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とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

平成27年度一般会計決算を認定しました3

2016年10月27日 | とだ*やすこの町政報告
つづき
戸田は平成27年度一般会計歳入歳出決算を認定しましたが、実は、課題として認識、指摘しておくべきことは、たくさんあります。

■民設民営保育園・高浜学園の運営
平成27年4月より本格開業されましたが、初年度から町基準の保育士配置を守らない運営が行われ、民間保育園への補助金に関わる要綱を改正するという事態に至っています。保育士の確保ができないという理由です。

待機児童対策として、暫定的に国基準の保育士配置としてはどうかという議論さえ生んでいます。島本町独自の保育士配置基準は、島本町の保育の質の高さを象徴するもの、先人の努力の結果。歴史として継承していくべきものです。

■個人番号制度
平成28年1月中旬、J-Lisのカード管理システムに障害が生じ、本町でも個人番号カードの交付事務に影響がありました。中継サーバー担当事業者の事前の適合性評価、単体テストの不足、また5社コンソーシアムの連携不足など、杜撰な現状が明らかになりました。

基礎自治体に多大な財政負担を強いながら、住民の利便性が高まるどころか、手続きの複雑さ、情報漏洩の危機、国家による管理強化など、不安と課題は増すばかりです。国政におけるお金の使い方、業界優先の政治に起因するものであり、国民の利便性を目的にはしていません。

■「島本町まち・ひと・しごと創生総合戦略」・「島本町人口ビジョン」
少子高齢化・人口減少社会の進展への歯止め、住みよい環境の創造、まちづくりを担う人材確保というのなら、女性、若者、子どもへの支援事業に、もっと重点が置かれるべきであったと思います。改善を求めました。

地方創成先行交付金を活用した「楠公680年祭」は、その強引な補助金支給並びに補助金制度の創設が問題でした。当該催しの内容は、昭和初期の戦争への高揚感を継承すると受け止められる可能性があり、行政が後援するにふさわしくない事業であったと判断しています。

プレミアム商品券の発行については、調査不足、洞察力不足により、結果として公平性を担保することができていません。また、国政の問題として、これにより地域が大きく活性化したという実感はありません。

■地域密着型特別養護老人ホームの選定過程の情報公開
学識経験者の高い専門性が生かされているであろう選定委員会の過程が公表されず(公開されたのはほぼ全面黒塗り、あるいはピアノ鍵盤のような文書)、公平・公正・透明性が客観性を持って判断できない。必ず改善すべき課題です。

■専門性のある職種における臨時的非正規雇用
日本女性の経済的自立を目指すために改善を要するものです。保育士、栄養士、図書館司書、これらの職種では多く女性が活躍しています。臨時的雇用で配置するということが自治体によって強化されると、雇用の不安定により日本の社会情勢はますます悪化していきます。

歴史文化資料館の本来の目的に沿った文化施策の充実を実現するための学芸員の正規雇用など、いずれも人材育成の最重要課題、改善を求めました。人材育成こそ(採用、適切な配置)島本町の課題と申し添えて賛成の討論を行いました。おわり


画像は
シュタイナーについて学ぶ集いで
「気質」について「絵」と「筆触」から考えました
先生の描かれた絵を写真に収めました
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平成27年度一般会計決算を認定しました2

2016年10月27日 | とだ*やすこの町政報告
つづき

福祉の分野では、新規事業である生活困窮者自立支援事業について、生活保護受給に繋がるケース、就労に繋がるケース、双方ともに困窮者のサポータになり得ていると確認できました。

やまぶき園の建て替えについて、積年の課題を先送りしない姿勢と、当事者の参画を重視されている点が評価できます。ただし、当事者目線を活かすと同時に、時代が求める障害者福祉とはないか、あたらに構築する姿勢が必要と感じています。

戸籍電算化を事故なく終えたこと、住民基本台帳閲覧に関わる自衛隊茨木地域事務所への対応(結果的に高卒・中卒見込み者の情報閲覧はなかった)も評価している点です。

広報しまもと(全戸配布)をA4サイズにしてリニューアル、そのレイアウトセンスと特集記事の組み方が、住民に好意的に受け止められています。財政の大幅増なく町を明るくする効果を得ました。

