明日27日から令和5年島本町議会2月定例会議がはじまります。初日は一般質問、とだ*やすこの登壇は午後遅くになると予想しています。
*進捗状況によっては二日目の朝
今回のテーマは「食品ロスの削減」と「基金の債券運用」にしました。 食品ロスの削減はずっと以前から取り組みたかった課題です。
学校給食の残渣の削減をテーマに質問を準備しているなかで(言うは易しの課題です)、消費者庁のHPに商品棚手前の商品を購入する行動を「てまえどり」と名づけて全国的な取り組みが行われていることを知りました。
生活協同組合コープこうべと神戸市の取り組みが紹介されているのをみて、これならば島本町でも無理なく取組めるのではないかと考えました。
農林水産省のHPによると日本では1年間に約612万トン(2017年度推計値)もの食料が捨てられており、これは東京ドーム5杯分とほぼ同じ量で、日本人1人当たり、お茶碗1杯分のごはんの量が毎日捨てられている計算になるといいます。
「もったいない」という言葉が世界に注目された日本でしたが、現在の日本は実は「廃棄大国」です。
日本の食料自給率は低く、わたしたちは多くの食べ物を輸入に頼っています。それでいて多くのフードロスを生み出しているのですから社会全体で解決していかなくてはなりません。
まだ食べられるのに捨てられてしまう食品はフードロスと呼ばれていますが、その削減は世界的な食糧危機、地球環境への悪影響への懸念から見逃すことのできない喫緊の課題。なにより生き物の命をいただいているのですから粗末にしてはいけません。
フードロスの削減には「食品リサイクル法」と「食品ロス削減推進法」ふたつの法的根拠があり、国は国民一人ひとりがフードロス削減を意識するための目標値を定めています。
日本でのフードロスは事業系と家庭系の2つに大きくわけらていますが、今回の一般質問では事業系ロスに係る取組みを求めて具体的な提言を行うこととします。
日本では食品の外見上の見栄えを良くするため、あるいは「販売期限」「消費期限」「賞味期限」などのラベルの仕組みによって、実際には食べられる食品が多く捨てられています。一向に改善されません。
他方、食品ロスを発生させる要因のひとつに消費者の過度な鮮度志向があります。スーパーマーケットやコンビニエンスストアで食品を購入するとき、賞味・消費期限が先のものを購入しようとする行為が、期限が短い商品の売れ残りを招き廃棄を促しています。
これを防ごうとするのが「てまえどり」キャンペーン。普通に考えれば手前からとるのがマナーですが、実際にはそうはなっていないのが現実で、本来あたりまえとされていた行為によって期限切れの店舗食品の廃棄を減らすことができます。
もうひとつの質問のタイトルは「基金の債権運用の考え方と実績を問う」。令和4年度より導入した基金の債権運用について詳細を問い、必要な考え方を確認します。大事な答弁を引き出すよい質問になると思います。
画像
柚木沙弥郎展にて(昨年12月・撮影許可)
1922年生まれの染色工芸家
歳を重ねて益々明朗な作品
100年前の日本の食生活を想う
*進捗状況によっては二日目の朝
今回のテーマは「食品ロスの削減」と「基金の債券運用」にしました。 食品ロスの削減はずっと以前から取り組みたかった課題です。
学校給食の残渣の削減をテーマに質問を準備しているなかで(言うは易しの課題です)、消費者庁のHPに商品棚手前の商品を購入する行動を「てまえどり」と名づけて全国的な取り組みが行われていることを知りました。
生活協同組合コープこうべと神戸市の取り組みが紹介されているのをみて、これならば島本町でも無理なく取組めるのではないかと考えました。
農林水産省のHPによると日本では1年間に約612万トン(2017年度推計値)もの食料が捨てられており、これは東京ドーム5杯分とほぼ同じ量で、日本人1人当たり、お茶碗1杯分のごはんの量が毎日捨てられている計算になるといいます。
「もったいない」という言葉が世界に注目された日本でしたが、現在の日本は実は「廃棄大国」です。
日本の食料自給率は低く、わたしたちは多くの食べ物を輸入に頼っています。それでいて多くのフードロスを生み出しているのですから社会全体で解決していかなくてはなりません。
まだ食べられるのに捨てられてしまう食品はフードロスと呼ばれていますが、その削減は世界的な食糧危機、地球環境への悪影響への懸念から見逃すことのできない喫緊の課題。なにより生き物の命をいただいているのですから粗末にしてはいけません。
フードロスの削減には「食品リサイクル法」と「食品ロス削減推進法」ふたつの法的根拠があり、国は国民一人ひとりがフードロス削減を意識するための目標値を定めています。
日本でのフードロスは事業系と家庭系の2つに大きくわけらていますが、今回の一般質問では事業系ロスに係る取組みを求めて具体的な提言を行うこととします。
日本では食品の外見上の見栄えを良くするため、あるいは「販売期限」「消費期限」「賞味期限」などのラベルの仕組みによって、実際には食べられる食品が多く捨てられています。一向に改善されません。
他方、食品ロスを発生させる要因のひとつに消費者の過度な鮮度志向があります。スーパーマーケットやコンビニエンスストアで食品を購入するとき、賞味・消費期限が先のものを購入しようとする行為が、期限が短い商品の売れ残りを招き廃棄を促しています。
これを防ごうとするのが「てまえどり」キャンペーン。普通に考えれば手前からとるのがマナーですが、実際にはそうはなっていないのが現実で、本来あたりまえとされていた行為によって期限切れの店舗食品の廃棄を減らすことができます。
もうひとつの質問のタイトルは「基金の債権運用の考え方と実績を問う」。令和4年度より導入した基金の債権運用について詳細を問い、必要な考え方を確認します。大事な答弁を引き出すよい質問になると思います。
画像
柚木沙弥郎展にて(昨年12月・撮影許可)
1922年生まれの染色工芸家
歳を重ねて益々明朗な作品
100年前の日本の食生活を想う