランスから手に入れた簡易なエスプレッソマシンを使用)。が、UNIRの珈琲は別格でした。この日、4時間の営業で約200杯のコーヒーを提供されたそうです(スゴイ!)。

今回はじめてエスプレッソマシーンを使ってお客様に珈琲を飲んでいただいたという女性スタッフ(HPで知りました)の方が、「すっごく美味しかったです!ミルクはなにを?」と尋ねに戻ったわたしに「嬉しい!今日、来た甲斐がありました!」と喜んでくださいました。成分無調整の普通のミルクを使っておられるそうで、ますます驚きました。

残りの黄金週間は、日々、積み残した仕事や、書類の整理、買い物、衣替えなどに費やしたいと思います。滋賀県、嘉田知事の「未来政治塾」のレポート提出もある(小論文を提出して塾生に選んでいただき、4月から1年間、嘉田知事のもとで学びます)。できれば家族との時間も大事にしたい。で、いつものことながら、焦ってなにもできないうちに、終わってしまいそうです。


画像は、4月30日の天王山ファーム&フードマーケット
できるだけ人の少ないところでシャッターを切りました
若い男女、子ども同伴の家族でいっぱい!でした


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会派制について思う

2012年04月20日 | とだ*やすこの議会報告
午前、議会だより編集員会。先の編集委員会で、国旗・日の丸掲揚の反対、賛成討論の掲載内容について、反対討論をした6人の多様な主張が反映されていないと感じ、会派にもちかえっての見直しを申し出ていました。基本的な事務局事務作業を事務局に頼っていますが、それを変更したからといって、事務局の労苦を尊重しないわけではありません。

賛成討論をしたのは民主党の平井議員ひとり(会派で代表したと思われる)、反対討論をしたのは戸田、平野、外村、河野、富永、高山の6名(思想信条にかかわる案件なのでそれぞれが発言)。公明党と自民党はこの議案の提案議員で討論をする立場にはありません。1名:6名、これを同量のスペースで掲載するのが議会編集委員会における「公平」。6人全員の発言を掲載するのも不公平とみなされます(そんなんズルい、という発言あり)。事務局職員の苦労のほどがわかります(若い職員が編集事務を担当。信頼性の高いサポートをしてくれています)。

「事務局の公平性と作業の重さを尊重すべき」などを理由に、国旗掲揚に賛成した側の編集委員が変更に難色を示す中(あれこれとあらゆる理由で!)、会派にもちかえっての検討(編集委員は会派から一人、会派に所属しない議員は発言の権利がない)を粘り強く交渉し、翌日、平野、外村議員にそれぞれ事情と戸田の主張を説明し、一任してもらいました。

戸田の発言部分を一部削除し、その内容にもっとも近いと思われる外村議員の発言を未校正会議録から抜粋。3行に収めました。これで最低限の公平性が保たれると考えたからです。しかし、共産党の変更については、さまざまな意見が交差。会議録に載らない言葉を用いて要約することを認めないという強い主張により(主旨が同じならば問題ないと思うが断固としてこれを譲らない委員が存在する)、「要約」のあり方でいつものように混乱しました。12時いっぱいまで費やしました。

午後からの議会改革特別委員会の第一部会。会派制と議会運営について意見交換しました。前回の意見交換を通して、会派の存在そのものは否定しないという前提が定まっていたので、今日のテーマは「一人会派を認めるかどうか」でした。部会は「調査研究」のために自由な議論を交わすという位置づけです。わたしは「政策集団である『会派』が『議会運営のベース』となるべきかどうか」を頭において、これまでの経験と学習から意見を述べました。おおむね次のような内容です。

政治理念や政策を共有しているという「名目」が、議案の賛否は「できるだけ会派でまとめる(=拘束となりえる)」ということになり、その結果、住民から、賛否に至る議論の経過がみえにくくなってしまっている。会派内での議論、調整がいわゆる「水面下」で行われているからである。この「わかりにくさ」が議会のダイナミズムを削ぎ、住民に「議会や議員は何をしているのか見えない」と指摘される一因になっていると感じている。

また、政党を基盤としていない会派(=島本町では、戸田の所属する「人びとの新しい歩み」のみ)は、会派を構成する議員と政治理念や政策をすべて共有できるかというと、必ずしもそうではない。議員が独立した存在である限り、本来それは当然のことであるが、このことは住民から理解されにくいことが多い。これを正していくのが議会改革の役目のひとつと考えている。一人会派は、当然認められるべきと考える。

また、住民に最も身近な地方議会である市町村議会は、地域全てが一つの選挙区であり、候補者個人が選ばれているという側面が極めて強い。一人ひとりの議員が自らの信念、当選した背景、選挙で掲げた政策によって発言し、態度を示していくことこそが重要。このことなくして、住民の信頼は得られない。議員個人を拘束する会派が、それを妨げてしまっている面が少なからずある。