長寿命化が大きな課題となっている尺代の清掃工場。平成27年度は精密機能検査を行いました。今後の維持管理と施設整備に活用すべき資料となっています。

ゴミを出さない住民はいません。町単独での立て直しが事実上不可能な清掃工場のあり方は、島本町が島本町として存続しようとするときのの最重要課題のひとつ。町民の努力でゴミ減量に取り組まなければなりません。

JR島本駅西地区へのまちづくり活動支援業務については、土地区画整理事業準備組合が事業協力者との協力関係を白紙撤回されたことにより生じていた2年に及ぶ関係の悪化がありました。

関係者・機関に多大な影響を与えてしまったことにつき、なぜ、こんなことになってしまったのか、地権者の合意形成の過程の問題点を振り返ることなく事業を先に進めることは許されません。

平成27年度においては、事務局を担う島本町職員の努力により事業協力者(大手ゼネコン)との法的手段をも辞さないという関係悪化を回避、解決に至ったことは評価すべきと考えました。

世帯数減少時代の都市計画の方針を見失わないこと、「島本町まちづくり基本条例」に基づいて住民参画でまちづくりを進めるよう求めました。


つづく(次は課題として指摘した点について)


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エンマ沈砂池の様子(10月20日と記憶)
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平成27年度一般会計決算を認定しました

2016年10月25日 | とだ*やすこの町政報告
9月定例会、決算審議などの未校正会議録も届き、議会だよりの原稿を入稿しました。議会だより印刷・配布費の来年度予算をめぐって、会派代表者会議で議論が紛糾。だより編集に係る議論は細胞レベルで疲れます。

自分自身の活動報告「いまここ*島本」も書かなければなりません。「いつも読んでいます」「町のことがよくわかる」「勉強になりました」という声をいただくことが多くなり、これは本当に嬉しい(以前はご意見、提案などが多かった)。

ふりかえれば、平成27年度は、台風・大雨などにより6度の災害応急対応が行われ、火災による出動が多い年度でした。平成27年度、町の自主的財源の多くを占める町税収入額は47億2,935万1,000円、前年度に比べて6,758万6,000円の増。

一部法人において新製品の売り上げが増加した影響であって、今後は団塊の世代の退職に伴った個人所得の減少などにより、財政運営はますます厳しくなります。

平成27年度島本町一般会計歳入歳出決算に戸田は賛成しました。島本町議会は賛成多数で可決しました。

戸田が認定とした最大の理由は、積年の課題、学校教育施設の耐震補強工事につき、保育所併設を計画している第三小学校を除いて、ほぼ完了したことです(第一中学校については平成28年度まで継続、現在は完了)。

躯体の老朽化対策や、保育所、幼稚園、生涯学習施設、やまぶき園、役場庁舎と、まだまだ重い課題が残されています。奇しくも過日、鳥取を震源とする地震があり、役場庁舎も大きく揺れました。

学校教育施設の耐震化は長く着手もしていなかった課題、特定財源を獲得するためとはいえ、一斉に着手しなければならなかった職員の苦労を思います。今後は「島本町公共施設総合管理計画」を活かし、計画的な「島本づくり」に努めるよう求めました。

学童保育室の拡充と指導員の確保により、平成28年度4月に待機児童を生まなかったこと、第四学童保育棟の実施設計業務に着手したこと、中学校給食棟のクオリティの高さなどが評価できる点です。

子ども医療費助成の拡充と所得制限の撤廃、産前・産後ヘルパー派遣事業、図書館の赤ちゃんタイムなど、大小様々な子ども・子育て支援の充実がありました。


つづく


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消防団小型ポンプ操法の大会(10月16日)
優勝は広瀬・機動分団(秒数を競います)

町職員で構成される本部附属分断は2位
すばらしい成績でした
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頑張っています、でもそれだけでは、、、

2016年10月22日 | とだ*やすこの活動日記
学びの機会が多い秋。長岡京市女性交流支援センター主催の「『LGBT』再発見!」(甲南大学非常勤講師・佐倉智美さん)、茨木市選挙管理委員会主催「なぜ若者は選挙に行かないのか、選挙の現実と主権者教育の可能性」(選挙ドットコム㈱取締役CCO松田馨さん)。

