とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

今期、最後の一般質問は「子育て支援」

2013年02月26日 | とだ*やすこの町政報告
明日から議会がはじまります。一期4年、今期最後の一般質問は、積年のテーマである「子ども・子育て・子育て支援」に絞りました。若い方の政治離れが言われていますが、はたして、そうでしょうか。

同じ年齢の子どもをもつお母さんと昨日、久しぶりに会いました。子どもが幼い頃は、ゆっくりと話す機会がなかったのです。保育所時代から10数年、(私)「女性がフルタイムで働くってこういうことなんやな、ってわかったわ。よくやってこられたね」(お子さん3人)「近くに親が住んでいるわけでもなく、たいへんだった。今、小さな子どもさんを自転車の前後ろに乗せて走っておられるお母さんをみると、頑張ってと声をかけたくなる・・・」「ほんとうに、そう」と会話が弾みました。ふたりとも目にいっぱい涙をためての立ち話です。

そう、少し子どもの手が離れたわたしたちだからこそ、今、できることをしなければなりません。その思いは70代の女性の方にもあります。ご自身の子育て時代の記憶から島本町の現状を憂いておられます。「保育所、春から待機児童でるんとちゃうか、子ども、ものすごく増えてる。たいへんなことになるで」と窮状を訴えてこられます。わたしたちは、今、高度成長期時代とは異なる発想で次世代支援に力を注がなければなりません。

若い方からいただく「戸田さんがいてくださるので頼もしい」「僕たちも勇気をもらっている」という声に応えられるよう、政治に希望をもってもらえるよう、これから政治がめざす方向性を見据えて、しっかり活動したいと思います。みなさんの傍聴をお願いします。戸田の一般質問は、明日27日の夕方最終か、明後日の朝一番になると予想します(事務局に問い合わせてください)。


1)図書館に「あかちゃんタイム」を設けてください
幼い子どもをもつ保護者が周囲に気兼ねせずに図書館を利用できる「あかちゃんタイム」をはじめている自治体(杉並区)がある。島本町図書館に「あかちゃんタイム」を設けることを提案、要望したい。一週間に一度、決まった曜日、たとえ午前中でもよいので、あかちゃんが泣いても温かく見守ってください、といえる時間帯を設けることは可能か。

2)ふれあいセンターに、コミュニティカフェレストランを
女性がひとりで、あるいはママ友と子連れで入って、安全できちんとした食事がとれるカフェやレストランは、まだまだ少ない。小さい子にはベビーチェアーがさっと出てくる、地元食材で安心安全のカフェメニューがある、障がい者の自立を支援する場が提供されているなど、公共施設であるふれあいセンターのレストランには、わざわざ出かけたくなる「あたたかさ」が欲しい。

テーブル椅子、調理器具もあって、ふれあいセンター駐車場も使えて月12 万円の賃借料というのは事業者にとっては好条件であり、もっと工夫が欲しいと考えている。現状では、乳幼児健診があるのに、ママ友が集える場になっていない。検討の余地が充分にあると思うが、いかがか。

3)乳幼児医療補助の拡充を求めます
若年層の転入、定住が持続可能なまちづくりの鍵となるとして開発等による人口増加を歓迎しながら、現状の島本町の乳児医療補助制度は、子育て世代にとって非常に厳しいものです。高槻市・大山崎町など隣接する自治体との格差は、町にとっても将来的な不安要素になり得る。

通院・入院ともに小学校卒業まで、入院外医療補助の小学校卒業までの拡充を実施した場合、おおよそどれくらいの財源が必要になると試算できるか

子ども・子育て支援という視点で考えると、保護者の所得に係らない一律の補助が望ましいと考えている。入院外医療費補助の所得制限撤廃は必須と考えるが、町の見解を。

4)大気汚染PM2.5の健康被害を周知してください
中国の大気汚染の主要原因で、日本でも濃度上昇が懸念されている微小粒子物質(PM2・5)について、広報しまもとやHPなどで注意喚起するとともに、大阪府の測定結果の公表を島本町のHPにリンクしてほしい。状況によっては子どもたちの外遊びを控えるなど慎重な対策が必要と考えるが、島本町は現在どのような対応をしているか。

5)JR島本駅西地区まちづくりは町の総合政策です
JR島本駅西地区まちづくり、所管事務事業検討調査票のとりまとめ結果を拝見した。あらゆる課において重要な検討項目が示されている。

財政課においては、「町債発行事務となる見込みである」という記述があり、学校教育課においては「一定、普通教室が増えるものと考えられ、学校施設の施設整備が必要となる」「学童保育室の増築も必要となる」「就学前児童の人口が増えることが予想されるため『島本町子育て支援プラン』の見直しが必要であると考える」と書かれている。

開発による交通量の増加による通学路の安全確保も必要となるだろう。傍観的姿勢で「地権者」のご意向に委ねられる課題ではないと思う。総合政策的に、これらの課題をどのように考えるのか、町の見解を。


