とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

コロナ禍で子どもが過ごす学童保育室

2021年08月28日 | とだ*やすこの一般質問
新型コロナウイルス感染症の感染を懸念して突然学校が臨時休業となった去年の春、働く親とその子どもたちを支えたのは保育所と学童保育室でした。

国からの原則開所の要請を受けたものですが「密集」「密接」を避けることが極めて困難ななか、未知の感染症に向き合いながら子どもたちと過ごされたのは保育士、学童指導員。その多くが女性、あるいは若者です。


9月定例会議の一般質問では、このことを踏まえて、第4学童保育室を具体事例にして保育の環境、雇用の環境の改善を求めたいと思います。


子どもと家庭を支える学童保育室 ~ 第4学童室の課題と将来像 ~

第4学童保育室が現在の姿になるまでにはさまざまな経緯がありました。保護者OBのひとりとして、また議席を預かる者としてわたしなりに関心を寄せてきました。

今回の質問では、第4学童室の現在の課題を明らかにし、5年、10年先の将来像を描くことを求めます。


令和3年4月の入所登録数
第4学童室は1室増、合計5室となりました。まず、それぞれのクラスの登録人数を問います。*第4学童保育室は町内で最も大規模

施設規模と室長の配置
各学童室の登録人数を問い、第4学童室の規模で室長が一人というのは、かなり厳しい状況かと思い、どうお考えかと認識を問います。

指導員は、子どもの育ち、人権、守秘義務、保護者対応、あるいは休みがちな児童とその家族への心の寄せ方、万が一児童が怪我をしたときの対応など、実に、さまざまな知識やスキルを要します。

室長となればこれに組織管理能力も求められます。第4学童室の規模から考えて、室長という重責を担う次世代の人材が果たして確保できるのか、懸念しています。



将来利用者数の見込みと実態
今年度、学童室一クラスを増やさなければならなかったことを考えると、学童棟設置当時の将来利用者数の見込みと実際の数字の間には乖離があったと思えます。学童棟設置当時、数年後の200人を超える利用者数はわたし自身もまったく想定できていませんでした。

現状との乖離の要因が子育て世代の人口増なのか、女性の労働人口増なのか、そのあたりを分析して、迫りくる3小校区の課題(大型開発による児童数増)に向き合う必要があります。

保育基盤整備加速化方針に基づき、保育所の待機児童問題はまだまだ課題があるとはいえ飛躍的に改善しました。必然的に次は学童保育室に目を向けていかなければなりません。

さて、第4学童室は、5年、10年先の将来像を思うに、学童保育室をひとつに集約した保育環境が必要ではないかとも考えています。それには次のような理由があります。

ひとつは保健衛生上の課題を解決すること。新型コロナウイルス感染症を経験して、保健衛生上の課題があると思えてならないからです。

もうひとつは学校教育の35人学級に対応できる環境をつくること。すなわち校舎と学童棟のグランドデザインを描く必要はないかと考えました。*国は今年度から5年をかけて1学級あたりの上限人数を35人に引き下げることを決定

ヒアリングによると1もしくは2教室がさらに必要とのこと、学童保育室棟の設置を迫られるような事態にはならないようですが、引き続き、第4学童保育室の課題に心を寄せていきたいと思います。

*ご意見をお寄せください。
匿名にてコメント欄へ←公表



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信楽焼のカエル親子です
阪急水無瀬駅前民藝のお店とらやまで

9月1日まで中高生の俳句募集中
こども俳句つくってみました
もこもこと綿あめみたい夏の雲
サンダルで川に入った冷たいな
暑すぎて昼寝してみた犬みたい
夏帽子姉とおそろい嬉しいな
かき氷シロップの色虹の色
ガリガリくん急いで食べる溶けそうだ
ほうし蝉宿題したかと鳴いている
どこからか聞こえてくるよ虫の声  靖子

