とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

まなびとひろば、これまでの歩み+

2020年12月23日 | こんにちは!とだ*やすこです
「まなびとひろば」で、まだまだ取り組みたいテーマはあります。お会いしたい方もたくさんおられます。

けれども第20回をもってこの活動はお休みし、政策課題にまっすぐ取り組むこととします。

市民とともにある生涯学習「まなびとひろば」に、これまで参加してくださったみなさんに、改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。



第11回
2015年1月18日 島本町営緑地公園住宅集会所
天王山の麓に暮らすと決めて ~移住とお店とまちのこし~
中村まゆみさん・中村佳太さん 大山崎COFFEE ROASTERS

コーヒー焙煎家。東日本大震災後、2012年に京都府大山崎に移住。翌年「大山崎 COFFEE ROASTERS」を開業されました。2014年、地域の魅力的なモノゴトを残す『oYamazakiまちのこしProject』を地元仲間と立ち上げ、その一環として映画『家路』を制作されました。映像・音楽・ストーリーすべて素敵です(完成した映画の冒頭、島本町のふれあいセンターが登場します!)


第12回
2015年7月11日(土) 大山崎「聴竹居」
天王山の麓に暮らした偉人たち
 ~昭和の名建築・聴竹居を訪ねて~
田邊均さん 聴竹居倶楽部・管理ボランティアスタッフ

天王山の麓には、昭和を生きた偉人の夢と情熱が刻まれています。サントリー創業者・鳥井信次郎氏、マッサンと呼ばれた初代工場長・竹鶴政孝氏、大山崎山荘(現アサヒビール山荘美術館)・加賀正太郎氏、そして建築家・藤井厚二氏。聴竹居は「真に日本の気候、風土にあった日本人の身体に適した住宅」を生涯追い求めた藤井氏の研究の集大成、ほぼ創建時の姿のままです。


第13回
2015年11月8日 島本町ふれあいセンター
発達障害★アカデミックな学びとケア
 ~個性の延長線上にある連続性~
橋本敬良さん 臨床発達障害研究・橋本ゼミ指導教員

医療行為が医学部での勉強や医師免許なしに個人の経験や成功例だけから行われてはいけないように、発達障害のケアも同じでではないでしょうか。周囲の大人が「発達障害」をどのように理解し、向きあい、受入れていくのか。「能力を開く」という意味で普遍的な「育児」にもつながると感じました。


第14回
2016年10月22日 島本町ふれあいセンター
夢を追いかけろ! 
福祉の枠組みを超えたワークチャレンジスタイル
松浦一樹さんNPO法人 ENDEAVOR EVOLUTION代表

非行少年、引きこもり青年、障害者がともに働き、地域で暮らせる社会をめざして少年課の刑事から福祉業界へ転職。「つまずいてもやりなおせる社会」をめざして夢を追い続け、生きづらさを抱えた人々の多様な自立を支援する独自の就労システムについてお話いただきました。松浦さんだからできること、と思う反面、この就労システムを少しでも知っていただきたいと企画開催したものです。


第15回
2017年1月21日(土)島本町ふれあいセンター
相続、遺言、生き方のこと ~ケースワークで学ぶ相続問題~

松川泰樹さん 司法書士 北摂・高槻生活協同組合専務理事 
核家族化が定着し、生き方、暮らし方が多様になった反面、「家族」「相続」が重い課題になるケースが増えています。お金や法律の現実を冷静に見極め、相続、遺言の基礎的な知識を知っておくことは、自らの生き方をみつめることにもつながります。ひとの尊厳、権利から財産問題を考える松川さんの姿勢に感動しました。終了間際、参加者から自然と拍手が沸き上がる講演になりました。


第16回
2017年11月12日 島本町ふれあいセンター
水無瀬神宮・後鳥羽上皇ゆかりの地 島根県・隠岐諸島の魅力
舟木睦さん 大阪大学大学院文学研究科 人文地理学教室 博士前期課程1年

