5月21日(日)
寒くて午前3時過ぎに目がさめる。
車の中でバナナ食べたりパンを食べたりしていると、続々と車がやってくる。
登山者の朝は早い。アポイ岳登山は20年ぶり2度目。
■午前5時。入山。
5合目まで野の花ロード。オオサクラソウ、フイリミヤマスミレ、コミヤマカタバミ、コキンバイなどなど。
快晴も日が当たらず、撮影せず。
クマよけの鐘が節目節目に置いてあり、なんとなく安心。大きく鳴らす。
■6時18分 5合目到着。
樹林帯抜けて日がさんさんと当たる。太平洋が光る。
ここからは塩基性かんらん岩に咲く、この山の固有種のパレード。
アポイアズマギク、アポイタチツボスミレが咲き乱れ、撮影モードでゆっくり登る。
■6時50分 7合目。
サマニユキワリが続く。帰路、見慣れぬ蝶がとまっていた。
■7時04分 馬の背(595m)日高山脈がくっきり。
ヒダカイワザクラが「かんらん岩」に咲く。
8合目からエゾキスミレが登場。
9合目にヒダカソウ。先行登山者が教えてくれた。絶滅寸前、たった一輪に歓声。望遠で撮影。26日放送予定らしい。STVも登ってくる。
■8時 アポイ岳山頂(810.6m)
高山のハイマツ帯を登ってきたのに、突然、中腹にあるはずのケカンバ帯が頂上にあり、見通しよくない。不思議な山だ。
■8時52分 吉田岳の山頂。
日高の山並に手が届きそう。襟裳岬も近い。
幌満花畑経由で13時18分下山。数百人の登山者の列にびっくり。
幼稚園児から高校生まで地元っ子、そしてツアー客。規制のある山なのでマナーはよく、気持ちのよい登山だった。
■帰路、様似名物「たこまんま」のかまぼこ食べたり、新冠温泉レ・コードの湯(500円)に入ったり。
瀟洒なこの温泉は高台にあり絶景。500円は安い。
道の駅で、大雪山案内人のSさんと会う。アポイ岳ツアーを添乗していたという。10年ぶりの再会。
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