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もうすぐ令和2年度決算審査の議会

2021年08月27日 | とだ*やすこの議会報告
9月定例会議に向けて、準備のクライマックスを迎えています。膨大な資料と向き合いつつ、各種通告などを済ませてひと息、来週は担当職員とのヒアリング・意見交換を行います。

猛暑、残暑と強すぎる冷房に辟易しますがここが頑張りどころです。みなさんもどうぞご自愛ください。


9月定例会議で行う一般質問のテーマです
1.子どもと家庭を支える学童保育室 ~第4学童室の課題と将来像~
2.通学路の危険なブロック塀について  ~再点検と撤去促進補助金の活用~
3.これからの図書館を考える ~地域書店との共存共栄~
4.阪急水無瀬駅周辺のこれから ~地域再生マネージャー事業

令和2年度一般会計他決算に係る大綱質疑を行います
*会派:人びとの新しい歩みを代表して担当します

1.経常収支比率100.4%と町税収入の分析
2.ちいさな自治体の特別定額給付金10万円
3.新型コロナウイルス感染症関連事業の検証
4.横断的な臨時組織設置の成果と効果
5.押印見直しとAIによる会議録作成の効果
6.公共施設の管理と設計等図書の保管
7.企画提案型(プロポーザル方式)の入札制度
8.住環境の魅力を高める公園まちづくり
9.生活保護制度の趣旨・条件・内容の周知
10.認知症初期集中支援チーム(チームやまぶき)の活動
11.外国人の人口増に伴う合理的配慮
12.女性、若者、会計年度任用職員制度の課題
13.救命救急と新型コロナウイルス感染症対応
14.保育基盤整備についての町長の思い
15.緊急事態宣言下の学校園の臨時休業措置
16.埋蔵文化財保護と文化財保護審議会 
17.財政比率からみた水道事業の財政状況
18.公営企業会計に移行した下水道事業会計

9月定例会議日程(前半)
■本会議 
9月 3日・6日・7日・8日
午前10時から 本会議室
■総務建設水道常任委員会
•9月10日・13日・14日
午前10時から 委員会室
■民生教育消防常任委員会
•9月15日・16日・17日
午前10時から 委員会室
*傍聴:出入自由
*感染症対策のため傍聴席は蜜を避けて制限します
*ロビーにて音声が流されます


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初夏、平安時代の面影を尋ねて
朱雀大路跡地をぶらり歩きました
遺跡公園の在り方調査も兼ねて
*水無瀬殿研究会
お地蔵さんに鉄格子💦驚きです
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令和3年度の施策予算のこと

2021年08月18日 | とだ*やすこの議会報告
猛暑でした。全国的な大雨でお盆を迎え、コロナ禍のなか各地で水の被害が起こりました。また、滋賀県を震源地とする地震の揺れもありました。

一方、東京オリンピックでは日本のアスリートが金・銀。銅メダルを獲得したというニュースで新聞紙面がにぎわいました。なんとなくしっくりこないのはなぜでしょう。

あるテレビ番組で在日本の外国人(国籍さまざま)が、日本人アスリートが「金メダルをとる」「メダルを狙う」とこぞってインタビューに答えるのが不思議、違和感を覚えると口をそろえて言いました。

アスリートの努力と活躍は素晴らしきこと、祝福されて当然です。なのに素直に喜べないところがある。それは在日外国人が感じる違和感と根が同じように思えます。なにより今回のオリンピックでは、日本人の人権感覚が問われました。特に「お笑い」です。

さて、気がついたら、ここしばらく当ブログは俳句の記事ばかり💦「下書き」のままのブログ記事が溜まっていました。まとまった時間がなかったわけではないけれど、猛暑もあってか「書く」作業が進みませんでした。

ようやく活動報告「いまここ*島本」の初稿を仕上げ、今は9月定例会議の一般質問の準備をしています。議員にしかできない「議会での発言」のブラッシュアップに努めます。

*****

遅くなりましたが、6月定例会議で会派「人びとの新しい歩み」を代表して行った(第45号議案)令和3年度島本町一般会計補正予算(第2号)=山田町長二期目、初の補正予算=肉付け予算に、賛成の立場から行った発言を抜粋・要約して記しておきます。