「地方」が見直されつつある今、無駄なものを求めず、シンプルな暮らしに豊かさを求める若者が増えています。NPO再生塾の活動で知り合った舟木さんもそのひとり。まちづくりの研究で頻繁に隠岐島諸島を訪れ、魅せられ、研究されています。離島の取り組みと人びとの暮らしを語っていただきました。講演前には、水無瀬神宮で開催中の「みなせ野オーガニックマーケット」にご案内しました。


第17回
2018年1月27日 島本町ふれあいセンター 
トルコ・イスラム理解への扉
 ~いま、トルコ共和国で起こっていること~
堀川徹さん 京都外国語大学特別研究員・日本トルコ文化協会運営委員

オスマン帝国時代の多民族多宗教共生・トルコ共和国建国と近代化・西洋化の歴史。そして、今、トルコ共和国でなにが起こっているのか。現代トルコの事情とイスラム社会への正しい理解のための連続講座の第1回目。


第18回
2018年7月8日 島本町ふれあいセンター 
日本とトルコ、それぞれの近代化
 ~明治維新150年に寄せて~
堀川徹さん 京都外国語大学特別研究員・日本トルコ文化協会副会長

19世紀後半以降のトルコと日本、それぞれの近代化を考えるため、トルコ共和国・建国の父アタチュルク(初代大統領)、和歌山県串本町沖エルトゥールル号遭難事件、両国の友好と知られざる文化的共通性についてお話いただきました。


第19回
2018年10月20日 島本町ふれあいセンター
トルコからみえてくる西欧
 ~オスマン帝国の隆盛とローマ帝国の滅亡~
堀川徹さん 京都外国語大学特別研究員・日本トルコ文化協会副会長

1453年コンスタンティノープル陥落、オスマン帝国メフメトⅡ世の奇策、艦隊の山越えで有名です。東地中海で活動の自由を奪われたジェノヴァの商人コロンブスは西へ、そして幸運にもアメリカ大陸に到達。大航海時代はオスマン帝国の台頭と関係しています。


第20回
2019年7月28日 島本町ふれあいセンター
日本人と宗教 ~イスラームとの比較から考える~
小田淑子さん 関西大学文学部元教授

初詣、お墓参りなどの宗教行為を丁寧に行っているのに自らは「無宗教」と答えることが多い日本人。宗教は心の内面(信仰)だけではなく、食事や儀礼などの行動(戒律)の問題でもあり、共生のマナーを身に付けることは、日本人が普段感じている「同調圧力」を乗り越える力になるとおっしゃいます。宗教観から日本人の同調圧力を考えることに深い意義を感じました。

文責:とだ*やすこ


こらからは、JR島本駅西のまちづくり、新庁舎建設、ごみ処理問題、水道広域化問題など、目の前にある大きな政策課題にさらに向き合います。

また、かねて関心がありながら十分に取り組む余裕がなかった文化施策の充実、医療・福祉などに議員活動の軸足を移したいと考えています。

引き続き、町政に関心を寄せていただきますようお願いします。
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まなびとひろば、これまでの歩み

2020年12月21日 | こんにちは!とだ*やすこです
まなびとひろば=学ぶ×ひと×広場

とだやすこは、時々の政策課題をテーマに、今、もっとも会いたい人、輝いている人のお話をみなさんと共有する「学びのライブ」を開いてきました。

これまでの歩みをふりかえってみました。
※講師の肩書はすべて開催当時のもの 



第1回
2010年7月11日 島本町ふれあいセンター
「水源の里」誕生ものがたり ~地域の課題に光をあてて~ 
四方八洲男さん(前綾部市長)

「限界集落」は学術的な造語、政治がそのまま使うにはぬくもりを欠いています。綾部市長時代、限界集落を「水源の里」と名づけて光をあて「水源の里条例」を制定された四方さん。住民がどのようにまちづくりに関わっていけばよいのか、政治のぬくもりとはどのようなものなのかを考えました。


