とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

議会改革「反問権」と街頭演説「商店街再生」

2011年06月30日 | とだ*やすこの活動日記
議会改革特別委員会、午前10時より所属している第1部会で「反問権」について議論しました。泉大津市の議会事務局が詳細にまとめられた資料を入手していましたので、部会長の強化を得て(長の資質と周辺の圧力によって、このハードルは通常「絶壁」)事務局に依頼し、本日の資料として、委員全員が共有しました。

「反問権」とは、議員の質問・質疑に対して、理事者(行政側)にも「反問」を認めることです。言い換えれば現在は認められていないということ。行政側は、議員の質問の真意がわかりかねても、反問することなく、答弁しています。

質問者と答弁者の議論がかみあっていないことが多々ありますが、いうならば、議員の「言いっぱなし」が制度によって守られている、ということになります。反問権が認められて、もっとも困るのは「わたし」のような気がしますが(笑)、議員になった当初の「言うだけで責任を負わない違和感」を思い出せば、やはり反問権は必要と思います。

導入の目的は、議員の資質向上、発言に責任をもたせるため、論点を明確にして議論を深めるためといえます。主役は住民。傍聴しても、会議録をみても、意味がわからないということがないよう、是々非々、丁々発止で議論される議会でないと、税金の無駄使いという批判は避けられません。

しかし、「反問」が感情的な「反論」になったり、特定の議員に偏ったり、議員の活動範囲を狭めたり・・・懸念される点は多々あります。首長追認型の議員を有利に導く可能性は十分にあり、議会に自浄作用がない場合は困った結果になりかねない。

それをバランスよく調整するのは「議員間の自由討論の導入」と、戸田は考えています。議会が合議機関として、首長にしっかり対峙するために、議員どうしの議論の場が保障されていなければならない。東京財団政策研究部が提言する、地方議会会改革のための議会基本条例「東京財団モデル」から学んだことで、自由討論を導入した先例はすでに多くあります。

島本町議会で、これに、どこまで耳を傾けてもらえるか・・・エネルギーがどれだけあっても足りません。午後は、第2部会を傍聴。その後4時から、東大寺テニスコートの件で、総務文教委員会が行われ、出席しました。夕刻、水無瀬・桜井地区(北生協前)、阪急水無瀬駅前、島本センター・東で街頭演説に立ちました。会派「人びとの新しい歩み」で、平野議員とともに定期的に行っている議会報告です。

平野議員は、原子力防災について報告しました。地方自治体に欠かせないテーマでありながら、国に依存していた課題です。市民活動を通じて、澤嶋さんとともに脱原発の姿勢を貫いてきた平野議員の存在は重く、島本町議会に欠かせない存在であることを再確認しました。

わたしは、6月定例会・一般質問で「阪急水無瀬駅周辺のまちづくり」について、空洞化が長期化している商店街のあり方を考える必要があると述べました。町税増収、財源確保による町の活性化を理由に開発を正当化する前に、まずは、商店街の衰退を抑制し、空き店舗を有効的に活用することが最優先されてよいのではありませんか!と。

高齢化が深刻なのは農家、農地だけではありません。個人商店の担い手不足、後継者不足も深刻です。町の商業機能には、地域住民の生活支援という側面があり、いざというとき、たとえば災害が起こったときには、町民に物資を供給する機能が求められもします。

商店街の活性化は、自助・共助が基本でありながら、実は自治体の重要課題であり、「活性化に関する条例」や「加入促進条例」を定めている自治体は75に拡大しています。バブル経済期を経て最大に伸びきった小売業の売り場面積を、20年で進んだ高齢化、少子化、長期不況にあわせて縮小できていないことが課題。

「地域商店街活性化法」に込められた意図は、単なる商業の活性化ではなく、地域コミュニティの再構築。地区をひとつのショッピングモールと捉えて最適な業種業態の組み合わせを構築するマネジメント力が商店街再生のひとつの鍵といわれています。「テナントミックス」といいます。

また、商店街では「担い手となる人材」の重要性が高く、「地域商店街活性化法」で、国は、商店街での人材の育成を自らの責務であるとしています。このまま自助・共助に任せておけば、負の連鎖が進み、玄関駅の姿としてさらに厳しい状況になるのは明らかです。

画像は、25日に散策して行ったJR島本駅西地区の植生調査
名もなき雑草というのは嘘で、すべての植物に名前がある
この草の名は・・・・ヤハズソウだったかな?