新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金
水無瀬川緑地公園のトイレ改修工事、東大寺公園のトイレ更新、町内公衆トイレの改修など、保健衛生等を目的とした土木関連事業、コロナウイルス感染症に関してわかりやすい情報の発信に努める町ホームページ作成システム更新、オンライン貸室仮予約を可能にするふれあいセンター受付業務システムの更新、押印見直しなどデジタル化に向けた法規審査業務など。

いずれも新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用したもので、町財政の健全化に寄与しつつ町の課題を解決するものと評価する。なお、公衆トイレについては犯罪予防の視点が欠かせないことから、この点、最大の配慮をお願いしたい。

ふれあいセンターの大規模改修
空調機更新の大規模工事に向けての設計を行う。あわせて開館以来高齢者に親しまれてきた2階浴室を廃止する方針。維持管理費や更新費用、保健衛生上の課題も多く、廃止の決断については理解する。今後はあらゆる世代の学び・交流の場としての福祉的活用が必要と考える。

職員の防災士資格取得
各部各課の業務に防災の視点を取り入れていく姿勢を高く評価、最少減の費用で大きな効果が認められるものと期待したい。今年度は平成26年度に危機管理室を設けて以来、初めて女性職員を配置した(←質疑で求めていました)。平時より人権文化センターとの連携に努め、子ども、女性、社会的に困難な状況に置かれた人々の人権擁護の視点からの防災意識向上に努めてください。

森林の境界確定業務
境界線が複雑に入り組んでいるという山崎地区の森林整備を行う(財源:ふるさと納税及び森林環境譲与税)。これを機にようやく計画的に森林整備が進むと期待したい。世界的な人気を誇るジャパニーズウイスキー『山崎』は、ここ山崎の地でしか作ることができないため山崎地区の森林整備は商業振興の視点からも欠かせないものである。

景観行政団体への移行
町独自の景観計画等を策定する。本町の特性や課題を踏まえた景観への誘導を図り、地域の魅力向上に取り組むことであり、景観計画策定委員会において熟議が高まることに期待したい。委員の選出については年齢やジェンダーバランスに考慮しつつ、附属機関委員の選任基準に基づき各団体から選出していただけるよう努めていただきたい。
*町は景観計画策定委員会の公募委員を募集します。ぜひ応募してください
*詳細は決まり次第町のウエブサイトに掲載されるはずです。

デイサービス型の産後ケア業務
コロナ禍のもと、いつにも増して高まっている産婦を対象に、デイサービス型の産後ケア業務がはじまる。こんにちは赤ちゃん訪問、産前産後ヘルパー、両親教室など、既存の母子保健事業や子育て世代包括支援センターにおける相談業務と相互に繋ぎ合わせ、小さな町ならではのきめ細やかな支援に努めてください。

*わたくしごとで恐縮ですが、国際都市香港で妊娠、子育てを経験した者として申し添えておきたいことは、産婦人科において、国籍を問わず、妊婦には夫もしくはパートナーと思われる男性が同伴されていたこと。産後ケアについては男女を問わず、働き方改革も含めて日本の社会的・文化的な背景から考えていく必要があることです。

みづまろキッズプランの策定
教育の分野において特筆すべきは、学びと遊びを繋ぐ、みづまろキッズプランの策定業務。子どもの主体性を育て、幼少期の遊びを小学校での学びに活かしていくカリキュラムは、教育分野はもとより「住んでみたいまち」「住んで良かった島本町」としての魅力になり得ると期待する。3ヵ年計画の中で、しかるべき時期を見て中間報告をお願いしたい。

ICT活用教育
教育費におけるタブレットの購入、英語のパソコンソフト教材使用料等ライセンス料、ICT活用によるインターネット環境の拡充など、すべて必要なものと認識するが、「集まって学ぶ」「触れあって学ぶ」ことの重要性を見失わない教育であって欲しい。また、コロナ感染症終息の折には、文化、芸術、スポーツの力を実感できる社会、そういう町になって欲しいと願う。