島本町議会後期議員研修「議会議員としての情報の取り扱いについて」(NIT情報技術推進ネットワーク㈱代表取締役篠原嘉一さん)、すべて有意義なお話しばかり、今後の活動に活かします。

さて、一昨日は介護保険運営協議会を傍聴、昨日は民生教育消防委員会調査研修事前学習にて、高齢者・介護を必要とする方の「介護予防・日常生活支援総合事業(案)について」学びました。

また、島本地域人権協会主催の「島本の部落史・水無瀬川の蛍」発刊記念パネルディスカッションにも参加しました。幼い頃、近所のお姉さんに勧められ、住井すゑ「橋のない川」を読んだときの衝撃、あのときの深い悲しみを思い出しました。

問題は天皇制と深いかかわりがあると知った記憶もよみがえりました。なぜ、このようなことになっているのか、歴史を知ること、大事。最近になって「人権」という言葉の意味をようやく理解できたように思います。

今日は「夢を追いかけろ!福祉の枠組みを超えたワークチャレンジスタイル」とタイトルで松浦一樹さんのお話を聴きました。障害者、非行少年、引きこもり経験のある人がともに働く就労支援A型事業所、企業との連携の意義を考えました。

また、市民がしっかり社会に目を向け、声をあげ、行動することが大事なのは議会でも福祉の世界でも同じ、と痛感。課題は山積していますが、自分ひとりで全部できるはずもなく、一歩、一歩、諦めたり、諦めなかったりして、必ず前進します!
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明日、「まなびとひろば」です

2016年10月21日 | とだ*やすこのまなびとひろば
お知らせ&お誘い

第14回 とだ*やすこのまなびとひろば (学習会)

夢を追いかけろ!
福祉の枠組みを超えたワークチャレンジスタイル

おはなし:松浦一樹さん
1968年生まれ
NPO法人 ENDEAVOR EVOLUTION代表・株式会社REGEND代表

10月22日(土)午後2時~4時
島本町ふれあいセンター4階・第4学習室
参加無料・申込不要

少年課の刑事から福祉業界へ転職して18年
非行少年、引きこもり青年、障がい者がともに働き、
地域で暮らせる社会
「つまずいてもやりなおせる社会」をめざして
夢を追い続ける松浦一樹さん

およそ8年前、わたしがまだ議員になる前のことだったと思います
高槻市の障がい者施設に一緒に勉強に行って以来、交友が続いています

松浦さんは、一貫して、生きづらさを抱えた人々の
多様な自立、チャレンジを支援してこられました

福祉の枠組みを超えた活動、事業が注目され
多方面で講演活動を行っておられます

松浦さんをモデルにした挑戦的な本格映画も制作されています
明日、その一部をご紹介します

ご参加をお待ちしています
主催:とだ*やすこのまなびとひろば



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島本町ふれあいセンター・レストラン
美味しいフレンチトーストでした
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議会に注がれた市民の目2

2016年10月14日 | JR島本駅西まちづくり
文化芸術の秋、スポーツの秋です。雨が心配された町のスポーツ祭も無事終わり、明日は高浜学園、山崎幼稚園の運動会が開かれます。島本音楽協会主催のピアノコンサートや町内在住若手芸術家のバリトンリサイタルなど、音楽の素晴らしさを実感しています。

JR島本駅周辺を走る電車を映したJR西日本のCMが話題になっています。駅西は田園風景に山と空が連続しているところが魅力です。この風景をのこして欲しいという「請願」は不採択となりましたが、市民レベルの議論を生みました。

さて「請願」が「要望」や「陳情」と大きく異なるのは、紹介議員が必要、議会で審議して採択する、このふたつの点です。署名活動、請願提出、審査の傍聴、審査内容や採択結果の報告、この一連の活動は住民のまちづくりへの参画であり、批判されるものではありません。

9月12日の総務建設水道委員会、9月30日の本会議において、「議会の権限外」の事項であるから「請願に値せず」と発言する議員が少なくありませんでした。驚きました。

「都市計画決定(追記:権限は大阪府・町が申請する)それに伴う「地区計画」、「まちづくり活動支援業務費」「想定されるインフラ整備への支出」「その維持管理費の予算」すべて「議会の議決事項」、普通に考えれば「権限外」ではなく、請願の反対理由にはなり得ません。