第2回
2010年12月19日 島本町ふれあいセンター
人と暮らしをつなぐ地域公共交通 
土井勉さん 京都大学大学院工学研究科・医学研究科 安寧の都市ユニット特定教授

徒歩を基本にして成り立つ暮らしを地域交通がどう支えていくのか。公共交通がもたらす「社会的な便益」について、基本的な考え方について学びました。「環境問題」が市民一人ひとりの課題であるように「公共交通」もわたしたち一人ひとりの課題と気づききました。


第3回
2011年1月30日 島本町ふれあいセンター
第3回 市民の視点からの交通まちづくり
中川大さん 京都大学大学院工学研究科教授、低炭素都市圏政策ユニット政策支援センター長

採算がとれなくても社会的公益性が正しければ実行の価値があるという考え方「正便益不採算」を提唱されている中川大先生。利用者の目線を活かしたコミュニティバスの実践的な事例や欧州をはじめとした海外の先進事例を紹介していただきました。「歩く」ことからうまれる街のにぎわいに目からウロコの発見がありました。


第4回
2011年7月10日 島本町ふれあいセンター
小規模有機栽培農で大原に暮らす ~都市近郊農業の可能性~
渡辺雄人さん (ヴィレッジトラスト・つくだ農園)

就農を希望する若者が増えています。渡辺雄人さんは同志社大学大学院(総合政策科学研究科)在学中から実践的に農業を研究、若くして起業されました。京都・大原で仲間と活動されています。自らの就農経験と今後の展望、都市近郊農業が担う役割と可能性についてお話いただきました。小規模多機能農=機械での大量生産から人が集う「機会」の創造へ!古くて新しい風を感じました。


第5回
2011年11月27日 島本町ふれあいセンター
ひとが主役のまちづくり ~少子高齢化社会と都市政策~
橋本善之さん  京田辺市建設部長・NPO再生塾ラーニングファシリテータ

疲弊した経済、少子高齢化、行財政計画の実行など行政を取り巻く状況が大きく変化しているなか、誰が、どうのように、地域の課題に向き合い、まちづくりを論じるのか。都市政策(まちづくりの戦略)と都市計画(まちづくりの戦術)に、市民の目線をいかに活かすかが、問われる時代。なにかと委縮しがちな基礎自治体に、今、欠けているのはなんなのか、ともに考えました。


第6回
2012年1月14日 島本町ふれあいセンター
小さな町から♡つながる夢
~大好きなまちがHome Ground!~
森かおるさん(料理家・「食と暮らしのうるおいサロン・Relish」主宰)

「食と暮らしのうるおいサロン・Relish」を主宰。旬の野菜を使ったレシピで毎日のごはんを楽しくするコツを伝えながら、地元の若手農家さんとつながって食の安全安心を提供されています。「山崎・十日市」「天王山ファーム&フードマーケット」の企画運営で、まちと女性と食卓を元気に! 起業されたときのエピソードに元気をいただきました。


第7回
2012年7月8日 島本町ふれあいセンター
身体を内側から生きよう
梅田純子さん 梅田整体研究所元氣堂副院長・日仏フィトアロマテラピー協会認定インストラクター

巷にあふれる健康情報に振り回されたり、医療に過度な依存したりすることなく、まずは自分の五感を信じましょう。自分のカラダやココロと対話する習慣を身につけましょう。東日本大震災の原発事故に注目するフランスを訪ね自己免疫力の重要性を実感された梅田さん。お金も時間も努力さえもいらない、とっておきの健康法で「免疫力を高める生活習慣」を提唱されています。 


第8回
2012年10月6日 Caféテクテク(当時:広瀬)
夢みる自分の育て方
~インナーチャイルドカード・体験レッスン~
酒井育子さん Atelier KOKO主宰 Source(ソース)トレーナー