政策決定に至る過程の議論、賛否それぞれの主張(ここにその政策のメリット、デメリットが述べられていることを軽視してはいけない)の透明化。これが議会改革の本丸であるといえる。運営上、会派の存在は否定しないが、一人会派は認めるべきと考える。以上。


議員が自らの思いに従って発言し態度を示せる環境をつくることは、住民主体の政治をめざすうえで極めて重要です。現在、議員定数は16人、会派を介さないでも運営は可能と考えますが、今の島本町でこれを実現するのは現実的には無理でしょう(寄らば大樹、自分で考えるより同調、寄らしむべき知らしめるべからず、そういう傾向が非常に強い)。「一人会派」とは実に妙な言葉(国語的には×)ですが、つまりは、ひとりひとりの議員が独立して活動しているということで、本来これが当たり前なのです。

「会派」という限り「一人」はおかしい、申し送りで二人以上と定められいる以上特例扱いすると明記すべきなどの意見がありましたが、現状を打破することこそが改革ではないのか!という会派に属さない外村議員の言葉が本質をついています。今回、部会長と事務局の努力により、事前に北摂自治体の現況調査資料が提出されましたが(藤原部会長ならでは)、府内の他の町では既に多くが会派の定義を「一人以上」としています。つまり島本町は遅れているということです。


画像は、山の瀬橋周辺の桜(13日撮影)
今年こそと思っていた花見
今年もやっぱり実現しませんでした
来年の今頃は選挙です
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議会改革特別委員会の開催

2012年04月16日 | とだ*やすこの活動日記
あっという間に葉桜になり、暖かくなったり、また冷え込んだりの毎日です。
お時間と体調のご都合がよろしければ、傍聴をお願いします。

お知らせ
議会改革特別委員会
4月27日(金曜日)午後1時30分~3時30分
・6月会議での中間報告に向けてのスケジュールについて
・部会から報告のあった議会改革検討項目の調査結果につき、議会としての方向性の決定について
・議会報告会について(導入にあたっての課題の検討・試行の時期について)

議会改革特別委員会・第一部会
4月20日(金曜日)午後2時15分~4時15分
・会派制について
・申し合わせ事項の見直しと議会基本条例へ含む移行

議会改革特別委員会・第二部会
4月24日(火曜日)午前10時~正午
・議員定数及び議員報酬について(まとめ)
・政務調査費について

※いずれも場所は役場3階 委員会室です


平成24年第1回定例会2月会議(通年議会試行中でこのような表現になります)が終わり、議会だより編集委員会、そして議会改革特別委員会などの純粋な公務と、公務に準ずる会派代表者会議などが開催されています。呆れてモノを言う気にもならない出来事満載ですが、自らが選択した町の課題に向きあうことで前進します。新学期を迎え、できる限り入学、入園式にも参加させていただきました。

直接的には公務ではないけれど、実はもっとも重要な議員としての活動、調査研究も行っています。「ごみ問題学習会・島本プロジェクト」(学識経験者、こういった施設での職務経験豊かな住民の方、平野議員、外村議員とともに行う定期的な自主的勉強会)、NPO再生塾(交通&まちづくり)でともに長岡京市のまちづくりを研究、政策提案した仲間と「土木計画学研究発表会」に向けての論文作成準備会、近畿市民派議員ネットワーク主催の学習会への参加など、この間の活動こそがわたしを育ててくれます。

今日は、島本町で長く人権問題に取り組んでおられる市民グループ「ぴあネット・100万年の会」(平野議員が発足メンバー)が教育員会・教育推進課課長に面談されるのに同席させていただきました。お話の内容は、文部科学省から小学校に配布された「放射線に関する副読本」の取り扱いについて。総務文教委員会で追求した際も傍聴にきておられ、こういった市民活動の意義を痛感しました。課長の説明内容には納得できないことばかりでしたが、各学校宛に「取扱いについては慎重に」と通達がされると確認でき、まずは一歩前進。

その後、議会事務局で課長に面談、「ザ・ギャラリー北摂連絡会」(ここでのザ・ギャラリーは「傍聴」という意味)で調べている案件について確認しました。とだ*やすこの議会活動報告「いまここ*島本」もあと少しで入稿できそうです(毎回多くの時間とエネルギーが必要)。積み残しの課題が山積していますが、全部は無理と呪文を唱えながら、できることから着手しています。

化学物質をたっぷり含んでいるだろう花粉を浴びながら、一年でもっとも辛い時期を、なんとか無事に過ごせるよう、ブツブツ文句を言いながら(!)マイペースで頑張っています。5月中には議会活動報告をお届けできる予定です。


