とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

銃と武器、失われた命に祈る

2022年07月17日 | もっと生きやすい社会は可能だ!
 
猛暑の中の参議院選挙が終わりました。選挙応援演説中に元首相安倍晋三氏が銃で撃たれて亡くなるという大事件が起こりました。ここに謹んでご冥福をお祈りします。

選挙活動と宗教団体、個々人の信仰の自由と宗教組織の運営、宗教法人としての利益追求。そしてなにより「政教分離」。これらの社会問題について改めて考えさせられます。
 
身近な人と政治、宗教を語ることを避けてきた日本と日本人の危うさを思います。


改憲勢力が議席を大きく伸ばす結果となりました。憲法改変が大きな議論になるでしょう。日本国憲法第9条をどうするか、という問いに感情や印象で流されることなく、ひとりひとりが主権者としての責任をもって学び、考えていかなければなりません。

主権は民にあり、権利には責任が伴います。情報があふれる時代、得られる情報量が多くなることで偏りや誤りが増えていくことがないよう正しい情報を選び取り、考え抜く力がわたしたちひとりひとりに求められます。

とてつもない破壊力で無差別に人の命を奪い、都市機能を壊し、自然環境を破壊する現代の戦争。戦争兵器開発と武器輸出産業、国家安全保障、外交の問題を、一有権者、一地方議員の視点でどこまで理解、判断できるのかという思いは正直あります。

ロシアのウクライナ軍事侵攻で奪われたひとつひとつの命と国葬が計画されている元総理の命の重さは違いますか?

海外で武器を使えることを強くめざした政治家が、その死によって神格化されていくようにも感じる連日のテレビ報道に強い違和感を覚えます。

ウクライナ、ロシアで日々失われつつある命の尊さに祈りを捧げつつ、今生、この島本町で議員を志した者として足元の課題に向き合います。

 
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今日は祇園祭前祭巡行でした
画像は船鉾(2014年撮影)

祇園祭が大好きなわたしにとって
お囃子はソウルミュージック♪です

厄災除去祈願の祭ですが
人込みを避けて自粛しました(涙)


 
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アニマルウェルフェア☆彡犬と暮らして

2022年05月16日 | もっと生きやすい社会は可能だ!
新緑の季節です。黄金週間をいかがお過ごしでしたでしょうか。わたしは、長くほったらかしていた庭を精力的に整理して耕し、ヤマアジサイの苗を植えました。

インターネットであれこれと苗を買いそろえ、ヤマアジサイは「土佐の緑風」「瀬戸の月」という品種を選びました。母方のルーツが高知にあるからです。

また、愛犬(ミニチュアダックスフンド・オス)の最期を看取りました。そろそろお迎えが近いかもしれないと息子に伝えたその翌日、まるで彼を待っていたかのように静かに息を引き取りました。

2005年生まれ17歳。大往生。お昼には自分で歩いてなんとか水を飲もうとしていましたが、夕方は横になって動かず、息が苦しそうでした。夜中、ふと目が覚めたら亡くなっていました。

動物って凄いです。偉かったなぁと関心しながら深夜の「おくりびと」となりました。思えば、犬の成長、老い、死から学ぶことが多かったように思います。

以下、議員活動と少し離れますが、よろしければおつきあいください。

もともと実家で両親が飼っていた犬を、父が亡くなったときに我が家で引き取りました。母がおおいに自由に外出できると思ったからです。もともと犬が好きだったわけではありません。

思いおこせば20代、初めての海外旅行、ロンドンでひとり目覚めた朝。わたしは公園を散歩しました。そこには「犬の散歩」ではなく「人が犬と散歩する」風景がありました。

華奢な女性がピーと笛を吹くと霧の向こうから、大っきな犬がさっそうと駆けてきた! そのときわたしは日本では犬を飼いたくないな、絶対に飼わないでおこう、と心に誓いました。

それ以来、ペットショップのガラスケースのなかで過ごす子犬をみることもできませんでした。虐待に等しいと思ってしまうからです。正直、10数万円?無理‼、餌代よりも人間の食材‼です。