多くの大人は自らの成長の過程で経験したさまざまな出来事、世間や世論から得た価値観や感情を潜在意識に閉じこめて生きています。まずは自分の本当の願いと向きあうことが大事。心の奥にあるインナーチャイルド(本当の感情)を癒し、自分も周りもハッピーになる生き方を!山崎の十日市で偶然に再会した学生時代の友人、わたしにとってもキャリアナビゲートの恩人です。


第9回
2013年1月26日 島本町ふれあいセンター
景観形成まちづくり ~景観計画・景観条例・総合学習~
JR島本駅西は土地区画整理事業という手法で開発される計画。ホームから眺める農風景を失う不安を多くの住民が感じていますが、反対しているだけではよい結果は得られないと痛感。開発推進派と農地保全派に共通している「景観」につき、長岡京市の理念と取り組みを学びました。島本町に必要なのは「景観条例」「景観計画」そして戦略的な建築物の高さ制限です。


第10回
2014年7月13日 島本町ふれあいセンター
本格実施直前!
パパ・ママ、ここは知っておきたい子ども・子育て支援新制度
中山徹さん 奈良女子大学大学院人間文化研究科教授 

平成27 年度から「子ども子育て支援新制度」に基づいて未就学児の保育・教育が行われることとなり、保護者、事業者、保育士すべてに大きな変化が。保育所・園に支払われていた公金が、理論上「施設を利用する子ども(=その保護者)」に支給され、交付金の在り方が民政化を加速します。反対してももはや変えられない制度、ならば!小さい町だからこそできることをめざそう!と心しました。


つづく

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シテ方は人間国宝年の暮

2020年12月08日 | 花鳥諷詠☆いまここ俳句
シテ方は人間国宝年の暮 靖子


大地
早生蜜柑わっとほっぺが若返る
葉大根大地の気力いただけり
冬耕の背中に薄日ひとりじめ


喝采を浴び花束は冬薔薇
懐炉炊き声いっぱいの火の用心
添水鳴りひたと万物静止する

句読点
年の瀬に心の煤を払ひおく
端正に後を生きよと古暦
人生に句読点あり日記買ふ


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桜井の尾山遺跡の復元活用を!

2020年12月07日 | とだ*やすこの一般質問
令和2年12月定例会議 
12月14日((月))から16日(水)の三日間 いずれも10時開催です。
とだやすこは、文化、保育をテーマに一般質問を行います。

(Ⅰ)もっと文化を!埋蔵文化財保護行政と歴史文化基本構想
9月定例会議で行った一般質問「水無瀬山はどこにある?」では、桜井が水無瀬殿(水無瀬離宮)を構成する重要な地区であるということを明らかにすることをめざしていました。

奇しくもこの度、尾山遺跡から鎌倉時代の池泉跡が発見され、感慨深いものがあります。が、同時に、どうすれば保存できるのか、あるいは、なぜ島本町は保存できないのか、という重い課題を背負うことになりました。

1.尾山遺跡の復元と活用について
①尾山遺跡の発掘調査において、これまでに発見された遺跡、遺構について、JR島本駅西土地区画整理組合・㈱フジタとの協議の内容、特に鎌倉時代の池泉跡と発表された遺構の保存協議について詳細ご説明ください。

②幸いにも当該箇所は公園となる計画ですから、「遺跡を活用した公園」とすることは十分以上に可能と考えます。いかがでしょうか。「遺跡を活用した公園」について、教育委員会、都市創造部の見解はどのようなものですか。また実現に向けての課題などがあればお示しください。

2.水無瀬学と史跡指定について
埋蔵文化財分野においては、文化財保護法に現状保存の理念が含まれていないことから、行政として可能な限りの現状保存を求めても、広瀬国木原遺跡、西浦門前遺跡がそうであったように、開発行為に伴って発見された遺跡の保存は容易ではありません。

