露らしい雨の1日、畑にとっては恵みの雨ですね。昨日、3日間の議会を終えました。島本町議会は、町長から提出された議案すべてを全員賛成で可決しました。
かねて求めていた提出議案が、ようやくHPで紹介されるようになっています。情報提供、住民参画への改善の一歩と評価しています。一見するだけではわかりにいとは思いますが(わたしたち議員も説明を受けないと、理解できないことが多い)今後、ご活用ください。
さて、工事請負契約が可決されたことにより、この夏、第1,2,4小学校、第1中学校の校舎耐震化工事が行われます。第1中学校は2年にわたる耐震化工事の一年目になり、仮説プレハブ校舎に特別教室などを移して授業を行なうことになります。工事の安全性に充分な配慮がされているか、夏休み中の学童保育はどうなるのか(島本町では各小学校に学童保育室があります)複数の議員が質疑しました。
わたしは、第4小学校の学童保育の子どもたちの動線が気になり、作業現場への工事車両の出入り時には、校門に配置された警備員が移動し、その誘導のもと工事車両が走行するとの答弁、課題ヶ所であることが認識されていると確認しました。
また、第一小学校では、当初、耐震化工事とともに給食棟を新設することになっていたことを踏まえて(実施設計段階で、給食室に影響することなく耐震工事が可能と判明)、給食室の改修が先送りにされてしまわないか懸念する、と問いました。
まずは耐震工事が滞りなく行われることが第一ですが、第1小学校の給食室は、食器と食器洗浄器、他校と同等の調理器具、空調機の設置、本格的なドライシステムの導入など課題が多く、できる限りすみやかなスケジュールで改修したいと思うからです。これについては、教育子ども部も、重要な検討課題と認識しています。
政策判断の遅れ、すなわち財政の厳しさを嘆き呟くばかりで、計画的に耐震化工事に着手してこなかったことが、すべての小中学校の耐震工事をほぼ同時に行う事態を招きました。教育現場、生徒児童、教師に負担をかけるだけでなく、担当職員の心理的、物理的負担が大きすぎました。
このことは指摘しておかなければなりませんが、当然、議会にも責任があることです。なにより、教育施設の現状は、高度成長期時代を経験し、世界第一の経済を誇った先進国とは思えないありさま、国レベルの予算配分が間違っています。土建国家日本と揶揄されますが、教育現場だけは例外でした。
しかし、島本町として頑張っているところは多々あります!第2中学校に給食等を建てる工事契約の審議にあたり、会派で実施設計報告書を議案資料として請求、公開された図面をもとに担当課長と栄養士の有資格職員に事前説明を求め、議場で質疑しました。
安全衛生面、作業手順に細やかな配慮がされていることが確認できました。小学校給食の課題を踏まえて、調理現場の声を活かした機材配置、働く人の作業軽減がされています。なにより、美味しく温かいご飯を提供する自校炊飯、クラスごとのガス釜炊飯の方針が活きています。
このような実施設計を認めた財政的判断、導入するなら美味しく温かい給食との英断を誇りに思います。惜しむらくは食器!現状ではPEN樹脂にする計画です。親子方式を採用し、第2中学から第1中学への日々の配送に耐えられるように、というのが理由です。
これについては、会派「人びとの新しい歩み」の平野議員が質疑しました。食は器も盛り付けも含めて文化です。小学校では(第1小学校除く)既に強化磁器食器を使っています。PET樹脂の食器は、中学校給食への素晴らしい取り組みを半減させるもの、もう一歩の取り組みが要ではないでしょうか。
島本町は今、地方再生のための総合戦略を策定していますが(国の方針、補助金メニューを活用)、次世代の転入定住促進には、地下水を原水とした島本町の美味しい水で、クラスごとにガス釜で炊飯した米飯(これは素晴らしい)を中心とした伝統食の提供を子育て支援の大きな柱とし、都市ブランド戦略に活かしていくこと。
そういうことが今、もっとも求められていることと、わたしは確信しています。以上、6月議会を終えたおおまかな感想です。
画像
親子体験農の畑(JR島本駅西・桜井地区)で過日撮影しました
はじめて農に触れる家族が
こんな茄子を育てておられます!