なのに犬を飼ったのは、祖父母の家で子犬だったダッチをみて「僕も犬を飼いたい」とひとり息子が言ったからです。

もちろん、毅然と、いえ猛然として反対しました。彼は珍しくぽろぽろと涙をこぼし「わかった」と諦めたように頷きました。次の日、家の近くで「子犬譲ります」の張り紙に気づきます。

よくよく考えれば、譲ります=無料ではなかったのですが、ミニチュアダックスフンドだったので妙に気になりました。ダッチはやがて家で飼うことになるだろう、同い年の同じ犬種を飼って慣れておきたいと思いました。

そこで息子には内緒でこっそりと張り紙の主を訪ね、なんと「生まれて間もない子犬たちが広い柵のなかで兄弟姉妹じゃれあう姿」をみたのです。

兄弟に攻撃され(じゃれている)憤慨しつつも毅然としていたクッキー(ミニチュアダックスフンド・メス。昨春他界。享年16歳)。「この子となら暮らせそう」「家にひとり女子がいるのも悪くない」と決断しました。

後日、我が家にやってきた夜はずっと泣いていました。この「泣く」という感情が、犬にも飼主にもたいそう重要だったということが、今にしてわかります。親兄弟から引き離して迎え入れたのだ、大事にしてやらなくては、という飼主としての自覚がわたしに芽生えました。

言葉を話せないだけで、人間の2、3歳くらいの理解力はあるように思えます。犬の成長とともに、人間の子どもよりも成長した犬の方が、こちらのことをよく理解する、感情の豊かさを実感しました。

さて、久々の投稿に長々と「わたくしごと」を書きましたが「枕」はここまで。2019年に改正された「動物の愛護及び管理に関する法律」についてお伝えします。 

6月から犬や猫などのペットにマイクロチップを埋め込む情報登録(個体識別証)が義務づけられます(取扱業者対象)。マイクロチップには世界で唯一の15桁の数字(ISO規格の個体識別番号)が記録されています。


動物病院などで獣医師が専用の注入器で皮下に埋め込み、これをもとに飼い主の情報を登録します(環境省データベース)。迷子や災害で離ればなれになったときにも個体識別番号を読み取ることができます。いわば飼い主の責任が明確にされます。

環境省:令和4年6月1日から開始するマイクロチップ登録制度に関する飼い主の方向けQ&A

さらに生後56日以下の犬猫の販売も禁止されます。生まれたばかりの犬猫をあまりに早く親兄弟姉妹から引き離すと、健全なコミュニケーションを身につけることができず、噛みついたり暴れたり問題行動を起こす確率が高まるそうです(結果的に虐待を助長するとも)。

動物取扱業者が守るべき数値基準(飼養施設、繁殖方法、展示方法など)も明記されました。これにより法的根拠をもって悪徳業者を取り締まることができやすくなります(業者の事情と抵抗?により施行は延期されているらしい)。

わたしたち飼主になる側にも、狭いガラスのケースに糞尿もそのままにフードを与えられているような子犬・子猫の姿に「これはダメだ!」と思える感覚が要ると思います。

インターネットで子犬や子猫、あるいは珍しい生き物が変える時代。飼主となるわたしたちにできることは優良業者から愛犬・愛猫を迎えいれることです。倫理的・道徳的消費といいます。

そのためにはペットショップのスタッフやブリーダーとよく話しあって(対面販売)、子犬・子猫の様子、飼育環境をしかと見極めなければなりません。アニマルウェルフェア、こどもたちにも、ぜひ知ってもらいたい言葉です。


画像
在りし日のダッチ&クッキー
パパさんの帰宅を待っている
お母さんが居ても知らんぷり

クッキーはマイクロチップを装着
家に来てすぐ香港に移り住む話があり
動物病院でお願いして埋めました
装着しないと入管を通れません

獣医さん「え?それなんです?」
「調べて取り寄せます!」
というのが日本の状況でした

子犬に泣く泣くマイクロチップや
いくつもの予防接種を続けて打ち
法律が異なる日本と香港の間で
右往左往し遂に円形脱毛症に
結局、渡航の話はなくなりました

チップが必要なのはダッチだった!
一度は上賀茂署で預かってもらい
一度は高槻警察で保護されました
実家の両親は可愛がるばかりで
躾には無頓着、支離滅裂
わたし、躾、頑張りましたよ!
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東京オリパラ森会長に抗議の要望