にもかかわらず全国各地で遺跡が保存され、活用されているのは、なぜなのでしょう。事業者の理解と協力による行政指導の受容、なにより「史跡」指定がされているからではないでしょうか。

制度上「史跡」に指定される、あるいは条例で定めるなど、別の類型の制度によって、保存と活用が行われている事例は、第4回JR島本駅西まちづくり委員会で参考人となられた前川佳代氏(奈良女子大学)にお示しいただいたように全国に存在するのではないでしょうか。どのように把握されていますか。

3.「島本町歴史文化基本構想」について 
 近年、生涯学習課におかれましては、精力的に文化財調査を行い、データベースの蓄積を行っておられると承知していますが、本町には、文化財保護行政を進めるための基本的な構想、マスタープランがありません。「島本町歴史文化基本構想」の策定が必要と考えますが、いかがでしょうか。文化庁は「歴史文化基本構想」の策定技術指針を公開し、相談窓口を設けて推奨しています。


(Ⅱ)水無瀬学のススメ 桜井の西浦門前遺跡と尾山遺跡
1.
西浦門前遺跡について、実施されることがなかった現地説明会の資料(島本町教育委員会)に基づいて数点質問します。

・根石の残る柱跡が含まれている建物跡の状況はどのようなもので、どういった性質の建物であったと推定されていますか
・南西に位置している小池と庭石(景石)、滝組と思われる石組などと、前述の建物の位置関係から、一般的にどのようなことが考えられるのでしょうか
・鎌倉時代の遺構としては、掘立柱建物跡、築地塀、池跡、滝組、遣水跡、景石などが、また、同時代の遺物として、土師器、東播系須恵器、瓦、輸入陶磁器、輸入陶器などが発掘されているようですが、詳細ご説明ください。

2.
尾山遺跡の池泉跡については、これまでの調査でどのようなことがわかっていますか。詳細確定は今後の調査を待つとしても、現時点においてどのような見解に至っておられるのか、説明を求めます。


(Ⅲ)保育緊急事態宣言と保育施設基盤整備加速化方針
1.11月19日令和2年度第2回島本町子ども・子育て会議において、保育施設基盤整備加速化方針が町財政に与えた影響について委員からどのような質問や意見があり、子育て支援課はどのように答えられましたか。

2.各施設の整備に必要な総額と国・府・町の概算負担額はそれぞれどのようになっていますか。加速化方針による施設整備としたことで新たに生じた町の負担額が町財政に与えた影響は限定的ということが理解できましたが、その根拠になる積算をお示しください。

3.間もなく「保育緊急事態宣言」の解除の時期が来ると思いますが、そのタイミングはいつ頃になるでしょうか。いつごろに状況が把握できるのでしょう。                 

以上のような通告を12月1日に済ませ、2日には議案資料を議長あてに請求。このあたりが議会前の大きな山場です。今週は担当課と意見を交換して再質問を練ります。議決責任の重さを思えば、議案審議に向けての勉強は欠かせません。頑張ります。



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桜井・尾山遺跡現地説明会(10月3日)
鎌倉時代と思われる池泉跡などが発見されました

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職員の期末手当の削減に、反対

2020年12月06日 | とだ*やすこの議会報告
島本町議会は、職員(一般職)の期末手当の年間支給月数を4.5月から4.45月に減額する条例改正を賛成多数で可決しました。令和2 年の人事院勧告に準じたものです。

とだやすこは反対しました。質疑ではリーマンショックから今日に至るまでの動向、大まかな流れを確認しました。年間支給月数が最も低いときの年間支給月数は3.95月、平成26年からの6年間は毎年徐々に増額してきました。

少なくとも令和2年度については人事院勧告に準じない独自の判断がさなれてしかるべきではなかったか、というのが賛成しなかった理由です。

以下、人びとの新しい歩みを代表して行った「反対の討論」の内容を記します。ちょっとマニアックですが備忘録でもあります。※「反対討論」の実際の発言とは少し表現が異なる。


