「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

小春日和の円山

2009-11-07 12:55:36 | 円山
                                       (写真: 小春日和 円山の山頂)

きょうは立冬ながら、予想最高気温18度という小春日和。のどかな日差しに誘われて円山に。

山頂に「山神」と刻まれた石碑がある。明治の初めに、山頂の岩石を切り出して開拓使庁舎の土台石に利用したという。その作業の安全を祈願した、名残り。

山神碑の背後に、梢が赤く染まった木がすくっと。まるで春の芽吹きのように見えるが、小さな赤い実がいっぱいついていた。



(写真:「山神碑」と赤く染まった木)



(写真: 赤い実と野鳥)

笛のように透き通った鳴き声を発する鳥が、その実を食べていた。おそらく、ギンザンマシコのメス。大雪山で繁殖し、冬になると平地に降りてくる。

なかなかお目にかかれない珍しい野鳥だ。

一羽しか確認できなかったが、おそらく小さな群れを作っているのだろう。

山頂の小春日和のひだりまりで、思わぬ出会いに喜ぶ。


(写真: ギンザンマシコ?の♀)


(写真: 小春日和の円山公園)