画像は、4月14日、水上隣保館の桜バザーで購入したお菓子&キーホルダー
いずれも、障害者福祉施設のブースで求めたもので、味はすべて最高級!
お盆は去年の福祉大会のバザーで買いました(京都・象彦さんの高級品)

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情報公開請求、異議申し立て

2012年04月13日 | ごみ問題学習会・島本PJ
情報閲覧等異議申立書を期限最終日、自治防災課に提出しました。生みの苦しみを味わいました(悩み疲れました)。平野議員も別途、同じ情報について情報公開されていましたので、ごみ問題学習会・島本プロジェクトで共に議論し、異議申し立てはそれぞれに行いました。非公開のものに不服を申し立て公開せよというのではなく、「不存在」のものについて「不存在であるが故の非公開」に異議を申し立てる・・・はじめての経験でしたが、これが思いの他難しく、悩みに悩んで整理した文書を下記に記します。

大きくめざすところは、庁内のさまざまところで起こっている設計図書等、施設・施設整備の維持管理に必要と思われる重要な書類の適切かつ法に準じた文書管理です。住民ホールのアスベスト対策の際にも設計図書などがなく、内部の構造がわからないということが起こっています。氷山の一角・・・かもしれません。ふれあいセンターも維持補修の時期を迎えています。公共施設を資産ととらえて総合的に維持管理していくために、文書の保管、常用は欠かせないものです。

第1回定例会、2月会議において、戸田が総務文教委員会で、平野議員が建設水道委員会で連携、会派で厳しく追及しました。今回は、議員としてではなく、一請求人として、「不存在ゆえの非公開」に異議を申し立てるものです。住民のみなさん、すべてに開かれている制度であり、権利です。今回の場合はいささか複雑かつ高度ですが、多くのみなさんの参考になればと思い、公表します。そして、環境産業課の弁明を待ちます。



平成24年4月13日                        
情報不存在通知書(島都環第1507号)に対する異議申立ての理由

私、戸田靖子は、市民グループ「ごみ問題学習会島本プロジェクト」(以下、プロジェクトという)に属し、島本町のし尿処理施設の課題(近隣自治体との広域連携による処理・島本町内での新設等)について、現在、調査研究をしています。それに関連して行っている島本町衛生化学処理場でのし尿処理過程の現状調査に必要な情報として、平成24年2月2日、「衛生化学処理場の加圧浮上装置」(※参考画像1)①設計図書②契約書類(仕様書含む)③装置の取扱説明書(以下、請求情報)の公開を求めました。

これにつき、受け取った情報不存在通知書(平成24年2月13日・島都環第1507号)の決定内容におおいに不服があるため、下記のように異議申し立てを行います。

異議申し立ての趣旨ならびに理由
1)平成24年1月20日現在、対象となる情報のうち①設計図書は存在していた、もしくはその可能性があると認識している。「不存在」として公表されないことは不当である。
その理由:対象となる情報「加圧浮上装置の設計図書」については、プロジェクトが提出した質問状(※資料1・11月30日)の再質問5②により情報の特定がされたうえで、回答(島都環1259号・平成24年1月20日※資料2)において「文書の公開については情報公開請求による手続きをお願いいたします」とされたものである。
これを受けて、私、戸田靖子は2月2日に情報公開請求を行っている。従ってこの時点で当該文書は存在していたと考えるのが妥当である。

2)不存在の理由が「保存年限の経過によるもの」であることは、著しく不当である
その理由:対象となる情報は、加圧浮上装置そのものが現在稼働中であることから、都市環境部環境・産業課において「保管」され「常用」されてしかるべき文書(※イ)であり、本来ならば保存期限を定めるに値しない状態にある。そうでなくとも「島本町文書取扱規程・第33条で定められている「永年保存」(※ロ)に値するものである。
よって「保存年限の経過により不存在」とする決定は、不当である。

異議申し立てに至る背景
加圧浮上装置の①設計図書ならびに③取扱説明書が「不存在」であるならば、第一義的には「島本町文書取扱規程」に基づいて適正な文書管理が行われていないことが問題と考えますが、そのことによって私ならびに当プロジェクトの知る権利が保障されず、「住民の知る権利を制度的に保障する情報公開制度の趣旨」に反することとなっています。

また、対象となる情報「加圧浮上装置」の①設計図書②取扱説明書の「不存在」は、設備の適正な管理運営、ならびに、し尿の適正な処理、場合によっては合法的な処理に支障をもたらしかねません。さらには、日常の運転業務や多額の費用を投入して行っている維持管理補修、それに伴う工事発注や備品購入等が適正に行われているかどうかにも関連し、非常に重要な問題を含んでいると考えます。