また、署名活動が議会批判にすり替わったというご指摘や、誰かの、あるいは某政党の選挙活動であると噂を流布する動きもありましたが、実はそういった動きこそ「政治的」といえるのではないでしょうか。

「市民からの請願」を政治利用する力が働くと請願の本質が失われ、さらに「市民が政治から遠ざかる」ことになりかねません。「JR島本駅西側地区を農地として維持し活用する事を求める請願」の本質は「JR島本駅の将来像を描くのは誰なのか」ということです。

有権者から直接選挙で選ばれ、それぞれに「市民」を代表する町長と議員、町長執行部と議会は、本来、独立したもの。二元代表制と呼び、国会と違って地方自治体には「与党」も「野党」も存在しません。

「町が決めたことだから」「ここまで進んでいるのに」「地権者に言うべきことだ」と議員が発言する一方で、市民の方が二元代表制を正しく理解できている、と今回の請願で知りました。議会が市民の成熟に追いついていない。

10月は自ずとJR島本駅西地区に関する請願関連の記事が多くなりましたが、9月会議の報告、11月臨時会議のお知らせなどを随時UPしていきます。引き続き、町政に関心をお寄せください。


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お気に入りの信楽焼の器
とても軽くて使いやすい
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まちの将来、あれこれと考えること多く

2016年10月10日 | JR島本駅西まちづくり
JR島本駅西側のまちづくりに関して、ブログにいただいていたコメントもいろいろ。さまざまな人が、さまざまな意見を述べて、語りつくされたという思いがたくさんの方に共有されていることが大事です。

大事というのは、単に大事なのではなく「まちの幸福度」を左右するほど大事だということです。たとえば「西側住民」さんのご指摘は、交通まちづくりを考えるうえで非常に重要。

現在、示されている事業計画案には具体的に駐輪場の位置などは示されていません。土地利用のなかみとして、詳細はこれから決まるということかと思います。

なお、駐車場については地価がもっとも高く利用価値がある駅周辺につくる時代ではありませんので、送迎スペースのみを設けて、徒歩を軸にした交通まちづくりを考える必要があります。しかし病院が立地するならば病院の駐車場は必須です。

また、先の計画では(その後、事業協力者との関係を白紙撤回)地区計画案の高さ制限は30メートルでした。高層ビルが建てばホームから田んぼどころか空も見えなくなるのではないかと想像しています。

また高層ビルと駅の自由通路がデッキでつながれば、利便性は格段に高まりますが、維持管理費の負担は相当なものです。島本町にはふさわしくないとわたしは考えています。

というように、地域住民の多様な声を聴くことなく、業務代行事業者がこれまでの成功体験と事業の採算性で、地権者の合意形成のみで開発事業を行うのであれば、、、

一方、農地保全の方針を除外せず、まちづくりに農地を活かす方法を考える姿勢が島本町にあったなら、大阪府の積極的、全面的な支援を得られた、と確信しています(平野かおる議員と大阪府に意見交換に行きました)。

わたしは、土地を耕して種を蒔いて、収穫の喜びと重労働を知っているわけではありません。だからといって、この問題に口を出すな、無責任である、という発想には???

それは、自分の子どもの参観日に行ったこともないのに教育を語るなかれ、というのに等しく、ある意味、的を射ていることとかもしれませんが、議席を預からせていただいている者の14分の1の存在として、「広くみて多く聴き」、まちの政策課題に自分の判断で向きあっていきます。



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昨日10日、ケリヤホールで開かれた
第175回島本音楽協会コンサートで

開場のレイアウトが素晴らしかった!
ショパンが少しわかって、楽しかった!
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あきらめないで「まち」を考えよう

2016年10月09日 | JR島本駅西まちづくり
JR島本駅西側のまちづくりに係る記事にコメントをいただいていたみなさん、個々にお返事ができていませんでした。9月議会と請願審査準備を優先させていただきました。

ご存知ですか。「駅から田んぼがみえるまち」は【<公式>JR西日本】企業CM「一人ひとりの思いを、届けたい」で紹介されています。

「もう希望はもてないのですか?」というコメントが胸に刺さります。駅からみえる農地にブルドーザーが入るときの住民の心の悲鳴がわたしには聞こえます。そのとき島本町の未来が大きく変わると確信しています。

