「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

ランが燃える夏の藻岩山

2010-06-25 21:17:05 | 藻岩山
W杯サッカー・デンマーク戦の勝利を見届けて、早朝の藻岩山へ。

山に垂れていた雲の傘もとれて、日ざしが眩しい。森の若葉は、葉緑素を蓄えて緑濃く。

夏だ。つい先ほどの春でもなく、初夏でもなく。まぎれもない夏だ。

斜めに差す木漏れ日を浴びて、モイワランが妖艶に輝いていた。

森のスポットライトを独り占め。

鮮烈な赤い衣を着ているのに、恥じらうかのようにうつむく心の意図は?



※サイハイランは笹状の大きな二枚の葉を持つが、モイワランは葉を持たない。なぜ、だろう。