「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

藻岩山のゼフィルス

2009-07-20 19:22:53 | 藻岩山
二日前、円山に舞うゼフィルスが撮影できなかったのが残念で。

雨上がりの今朝も行ってみた。

気温が上がってくると、やはり同じ場所で、木々の高みを素早く飛ぶ。その数も多い。しかし、高いし、早いし。撮影はできなかった。


円山にいるのなら、藻岩山はどうだろう?

なんと、森の縁で出会うことができた。しかも、高みから降りていて、地面近くの草の葉にとまる。数も多い。

高みが好きなのか、地面が好きなのか。習性がよくわからない。

夢中になって眺めていると、気づいたことが。

見る角度によって翅の鱗粉は青から緑、そして緑から青へと。

鮮やかな輝きを複雑に変化させる。やっぱり、「秘められた森の宝石だ」と、思いを新たにする。


(写真: 翅表は青く輝く)


(写真: 翅表は緑に輝く)

さて、君の名は?

ジョウザンミドリシジミだろうか。


(写真: 緑かな、青かな? 何色に見えますか?)


30分ほどで、ゼフィルスは嘘のように姿を消した。入れ替わるかのように、ふたまわりほど小さくて青い、シジミが飛びまわる。

ルリシジミだ。ゼフィルスの仲間ではない、一般的なシジミチョウ。

子供のころ、野原や花畑でよく見かけたことを思い出した。

なつかしいなあ。


(写真: ルリジミ 翅裏は白い)


(写真: ルリシジミ ♂)


(写真: ルリシジミ ♀)

ほかに二種類のチョウを見た。

コキマダラセセリとフタスジチョウ。


(写真: フタスジチョウ)


(写真: コキマダラセセリ)