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農地保全と大学立地

2011年06月29日 | JR島本駅西まちづくり
平成23年第3回、6月定例会の報告ができていません。第1号補正予算で、小学校の普通教室の暑さ対策に各教室2個の天井扇設置工事費が490万円、中学校の文化祭の舞台装置費に330万円、役場庁舎の耐震実施設計業務・外壁改修工事などの2200万円が計上されました。賛成しましたが、真の文化を育成するのは、機材やテントの購入、賃借料を費やすイベントではなく、「人」の努力や才能に尊敬と敬意を払うことであると、討論で訴えました。

一般質問では、「もっと文化を!歴史・文化の薫る島本町 ~玄関駅の個性を活かして~」と題して、JR島本駅西側農地のあり方を含む「まちづくり」について訴え、質問しました。

JR島本駅西側農地の大学立地構想については、18日、19日の二日間で、町内外30人近くの方から、さまざまなご意見、アドバイスをいただきました。6月議会で行った一般質問から一部をご紹介し、当該地の土地利用について、現時点での戸田の考えを記しておきます。農地保全を望む強い思いを基本に、「大学立地」という具体の事例を前にした現実路線で、住民のみなさんに判断の材料を提供する、という姿勢です。

◇   ◇   ◇

JR島本駅周辺のまちづくり
駅に隣接する土地の有効性を、住宅開発や大学立地で活かすのか、新たな価値観、時代のニーズに応えて「住民の福祉」に供する「景観」を重視して活かすのか。この重要な選択は、地権者個々人の問題ではなく、島本町としての「政策」そのものと考えます。

新駅設置に際して、JRは新たな乗降客による収益を当然期待され、町としても、JR新駅を誘致する時点では、西側を開発する投資的効果を一定算定していたと思います。しかし、実際には、西側地区のあり方は後の判断、つまり今現在に委ねられ、地権者を対象とした「まちづくり勉強会」を開催。去る4月に、町のサポート(年間予算100間年。事務的、技術的支援)により協議会へと発展しました。

18日に行われた第1回「まちづくり協議会」では、奈良の学校法人・西大和学園が当該区域での4年生大学新設を希望されていると公表され、「検討する」という方向性で合意されました。勉強会が地権者対象であったのに対して、協議会は自治会・住民委員会からの参加によって構成されています。自治会・住民委員会を住民の代表機関とする考え方を全面的に否定するわけではありませんが、広く町民に愛され、地域住民に親しまれている駅前農空間を失うことになる事業推進には、地権者・周辺住民のみならず、広く町民の意向を的確に把握しておく必要があります。

そのプロセスを欠いているのは問題!と、わたしは思います。民意の把握の必要性は、総合計画の基本構想にも明記されています。

名神高速道路との距離が、新たな市街地としての広がりを期待できるほどに充分ではないこと。住宅地に転用するとなると、地区内の道路・下水道整備などに多額の公共投資を要すること。あるいは桜井の踏み切り、青葉地区につながるマンボ、高槻方面へJR高架をくぐっての西国街道、いずれも道路アクセスの劣悪さが懸念されます。このような理由から、商業圏としての活用は望みがたく、町としては、投資に見合う効果が得られない。よって、公共団体施行による土地区画整備は行わないと判断し、まちづくり勉強会で基本構想を作成することによって、今回のようなケースに対応できるよう「保留区域設定」を実現された、とわたしは考えています。(ここに至るまで、よくよく考え、多くの意見を傾聴し、学んできました)

立地を引き受けるとなれば、学校法人・西大和学園の大学立地を受け入れるにあたり、地学連携、産学連携をどのように進めたいのか。まちづくりに大学の知的財産をどのように活用するのかなど、島本町のビジョンが明確にされていなければなりません。町は、協議会と法人の間に立つ、メッセンジャーであってはいけません。主体性をもって、全町的視点、多角的視点で法人に対峙する立場です。地学連携などについて、事前に大学側との意思統一を図り、開発の中身を精査し、知りえた情報を住民と共有し、そのうえで民意を的確に把握する必要があるのです。それなくしては、賛否の表明は不可能です。