2021年02月11日 | もっと生きやすい社会は可能だ!
2021年2月10日、大阪府自治体議員(有志)で要望書を提出しました。意思決定の過程に女性の参画があって当然、本来ならばごく自然なことです。

箕面市議・増田京子さんからの呼びかけでお話をいただいたとき、男女同数議会を実現した島本町議会の女性議員としてぜひ声を上げたいと思いました。



森会長は、女性を入れるなら時間を「規制」しなくてはならない(会議が長引くから)という内容の発言を「人からの伝聞」として述べておられます。

全理事のうち女性の割合を40%以上にすることを目標としつつ、女性の数が増えたら今度は「時間で規制」が必要と「会長という立場」で平然とおっしゃっているのです。

YESという人、無難な人だけをメンバーにして異質な意見を排除する、時間のかからないお手打ち会議しかイメージできないのでしょう。わたしはここに強く問題を感じています。

感染症蔓延のなか、オリンピック開催の是非は、アスリートの立場、医療従事者の立場、スポンサーの立場などさまざまな角度から熟議が必要。当然時間がかかります。

しかしそれは困るという感覚が森氏にあるのではないか。あるいは「空気を読みつつ、空気に支配されない人」(会議を構成する少数派である女性に多い)の威力への潜在的な恐れなのでしょうか。

今回、森会長は「人からの伝聞」として自らの責任を逃れるように発言しておられますから、これは失言ではなくおそらく確信犯です。つくづく困ったことだと思います。

以下、敢えて前文を掲載します。森会長の辞任を求めるのが目的ではありません。そのことも含めて呼びかけ人のひとりとなりました。

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック組織委員会 森喜朗会長の女性蔑視発言に対して抗議するとともに、処遇の検討および再発防止を求める要望書

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
会長 森喜朗様
日本オリンピック委員会 会長 山下泰裕様
東京都知事 小池百合子様 
内閣総理大臣 菅義偉様
国務大臣 橋本聖子様

呼びかけ人
大阪府
箕面市議 増田京子
吹田市議 池渕佐知子
茨木市議 桂睦子
和泉市議 小林昌子
島本町議 戸田靖子
大阪府議 野々上愛
高石市議 山敷 恵

私たち大阪府内自治体の女性議員有志が呼びかけ人となりこの要望書を提出するものです。世界経済フォーラムのグローバル・ジェンダー・ギャップ(世界男女格差)レポート2020で、日本のジェンダー・パリティの指数は153か国中121位であり、日本の女性議員数は地方議会、国会とも非常に少ない状況です。

私たち地方議員は、ジェンダーギャップの改善はもとより、多様な人たちがしっかり議論することが政治の信頼を取り戻すために必要であり、民主主義社会の根底を支えるための必須項目であるとの認識から日々の活動を行っています。

その中で、以下の森会長の発言は、日本のジェンダーギャップを後退させるとともに、多様性を排除し、熟議という民主主義の根幹を揺るがすものと危惧する立場から以下抗議を込めて要望をします。

2月3日に開催された日本オリンピック委員会(JOC)議員会において、東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長は、「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」、「女性っていうのは競争意識が強い」「女性の理事を増やしていく場合は、発言時間をある程度、規制をしないとなかなか終わらないので困ると言っておられた。だれが言ったとは言わないが」などと発言されました。

オリンピック憲章では、オリンピズムの根本原則として1項目には「オリンピズムは肉体と意思と精神のすべての資質を高め、バランスよく結合させる生き方の哲学」であり、「その生き方は努力する喜び、良い模範であることの教育的価値、社会的な責任、さらに普遍的で根本的な倫理規範の尊重を基盤とする」と記され、6項には「このオリンピック憲章の定める権利および自由は人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治的またはその他の意見、国あるいは社会的な出身、財産、出自やその他の身分などの理由による、いかなる種類の差別も受けることなく、確実に享受されなければならない」と記されています。