不存在の理由は、「島本町情報公開・島本町個人情報保護制度の趣旨と解説」に記されている不存在理由のエ「保存期間が経過し、破棄」に該当するものですが、「島本町文書取扱規程」に定める適正な廃棄手続きに則ることなく「廃棄」もしくは「紛失」して「不存在」と主張している可能性があるのです。よって文書取扱規程に基づいて適正に廃棄(※ハ)されたことが証明されなければならないと考えています。

島本町においては、情報の管理に関する義務等は「島本町文書取扱規程」で規定されており、これについては「情報公開制度が直接的に関与するものではない」とされていることは認識しています。しかしながら、上記、異議申し立ての趣旨ならびに理由1)2)で述べているように、「不存在」を理由に対象情報の公開に応じないことは問題であり、「不存在であることを正当に証明」することを目的として、「文書取扱既定に基づいて適正に廃棄」したことがわかる情報の開示を、間接的に関与することが可能な範囲で求めるものであります。

以上


画像は、島本町衛生化学処理場 加圧浮上装置の一部
右の緑の設備が加圧浮上槽 主にCODを除去する目的で設置されています
平成23年6月15日に現地調査にて撮影


参考画像1:島本町衛生化学処理場内の「加圧浮上装置」(一部分)
資料1:ごみ問題学習会島本プロジェクトより島本町長ならびに都市環境部・環境産業課長宛に提出した質問状(2011年11月30日)
資料2:「衛生化学処理場について(回答)」島都環第1259号(平成24年1月20日)
島本町文書取扱既定より
※イ:(用語の定義)
第3条 用語の意義
(6) 保管文書 完結文書で保存するに至るまでの間、各課において一定期間保管するものをいう。
(7) 保存文書 総務部総務課(以下「総務課」という。)において一定の年限保存する文書をいう。
(9) 常用文書 各課において常備し、執務上常用する文書をいう。
※ロ:(保存年限の種類)
第33条 文書の保存年限
永年保存
(10) 契約に関する文書で重要なもの
(11) 財産及び町債に関する文書で重要なもの
※ハ:
(保存文書の紛失等)
第49条 保存文書を紛失し、又は汚損したときは、借覧者は、主管課長の意見を付けた始末書を総務課長に提出しなければならない。(平18訓令3・一部改正)
(文書の廃棄)
第50条 保存期間が満了した文書は、毎年4月末日までに廃棄しなければならない。
2 総務課長は、保存期間中の保存文書で保存の必要がないと認められるものがあるときは、主管課長と協議してこれを廃棄することができる。
3 総務課長は、保存期間が満了した保存文書であっても、なお保存の必要があると認めるときは、さらに期間を定めて保存することができる。
4 前項の規定により保存期間を延長したときは、当該文書のファイル基準表及び文書保存箱に延長した保存満了年月及び保存年限を記入しなければならない。
5 永年保存の文書については、総務課長は、10年ごとに当該文書の関係部長又は関係課長と合議のうえ、その必要性を精査し、保存の要否を決定するものとする。
6 課長は、1年保管の文書については引継ぎの際に、軽易の通知等については常時、適宜に廃棄しなければならない。(平18訓令3・一部改正)
(廃棄の方法)
第51条 文書は裁断し、又は焼却する等印影その他の不正使用の防止に留意のうえ、廃棄するものとする。
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乳幼児医療助成を考える

2012年04月11日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
さて、表題の件。このブログにたいへん厳しいコメントをいただいています。島本町は働く親に最悪の自治体であると・・・

現在、わたしは、住民による「町政についての住民アンケート」の回答を集約入力しはじめていますが。実はここでも30代、40代、子育て世代の希望は「乳幼児医療助成の延長」です。自由意見に切実、素直な記述が少なからずあります。うかつにも「特に力を入れて欲しい施策」の選択肢に含んでいませんでした(=実行委員として作成の際に認識が及ばなかったこと大反省!)。

わたし自身は、基本、解熱剤は使わず、抗生物質も極力使用しない方針で育児をしてきました。具合が悪い時はとにかく身体を休ませることです。熱の下がった翌日は、身体が緩んでいるので安静にしていることも大事だそうです。西洋医学に著しく偏らない、薬に依存しない生活を理想としているので、基本的には子どものための医療助成、特に無料化には慎重というのが正直なところでした。

また、医療費の助成や健康保険制度がどのように不適切に、ときに決まりを逸脱して使われるかを身近にみてきたということもあります。しかし、乳幼児の医療費助成がどれだけありがたいものか、実はわたし自身、自らの経験から身に染みて知っているはずでした。長男が低体重児で生まれ、出産後すぐに多額の医療費がかかると医師に宣告されましたが、海外からの里帰り出産であったため健康保険に未加入でした。国内での医療費も会社が負担するといういう決定で精神的にも経済的にも救われました。