私立大学全般に関する最近の動向調査と研究、法人側に情報公開を求める姿勢を町に求めます。学校法人・西大和学園の財政状況ならびに計画内容を把握し、法人による全町的な説明会の開催などを通じて、住民と情報を共有、そのうえで、民意の把握を行っていただきたい!こういったプロセスを欠いて判断することはできかね、印象だけで賛成することはできません。立地そのものが目的ではなく、立地による町の将来的な発展、大学との共存共栄があって、はじめて成功といえるからです。


画像は、駅の自由通路から眺めた立地予定地
立地が実現すれば、ここに建物が建つことになる
風の噂では3階建てとか・・(あくまでも噂です)


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農業委員会と総務文教

2011年06月28日 | とだ*やすこの活動日記
2時から農業委員会でした。3つの議案について審議、採択しました。議案採択が終了してから、約40年間、農業委員会に所属し、島本町のために幅広いご尽力をいただいた会長から、勇退のご挨拶がありました。

「胸をはって島本の農業を守っていると申し上げていきたいという思いがある。町に農地がみえる間は、農業委員会を設置し、発展させていただきたい」と力強く語られました。「命燃え尽きるまでやりたいという思いがあるが、後継者を育てることの大切さを思うと、遅きに失したという感もある」ともおっしゃいました。お住まいの桜井周辺のことだけではなく、まして自らの私利私欲であるはずがなく、広く島本の「農」をまとめ、守ってこられた方の言葉の重みを感じました。

折に触れ、互いの政治的な立ち位置に係らず、わたしたちの意見を傾聴してくださり、思いを受け止めてくださる一方、厳しく信念を貫かれる強さを感じてきました。選任されたばかりの委員として、はじめて参加させていただいたこの日に、桜井の農地、島本の農を守ってこられた長老が委員会を去られるのは寂しい。

去る18日の「まちづくり協議会」では、会長として「できることなら農地は守りたい。しかしそれが難しいのなら、大学立地を受け入れるという選択は悪い話ではないと思う。決断のときではないか」と公言されました。80歳を超えて今なお自ら耕作されています。

農業委員会終了後、午後4時から、東大寺公演テニスコート工事、修復状況について、役場で教育委員会から説明を受け(副町長、教育次長、生涯学習課課長、係長などが出席、物々しさに驚く)、公用車で現地へ向かいました。副町長、教育委員会メンバーと、議会事務局長、課長、係長が現地へ向かい、総務文教委員会として、昨年の補修工事で瑕疵(不具合)があった箇所の再(修正)工事を確認しました。希望する議員も参加、同行しました。

クラック(ひび割れ)の補修箇所が雨や熱さなどで浮き上がっており、工事終了後一か月経っても改善されず、5月に丁寧な修繕が行われたとのこと。現場を見た限りでは、誠実な再工事であったと思います。しかし、新たに複数の小さなクラックが発生しており、全天候型のラバーコートの維持補修、まして河川敷で水脈に隣接しているテニスコートの維持が容易ではないことがわかりました。

3月議会で、使用料改定条例案が出されましたが(値上げ)、修復後に改正が行えるよう、議員提案による修正案を可決したことから、このたび、総務文教委員会として調査したものです。施工業者も現地に待機という段取りのよさで望ましいことなのですが、通常さまざまな現地視察が、さまざまな理由でなかなか実現しない立場にいる議員としては(一例:臭気の苦情が出ている第2幼稚園のトイレの状況を把握しておきたい)、なんとな~く違和感はありました。

とはいえ、今後もこういった調査が議会として円滑にできるよう、議会改革に努めてたいと思います。

画像は、JR島本駅舎の西側の巣に育つツバメの子
親ツバメがせっせと餌を運んでいます
次世代育成は、命あるものの使命です


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ヒトも鳥も子育て

2011年06月26日 | とだ*やすこの活動日記
NPO法人「クローバー自立支援センターしまもと」主催の講演会◇育ちあい、共に考える◇「未就学・就学期の援助実践」に参加しました。おふたりの保護者が実体験を語られ、町で幼児から学童期の療育支援をしてくださっている灘裕介先生がコーディネーターとなられた講演会でした。

灘先生、灘先生と多くの保護者の方が感謝の気持ちをこめてお名前を口にされるのを耳にしてきました。プロフィールによると、京都大学医療技術短期大学・作業療法学科卒業、京都府教育委員会特別支援教育推進事業の専門家委員と巡回相談員を兼務されるとともに、ご自身は(有)あーと・ねっとを立ち上げ、支援活動に活躍されておられる方でした。

