とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

都市計画審議会、傍聴しました!(2)

2018年08月05日 | JR島本駅西まちづくり
つづき

長文ですが、ぜひ最後までお読みください

都市計画審議会の資料が、各審議会委員に郵送される前に、審議会のなかの一部の委員(議会選出の委員4名)にのみ渡っていた、なおかつ詳細説明を受けていたということについて

つづき

以下、短い間に、急ぎ、精力的に行った複数のヒアリングからたどりついたわたし自身の見解、現時点での思いを述べます。


8月に行われるタウンミーティングへの対応に意識が集中、タウンミーティングの前に議員に説明しておくのが望ましいという判断が原課にあり、説明するなら全議員にという町長・副町長判断があった(と認識)

※JR島本駅西地区の農空間保全を求める声は根強く、住民説明会への参加者約250名、意見募集に約150人からの意見と関心が高い一方で、「だから説明会など開くなと言ったのよ!」という議員発言もあったようです

会場でこのこの発言を耳にして憤慨した方が、異なる意見を排除する、議論の場である島本町議会いったいどうなっている?!、議員としてあるまじき発言だ、と苦情の声がわたしに寄せられています。


都市計画審議会とタウンミーティングの資料がほぼ同じであることから、事務手続き上の混同によって起こってしまったことで、意図的に一部の議員に知らせて審議会をコントロールしようとしたものではなかった(と認識)


これまで歴代の職員が避けて逃げてきた住民意見の反映、住民参画に、試行錯誤しつつ取り組もうとしていているなかで、起こってしまった一種の悲劇ではないか(と認識)


これを理由にすることはできないが、背景として、地震、大雨、酷暑のなか、通常業務に滞りが生じ、特に都市計画課は災害事後対策においてもっとも多忙な課のひとつであった(という事実)


保身、隠ぺいすることなく公表し、公式会議録に残したたことは、これまでとはちがう島本町になりつつあり、自由闊達な審議が行なえる環境をめざしたいという都市創造部の意思もある(と確信)

わたしは、このように受け止めています。ただ、この感覚、この判断が、住民の目からみて正しいのかとなると、それはちがうでしょう。

議員選出委員にのみ事前説明が行なわれた事実を容認している島本町都市計画審議会(委員報酬は公金です)を住民のみなさんがどう思われるか、ということになるのではないでしょうか。

議員4名(すべて推進派・容認派←ここ、議会の問題)に事前の詳細説明が行われても、利害関係者の長たるもの(土地区画整理事業準備組合理事長)が審議会メンバーに含まれていても、おかしいと言えない島本町の歴史的風土。

J島本駅西地区の都市計画、まちづくりへの決定的な判断を委ねることになる審議会のあり方として、このままでよいのか、その判断は島本町民に委ねられていると思います。

榊原会長は、これまで一貫して、住民意見の反映の必要性を主張しておられます。そのことを象徴する発言が今回の審議会においてあり、傍聴席で唸りました。

タウンミーティングの開催の方法につき、6つの会場、約30名程度という「程度」が曖昧、定員越を認めたら不公平になるなどの意見が(議員選出の委員:立民・公明)から出され、限られた審議時間の内40分近くがタウンミーティングのあり方で費やされ、、、

延々と続くかと思われた議論の流れで、「前回の資料と異なる資料を示していただいている、よって、再度、意見募集をするのがよいのではないか」という内容の発言(傍聴メモによるもので表現は異なる)をされました。

残念ながら、審議会委員のなかから特にこれに賛同する意見はなかったと記憶します。榊原会長の問いかけは、このまま聞き過ごされてしまうのでしょうか。

今回の都市計画審議会で「地区計画」(町が決めるもの)の内容が初めて示されました。JR島本駅西地区を市街化区域に編入して、高さ50メートルのマンション建設が可能な開発を進める計画です。

その決定は島本町都市計画審議会のあり方と審議内容にかかっています。住民の成熟した意見を反映した議論が行なわれるのでしょうか。

島本町は変わらなければなりません。島本町は今、変わろうとしています。しかし議会はどうでしょう、町長の諮問機関である審議会はどうでしょう。開発の主体である地権者のみなさんはどうでしょう。

どうかぜひ山田町長のタウンミーティングに参加してください。そこにある「対話」が島本町を変えていく力になると、とだ*やすこは信じて期待します。


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夏の日のアサヒビール大山崎山荘美術館

















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都市計画審議会、傍聴しました!

2018年08月03日 | JR島本駅西まちづくり
JR島本駅西地区の都市計画に関するタウンミーティング、参加者募集中!