適切に医療を受け、適正に保険を活用することの大事さと、子育て支援の重要な施策として乳幼児医療費助成を行うこと、どちらも並行して実現していくことを考えるのが政治の役割です。若い世代の医療負担、お子さんに持病がある場合、仕事と育児を両立する場合に直面する現実、近隣自治体の現状などを総合的に考慮し、東洋医学的予防医学や漢方の効果に注目しはじめている国の方針を後押しつつ、島本町の子育て支援としての乳幼児医療助成の今後について、真剣に考えないといけない。いただいたコメントに背中を押されました。

すぐには、なにもかもはできない。辛いけれどこれが現実。しかしわたし自身の方向性は定まりました。財源という理由で議会のなかでも相当抵抗が大きい。痛みの分散が避けられない課題になっている行財政でも、相変わらず町長提案を追認する御用議員(?)の要望(土木関係や団体からの要望が多い印象)は通り、こういった要望には「財源を考えているのか?」となり実現が遠ざかる。子育て世代の要望、活動、発信を反映させることのできる感性をもった議員の数が必要です。若者の政治参画こそが要です。結局、これしかありません。


画像は、昨日の桜
ここがわたしの通勤路
お花見はここで楽しみます
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桜、入園式、ごみ問題学習会

2012年04月10日 | とだ*やすこの活動日記
例年より遅めの桜が咲き、今朝は幼稚園の入園式でした。毎年、第2幼稚園の入園式に参列しています。第38回の今年は、入園児29人、「年長さん」59人、合計88人で行われました。3歳児クラスは29人で、一クラスとなりました。ここ10年の短い間で保育園と幼稚園の充足率が完全に逆転しています。

今後、この傾向はますます高まるでしょう。小手先の対策では対応できません。4月1日より副町長に就任(復帰)した乾副町長との面談(6日)で、既に「就学前の子どもの教育と保育環境の整備について=基本方針=平成18年11 月」の見直しが指示されていることがわかりました。このスピード感、乾副町長の行政手腕はやはり噂どうりです。

さて、午後からは、学識経験者と住民の方をアドバイザーとして迎えて月1回のペースで続けている「ごみ問題学習会・島本プロジェクト」の例会でした。3月は議会開催中で休みとしたので、遠くなってしまった記憶をひも解き、昨日は一心不乱で今日の学習会の資料を準備しました。

し尿処理問題をめぐる調査研究報告書の作成、島本町衛生化学処理場のし尿処理の現状把握、その過程でぶつかった複数の問題に関する調査研究、し尿処理施設・施設整備に関する文書管理の問題追求など、公務の合間、隙間をぬって並行して、学びながら取り組んでいます。当初ごみ処理問題について研究していましたが、「合併問題を伴うし尿処理課題」が浮上してからは、し尿処理に特化して調査研究を進めてきました。

3時間強休むことなく丁々発止の議論を続け、また新たに追及すべきこと、整理することが生まれ、今日また宿題を持ちかえりました。幼稚園の入園式に参列したのは果たして今朝だったのか、まるで信じられない、そんな感じの一日が終わりました。


画像は、東大寺周辺から花曇りの山々を望む
水無瀬川を遡ったところに第二幼稚園がある
入園式の跡、桜並木を自転車で通った
地名の通り、奈良の東大寺にゆかりがある土地(荘園)
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至急!国にパブコメ

2012年04月08日 | 防災・減災=災害に強いまちづくり
福島県内のがれき処理に抜け道?

環境省では、今日9日まで「放射性物質汚染対処特措法施行規則改正案について」、パブリックコメントを募集しています(4月3日(火)から4月9日(月)までの間)。

宮城・岩手の震災がれき(災害廃棄物)の広域処理が問題にされていますが、福島県の「警戒区域内」の避難指示の見直しをきっかけに、警戒区域内での「事業活動に伴い生じた廃棄物については、対策地域内廃棄物から除外し、当該廃棄物を排出した事業者が、事業系一般廃棄物又は産業廃棄物として、自ら処理を行うこととする」とする法改正が行われようとしています。

つまり、空間線量が低いとされる警戒区域内の廃棄物が、通常の事業系一般廃棄物又は産業廃棄物扱いで処理可能になるということです。福島県内の廃棄物をどこにでも移動できる可能性が出てきました。福島県内の廃棄物については県外に出さない、国が責任をもって処分するとして、宮城県・岩手県の災害がれきの広域処理を地方自治体に求めてきたはず。しかし、今度は福島県内の廃棄物処理を、通常の事業系一般廃棄物又は産業廃棄物として事業者に負わせるというのです。

産業廃棄物の不法投棄の問題が後を絶ちません。放射性物質に汚染されている可能性が非常に高い廃棄物を全国に、無防備に拡散することにならないか。問題です。「本件は行政手続法に基づく手続です」とわざわざ断っていますが、たった7日間の意見募集でこんなにも大事なことが決めらようとしていることを、国民は知らされていません。意見提出が30日未満の場合その理由

意見公募は「今日4月9日まで」 こちらに電子メールで送れます 
「放射性物質汚染対処特措法施行規則改正案」
どうぞ、みなさんのご意見をお寄せください(1行でも!)