NPOクローバーで行われている、保護者相談、感覚統合、個別療育、進路相談、日常生活、学校支援への助言・指導・・・これは、わがまち島本の宝物だと思いました。灘先生が、セラピストとして、支援を必要とする島本の子どもたちと保護者を継続的に見守ってくださっていることに、感謝の気持ちでいっぱいです。

さて、昨日、桜井の農地で15羽の幼いケリをみかけました。田んぼに巣をつくっているそうです。一度に15羽もみることができるとは驚きです。町内では山崎保育園周辺や第1小学校脇の田で見かけたことはありますが、実はなかなかに珍しい鳥みたいです。ケケケケ!と騒々しく鳴きます。子どもを守っているそうです。

こういう風景があたりまえのようにあることが島本町の魅力。できることなら桜井の農空間は遺したい。多くの方がそのように望んでおられます。そのためにどうすればよいのかを考えるのが政治の役割ですが、町は、あくまでも地権者のご意向に沿って、という姿勢を貫いています。

農地保全を望む熱い声に、なにができるのか・・・答は、みつからないままです。そんな自分自身に、いいようのない苦々しい思いがあり、悔しい毎日です。反対するのは簡単ですが、ならばどうする・・・という答がみつからないのです。ヒトも鳥も子育てしやすい町になるよう、諦めずに考え続けます。

明日は、ごみ問題学習会・島本プロジェクトの月例会。あさっては農業委員会。30日には、議会改革特別委員会。6月議会が終わったのもつかの間、この時期は各種会議や研修が集中、加えて自主的な調査研究活動を強化する時期でもあります。市民派議員に必要なのは、持続可能な頑張りです。
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第4回「まなびとひろば」のお知らせ

2011年06月24日 | とだ*やすこのまなびとひろば
とだ*やすこの
  まなびとひろば(第4回)

小規模有機農業で京都大原に暮らす
~ 都市近郊農業の可能性 ~

講師 渡辺雄人さん

7月10日(日)2時~4時 開場 1時45分 
ふれあいセンター3階・視聴覚室
参加無料
主催:とだ✽やすこのまなびとひろば


講師をお願いした渡辺雄人さんは、同志社大学大学院(総合政策科学研究科・ソーシャル・イノベーション研究コース)在学中から、大原に移り住み、実践的に農業を研究してこられました。若くして起業され、有機栽培農家の若者と「オーハラーボ」を結成。京都・大原を拠点に活躍されています。

渡辺雄人さんと民さんのブログ
つくだ農園日記

お引越しされる前のブログも必見
はじめまして つくだ農園です

「農」の問題を抜きにして、JR島本駅西側農地の問題を語ることはできません。6月18日の「まちづくり協議会」で大学立地の具体的なオファーがあることが公表されました。立地の是非を判断するには情報が少なすぎますが、農地を遺せないのなら大学立地は他の建造物よりは望ましいという意見が少なくありません。

わたしも同じ思いです。しかし、ほんとうに後継者がいないのか・・・就農を希望する若者がなにを求めているのか、農業は儲からないのか・・・「農」の潮流を知っておきたいと思います。みなさんのご参加をお待ちしています。
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JR島本駅西に大学が!?

2011年06月18日 | JR島本駅西まちづくり
午前10時、桜井公開堂で開催された第1回「まちづくり協議会」を傍聴。これまでの「まちづくり勉強会」(傍聴不可)は、(財)大阪府都市整備推進センターをアドバイザーとして、地権者を対象に組合施行の土地区画整理事業などを説明し、進められていました。

傍聴が認めらるようになった協議会は、会長の司会で進行され、総合政策部・政策推進課課長が、「学校法人・西大和学園より、新しく4年生の大学をつくるにあたり、候補地として島本駅西側(およそ3ヘクタールを活用)を考えておられると説明がありました。(参加者約20名、傍聴者10名)

京都・大阪圏への進出を考えるとき、島本町の環境のよさと交通の利便性を魅力に思われてとのこと、町から誘致を行ったのではないと担当課長が断言しました。西大和学園は、奈良に短大(15年の歴史)中高(25年の歴史)があり、高校は全国屈指の進学校です。

調べてみると名門・東大寺学園に次ぐ偏差値の高さ。急成長というのは一昔も前のことで、今では安定感も実績もあるバリバリの進学校という評判でした。塾に通わなくとも学校で勉強でき(灘高スタイルというらしい)、中高一貫で寮もあり、教師は30才代中心、勢いある進学校ということでした。