JR島本駅西のまちづくり、農ある風景を遺したい、駅から田んぼのみえるまちに住みたい(若い世代の転入理由)という町民の願いはどうなるのでしょうか。

開発の主体者である土地区画整理事業準備組合において進められている事業計画は、今なお、不透明なまま。事業内容が明かされないまま、都市計画決定がされることに多くの住民が不安と怒りを感じています。

そのようななか、26日、都市計画審議会が開かれました。傍聴24名。受付開始の9時半の時点で傍聴申込を済ませた10名が傍聴しました。

※それ以外の方は、会場外でマイクを通じての傍聴。今回は資料のコピーが会場外傍聴者にも配布されました。これらはみな審議会において、冒頭、会長から委員に諮られ、審議会委員のメンバーで決定されます。

審議会の冒頭、議会選出の議員(注:伊集院議員・自民、塚田議員・維新、岡田議員・公明、東田議員・立民)に、事前に(20日金曜日)資料を提示して説明が行われていたことが都市創造部部長から告げられ、謝罪がありました。

これについては、20日に遅れて、戸田・中田(人びとの新しい歩み)は、23日月曜日、都市計画審議会の資料(=タウンミーティングの資料と内容がほぼ同じ)をもとに詳細な説明を受けました(都市計画課課長・参事より)。

上記4名の議員選出の委員(自民・維新・公明・立憲)への事前説明には、同じ会派に所属する議員が同席(議長・監査を除く)、全員が資料を手にして部長・理事などから説明を受けているらしいとわかったからです。

河野(共産党)議員も23日に説明を受けられたことを確認し、説明を受けた後、すみやかに、戸田・中田・河野三議員で今後の対応を協議しました。

どういうことか説明します。 ↓重要

都市計画審議会の資料が、各審議会委員に郵送される前に、審議会のなかの一部の委員(議会選出の委員にのみ)に渡っていた、なおかつ詳細説明を受けていたということについて。

まず、わたし自身、過去、都市計画審議会審議会委員を務めていますが、事前に説明を受けたことは一度たりともありません。議案、資料を手にしてから、自ら読み込み、自らヒアリングして勉強、考えをまとめていました。

なぜ、今回、議員に事前説明が行われたのか。過去(といっても数年前まで)議案説明などにおいて行われていた差別的な対応と同様、市民派・共産党の議員だけが除外されたのか。議員だけではなく特定の一部の委員にも説明を行っているのではないか。

あるいは今回の都市計画審議会に際して、なにか特別の事情があって(たとえば行政による審議会のコントロール、あるいは3月議会における8議員のボイコット事件の影響など)開発推進派、あるいは容認派のみ事前説明したのではないか、とも考えられました。

フェアではない!断じて許されることではない!ここ数年、少しずつではあっても、こういったことが目に見えて改善されていると実感していただけに、いったいなぜ?!と落胆しました。

河野議員が中心となり、夏季休暇中の職員が多いなか日程を調整。山田町長、議会事務局長(4名の委員との日程調整を行った)、再び、山田町長、都市創造部理事と・次長と面談、事実と経過の確認を行い、質しました。

公平性、公正性を欠く対応が審議会の議論の質とバランスに大きく影響を与え、信頼を損ねる状況となってしまった都市創造部・都市計画課の責任は重いものです。

謝罪だけでは済まない!審議会は中止!たとえ行われてもその内容はすべて無効!という意見もあるなか、当日を迎えました。都市軽計画審議会26日の朝、都市創造部長・理事・次長と戸田・中田・河野三議員が面談しました。

審議会の冒頭、事務局が謝罪することとなり、榊原和彦会長が委員に諮られ審議会の判断に委ねることとなりました。残念ながら審議会委員から特に異議はなく、意見が出されることはありませんでした。

にわかに理解しだたい内容だったということもあるでしょう。しかし、議員選出の委員からも長年委員を務められている方からも意見さえ出ませんでした。これが西側の姿が決められていく審議会のあり方です。

とはいっても、23日の時点で、わたし自身、26日の都市計画審議会を前に内容説明を受けています。結果、事務局より詳細な事前説明を受け、わからない点を質問し、なおかついくつかの指摘を行い意見を述べ、わたしは理解を深めたのです。

さすがにもうお気づきかと思います。審議会委員である4議員は、わたしと同様に事前に説明を受け、理解を深め、26日の審議にのぞんでいます。

20日に説明を受けたということは21、22日と土日を挟んで調査研究、意見徴収が可能です。他の審議会委員には、情報量の少なさに加えて、調べる、考える、尋ねる、まとめる時間の少なさという点でも、実に大きなハンディがあります。

土日が休日の仕事をもつ委員にとっては致命的に不利です。今回は、たまたま「報告」案件でした。しかし、これが「付議」された案件で資料が「議案」であったならば、審議は100%無効でしょう。

長くなりますので、次の記事で、短い間に急ぎ精力的に行った複数のヒアリングから辿り着いたわたし自身の見解、現時点での思いを述べます。 つづく


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夏の聴竹居

香港在住時代のお友だちの希望で
聴竹居(大山崎町)を見学しました
クールチューブの威力を実感!

アサヒビール大山崎山荘・聴竹居
そして待庵と、すべて地域住民の力で
保存保全、そして活用、伝承されています

このことに改めて思いを馳せる一日でした

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