案件名を「放射性物質汚染対処特措法施行規則改正案に対する意見」としたうえで
1)氏名(企業・団体の場合は、企業・団体名、部署名及び担当者名)
2)住所
3)電話番号又はメールアドレス
4)意見および理由

わたしは、昨日の夜、北摂の市民派議員からの情報発信でこのことを知りました。すぐに理解しにくい内容でしたが、問題があると判断したので、先ほど、意見(コメント)を国に提出しました。
以下に、戸田の提出したパブリックコメントを転記します。

1.改正の経緯
わたしは、問いたい。「汚染廃棄物対策地域外の事業者との競争上の不公平」(追記:今思うに、そもそも競争上の不公平性ってなに?)と「放射性物質に汚染されていることが明らかな対策地域内廃棄物の適正な処理」と、どちらがより重大な問題なのか。政府は、国民の健康と暮らしを守る安心安全の方に意識が向いていない。行政手続法をもちだして、必要最小限の期間を設定するほど、事業者間の公平性が重要なのか。理解しがたい。多額の復興財源が新たな利権になっていないか、疑わしい限りである。

2.改正の内容
「絆」を掲げて国民の善意に頼り、震災廃棄物の広域処理を進める一方、事業活動に伴い生じた廃棄物は対策地域内廃棄物から除外するという。当該廃棄物を排出した事業者が、事業系一般廃棄物又は産業廃棄物として「自ら処理を行う」としたら、だれがどこで、その安全性を保障するのか。国の責任が薄められるばかりである。

また、具体的な重要問題として、通常の事業系一般廃棄物又は産業廃棄物扱いとなることで起こるだろう不法投棄や不適正処理がある。これらの不法投棄には、放射性物質が含まれる可能性が非常に高い。到底認められない。

3.他に パブコメの手法
このような需要な問題が、7日間という異例の短さで意見募集されることに驚愕している。喫緊性が認められない。問題であり延長を求める。


画像は、3月末に家族がいただいた花束
ずいぶん長い間、綺麗に咲いていました
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小学校と給食

2012年04月06日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
入学、入園の季節です。今日は、小学校の入学式でした。わたしは毎年、第一小学校にお邪魔しています。明治7年創立の歴史ある小学校で、在校生の保護者も祖父母もここを卒業したという方が少なくありません。現在体育館がある場所に、かつては役場、消防があったそうです。校歌は歌詞もメロディーも素晴らしい格調高いものです。

新しく高槻市から異動され、はじめて島本町に赴任された校長は、海外の日本人学校や大阪府の教育センターでの経験があり、過去に島本町に住んでおられたこともあるそうです。ご本人からお聞きしました。一年生はまだまだ小さく、こんなにも可愛かったのかと年を重ねる度に思います。この10年で先生方の年齢が一気に若くなり、若手といわれた先生が30代前半で中核を担う立場になっておられます(戸田の印象)。

昨日は、第4小学校で行われた給食試食会に参加しました。第4小学校が平成24年度給食調理業務委託を新たに契約するにあたり、2月22日に入札が行われました。結果、新規事業者、淀川食品株式会社に決定したことから、関係者を対象に試食会が行われたのです。学校給食については、第一小学校以外の3校が給食調理業務委託をしています(記載ミスを訂正)。献立は町内統一、教育委員会に所属する正職員(栄養士)が監修しています。1食の材料費は225円。

平成21年4月の給食費を一律225円に値上げするにあたって、平成20年「学校給食に関するアンケート」を行っていますが、圧倒的に「安心安全な食材・質の確保」を望む保護者が多いという結果が出ていました。放射性物質の問題に限らず、食材に「国内産」「産地がわかるもの」を望む声は多く、添加物、残留農薬、化学肥料についての不安は過去からありました。産地公表がすべてを解決するとは思いませんが、既に多くの自治体で行われていることです。

「人びとの新しい歩み」(戸田・平野)は、給食の食材の産地公表を求めています。当初、教育委員会は、放射能汚染の風評被害につながりかねないという姿勢でしたが、「適切な理解による不安解消ため産地を公表」するのであって、公表が風評被害をうむのではありません。なにより、基準値を超える高濃度の放射性物質が魚や椎茸から検出されている限り、必ずしも風評被害とはいえない。「現実」です。

今日また、愛知県岡崎市の「竹の子幼稚園」の園児と職員計528人が給食で食べた乾燥シイタケ(茨城県から入荷)に、改定前の「暫定基準値」(1㎏あたり500ベクレル)の約3倍に当たる1400ベクレルの放射性セシウムが検出されたと報道されました。改定後、4月からの新基準は1㎏あたり100ベクレルなので実際には14倍ですが、4月に入っても暫定基準の3倍と表現し、ごまかしているのでは?と違和感があります。