当然、京大・東大など最大難関校をめざす生徒が多く、新設の系列大学に入学することは考えられない。おろらく白鳳女子短期大学(看護福祉系)を4年生に移行されると思いますが、充分な情報が得られていません。1000人規模と資料にはありました。

26年開校予定で時間的に余裕がない、結論を急がねばならないという受け手側の感覚が気になりました。周辺住民との意見交換の丁寧さを妨げる可能性があり、大きな不安要因です。調査研究をせず、学校という安心感、ブランド力による印象で歓迎してしまうと、大事なことを見失う・・・

ここ数年で短大から看護系4年制大学に移行する学校が増え、また一般的にも多くの私立大学が生徒の募集に苦労しておられます。いずれなにか建つのなら大学がより安心、望ましいという声は少なくないものの、学校法人立地は地権者にはチャンスでも、島本町にとって果たして「チャンス」なのか・・・

協議会では「勉強会ですすめてきた内容はどうなるのか、協議会第1回目で唐突に聞いて、今日返事をもらいたいというのは拙速すぎないか」という声があがる一方、「協議会ができて2ヶ月、短期間にこれだけの条件のところが打診に来ているので、急ぎ回答をだす必要があるので」はというご意見もありました。

会長(おそらく一部またはすべての理事も)は、既に2回ほど大学側と面談されており、理事の間では概ね結論を出されているというのが傍聴した感想です。「検討」という合意がなされ、今日の協議会は閉じられました。

傍聴資料は事前の説明なく回収されました。持ち帰り可能に!と事前に依頼していましたが、今回もかないませんでした。議員の傍聴者は、戸田、平野、伊集院、共産党から富永議員でした。なお清水議員は協議会の理事を務めています。

21日からの定例会では、以下の議員が一般質問でこの問題を取り上げます(一部タイトルからの推測)。

山口議員
1.島本町開発行為等について  

平野議員
2.JR島本駅西地区まちづくり協議会について

戸田議員
1.もっと文化を!歴史・文化の薫る島本町
   ~ 玄関駅の個性を活かして ~
菅 議員
2.JR島本駅西側地区まちづくり勉強会について

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6月議会のお知らせ

2011年06月16日 | とだ*やすこの活動日記
町内ならびに高槻市内で、バイクによる自転車の前かごの荷物のひったくりが続いています。空き巣も頻繁に起こっているようです。ご注意ください。

平成23年第3回定例会・6月議会のお知らせです

6月21日(火)22日(水) 10時 役場3階 本会議場

行政側からの諸般の報告などの後、一般質問がはじまります。議案に対する審議は22日になります。平成23年度一般会計の補正予算(第1号)の主な内容を下記にお知らせします。

庁舎耐震実施設計業務委託料 2,200万円
小学校の暑さ対策(天井扇風機設置工事請負費) 490万円~110台分
中学校文化祭のための舞台装置
 照明装置のレンタル料 100万円
 音響設備の購入    230万円

住民ホールは、アスベスト除去、封じ込め対策ができず、茨木労働基準局から使用中止を告げられています。秋の中学校文化祭は学校体育館で行われる計画で、そのための舞台装置を借りたり、買ったりします。住民ホールの現状を思うと、これ以上の議論先延ばしは許されないと考えています。

なお、震災の影響によりYYワールドの開催が見送られましたので、90万円が減額されます。議会からは、町村議会活性化等支援金116万円を活用して、議会だより編集に対応できるパソコンと編集用のソフト、事務連絡のために貸与されるFAX、議会図書室のパソコン購入費などを計上しました。

予算書は、款(かん)・項・目・節で示されていて、肝心の節の中身が明確にされていません。具体的にどのような事業にどれだけの予算を配分しているのかが、ちょっとみただけでは、さっぱりわからない仕組みになっています。わからないように書かれているのだそうです。

ならば、行政側から説明があってしかるべきと、議員活動3年目にしてつくづく思います。「政治とはそういうもの」「理想を言ってもはじまらない」などと言っている場合ではない。いかなる政治的立ち位置でも、16人全員が選挙で選ばれ、住民から信託を受けて議席を預かっているのです。

同じ土俵に立てない環境で仕事をしていることは、わたし個人の問題ではなく、有権者である住民のみなさんの問題であり、申し訳なく思います。旧態依然とした町議会のあり方や議会と行政の関係を見直し、議員個人だけではなく「議会」として住民と対峙する、これが全国的な潮流、議会改革のなかみです。