******

令和2年人事院勧告の改正内容に準じて、一般職の職員の期末手当の年間支給月数を減額するものですが、ここでいう人事院勧告とは国家公務員の給与の変更に関する勧告です。

通例、島本町においてはこれに準じて改正を行っています。「勧告」にはきびしい警告のような響きがあるようですが、文字通り、すすめ促すものであり、拘束する力をもつものではありません。

自治体における職員の給与については、「人事委員会」の調査・報告・勧告、「首長」による条例改正・予算案の提案、「議会」による審議・議決を経て、それぞれの機関の権限によって、決定されるものです。

地方公務員法第14条(情勢適応の原則)、あるいは第24条(勤務条件の根本基準)にあるように「その職務と責任に応ずるものでなければならない」と考えます。

新型コロナ感染症対策の最前線において住民生活の維持に欠かせない業務を担う職員、とりわけ令和2年度前半の緊急事態宣言下での緊張感を思うとき、令和2年度の職員の期末手当を引き下げることについて妥当性をみいだすことはできかねました。

消防、保健、福祉、保育などの現場のみならず、感染拡大という緊急事態下において、基礎自治体の職員が果たす役割は極めて重要なものでした。生活困窮相談が増えるとともにますます重要になります。

感謝や尊敬の念を込めた呼称として、エッセンシャルワーカーという言葉が使われるようになりましたが、基礎自治体の職員はすべてエッセンシャルワーカーといえます。

GOTOキャンペーンとは無縁、自ら感染することがないよう不断の配慮も強いられます。GOTOキャンペーンが経済活動の活性化に効果があるとするならば、職員への期末手当支給による消費喚起もまた経済活動に寄与するものと考えることは十分以上に可能です。

もちろん新型コロナ感染症の感染拡大は社会に深刻な不況をもたらし、賞与が支給されない業界、中小企業が多くあることは肌感覚で承知しています。その影響が中長期にわたるのは確実です。

けれども、感染症拡大に端を発した経済的不況を住民に最も近い基礎自治体の職員の期末手当支給率に反映させることが正しい判断なのかを考えたとき、少なくとも令和2年度は除外すべきではないかと考えました。

今後の社会情勢により中長期的にはさらなる見直しが必要になることもあるかと思われますが、緊急事態宣言下における職員の職務への感謝を抱いておられる住民は少なからずおられます。

その民意を反映し、第一条にある令和2年度の年間期末手当支給月数の引き下げには賛成しかね、条例改正に反対しました。反対したのは戸田・中田議員(会派:人びとの新しい歩み)でした。

※11月臨時会議 第130号議案
一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について

ちなみに年間の影響見込額は概算で年間約440万円、一人当たり1万7千円の減額です。美味しいものを食べたり、ホテルで一泊したり(GO TO)、大切で特別な時間を過ごしてゆっくり寛いでいただきたいとさえ思うわけです。

なお、令和2年4月1日から制度がはじまったばかりの会計年度任用職員については据え置きます。地方公務員法24条3項に「生活費」を考慮して給与を決めることあり、妥当な判断です。もとより会計年度任用職員は国には存在せず人事院勧告の対象外です。


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JR島本駅西・飯田農園の畑仕舞い
前段の「体験農園」で収穫した落花生

殻から出して湯がいただけ
それはそれは美味しいものでした
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2021年4月、島本町長選と町議選

2020年12月03日 | こんにちは!とだ*やすこです
暦は12月、今年も師走を迎えました。この度、来年の春の島本町議会議員選挙及び島本町長選挙の選挙期日が決まりました。

1.選挙期日
令和3年4月18日(日曜日)
2.選挙期日の告示日
令和3年4月13日(火曜日)
3.立候補予定者説明会
令和3年2月25日(木曜日)
午後2時から ふれあいセンター ケリヤホールにて