いずれにしても、岡崎市が検査を実施していたからこそ、わかったことです。実際に口にしたのがたとえ微量であっても、知らずに提供し続ける、知らずに食べ続けるということがあってはならない。検査のために別途食材を購入しなければならないうえ、決定的な効果が得られなくとも手間暇がかかります。原子力発電所の事故は、いったん起こってしまえば、人びとの生活の基盤を根底から覆し、すべてにおいて、結果的に高くつくことになります。

たとえ充分ではなくとも、まさかの高濃度汚染による被害を最小限に留め、子どもを放射線物質の内部被ばくから守らなければなりません。放射性物質を大量に放出させた原子力発電所の事故の影響から、子どもたちを守ることについて、大人はもっと無力感をもってよいのではないか。誰かが関心をもち続けないと、直ちに影響がない、健康被害について心配ないとして、汚染食材は「市場の原理」で流通し続けます。


画像は、試食の献立(225円自己負担)
たけのこご飯、牛乳、さばの更紗揚げ
野菜とささみのお浸し みそ汁
教育委員・町部長次長級職員・PTA代表者も試食しました





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「ハタチ基金」をご存じですか?

2012年04月02日 | とだ*やすこの活動日記
ハタチ基金をご存じですか?東日本大震災発生時に0歳だった赤ちゃんが、無事にハタチを迎えるその日まで、子どもたちのサポートを継続的におこなう期限付きの基金です。対象を絞った支援活動、「新しい公共」を支えるしくみです。

新聞記事で「大槌臨学舎」開校(2012年12月)を知り、運営母体のNPOカタリバに興味をもちました。今のわたしが被災地にできる直接的な支援は寄附。継続的に支援させていただける、信頼できる団体の、納得できる活動に、この一年間、思いをめぐらしていました。

1999年8月17日の「トルコ・コジャエリ大地震」の際には、たくさんの方のご協力を得て自宅でリサイクルバザーを行い、支援金を送りました(住民の方が覚えていてくださいました)。その貴重な経験から、「支援金がどのように使われるか」について、わたしはかなり慎重です。「お金」は魔物。浮足立たずに持続的な支援活動ができる活動を応援しなければなりません。

NPOカタリバのHPを見て、大槌町の放課後学校、コラボ・スクール「大槌臨学舎」への支援を決めていましたが、継続的な奨学金サポーター(毎月2,000円/2,500円/3,000円)は既に応募生徒数を上回る申し込みがあったそうで申し込みを終了されていました。素晴らしいです、「絆」はあります。

「絆」とは本来ひとりひとりが自ら探し、自分自身で結ぶものではないでしょうか。

さて、放課後学校「コラボ・スクール大槌臨学舎」は、仮設住宅や避難所などで暮らし、落ち着いて勉強する場所を失った子どもたちのための学校です。高校受験を控える中学3年生を対象に、集会場や中学校、お寺などを借りて、放課後に学習指導を行っておられ、被害にあって再開ができない現地の塾の講師などが指導にあたっておられます。「被災地の人が被災地の人と自立するしくみ」ここがこの活動の鍵です。

岩手県大槌町は、東日本大震災による津波と火災で大きな被害を受けた三陸沿岸の町で、住居倒壊率も高く、町庁舎が津波で崩壊しています。島本町の職員が現地で災害救助支援を行ったことから、支援するなら大槌町と決めていましたが、その活動支援を含む「ハタチ基金」に毎月10,000円寄付して「呼びかけ人」となります。

「ハタチ基金」は、日本財団に設置された支援基金で、0歳から20歳の子どもたちへ、NPOカタリバ、チャンス フォー チルドレン、トイボックス、フローレンス、この4つの団体がそれぞれの得意分野を活かして、子どもたちの年齢に合わせた支援を行っておられます。

子どもたちの学校外教育(つまり習い事もOK!)の機会を保障。南相馬市で発達障がいをもつ子ども達とそのご家族への支援と周囲の子ども達へのサポート。福島県内の放射能線量の影響で屋外で遊べない子どもたちのための屋内公園・プレイホールの設置。低所得家庭の中高生への学習支援・進路相談などの「新しい公共」。20年後の20歳の若たちと結ぶ未来への「絆」です。


画像は、3月11日「絆コンサート」の様子
島本町歴史文化資料館 主催:島本町教育委員会
心に沁みるピアノの弾き語りは
町内在住のシンガーソングライターKさん
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都市マス、パブコメ再び