鍵は「土」
農家の方の長年の努力と経験の賜物です
かねて求めていた提出議案が、ようやくHPで紹介されるようになっています。情報提供、住民参画への改善の一歩と評価しています。一見するだけではわかりにいとは思いますが(わたしたち議員も説明を受けないと、理解できないことが多い)今後、ご活用ください。
さて、工事請負契約が可決されたことにより、この夏、第1,2,4小学校、第1中学校の校舎耐震化工事が行われます。第1中学校は2年にわたる耐震化工事の一年目になり、仮説プレハブ校舎に特別教室などを移して授業を行なうことになります。工事の安全性に充分な配慮がされているか、夏休み中の学童保育はどうなるのか(島本町では各小学校に学童保育室があります)複数の議員が質疑しました。
わたしは、第4小学校の学童保育の子どもたちの動線が気になり、作業現場への工事車両の出入り時には、校門に配置された警備員が移動し、その誘導のもと工事車両が走行するとの答弁、課題ヶ所であることが認識されていると確認しました。
また、第一小学校では、当初、耐震化工事とともに給食棟を新設することになっていたことを踏まえて(実施設計段階で、給食室に影響することなく耐震工事が可能と判明)、給食室の改修が先送りにされてしまわないか懸念する、と問いました。
まずは耐震工事が滞りなく行われることが第一ですが、第1小学校の給食室は、食器と食器洗浄器、他校と同等の調理器具、空調機の設置、本格的なドライシステムの導入など課題が多く、できる限りすみやかなスケジュールで改修したいと思うからです。これについては、教育子ども部も、重要な検討課題と認識しています。
政策判断の遅れ、すなわち財政の厳しさを嘆き呟くばかりで、計画的に耐震化工事に着手してこなかったことが、すべての小中学校の耐震工事をほぼ同時に行う事態を招きました。教育現場、生徒児童、教師に負担をかけるだけでなく、担当職員の心理的、物理的負担が大きすぎました。
このことは指摘しておかなければなりませんが、当然、議会にも責任があることです。なにより、教育施設の現状は、高度成長期時代を経験し、世界第一の経済を誇った先進国とは思えないありさま、国レベルの予算配分が間違っています。土建国家日本と揶揄されますが、教育現場だけは例外でした。
しかし、島本町として頑張っているところは多々あります!第2中学校に給食等を建てる工事契約の審議にあたり、会派で実施設計報告書を議案資料として請求、公開された図面をもとに担当課長と栄養士の有資格職員に事前説明を求め、議場で質疑しました。
安全衛生面、作業手順に細やかな配慮がされていることが確認できました。小学校給食の課題を踏まえて、調理現場の声を活かした機材配置、働く人の作業軽減がされています。なにより、美味しく温かいご飯を提供する自校炊飯、クラスごとのガス釜炊飯の方針が活きています。
このような実施設計を認めた財政的判断、導入するなら美味しく温かい給食との英断を誇りに思います。惜しむらくは食器!現状ではPEN樹脂にする計画です。親子方式を採用し、第2中学から第1中学への日々の配送に耐えられるように、というのが理由です。
これについては、会派「人びとの新しい歩み」の平野議員が質疑しました。食は器も盛り付けも含めて文化です。小学校では(第1小学校除く)既に強化磁器食器を使っています。PET樹脂の食器は、中学校給食への素晴らしい取り組みを半減させるもの、もう一歩の取り組みが要ではないでしょうか。
島本町は今、地方再生のための総合戦略を策定していますが(国の方針、補助金メニューを活用)、次世代の転入定住促進には、地下水を原水とした島本町の美味しい水で、クラスごとにガス釜で炊飯した米飯(これは素晴らしい)を中心とした伝統食の提供を子育て支援の大きな柱とし、都市ブランド戦略に活かしていくこと。
そういうことが今、もっとも求められていることと、わたしは確信しています。以上、6月議会を終えたおおまかな感想です。
画像
親子体験農の畑(JR島本駅西・桜井地区)で過日撮影しました
はじめて農に触れる家族が
こんな茄子を育てておられます!
鍵は「土」
農家の方の長年の努力と経験の賜物です