加えて、IOC(国際オリンピック委員会)の使命と役割として、「男女平等の原則を実践するため、あらゆるレベルと組織において、スポーツにおける女性の地位向上を促進し支援する」ことが明記されるとともに、NOC(国内オリンピック委員会)の使命と役割では、オリンピック憲章に則ることに加え、オリンピズムの根本原則の普及に貢献する研修や人材養成支援が示されています。

今回の森喜朗氏の発言は女性に対する偏見、蔑視、差別であり、上記のオリンピック憲章の理念を大きく逸脱する発言です。日本国内だけではなく、世界のオリンピアンやスポーツに関わる人、女性やLGBTQIA当事者を傷つけ、ジェンダー平等推進や性的指向と性自認を理由とする暴力と差別解消に向け取り組むという日本を含めた世界中の国々が抱えた責務に反するといわざるを得ず、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の会長発言として容認することはできません。

そのため、私たちは以下の点を、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(森喜朗会長)、日本オリンピック委員会(山下泰裕会長)、東京都(小池百合子知事)、日本政府(菅義偉首相、橋本聖子大臣)に求めます。

1、森喜朗氏の会長としての処遇の検討
今回の森喜朗氏の発言は、「女性」を一括りにした上で「発言が長い」と表現し、結果的に「女性」を貶め嘲笑する内容です。その後の会見においての発言を鑑みても、自身の差別性を振り返ることなく、偏見に基づく差別的思考が垣間見えるものでした。会長就任に合意した3者(JOC・東京都・日本政府)および組織委員会に対し、このような偏見を持つ方が会長職を継続することについて、処遇の検討を求めます。

2、再発防止策の実施
問題の発言がなされたJOC評議員会の場において、森喜朗氏の発言に対し、その場のみならず事後においても評議員から意見が出されていないことは、森喜朗氏だけではなく、JOC組織としてのガバナンスに対して疑問を持たざるを得ません。
JOCならびに大会組織委員会には、今後、ジェンダー平等や性自認/性指向について研修を行うことに加え、ジェンダー平等が実現した団体になるために、「差別発言に対し一切寛容しないことを示す」などの指針を通した具体的な再発防止策の実施を求めます。

3、女性理事の割合4割達成
JOCはスポーツ庁がまとめた競技団体の運営指針「ガバナンスコード」に沿い、全理事のうち女性の割合を40%以上にすることを目標としています。東京オリンピック・パラリンピックに関わるすべての組織における女性理事の割合の最低4割の達成を求めます。また、組織の管理職のダイバーシティの推進を求めます。

以上です。申し添えておきます。お声をかけてくださった桂むつ子茨木市議は、オリンピック強化選手として学生時代を過ごした元アスリート。その立場からも黙ってはいられないという思いを強く感じました。

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とだ*やすこからのお知らせ&お誘い

2020年01月08日 | もっと生きやすい社会は可能だ!


お知らせ&お誘い

■NHKスペシャル
再放送のお知らせ

「証言ドキュメント 永田町・権力の興亡最長政権 その光と影」
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=201912292020年1月9日(木)午前0時55分~1時45分(8日深夜)

制作担当は、クローズアップ現代で島本町議会を取り上げてくださったディレクターさんです。


安倍首相の在任期間が憲政史上最長となった
かつて1年で退陣し批判にさらされた安倍首相が
政権奪還後、なぜ歴代最長政権を築くに至ったのか?

番組では、安倍内閣の支持率と不支持率が逆転した“3度の危機”をクローズアップ

政権の最高幹部と与野党のキーパーソンによる証言ドキュメントでその知られざる内幕に肉薄する

最長政権が日本政治に一体どんな変化をもたらしたのかを探る番組の再放送、どうぞお見逃しなく!