2012年04月01日 | とだ*やすこの活動日記
今日から4月。明日4月2日は、再度行われている島本町都市計画マスタープラン(案)に関するパブリックコメント(意見公募)の締切です。
島本町都市計画マスタープラン(案)に関するパブリックコメント(意見公募)

午後は、ふれあいセンターで行われた辻元清美衆議院議員の「辻元清美と語ろう会」に参加しました。戸田のこのブログをみて、はじめて参加してくださった方もありました。参加者から活発な貴重なご意見や質問があり、今後の指針にしたいと思います。また、災害がれきの受入れについては、やはり、みなさん関心が高く「受入れるべきではないか」と考えておられることがわかりました。

わたしは慎重派です。クリアランスレベルの問題、測定されるのはセシウムのみ(ストロンチウムなど他の放射性物質が含まれている可能性は否定できない)、広域に拡散しているホットスポット、焼却による放射性物質の濃縮(深刻)など重要な問題が多すぎます。国の責任においてなされるべき震災がれき処理問題を、国民の善意に頼り「絆」を掲げて自治体に判断を迫る風潮に疑問を感じます。

国政ばかりを批判しても、執行機関は足元の基礎自治体であり、島本町が決めるべきことです。いうまでもなく福島県への原子力発電所の立地も、増設も、みなすべて地方議会で議決されてきたのです。国、府、市町村だけではなく、地方議会にも議決した責任があります。つまり市民にも責任があります。これが自治基本条例、まちづくり基本条例の理念なのです。

地方分権の時代、基礎自治体の議決決定権は高まっており、政策判断能力が重く問われています。市民感覚だけで議案に向きあう怖さを、わたしは常に感じて怯えています。できる限り勉強しているつもりですが、行政の仕事はあまりにも広範囲で限界があり、ひとりひとりの市民力、行政を監視する姿勢が求められています。政治は政局ではなく暮らしそのものです。

さて、昨日、3月31日(土)午後7時、桜井公会堂で「JR島本駅西側地区まちづくり協議会」の第2回総会が開かれました。傍聴しました。平成24年度の活動について、西大和学園・中高一貫進学校と水無瀬病院を核にして土地区画整理事業(組合方式を予定)で進めていくとして賛成多数で可決されました。賛成多数といっても僅差で、挙手されない方が意外に多いのに驚きました。地権者のご意向が一枚岩でないことが改めてわかりました。

JR島本駅西側地区の土地区画整理事業は、非常に無理がある理不尽なスケジュールで、これからなにが起こるかわからない、というのが正直な感想です。土地区画整理事業で農地を換地するというのは、いわば、今日から隣の糠床で漬物を漬けてくださいというのに等しい理不尽な側面があり、開発事業に「まちづくりの理念」がなければ、本来は成立しにくいと考えます。

まして、平成27年に開校したいという法人側の都合で、さまざまな事情を抱えておられる地権者のみなさんに急ぎ決断を迫るようなことは、本来、あってはいけないことなのです。島本町が迫っている様子はなく、(財)大阪府都市整備推進センターが、なんらかの事情を抱えて熱心であるという印象をもっています。

明日4月2日は、再度行われている島本町都市計画マスタープラン(案)に関するパブリックコメント(意見公募)の締切です。既に「広報しまもと」でご存じの方も多いかと思いますが、未実施となっている都市計画道路を大阪府が廃止する方針を示すなど、前回のパブリックコメントの後に新たな変化があったので、今、再び意見を公募するものです。

前回の意見公募で寄せられた85件の意見(30人&1団体から)には、JR島本駅西側地区の農地、農空間を保存して欲しという切実な思いが少なからずありましたが、まったく反映されることはなく、島本町都市計画マスタープランは行政側の思うとおりに策定されようとしています(府の意見、指導などは反映されている)。

議案審議で原文を入手しましたが(共産党による資料請求)「わたしたちに、なにができますか?」という若者の声が寄せられていました。若いひとたちから、胸に迫る、素直な意見が寄せられています(泣けます)。若い世代に政治に関心をもってもらいたいというならば、若者の声を反映する町政でなければ!10年、20年後の町の姿を定める都市計画マスタープラン、当然、次世代の意見が反映されたものでなければなりません。

今日、辻元さんは「普通の政治家は次の選挙のことを考えるが、真の指導者は次の世代のことを考える」(19世紀イギリス)という言葉を紹介されました。2度目のパブリックコメントでも、プラン全体についてご意見いただくことができます。明日一日、可能な方はメールまたはFAXでご意見をお寄せください。意見フォームはこちら


画像は、鴨川のヌートリア、水無瀬川にも生息しています
近所の子どもたちに見せたら「可愛い!」と愛犬と同じ感覚
それが生き物を思うほんとうの心なのかもしれません

大人の手で身勝手に外から移動された外来生物により
わたしたちの周りの自然で、急速に生態が変化しています
動物に罪はありません
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