以上です

臨時議会と2月の定例会

2013年02月19日 | とだ*やすこの町政報告
昨日、今期最後の一般質問通告の締切を終え、ほっとしたのもつかの間。夜は外出先の高槻市で、お好み焼きやさんに飛び込み、軽く夕食をいただき、余熱の残る鉄板の前で分厚い議案書を広げ、ざっと目を通して付箋をつけ、夜は辻元清美さんの応援組織「つじともネット地区代表者会議」に出席。わたしは現在、「つじともネット」の島本地区・地区代表者を担当しています。

9時頃に帰宅して、未着手のままの大綱質疑の原稿にとりかかる・・・当然、明け方まで。仮眠の後、起きてすぐに予算書につけておいた付箋をみて、所管の委員会審議に必要な資料を請求する作業に(最も苦手な作業)。今日の午後が締め切りだ。資料請求は今回平野議員が担当。メールで送信して役場に行く準備をする・・・

選挙は大事、選挙あってこその議員活動とわかっているけれど、議会における審議とその準備をおろそかにするなら、そもそも議員になった意味がないという絶対的な真実に向きあい、日々ジレンマと格闘中。一般質問は、まちの課題を議場で政策に昇華していくものと思っているわたしには、とりあげたいテーマが無限大にあります。今回は満を持して、主に子ども・子育て支援に絞りました。

今日の午前中は、平野議員と庁舎の文化情報コーナーで、各課から財政課に出された膨大な予算要求をチェック。平野議員が情報公開されていたものを一緒に閲覧させてもらいました。草の根・市民派議員の会派「人びとの新しい歩み」の諸先輩議員(現在は平野・戸田で構成)が、予算審議に必ず行ってきた活動スタイルです。

この4年間、はじめの2年は澤嶋議員と3人で、澤嶋議員が病気を理由に議員辞職された後は、平野議員とふたりで3人分の活動を心がけてきました。予算請求をチェックしながら、澤嶋さんがいたらこの膨大な資料を前に「燃えた」だろうなと思うと、まるで今ここに彼女がいるような錯覚に陥りました。

一緒に仕事をさせてもらった2年間、澤嶋さんにとっては思わぬ闘病生活と重なり辛い日々でしたが、亡くなられる直前に一度、入院中の病院から無念の欠席を告げて来られた以外、議会を休まれることはありませんでした。その姿勢に議席の重さを学びました。

午後は立候補説明会。春の島本町選挙はまれにみる激戦です。市民派にとって厳しい選挙になります。

明日は臨時議会の後半の本会議。賛成・反対の理由を表明する討論の原稿も準備します。と同時に、2月の定例会の大綱質疑の通告(内容を原稿で知らせる)の締切日が迫っている。平成25年予算案について、会派を代表する大綱質疑を今回は戸田が行います(28日または3月1日と予測)

2月定例会
本会議 27日(水)~3月1日(金)
総務文教委員会 3月5日(火)
民生消防委員会 3月7日(木)
建設水道委員会 3月11日(月)
本会議 3月15日(金)

    
戸田の一般質問通告内容をお知らせします(おそらく27日の夕方と予測)
1.図書館に「あかちゃんタイム」を設けてください
2.ふれあいセンターに、コミュニティカフェレストランを
3.乳幼児医療補助の拡充を求めます
4.大気汚染PM2.5の健康被害を周知してください
5.JR島本駅西地区まちづくりは町の総合政策です  以上

傍聴の際は、議会事務局(代表961・5151)に進行状況をお尋ねください

なお、他の議員の通告はこちら、島本町議会HPをご覧ください




現職町長の立候補表明と退職金

2013年02月08日 | とだ*やすこの町政報告
2月4日、臨時議会。町長の退職金を減額する議案に賛成しました。町長に支払われる1期4年ごとの退職金については、島本町が行財政改革を進めるなか、減額は当然と受け止めています。支給額(条例で定められています)は暫定的に1600万円から800万円になります。

財政困難、税収減少を理由に、業務の多くを非正規雇用者に依存している現状で、退職金の満額支給は適切ではないと判断しました。40年間近く勤務した一般職員の退職金とも比べてあまりにも高いと思えます。

一般職員は定年を迎えた時に1度退職金をもらうだけ、町長は選挙で再選されれば2期目以降、何度でも支給されます。もちろん税金から払われています。島本町が条例で決めているもので、国が決めているものではありません。

積算根拠が妥当かどうか、行政評価を反映させる必要がないか問題提起して、1600万円から800万円の減額に賛成しました。しかし、そもそも、退職金の適正水準をどのように判断すればよいのでしょうか。

住民の暮らしや地域社会に多くの貢献をした場合も、特になにもしなかった場合も、条例に従って同額の退職金が支払われることに疑問をもっている市民、納税者、有権者は多いと思います。もしろ、えっ?任期ごとにそんなにたくさん支払われるのですか?!と驚く方が多いです。