トリニダード・ガルシアさん(脚本家・俳優)
ひとり芝居
『あなたが貴女をふたたび愛するために』
POUR QUE TU T’AIMES ENCORE

1月11日(土)19:00 - 20:10
京都・吉田かつての関西日仏会館
アンスティチュ・フランセ関西・稲畑ホールにて

当日:3500円
前売り:3000円
学生/クラブ・フランス会員:1500円

チケットぴあでも販売
対象:15歳以上 要予約 日本語字幕付(翻訳 リボアルなみの)

主催:日仏劇文化交流による女性の人権架け橋プロジェクト実行委員会
共催:アンスティチュ・フランセ関西-京都
ご予約・お問合せ:Tel 050-5326-2793

■溢れるユーモアと優しさでセクシュアリティーを楽しむトリニダード
モデルとなった女性達を通して女性の強さと同時に男性の壊れやすさついて表現

■昨年5月『憲法✖️パリテカフェ』にお招きしたリボアル菜巳乃さんからのお知らせです。
リボアル菜巳乃さんとのコラボレーションプロジェクトでは、多様なバックグラウンドを持つ女性にインタビューすることで、1950年代から2010年代のフランス社会を女性視点で紹介する演劇『Et pendant ce temps Simone Veille ・シモーヌ』の日本版制作を目指しておられます

憲法×パリテに参加された島本在住の女性にも多く協力していただきました!

お誘いあわせのうえ、ぜひ!ご覧ください

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参議院選挙の結果に思う

2019年07月22日 | もっと生きやすい社会は可能だ!
参議院選挙の結果が出ました。投票率48.8%。国政選挙(補選を除く)の投票率が5割を切るのは戦後2回目だそうです。

1995年参院選の44.52%に次ぐ低い投票率といわれながらも、わが町しまもとでの投票率は59.26%。

新しく島本町に転入してこられたみなさん、大阪府内で常に上位に位置する投票率が、わがまち島本の「よいところ」。島本町の大きな特徴です。

今回、とだ*やすこは、人権派弁護士から政治家へ、その思いに共感し、かめいし倫子さん(立憲民主党)を応援していましたが、残念な結果となりました。

しかしながら島本町での得票数は決して少なくはありませんでした。島本町HP令和元年7月21日執行 参議院議員通常選挙の開票結果

最大の問題は、大阪府からだれひとり、立憲主義に基づき「安倍政権の改憲には反対」という立場の議員を国会に送りだせなかったことです。

大阪府の4議席は、自民党・日本維新2・公明党とすべてが改憲派という結果になりました。改憲勢力が3分の2に至らなかったことがせめてもの救いでした。

なぜこういう結果を招いたのか。このことを深く検証することなく、安倍政権や日本維新の会を批判しても得るものがないように思えてなりません。

かめいし倫子さんの法曹界における活躍を期待する声は多いと聞き及びます。今後の多方面でのご活躍に期待したいと思います。

もっと生きやすい社会は可能!

市民が政治と距離をおく時代は終わりました。民主主義の学校と呼ばれる地方自治。島本町議会でなにが起こっているのか、どうかみなさん目を背けないで!

イデオロギーよりリテラシー!
政治と未来をあきらめない!

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やります!憲法×パリテ

2019年04月28日 | もっと生きやすい社会は可能だ!


とだ*やすこのひと・まち語らい広場
憲法記念日特別企画

憲法×パリテ ~北欧・西欧の男女平等~

ゲスト
リボアル菜巳乃さん(翻訳家・通訳)
トリニダード・ガルシアさん(フランス人脚本家・来日中)

5月3日(祝)午後2:00~3:30
島本町ふれあいセンター1階・健康教育指導室
参加無料 申込不要 ※事前申込歓迎

リボアル菜巳乃さんは、北欧の男女平等をオスロ大学サマースクールで学ばれました。中国・青島で働いた経験、二児の母として各国の保育所事情を知ったことなど、暮らしの中からみつめてきた男女の平等についてお話いただきます。

パリ・コメディバスティーユ劇場で上映中の「シモーヌが見た時代」を観て、これを日本で紹介したい!と、現在、日本版の脚本を担当。約2年後上映をめざしてトリニダードプロジェクトをスタートされました。※シモーヌ:フランスの政治家

偶然にも原作の脚本家・ガルシアさんの来日が決定!島本にお迎えすることになりました。

憲法記念日
リボアル菜巳乃さんには、政策決定の過程に女性が多く関わる北欧の男女平等を
ガルシアさんにはフランス女性の人権獲得の歴史を語っていただきます。

主催:まなびとひろば(とだ) ご参加をお待ちしています。
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働き方は命の問題!会計年度任用職員