FB「駅から田んぼがみえるまち」には、「今後も、引き続き、私たち住民の声が反映されたまちづくりが実現されるよう活動を継続していきます。そのためには、もっと多くの方の協力や意見が必要です。」とあります。ここに希望があります。

誤解を恐れずに事実をお伝えすると、実は「請願」には「法律上の保障規定」というものがなく強制力がありません。議会が採択しても「内容に賛成しますよ」という意思表示に過ぎないのです。

「地権者のみならず住民の声を広く聴き、農地の価値を活かし、農地保全の手立てを考えるまちづくりが可能かどうかを再考してください」

「それなくして市街化区域に編入(=開発可能)することなく、現状のまま市街化調整区域(開発を抑制する区域)にしておいてください」

そのような請願を議会が賛成多数で採択したとしても、町長は「議会の意思を尊重し、誠意をもって措置し、報告する」のであって、必ずしもその願いを実現する義務はありません。

それでは請願に意味がなかったかというと、決して、決してそうではありません。これまで町長・執行部は「地権者のご意向を尊重する」と繰り返すばかりで、住民と向きあうことをひたすら避けてきたからです。

住民の意思が自ら議会に届けられたことは、請願の採択の結果以上に重要、とわたしは思います。たったひとりでも提出できる請願ですが、最終2,726筆(今日現在)の署名で「農地保全」を希望する意思表示となりました。

「無秩序な開発を防ぐため、土地区画整理事業という手法で開発する、それに際しては地権者のご意向を尊重する」というのが揺るぎない町の方針で、既に開発の計画案の公表、業務代行予定事業者の募集をしていますから、今の農地農空間が保全される可能性は極めて少ない状況といわざるをえません。

しかし、今、現在は市街化調整地(=開発を抑制するべき地)。先にあった計画が一旦白紙になったという経緯もあります。請願署名を機にたくさんの住民が保全を望んでおられるという事実が量的に示されたのですから、希望をもって「わたしたちのまち」を考えることが大事です。


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水無瀬川緑地公園から蒸溜所をのぞむ
山崎の風景も実は壊滅的に変わっています

が、山は山のまま、そこにあります
今日は第50回町民スポーツ祭でした
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議会に注がれた市民の目

2016年10月08日 | JR島本駅西まちづくり
総務建設水道委員会(紹介議員:戸田 賛成:平野 河野 反対:村上 田中 岡田※敬称略)での請願審査を傍聴された方の素直なコメントを、許可を得て転載させていただきます。

・議会ってどこでやってるの?というレベルのビギナーです。(しかも私が傍聴したのは議会の前段の委員会というモノだった)
場所は役場の3階で、傍聴席は会議しているお部屋の中にあるんですが、声はスピーカーを通して3階全体に聞こえるので無理して中に入る必要もなく、ほっと一安心。オープンスペースに置かれているソファーに座って、傍聴デビューしました。

ゲットした知識
役場の3階に行けば、ノー手続きで聞ける!
フロアへの出入りはフリー!遅刻も先帰りももちろんどうぞ。
  #大騒ぎしなければ子ども連れでも平気だと思う。
役場3階はエアコン強め。半袖だと冷えちゃううから上着必要。
主張が論理的ではない議員さん結構いる!
  #一生懸命頑張った人に悪いと思わないのか!みたいなこと言っている方がいた。え、そんな理由?
ツッコミどころあっても多数決で可か否がばっさりきまる(裁判みたいに量刑の幅があるのかと思ってた)

政治って、知らないところでも賢い人たちがうまい具合にやってくれている、と他力本願に思っていましたが、そんなうまい話ないですね。せめて「興味持ってます」「知りたいです」って想いを込めてしっかり見なくちゃいけなかったんだなあと認識改めさせられました。(30代・女性)

・署名に異議を訴える議員さんの目には、地権者さんしか見えていないのか・・と疑いました。町は、今まで住民に説明をしてこなかった、意見交換の場をつくってこなかった、「住民が、緑豊かなしまもとを愛していて、定住の動機にもなっている」という事実を、昨年のアンケート(ママ)で知っているにもかかわらず、です。