「行政評価」の視点を導入し、事業の成果やコストに関して定量的な評価があってこそ、首長に対する評価が可能になるとわたしは考えています。政策の効果について検討し、財政健全化の進捗状況を評価して判断することができるしくみ、第3者の機関の設置など検討する必要があると思います。

住民感情を基本に、すなわち感情論で削減するということについては、基本的に、わたしは反対です。自治体の首長の責任はあまりにも重いからです。議場で町長に見識を問いましたが「わたしは資産家でもないので、選挙もあり云々」という内容の答弁でした。折しも、川口町長は3期目への立候補表明をしました。

島本町に限らず退職金減額を公約にして、次の選挙が近づくと減額の条例を提案するということが繰り返されています。この風潮こそ改めるべきと思うのですが、みなさんはどう思われますか。


画像は、2月2日夜間ウオーキングの出発前風景(教育委員会主催)
この日の午後は、ゆめ本部のフォーラム「地域とともにある学校づくりを考える」にも参加しました。

明日から臨時議会です

2013年02月03日 | とだ*やすこの町政報告
節分、立春。寒い毎日ですが空の色は水色。確実に春めいてきました。過日「まなびとひろば」(2月26日)にお越しくださったみなさん、ありがとうございました。フェイスブックにその様子を掲載しています。ご覧ください。

町内外から様々な方にお越しいただき、学び、気づきの多い講演会となりました。「長岡京市の景観形成まちづくり」の先進事例を紹介いただいた講師の方からは、これを機に担当業務を「ふりかえる」よい機会になったとお手紙をいただきました。有り難いことです。まちの「景観」は文化の熟成度。しかし現状では市町村が独自に自らのまちの将来像を描き、計画や条例を整備することの必要性を痛感しました。

その過程でいかに情報を共有し、市民的議論を熟成していくかが今もっとも問われているということを、島本町はこの点があまりにも未熟です。ここを変えていかなければならない!その使命を負う議会が、もっとも遅れているという現実とわたしは日々戦っています。ようやく議会活動報告「いまここ*島本」の原稿を入稿、校正段階に入り、この間、複数の研修、会議をこなし、寒空の中、駅前や街かどに立って町政報告を行っています。

明日から島本町議会は臨時議会を開きます。いろいろあっても議案審議が最重要公務。日程と主な議案をお知らせします。

本会議
2月4日(月)2月20日(水)
総務文教常任委員会
2月13日(水) ※戸田は総務文教委員会に所属しています

□主な議案

第1号報告 報告教育委員会職員の給与返還の訴えの提起の専決処分の報告
第2号報告 教育委員会職員に係る訴訟及び不服申し立てに伴う弁護士費用などの補正予算1,425千円の専決処分の報告

出勤と偽って海外旅行やゴルフに行っていたことが明らかになり、昨年10月12日付けで懲戒免職処分になった教育委員会元職員から町の返還請求(偽装出勤が確定された27日分の報酬約80万円)と懲戒免職処分を不当として、不服申し立てをしています。代理人を立てて町と当該職員が互いの主張で争うことになります。


第1号議案 一般職の任期付職員の採用に関する条例の制定について
4日、本会議で大綱的質疑(平野議員)の後、13日総務文教委員会に付託審議(戸田)
第1幼稚園就労支援型(長時間の預かり保育)を実施するにあたり、園長を現行の週4日勤務の非常勤嘱託から任期付の正規職員として採用するためのものです。条例を制定することにより、他の職種(保育士・図書館職員)についても、任期付き(3年、専門職にちては5年まで延長可能)ではあっても、職員という立場での採用が可能になります。各種手当や退職金が支給されます。正職員とはとど遠い条件で手放しで歓迎するものではありませんが、現状のままでは、人を人として扱わない(物件費)雇用が氾濫します。

第2号議案 島本町新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について
4日本会議で大綱的質疑(平野議員)の後、13日総務文教委員会に付託審議(戸田)
国の新型インフルエンザ等対策特別措置法の規定に基づき制定するものですが、地方議会において多角的な視点からしっかり審議する必要がある案件です。

他に、任期満了ごとに支給される町長の退職金を2分の1(約800万円)に減額するための条例改正、障害者自立支援法等の一部改正に伴う条例の一部改正など。

みなさんの傍聴をお待ちしています


画像は、北部地区議長会議員研修会(1月30日箕面市内で開催)
予算編成など首長に権限が偏っているなか
町議会と執行部が緊張関係を保っていかに対峙するかが問われています

そもそも議会の活性化とはなにか
市民に関心を寄せてもらえる議会、開かれた議員活動
若い研究者の新しい視点を感じました

議会が正常に機能するには
市民、有権者、納税者が議員の品定めに終始することなく
議会の「なかみ」に厳しい視線を注ぐことが鍵になります