2018年12月08日 | もっと生きやすい社会は可能だ!
8日未明、外国人労働者の受け入れ拡大に向けた改正出入国管理法(入管法)が、参院本会議で採決され、自民、公明両党と日本維新の会、無所属クラブの賛成多数で可決、成立したのとの報道です。

来年4月1日に施行されます。改正のなかみをすべて理解できているわけではありませんが、労働不足を理由に他国の人々を都合よく活用することで、これまでかろうじて培ってきた信頼を覆し、日本を内側から崩していくという危機感が、わたしはあります。

外国人だけではありません。身近で起こっている保育士、図書館職員など臨時的雇用の職員の雇用問題も本質は同じ、とわたしは思います。以下、下書きしたままUPできていなかった原稿その1。

9月の定例会、会派人びとの新しい歩み(戸田・中田)の大綱質疑で、とだ*やすこは新たな非常勤職員制度の周知徹底求めて制度の概要を問いました。

「地方公務員法」「地方自治法」の改正(平成29年)により、平成32年度から導入される会計年度任用職員は、自治体職員の働き方にどのような影響を与えるのでしょうか。

総務省が示す制度導入に向けたスケジュールでは、平成29年度は実態の把握、任用適正化の検討、勤務条件の検討などが求められていますが、島本町ではどのような準備を進めているのでしょうか。わからないことばかりです。

まず、基本的なこととして、平成29年5月17日に「地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律」が公布され、平成32年4月1日に施行されることになっています。島本町でも平成31年春までに条例化しなければなりません。

今回の法改正は、地方公共団体における行政需要の多様化等に対応し、公務の能率的かつ適正な運営を推進するため、というのが執行部側の説明でした。「地方公共団体における行政需要の多様化等に対応???」

ここのところは、わたしの見解とは違います。地方公務員の臨時・非常勤職員については、ほぼすべての自治体において、雇用の調整弁として、本来のあり方とは異なる運用が続けられてきました。

正規職員が担ってきた「恒常的」な事務事業を、多く臨時的雇用の職員が担っています。保育士、図書館職員、学童保育指導員などが最たるもので、その多くが女性、もしくは若者です。

何年務めても新人と同じ時間給。官製ワーキングプアーと呼ばれて久しく、昇給も期末手当もありません。都合のよい解釈で半年契約が繰り返され、責任ある仕事に就いておられます。

「人件費」ではなく「物件費」として扱われ、数字上、人件費は削減されました。これにより公務員バッシングが、一定、回避されたとしても、結局、中長期的に「ひと」を育てる余裕を現場が失い、(委託業者以外?)誰も得をすることはありませんでした。

今、新たに一般職の非常勤職員である「会計年度任用職員制度」が導入されることになったものの、果たして働く者の立場に立った制度なのか、どうも疑わしい。臨時的雇用に法的根拠を与えて制度化、固定化し、格差を助長するものという指摘もあります。

平成29年度は、島本町においても臨時的任用職員及び非常勤嘱託員に関する実態把握等(国が求める内容を調査したもの)が行われました。今後、近隣市町との均衡を図りながら、職員団体(組合など)との協議を踏まえて制度の構築を進めていくことになる。どの自治体でも手探り状態でしょう。

会計年度任用職員には期末手当の支給が「可能」とされ、一見、よさそうな制度に思えます。しかし、それは自治体の裁量によるものです。近隣自治体、類似団体との横並びの方針が、より悪い方向に向かないよう常に交渉が必要になります。

労働者を守る立場にある組合の存在意義が見直されることになります。右とか左とか、もはやイデオロギーではなく「命」の問題。わたしはそう思います。もっと生きやすい社会は、はたして可能なのか。

会計年度任用職員の制度の実態は未だつかめず、正直、わたし自身、地方議員としてできること、すべきことがみえていません。そして、プレミアム商品券という言葉がニュースで流れるにつけ、安倍自民・公明党政権に希望がもてません。



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若山神社境内の紅葉が美しかった(11月23日)
枝葉の向こうには、淀川対岸の男山がみえます
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みなさん、人権週間です!

