「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

初雪で低山も染まる 於古発山~遠藤山~塩谷丸山

2007-11-04 21:33:04 | 札幌・小樽周辺の山々
10時10分、「小樽自然の村」近くの登山口から入山。於古発(おこばち)山、遠藤山を経由して塩谷の丸山を目指す。少々歩くと、登山路に5センチほどの積雪。今月2日に札幌でもチラチラと初雪が舞った。市街地で積もることはなかったが、標高500m超のこのあたりは、うっすらと白い世界になったのだろう。
ところどころでマイヅルソウの赤い実が雪から顔を出し、秋と冬の際を演出していた。
思わぬ冬との出合い。きょう一番の収穫だった。

            「マイヅルソウ」

10時35分、於古発山分岐(621m)。天狗山からの登山路が合流している。遠藤山方向にしばらく進むと於古発山(708m)の山頂。といっても、さして起伏もなく見晴らしもない。通り過ぎて振り返ると、お椀を伏せたような平坦で静かな山だった。

            「於古発山」

11時25分、遠藤山(753.3m)。ここも展望はよくない。かろうじて、行き先の丸山を望む。一気にコルへ下ると雪も消えて、落ち葉の世界。紅色のツルリンドウが宝石のように輝いていた。初冬と晩秋が同居する面白い山行きとなった。

           「ツルリンドウ」

            「塩谷丸山」

12時15分、丸山の山頂(629.2)に。塩谷、忍路、余市、積丹にかけての海岸線が美しい。山頂の祠は海の安全を祈願しているのだろう。海から吹く風が強く、雪は積もっていなかった。強風がつらくて、すぐに下山。14時50分に登山口に戻る。


             「塩谷丸山の山頂」

過去の登山歴:04年10月31日 (JR塩谷駅コース)