■島本町議会議員:令和3年4月29日任期満了
■島本町長:令和3年4月20日任期満了

さて、山田紘平町長ととだやすこを含む14名の議員に対するみなさんの評価はいかがでしょうか。

選挙を来春に控えて、最近、住民のみなさんから山田町長に対する評価を尋ねられることが増えてきました。選挙が近づくと首長批判が流布されがちですが、ひと言でいうなら「善政」です。

以下、わたしの印象を正直に述べます。

今期、30代の山田紘平町長の誕生(当時全国屈指の若さ)により島本町は変わりました。議会に居るわたしからみれば激変です。政治の透明性、公平性が高まりました。

情報提供、事前説明(議案説明含む)が適切に、フェアに、当たり前に行われることの意味を実感しています。わたしとしては、議員として本来の仕事が普通にできる環境を与えられ、仕事の幅が広がりました。

過去の不当で不公平な扱いを思うとき、もちろんよい気はしませんが、問題はの本質はそこにはありません。

特定の議員への不当な扱いは一票の「権利」「権力」を託してくださった有権者への冒涜であり、なにより、不当、不公正の先にある「政策のゆがみ」こそが問題です。

さて、山田町長です。行政経験がない(必ずしも職員、議員である必要はないはず)、人脈もない(これからつくればよいこと)と、議場で批判をくりかえす議員もありましたが、それすなわち政治的・利権的しがらみがないということです。

政策をゆがめる不必要な忖度とは無縁。私利私欲が珍しいほどにないため、私利私欲、党利党略で動くことに慣れている人にはその在り方が理解できないのかもしれません。

町長に対して、どっちをむいているのか?といわんばかりに迫る議員もありましたが、特定の議員や特定の政党の方は向いていない。当然、選挙で支持を表明したわたしの方も向いていません。ここが信頼できる。

対峙すべきは「議会」、政策議論ができる「議会」です。議会改革の本旨はここにあることを理解しておられると思います。

若い首長ながら、経験の少なさを奇をてらった施策、思いつきの取組み、人気取り施策で乗り切ろうとする軽さもありません。つまり権力の行使に禁欲的で、振る舞い(たとえば議員が退席するまで、ひとり議場を離れない)に「議会」への敬意が感じられます。

特に傾聴の姿勢と理解力に敬服します。多くの政治家に欠けていると思える品位、品性を感じます。僭越ながら一議員として現在の島本町長をみた正直な印象です。

う~ん、いまどきの若者。。。と思うことはときどきにありましたが、それは、わたし自身の加齢による見方によるという範囲内といえるでしょう。

施策については、保育・教育分野に重点的に予算を費やし、過密保育、待機児童、過密教室など積年の課題を改善へと導かれました。批判・誤解を恐れぬ事務事業の見直し(多くが廃止)、善政と信じるものは自らの意思で突き進む、その姿勢は評価されてよいはずです。

地方議会に与党、野党はありません!
町長も議員も直接有権者から選ばれる地方議会において(二元代表制と呼ばれます)与党野党はありません。

一議席を預かる者としてとだやすこは首長と一定の距離感を保ってきたからこそ客観的に評価できます。

さて、わたしは来年還暦を迎えます。「これから」ではなく「残りの時間で」なにができるか、なにをしたいのか考えることが多くなりました。もとより誰しもが日々余生です(明日、生きている保証はだれにもない)。

だからこそ!
頑張ったひとが報われ、頑張りきれない人が救われる社会へ!
もっとやります、子ども子育て人びと支援!


とだやすこは、お預かりした議席の重さと責任(ときに押しつぶされそうになる)を忘れず活動します。広目多聞。経験に頼らない謙虚さで地に足のついた活動をめざします。

引き続き島本町政に関心をお寄せください。


アクセス数が多い記事です
一部、読みやすく修正しました(4月9日)
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