2018年12月07日 | もっと生きやすい社会は可能だ!
国連が世界人権宣言を採択して今年で70周年。世界人権宣言は、第二次世界大戦がもたらした悲劇・破壊への深い反省から生み出されたもので、人権や自由を尊重するために定めた世界的な基準です。

この宣言が採択された12月10日の「人権デー」を最終日とする1週間(12月4日~12月10日)を人権週間と定め、各自治体で人権に関するさまざまなイベントが行われます。

今年は性的少数者をテーマにする市町村が多いようです。今週末、12月8日(土)、島本町・高槻市の取り組みをご紹介します。


島本町
歌手の悠以さんを招いて「JGBT」をテーマにしたトーク&コンサートを開催

島本ふれあいセンター ケリヤホール
14時~16時 ※開場13時半~

第1部:人権標語表彰式(約15分)
第2部:悠以さんのお話&コンサート 「自分らしく生きる」

主催:島本町・島本町人権啓発推進協議会

入所無料。申込不要。手話通訳
パソコンによる文字同時通訳
車での来場ご遠慮ください
満員の場合入場制限あり



高槻市
講演会「性的マイノリティって何?~楽しく学ぶ、ジェンダー、セクシュアリティ~」
弁護士の仲岡しゅんさんを講師に迎えての講演会を開催

高槻市生涯学習センター 多目的ホール
午後2時~午後4時

講師の仲岡しゅんさんは、大阪生まれの大阪育ち。
知的障がい者ヘルパーと学童保育の指導員を経て弁護士に。

戸籍上の性別は男性、女性として弁護士登録
民事・刑事事件のほか、セクシュアルマイノリティからの相談に



11月1日、八幡市文化センターで行われた人権講演会で、仲岡弁護士のお話を聴きました。これまで聴いてきた数々の講演会のなかで、もっとも信頼できるお話のひとつでした。しかも、明るく、わかりやすい。

人権という確かな軸のない啓発は、むやみにLGBTというカテゴリーに人を閉じ込めたり、用語の知識のみで理解したつもりになったりで、結局、そっとしておいてもらった方がありがたいということになりがち。

わたしには、なにを尋ねてもらってもかまいませんが、と、かなり失礼な質問、疑問にも誠実に応える一方、どうぞ素朴な質問で人を傷つけないでくださいね、と(ある意味辛辣な)ジョークで笑いをとっておられました。


わたしは、ある日、ある方から、人権意識があると自負している人ほど間違うと指摘されました。道で倒れている人がいたら、そっと着るものをかけて隠し、大騒ぎすることなく京都の人は振る舞うでしょう。

わたしやってます!わたし理解あります!とことさらに言わないでしょう。それが無関心という優しさなのよ、と言われて目が覚めました。

僕たちは支援を求めているのではない、性的少数派でない多数派の人にあるあたりまえの権利(結婚、社会保障、医療手続、相続など)を求めているのです、とも。これにも目が覚めました。

「LGBTトイレ」という摩訶不思議なものに対するGIDトランスジェンダー当事者(性同一性障害:gender identity disorderの頭文字を略してGID)の怒りと哀しみは凄まじく、そもそも同性愛者にはトイレの不都合などまずありません。

LGBTブーム、LGBTビジネス、その反動で傷ついている人が少なくないことを忘れないでいたい。特別な人「ふつう」ではない人として、同性愛や性別適合を「認める」という発想がすでに歪んでいると思えるこの頃です。
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「続・夢を追いかけろ!奇跡へ」映画完成披露

2018年05月03日 | もっと生きやすい社会は可能だ!
風薫る季節。今日は日本国憲法の71回目のお誕生日です。憲法とはなにか、立憲主義とはなにか、わたしたち市民一人一人が自分自身で学び、考え、悩み、身近な人と語り合い、ぶつかり合う社会にしていかなければならない、と思います。