・委員会当日も、請願人が意見を述べるのを認めない。それでいて、紹介する議員には「請願人はわかっているのか、あなたは指導するべきではないか」と。いろんなことがかみ合わず、「署名の声を受け止めよう」、の姿勢がみえてこない。感情的な声、意地悪な口調も飛んで、町政を議論する方々の、ポスターの笑顔の裏にある、別の「顔」が見えた討議でした。わかったのは、「お任せでは、力のある人の意見だけで進んでいく。」ということ。(50 代・女性)

・反対議員の方々は、地権者の意見は聞いて、僕らの意見は聞いてくれないんだなと残念に思った。。(30 代・男性)

・請願に賛成された議員はお二人共、資料を集め・読みこなして発言されていたのに対し、反対された議員三名は、感情的な反対に終始した感があります。議員はもっと勉強して欲しい!(60 代・女性)

・請願採択反対派の議員から紹介議員に対して発せられた、「請願者に(こうした請願をしないよう)指導しなさい」との趣旨の発言に対し、大変な驚きを感じました。主権者を子ども扱いし、自らを主権者の上に置くかのような認識に、そして憲法に定められた請願権を否定するような姿勢に、このような方が、住民の意思を代弁するという議員の重い職責を担う資格があるのか、非常に疑問に思いました。(60 代・男性)

・住民の要望や請願が「どのような人々によって」、「どのような過程と議論(とも言えないひどいしろもの)?を経て」なきものにされるのかということがよくわかりました。(40代・女性)


市民の代表機関である「議会」、有権者が選んだ「議員」のあり方、「議論の質」に市民目線が注がれました。敢えて特定の議員を名指しで批判したりすることなく、抑えた表現にむしろ成熟を感じます。



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今朝は家の近くの私立保育園の運動会
テーマは、オリンピック!

いただいた栗を湯がいてみました
スポーツと食欲の秋ですね
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文部科学省、学習指導要領の改訂パブコメ

2016年10月07日 | もっと生きやすい社会は可能だ!
文部科学省は、学習指導要領の改訂にあたり、本日、10月7日(金)までパブリックコメントの募集をしています。提出方法はメール、郵送、FAXなど。どなたでも意見を届けることができます。

わたしは、今回、家族のあり方や性教育、社会制度なかに性的少数者が抱える現状と課題の視点からの記述を求める意見を提出しました。

教科書には「思春期になるとだれもが遅かれ早かれ異性に惹かれる」(現行の小学校学習指導要領解説書)と表現がされているそうで、多様な性のあり方を踏まえていないカリキュラムになっているとの指摘があります。

LGBTなどの多様な性のあり方と教育現場をめぐる課題(子どもたちの孤立、いじめ、自殺の防止)について、正しく、好意的な関心をもつことが、今、とても大事です。

パブリックコメントの募集について、詳細はこちらから ※募集要項をクリック

以下、今朝、提出したわたしのコメントを参考までにご紹介します。急いで書きましたので教科書への記述ということを書かずに出してしまいましたが、意図は伝わると思います。

「もっと生きやすい社会」への実現を目指して、できることをできることから継続して取り組みます。ギリギリのお知らせになってしまいましたが、みなさんもどうぞ意見をお寄せください。もちろんテーマは問いません。

■次期学習指導要領等に向けた審議のまとめへの意見

家族のあり方や性教育、社会制度なかに性的少数者が抱える現状と課題の視点からの記述を求めます。

小中学校、あるいは高等学校において、その発達にふさわしい性的少数者への理解を正しく深める表現が必要です。想像以上に多くの子どもたちが、本来の自分の力を発揮できずに学校生活を送っていることを知りました。いじめ、自殺などの事件のなかに、この問題が隠れていると確信しています。

出自や国籍、民族的差別など他の多くの差別と異なり、性的少数者は多く親や家族の理解が得難いという特徴があります。どこにも居場所がありません。当事者の多くがはじめに友人に相談、告白したとおっしゃっています。

つまり、児童、生徒の理解度による受け止め方が、その子の人生を大きく左右することになるともいえます。よって、家族のあり方や性教育、社会制度なかに性的少数者が抱える現状と課題の視点からの記述を求めます。伏してお願いいたします。


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10月のMINASE MARKET PLACEにて
益子焼の蓋物を衝動買いしました
みているだけでワクワク和みます

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