画像は、6月7日に行われた総合防災訓練
土嚢を作って積み上げる訓練です
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6月議会の一般質問

2011年06月14日 | とだ*やすこの活動日記
今日は一般質問の通告の締切日でした。21日(火)22日(水)の定例会で、下記の通順で質問します。傍聴をお願いします。なお、戸田は二日目の朝一番か、一日目の最後ではないかと思います。当日は、おおよその時間がお知らせできますので、議会事務局にお問い合わせください。

高山議員
1.島本町地域防災計画の見直しを求めます
2.高槻市との広域勉強会の前進のために
3.元気な若山台を目指して

川嶋議員
1.第4小学校通学路の安全対策について
2.町営プールについて

山口議員
1.島本町開発行為等について
2.島本町立人権文化センターの活用について

平野議員
1.福島第一原子力発電所の事故を踏まえて原子力災害をなくす取り組みを!
2.JR島本駅西地区まちづくり協議会について

外村議員
1.高槻市との広域行政勉強会の中間報告及び今後の進め方について
2.本町の財政状況と中長期財政収支見通しに関する住民説明会を実施すべき
3.福祉ふれあいバスの運用見直しについてその後の検討状況を問う

冨永議員
1.第4小学校への通学路改修工事の早期完成を求める。
2.消防署、消防団の充実を

戸田議員
1.もっと文化を!歴史・文化の薫る島本町
   ~ 玄関駅の個性を活かして ~
2.減災のための「やさしい日本語」活動
3.広域行政勉強会・中間報告の成果を問う

河野議員
1.高齢者泣かせる行革、救済・代替策なき10月実施は見直し・撤回を
2.駅前行政サービスコーナーの早期設置を求める。
3.人権文化センター等の公正な使用と充実を求める。
4.中学校給食の実施を求める。

伊集院議員
1.中学校給食について
2.教育基本法の大改正(平成18年度)より 初めての中学校教科書採択について

東田議員
本町における各公共施設の今後について

菅 議員
1.高槻島本広域行政勉強会について
2.JR島本駅西側地区まちづくり勉強会について
3.再任用職員・嘱託職員の処遇と活用について


画像は、大阪駅(12日日曜日撮影)
方向音痴のわたしは、ウロウロするばかりで疲れました

シンポジウム「大阪」写真によって生きられた街を拝聴
写真評論家・飯沢耕太郎氏
写真家・森山大道氏、百々俊二氏、妹尾豊孝氏
主催:大阪写真月間実行委員会

妹尾豊孝氏は島本町内在住
妹尾氏の写真集「大阪環状線 海まわり」は凄い
文化祭での展示でご存知の方も多いと思います

シンポジウムでは
風景とともに人を切り取る一瞬の作業の奥にある
軽やかな「哲学」に触れたような気がしました

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高槻市・島本町広域行政のこれから

2011年06月11日 | とだ*やすこの活動日記
3月中旬に公表された「高槻市・島本町広域行政勉強会」の「中間報告」をもとに、住民説明会が開催されました。参加者は103名(議員を含む)。これまで町が開催してきた「ことしの決算」「きょねんの決算」とは、質問の内容も発言の仕方も、会場の雰囲気も違ってきている、というのが正直な印象です。

住民のみなさんの質問・指摘・意見を聴いていると、議員もそうとう力をつけないといけない時代になったと身が引き締まる思いでした。一般質問顔負けの発言もあり、まもなくはじまる6月議会の一般質問を練り直さなければ、と考えています。

し尿の課題についての質問や意見が聞けなかったのは残念ですが、避けて通れない課題であり、これからが本番です。引き継ぎ、議会でしっかり追求していきたいと思います。心ある行政職員は、住民の意識の変化を受け止めたのではないかと思っています。

終了後は、その足で滋賀県大津市・三井寺に隣接する能楽堂へ向かいました。本日の演目は「安達原」。人はみな、見られたくない、知られたくない過去や心の闇を少なからず抱えて生きています。見てはいけない、触れてはいけない他人の心の内、秘密にむやみに立ち入ろうとする人間の性と、触れられた者が鬼となり、怒り、恨み、さらなる悲しみを味わう様子を表現した名作といわれています。