政治の話をしたら人間関係が壊れそうになる?それは思考停止というもの。わたしはあまりに未熟で発展途上、知りたいこと、知らなければならないことがたくさんあります。

第2次世界大戦後、日本が占領していた香港という街で、1992年のクリスマスイブの日からおよそ6年の間暮らしました。誘われてある家族の祝席に混じり、わたしという日本人を射るように見続けるひとりの老婦人の目に出会いました。

そうして、20代の若者から、その祖母が妊婦だったときの経験が語られ、日本軍による残酷な拷問や紙切れと化した軍票に泣いた人びとの憎しみと哀しみの深さを知りました。

知らされていないこと、知ろうとしなかった自分の足元の空虚

だからというわけではありませんが、わたしは安倍政権による安倍政治のための改憲に断固反対です。

普遍性をもって理想を掲げた日本国憲法。人が人として生きる権利の保障と平和を追求する日本人としての覚悟。変えてはならない、変える必要がない憲法であるとわたしは思います。

みなさんはどう思われますか。

さて、タイトルの件、ある映画上映会のお知らせです。

『続・夢を追いかけろ!奇跡へ』
社会福祉の真実に迫る、異色の福祉映画第2弾!!

映画完成披露会のご案内
5月6日(日)①13:00~②16:00~③19:00~

①ほぼ満席  会場30分前(共通)

京都アバンティ響都ホール (JR京都駅南すぐ
当日1,800円 ※前売りはチケットぴあで入手可

主人公は、福祉が抱える問題を広く社会に提起する松浦一樹さんがモデル。10数年前、高槻市のある障害者福祉施設を一緒に訪ねて以来、交友があり「とだ*やすこのまなびとひろば」でお話いただいたことも。

映画には、刑事を辞めて福祉業界に飛び込んだ松浦さんの熱い想いが込められています。 完成度の高い本格的な自主製作映画。限りなくノンフィクションに近いフィクションといえます。

松浦さんは、利用者を庇護するという障害者福祉の考え方に疑問をいだき、働きたいと願う人のため、企業と対等に交渉できるNPO法人ENDEAVOR EVOLUTIONを立ち上げ、運営されています。

熱く夢を語り、正義を語り、着実に事業を拡げることで障害のあるなしに関わらずともに生きることを追求しておられる。 功績が認められ、第18回ヤマト福祉財団小倉昌男賞を受賞されました。 こちらもぜひご一読ください。


画像は
いつしか訪れた貴船神社の新緑
緑が美しい季節になりました
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Dear Girls!朝日新聞の取材

2018年03月03日 | もっと生きやすい社会は可能だ!
3月3日、桃の節句。ひな祭りが来ると赤い雛壇、ちらし寿司、幼馴染の家の玄関が映像で鮮やかに甦ります。

生家は雛壇を買う余裕も飾る場所もなく、なにより、わたし自身、雛飾りを欲しいと思ったこともなく、近所の幼馴染の家で過ごすひな祭りが毎年の楽しみでした。

幼馴染の祖母はわたしの祖母の従姉妹にあたり、この人がなかなか破天荒な女性で、可愛がってもらった記憶とともに今も懐かしく思い出します。

有名な画家の息子さんとの結婚を拒み、好きな人と駆け落ちしたという話、本当かどうか、子どものわたしは本人に確かめることができませんでした。

人生は誰にもわからない。

女性に参政権がなかった頃を生きた祖母の時代。ジェンダーギャップ指数144ヶ国中114位の日本(世界経済フォーラム2017年)で生きるこれからの女性。それを想うと自分にもできることがあるのではないかと考えます。

2月の定例会では、島本町議会6人の女性議員が朝日新聞「Dear Girls」の女性記者から取材を受けました。国際女性デーちなんだもので(雛の節句の企画ではありません、笑)、3月8日の紙面に掲載されるとのことです。

取材は毎回、とても怖いけれど、面白くもあり、島本町のよいPRにもなると思っています。女性必見、もちろんみなさん、ぜひご覧ください。


画像
過日、京都駅ビル内のホテルロビーに
立派な雛飾り、えっ?こんなとこに、と驚きました

通路に鎮座して、雑踏のなかにあって
お人形さんがなんだか気の毒にみえました

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