2月定例会の一般質問では、「子ども・子育て支援事業計画」の他、平成28年度からはじまる中学校給食についても質問します(戸田は5番目、初日2月27日午後の予定)。「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことをきっかけに、その後全国的に関心が広まり、毎回米飯を提供する小中学校が増えているそうです。
平成26年第1回定例会2月会議において質問したときは、正直、わたし自身、ここまで急速に関心が高まるとは思っていませんでした。島本町にとって平成27年度は第2中学校に給食棟を建てて施設整備を行なう年なので、他市に比べて格段によいタイミングでこの問題を考えることができます。
保護者の間では「給食の牛乳を見直すべきではないか」という議論も活発になっています(いいことです!)。大きな流れとして、今後、給食は米飯を軸とした和食中心の献立にならざるを得ないとわたしは考えています
以下、戸田の質問「中学校給食実施に完全米飯導入を~和食を中心とした献立の意義~(その2)」です。
1)文部科学省は日本経済新聞の取材に「伝統的な食習慣を育むため、米飯給食をさらに推進したい」と答えています。新たに導入する中学校給食においては、週5日の米飯を基本に「和」の献立を中心とし、ときどきにパン、麺類、パスタを提供するのが最良の選択ではないでしょうか。中学校における米飯給食の導入について、その後、検討は進んでいますか。
2)導入に際しては、人件費増額と光熱水費増が課題になることは理解しています。米飯を主とした給食は、生徒の将来にわたる健康的な食生活の基盤になり、このことが費用対効果を最大限に活かす教育効果と考えますが、炊飯に伴う作業手順が増えることによって、どのくらいの費用負担増が想定されるのでしょうか。試算できる範囲内で数字をお示しください。
3)牛乳を試験的に取りやめ、注目を集めている新潟県三条市の取組みをご存知でしょうか
4)三条市における試行的取り組みは、平成26年4月からの消費税増税による給食費の値上げを回避するねらいもありました。消費税は8%になりました。さらに10%と政権の方針。
従来と同じ給食費でこれまでと同等の内容を業者に求めると、結果的に消費税増額分を業者に負担させるということになります。「買いたたき」「減額」に相当する可能性があり、民間であれば厳しく問われるものと認識しています。この点、どういった配慮がなされているのですか。確認しておきます。
4)は、間接的官製ワーキングプア&結果的に児童生徒が口にするものに過剰なコスト削減は相応しくないという視点から問うものです。なお、一般質問では「JR島本駅西土地区画整理事業の進捗状況を問う(その3)」として現状の問題点を指摘、課題を追求します。
画像は、フリーペーパー「しまもとノート」
島本町で生まれ育ちの若者がつくられました
東大寺の「昭和湯」(!)を丁寧に取材されています
共感度120%、胸に迫りくるものがあります
若者の思いを政策に反映することができるかどうか
ここが基礎自治体の明暗を分けるとわたしは思う
島本町据えあいセンター
水無瀬駅前・長谷川書店で入手可能とのこと