最後に
ワクチン接種事業に従事しておられるすべての皆さんのご尽力に感謝申し上げます。一方、ワクチンを打たない選択をする権利、接種できない方の人権尊重等を思わずにいられない。

特に若い世代への接種については、世界保健機構(WHO)が慎重な姿勢を示している。現時点で子どもへの接種は推奨していないと認識する。接種後の死亡の報告事例について厚生省が一時期までは公表していたとのこと。副反応の可能性を第三者が考察、検証できるようにしていかなければならない。


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淀川三線交流付近か
2017年9月撮影
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今生を巴里に生き抜き走馬灯

2021年08月16日 | 花鳥諷詠☆いまここ俳句
今生を巴里に生き抜き走馬灯 靖子

送り火
街灯消し送り火の京となる
衆生を水辺に寄せし大文字
京の夏亡き人の過去妙と燃ゆ


走馬灯
今生を巴里に生き抜き走馬灯
神仏に寄り添ひて生き蝉しぐれ
蛇穴に入る今日を生き明日を生き


秋立つ
右摂津左山城蝉しぐれ
鐘の音に勝るる風情秋の蝉
高からぬ山そこにあり里の秋
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この夏、中高生の俳句を募集!

2021年08月01日 | もっと文化を!そして歴史を!
猛暑、お見舞い申し上げます。7月議会を終えてひと息=公私ともに学びが盛りだくさんとなり、ブログの更新ができないまま8月を迎えました。

この度、教育委員会事務局・教育こども部生涯学習課長が傷害の容疑により逮捕されるという事案が発生しました。報道等でご存知の方もいらっしゃると思います。

ご心配をおかけしております。わたし自身、詳細について今はまだ把握できる状況になく、事実関係の確認がなされたうえでの報告を待ちたいと思います。

今、わたしにできることは、これまでにもまして町の文化施策の充実に努めること。この夏、新たにはじまった中高生の俳句大会をお知らせします。


中高生の俳句大会 才能あり!をめざそう

俳諧の祖といわれる山崎宗鑑*ゆかりの地
島本町の俳句大会です 詳細はこちら

*山崎宗鑑
1465〜1553 室町後期の連歌師
『犬筑波集』の撰者といわれる
俳諧連歌をおこし近世俳諧への道を開いた
山崎に庵「對月庵」を結び山崎宗鑑と呼ばれ
島本町山崎に「宗鑑井戸」が残されている

島本町文化協会・俳句部「紫水会」を指導していただいている生澤瑛子氏に選句していただきます

** 初夏・夏・晩夏 **

糸とんぼ
遠い日の水辺の記憶糸とんぼ
子らの声風に流るる糸トンボ
夕暮れの風に透けたる糸蜻蛉

いきもの
かたつむり我が道をゆく右ひだり
あめんぼう田一枚の世界かな
ひとりっ子をのぞいてゐる背中


右摂津左山城蝉しぐれ
歓声はこの蝉しぐれオリンピア
殻を脱ぎ別の命のとなる


避暑
京極の老舗喫茶のアイスティ
生ビール泡の高さを傾けり
夏木立離宮の水で茶をひとつ


結界を破り八坂へ稚児の
ギシと揺れ北へと廻る祭鉾
エンヤラヤー祭扇の息ぴたり

京都
京の風祇園囃子を北に抜く
晴天を突きあげ長刀鉾立ちぬ
鱧寿司や昔語りのみな昭和    靖子


昭和5年生まれの句友に誘われて紫水会で俳句を学んでいます
初対面からファーストネームで呼び合う俳句の世界がとても好き
興味のある方、ご一緒しましょう



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二条公園
JR島本駅西地区内につくられる公園のひとつ(3520㎡)を
遺跡(鎌倉時代)を活かした公園にできるよう頑張ります
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