能のテーマは「人」そして「命」です。

帰路、駅への道をひとり歩いていたら、車道の車からわが名を呼ぶ声あり・・・20代、5年間務めた会社で仲がよかった先輩(友人)でした。10数年ぶりの再開になると思います。26歳で退職してから数えるほどしか会っていないのに、一瞬でタイムスリップ。

近くに住んでいる彼女に能楽観賞に行くことは告げていましたが、彼女には大事な用事があって会うことができないはずでした。用事が終わって、もしやと思い、車で通りかかったというのです・・・感動。

湖畔のホテルでお茶を飲み、会社のこと、家族のことを語り合いました。わたしは人事部で当時はおよそ600人の社員をフルネームで記憶していましたから、彼女が口にする名前はみな懐かしい人ばかり。お互い、実にいろいろなことがあった25年間、わたしの退職後は1、2回会っただけです。

もう50歳、忙しいからこそ、人との出会いを豊かに暮らしていたいと思っています。
来週は、6月議会に向かって集中します。

画像は、大津市役所の近くの踏み切りで
そこはかとなく浜の香りがしました
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非現実的・現実的な夢想家

2011年06月10日 | とだ*やすこの活動日記
日本人は核に「ノー」を叫び続けるべきだった・・・と作家・村上春樹氏が、カタルーニャ国際賞の受賞スピーチで述べました。タイトルは「非現実的な夢想家として」。効率優先の考え方が過ちの原因であり、原発に疑問をもつ人々は「非現実的な夢想家」として退けられたと述べられたそうです。

「もてる叡智を結集し原発に代わるエネルギー開発を国家レベルで追及するべきだった」とし、それがヒロシマ・ナガサキの犠牲者に対する「集合的責任の取り方となったはずだ」とも・・・小説家とはちがい政治家が「非現実的な夢想家」であり続けることは許されませんが、夢を語れない政治家に存在意義はない、というのがわたしの持論。

「政治は不可能を可能にする技術」という言葉が好きです。今日は、地方議員を対象にした「地域公共交通政策セミナー」に終日参加しました。昨年に続いて2度目の参加、同じ講師陣の講演でしたが、学問と志の持ち寄りに(講師ならびにスタッフのみなさんは手弁当でNPOを運営)再び深く感動しました。

コミバス運行は決して「非現実的な夢想」ではありません。できない理由を外に求めていては、なにもはじまらないと神戸大学の正司先生(経営学)。導入の際には、単なる意識調査だけではなく、パーソントリップ調査(利用者=市民行動の把握)のデータを活用する必要があるとおっしゃいます。

実際に足で歩いて町の特徴(新旧、戸建てか集合か)住宅の様子(世帯数、車庫のあり方による車の所有台数など)を肌で感じ、需要をしっかりつかんでおくことが重要。それは議員選挙の票読みと似ていると語られる先生もあって(笑)、データに頼らず、足で手にした調査の必要性が理解できました。

意識調査のアンケートでは、コミバスも駅も「あったらよい」「利用する」と答える人が多いものの、実際に利用するのは一年に数回という人もあり、意識調査の目的、意図は「市民参画」にあるというのも興味深いことでした。これは答える側の問題ではなく、意識調査を鵜呑みにして安易に使用する側に問題があるということです。

地元にバス路線やバス停を誘導する、鉄道駅を誘致するという支持者向けの視点で議員が動くと、交通施策が失敗に終わるだけではなく、まち=自治体が持続することが厳しくなってしまう時代。JR新駅を誘致した島本町としては、なんだか耳が痛いことばかりです。

しかしながら島本町は鉄道駅へのアクセスに恵まれているコンパクトシティ。強みを強化すればよい。町内移動を可能にすることは町のなかに血液を流すことであり、コミバスはいわば毛細血管。隅々までの血流がよくなれば、町も人も元気になります。地価下落を抑制する、あるいは空き家、空き地の増加を抑えることが可能になるかもしれない。

採算よりも社会的便益を優先できるのが自治体の強みであり、役割です。参加者はみな熱心で、府県、市町村議員が「政策」として地域公共交通を語りはじめたら・・・変化の曲がり角に自分が立っていることを実感できた一日でした。

画像は、地方議員のための地域公共交通政策セミナー
参加議員が「わたしの問題意識」をテーマに自己紹介しました
福祉バスかコミバスか、わたしのなかでは結論は出ていない
判断するための充分なデータがありません
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